金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 6月8日~9日

2024-06-09 16:01:14 | 競馬

 

 土曜日は函館5R芝1000m新馬を勝ったナダル産駒ヒデノブルースカイ。スタートはユックリと出ましたが、すぐに逃げるタワーオブロンドン産駒ワイルドゴーアと並んで激しい競り合いに。直線に入っても競り合いが続きますが、残り100mのところでヒデノブルースカイが抜け出して、そのまま2馬身差で完勝。良の勝ちタイムは57秒6。2着ワイルドゴーアから1馬身差の3着には、5番手から差してきたウインブライト産駒シュ―ドタキライト新種牡馬ナダルは産駒のJRA初勝利。なお1着~3着まで新種牡馬の産駒が占めました

 

 京都5R芝1600m新馬を勝ったマインドユアビスケッツ産駒サニーサルサ。好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは34秒4と流れる展開に。直線に入ると、後続を突き放して押し切りを図ります。これを追いかけてアドマイヤマーズ産駒ジャルディニエが猛然と迫りますが、これをクビ差凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分34秒4。2着ジャルディニエから3/4馬身差の3着には、7番手から追い込んできたデクラレーションオブウォー産駒バダジェフスカ

 

 東京5R芝1600m新馬を勝ったサートゥルナーリア産駒コートアリシアン。5番手追走で脚を溜めます。逃げたハイタイドの前半3ハロンのラップは37秒4とスローな流れに。直線に入るとまず、2番手からタワーオブロンドン産駒ベルリネッタが先頭に立ちますが、すぐに大外からコートアリシアンが抜け出して、そのまま後続に5馬身差をつけて圧勝。良の勝ちタイムは1分35秒1。2着ベルリネッタから3/4馬身差の3着には、6番手から追い込んできたルヴァンスレーヴ産駒ヴィーデ

 勝ったコートアリシアンは、スローの瞬発力勝負を上り33秒3の切れ味で圧倒的な強さを見せてくれました。2歳牝馬路線のスター候補であり、2年前のリバティアイランドのデビュー戦を彷彿せます。新種牡馬サートゥルナーリアは産駒のJRA初勝利となりました。このレースも、1着~3着まで、新種牡馬の産駒が占めました。

 

 函館5R芝1200m新馬を勝ったオルフェーヴル産駒エメラヴィ。好スタートから3番手追走へ。逃げたビッグアーサー産駒カルミネイションの前半3ハロンのラップは34秒6と平均ペースに。直線入ると、逃げ粘るカルミネイションを追いかけて大外からエメラヴィがこれを交わして、そのまま2馬身1/2差突き放して完勝。小雨の良の勝ちタイムは1分9秒7。2着カルミネイションから3/4馬身差の3着には、2番手からイスラボニータ産駒グランカメリア

 

 京都5R芝1200m新馬を勝ったナダル産駒ポートデラメール。5番手追走で脚を溜めます。逃げたサトノダイヤモンド産駒ネーブルオレンジの前半3ハロンのラップは36秒9とスローの流れに。直線に入ると、逃げ粘るポートデラメールの横からまず、ミスターメロディ産駒オンザブルースカイが先頭に立ちます。しかし大外からポートデラメールが猛然と迫り、アタマ差差し切ったところがゴール。稍重の勝ちタイムは1分11秒3。2着オンザブルースカイから1馬身差の3着にネーブルオレンジ

 新種牡馬ナダルは、早くもJRA勝利2つ目となりました。

 

 東京5R芝1800m新馬を勝ったキタサンブラック産駒クロワデュノール。好スタートから2番手追走を選択。逃げたブリックスアンドモルタル産駒アルレッキーノの前半1000mのラップは1分1秒2と平均ペースの流れ。直線に入ると、逃げて押し切りを図るアルレッキーノの横にクロワデュノールが並びかけて、激しい競り合いに。競り合いは200m以上も続きましたが、そこからクロワデュノールが抜け出して2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分46秒7。2着アルレッキーノから4馬身差の3着には、6番手から差してきたリアルスティール産駒ウィンスタンリー

 勝ったクロワデュノワールは、圧倒的1番人気のアルレッキーノとのマッチレースを制して1800mを1分46秒7の好タイムで勝利特に後半5ハロンは全て11秒台で57秒5、3ハロンが33秒8と、スピードの持続力と切れ味の双方を併せ持つことを見せてくれました。この馬は、あのイクイノックスに次ぐキタサンブラック産駒の大物になる予感がいたします。

 なお、2着アルレッキーノも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたが、今回は相手が悪すぎました。次走は確勝レベルだと思います。

 


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