🌸さらすな日記🌸

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「メイド・イン・フランス パリ爆破テロ計画」/ニコラ・ブークリエ

2017年12月17日 | 映画・ドラマ


公開中に上映中止になったのは、実際にパリでテロが起きたためであって、内容的な問題ではないのですが…。
ストーリーは、ジャーナリストのサムが、イスラムについての記事を書こうと、イスラム原理主義グループの集会に、イスラム原理主義者のふりをして潜入取材をするという話です。
その集会には、イスラム移民や、本来イスラムとは関係なかったフランスで生まれ育ったアフリカ系フランス人など、多種多様な人々が集まっていました。



基本的にはみな、気のいいイスラム教徒たちです。
しかしそのグループのリーダーがある日、銃乱射事件を起こしてしまいます。
サムは事態が怖くなってグループから抜けようとしますが、逆に警察から「グループにテロを命じた上層部の人間の身元を探り出さなければ、テロ共謀罪で逮捕する」と脅され、潜入捜査を続行するはめに。
そんな中、リーダーはついに、イスラム原理主義の上層部から、「パリ市街をテロで爆破せよ」との命令が出たことを、皆に告げます。
「ついにこの日が来た、全てはイスラムのために…」と。

本来、イスラム原理主義グループに集っていた若者たちは、ただ単にイスラムの宗教的な教えに惹かれた若者たちであって、テロリストになりたかった人たちではありませんでした。
ですがいまさら、脚抜けはできません。
サムもまた、同様です。
サムは警察と連絡をとりあいながら、なんとかリーダーにそれを命じている組織と人物を探り出し、テロ計画を阻止しよう戦います。

そしてやっとリーダーを追い詰めた時、驚愕の事実が発覚するのです。
なんと、「イスラム原理主義グループの上層部」も、「上層部による命令」も、何も存在しなかったのです。
ただ単に、フランスで幸せを感じられたなかった一人の男が、イスラム原理主義グループの若者たちを利用して、社会への鬱憤を晴らそうとしていただけだったのです。
自分が幸せでないことを、社会のせいにする一人の男の、恨みの犯行だったのです。
「メイド・イン・フランス」とは、そういう意味だったのです。

すべてが片付いた後、サムは目覚めると、地面にひれ伏し、イスラムの祈りを捧げます。
イスラム教の教えは、サムの中に、ただの純粋な信仰として根付いていたのです…。



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