こんな井川が見たかった！

なんか、ひさびさに安心して観ていられる試合だったなぁ...。
今季11勝目、通算70勝目、そして通算1000投球回おめでと。やっぱり私は井川が好きだ。好きなんだぁーーー！！！

またあとでちゃんと追記します。。。

【追記】
テドさんからイケメンちっくな井川イラストをいただきました。ありがとうございます☆
阪神７－１広島

こんなテンポのいい井川を見たのはいつ以来だろう・・・？今日は３回くらいから見始めたのですが、５回終わった時点で４５球（だっけ？）と実況が言うのを聞いたときは我が耳を疑いましたとも。ありえない！！！って。
しかし、その後も安定したピッチングを続けた井川は、結局９７球という省エネ投球で見事完投勝利をおさめることができました。これで通算７０勝、１０００投球回達成、そしてハーラートップタイの今季１１勝、おまけにロード勝ち越し決定！！！

今日の井川はストレートが走っていた。しかも、尻上がりに球速とキレが増していったように思う。９回にはこの日最速の１４９キロを計測。
やっぱりね、井川はストレートがキレてなんぼのピッチャーだと思うんです。ストレートが走ってなければ、変化球も簡単に見極められてしまう。今日はいつもよりチェンジアップもうまく抜けていた感じだったけど、矢野が言うように、丁寧に投げていた感じがします。三振が５つというのはちょっと残念ですが、三振取りまくってる方が不安定なときが多いので、打たせて取る今日のピッチングの方がいいのかもしれません。これが井川の目指すピッチングスタイルなのかなぁ？

初回、いきなり嶋に先制ソロＨＲを浴びる。うーん、まあ確かにコースは甘かったけど、甲子園ならライトフライって感じの当たりでしたね。直前に赤星のファインプレーで山崎をアウトにしていたのが大きかった！いつも井川を助けてくれてありがとね、赤星☆
圧巻は７回。３番・嶋からのクリーンアップを三者凡退に打ち取った場面。まず、嶋をストレートでセンターフライ。続く新井はスライダーで空振り三振。このとき、井川は小さくガッツポーズ！そして、相性の悪い前田に対しては、ボールになるスライダーを振らせて３球三振に仕留める。しかも３球すべて空振り！！！この回は、全く打たれる気がしませんでした。
最終回は、先頭の代打・福井にいきなり初球を安打される。ホントにね～、なんで福井とはこんなに相性が悪いの？それでも２アウトまでこじつけて、最後のバッターは先制ＨＲの嶋。３球目のチェンジアップを打たれた瞬間、うわ、やばい！と思ったけれど、シーツのミットに収まりファーストライナーでゲームセット！最後は三振が見たかったけど、まあそこまで高望みするのもね。そういや、ノーヒットノーランの時の最後のバッターも嶋だったっけ。

そうそう、今日は打つ方でもがんばりました。５回、満塁の場面で、初球を思い切り叩きつけてベース前で大きく跳ねる内野安打。このときの必死に走る井川の顔がおもしろかったステキでした。最近は、打席でもなんとかしようという意志が感じられてうれしいです。あ、でもバント失敗したんだっけ...。どうやらそのバント失敗後、悔しくてバット折ったらしいですよ、井川さんったら。「バント失敗。ダッペ　バット折る」だって。今度はきっちり決めましょう！
それとですね、フィールディングもいつもよりよかったように思います。８回、栗原のピッチャーゴロの打球を足に受けた後にすばやくダッシュして処理し、９回の緒方の当たり損ねのピッチャーゴロもうまく処理できたと思います。あれはどっちかっつーとサードが取るべき打球だと思うけど、まあね、サードはマコトさんなもんでね。あははー。

えーと、あとは１０００投球回を達成した記念ボールを、矢野が思わずスタンドに投げ入れてしまったというハプニングがありました。確かに、試合中は集中してるからそんなこと忘れちゃうでしょうね。ボールをキャッチしたファンから無事ボールが戻ってきたのでよかったです。和田さんのひとりごとにもその時のほほえましい様子が！

まだ書き残したことがありそうな気もしますが、いいかげん長くなってきたのでこの辺でまとめます。
広島の大竹はとにかく球数が多かった。まるで、悪い時の井川を見ているような感じだった。あれじゃ野手も疲れるだろう。実際、テンポさえよければ井川の内野安打も防げたように思う。一方、井川は広島の早打ちに助けられたというのもあるけれど、テンポよく投げて守備の時間を短くすることによって野手の好プレーを生み、攻撃にもリズムを与えた。
大竹もそれほど悪いとは思わなかった。奪三振１１ですよ。球自体はよかったと思うけど、コースを狙いすぎてるのかどうかわかんないけど、四球７つじゃ球数も多くなりますよ。でも、それって球審の判断によってもガラっと変わってくるし、ホント紙一重のことだと思うんです。いい当たりが野手の正面をついたり、逆に凡打がヒットになったり、そういう紙一重のところでピッチャーは戦ってるんだなぁとつくづく感じさせられた試合でした。おしまい。