はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

蛇蝎のごとく嫌がられそうな意見書

2008-04-19 | 風力発電

2008年4月19日(土曜日)
今夜は帰ってこれそうにないので、意見書の全文を
アップして、これから大阪へお出かけです。

そうそう、無人島の話には、
「日常生活の中ではその無神経さで嫌われる確率が高め」のほうが
笑えるんですけどと、わざわざお知らせくださった方がいました。

しかも複数のかたから・・・

おまけに
「あんた、ぜったい死なんわ! 
ナントカは世にはばかるっていうし・・・」と温かい励ましまで・・・

人生「蛇蝎のごとく」嫌われてなんぼじゃぁぁあ・・・
親鸞聖人も「悪性さらにやめがたし、こころは蛇蝎のごとくなり」
って教えさとされてるんですぞ。
深~い意味がこめられてるんですぞ。

おっと、お説教してる暇はないので、出かけることにします。

そのまえに、時事ドットコムのニュースから
【福田内閣「危険水域」に突入=民主にも厳しい視線】

福田さん、支持率下げましたね・・・
もうすぐ、安倍さんに追い付け追い越せの勢い。

http://www.jiji.com/jc/v?p=vcm21201

ここからが、意見書に添付した意見の内容です。
やっぱ、蛇蝎のごとく嫌がられそうかも・・・

【意見の内容】
1.意見は環境影響評価の実施に際して参考にすると書かれています。
これまで貴社が取り組んでこられた各地のウインドファームにおいて、
どのような意見があり、それがどのように参考にされてきたのかを、
知りたい場合にはどうすればいいのでしょうか。
まずそれが、この環境影響評価方法書を見て、疑問に思った点です。

2.法的根拠がないにもかかわらず環境影響評価に率先し、
積極的に取り組まれていらっしゃる貴社の姿勢には、
敬意を表しております。
しかしながら、貴社のホームページを見せていただきましたが、
どこにも環境影響評価の内容についての、
報告あるいはデータなどの情報が載っておりません。
せっかくの先進的な取り組みを、もっと社会に誇るべきです。
環境影響評価のこれまでの経緯や結果、
データなどの情報公開こそ、率先して行うべきです。

3.また、回答を含め、個別には対応をしないとも書かれています。
これまで、貴社が取り組まれてきた各地のウインドファームにおいて、
意見書の集約や参考にした内容等環境影響評価方法書について、
問い合わせは一度もなかったのでしょうか。
 
4.地元地権者への説明会は開催されたとお聞きしておりますが、
敦賀市民としてぜひ、公開の場での
市民向け説明会の開催を強く要望します。
 
5.また、意見書の集約及び内容等についても、
貴社のホームページで公開するよう強く求めます。

6.現在、風力発電の風車に対する、
耐震問題がクローズアップされています。(参考資料1)
風車本体の耐震強度や、地盤あるいは活断層の調査などについての
記載が一切ありませんが、なぜ記載されていないのでしょうか。
あらためて、環境影響評価方法書に記載し、
再度縦覧できるようにしてください。

7.貴社のホームページにおける、
CO2削減に貢献する風力発電のすばらしさは、よく理解できるものです。
しかしながら、風車建設までにかかる道路整備、
森林の伐採、土砂や機器類の搬入・搬出、風車本体の船舶や
超大型トレーラーによる運搬にかかるCO2排出量については、
まったく無視されています。
風車の運転開始までにかかるCO2の排出量について、
詳細な調査は行われているのでしょうか。
またすでに、調査が行われているのならば
そのデータも、公開してください。

8.風車の回転によって起こる気流の流れによって、
(風車がなかった時の)これまでの風向や風量と
どのような変化がみられるのか、
すでに稼働しているウインドファームでの
調査データを公開してください。
また、今回の計画においては、
どのような変化が起こると予測されているのかも公開してください。  

9.愛媛県伊方町の風力発電で問題になっている騒音に関しては、
近くに人家がないからという理由で
環境影響評価方法書では「しない」となっています。
また電磁波についての記述もありません。
確かに人家はありませんが、騒音や電磁波の影響を
受けるのは人間だけではありません。
山中の動植物にも影響は及びます。
とくに、鳥類や動物に対しての影響は多大です。
騒音や電磁波の影響を受け住処を追われた動物が里へ下りてきて、
里人に被害を及ぼすことになることは、想定されていないのでしょうか。
騒音や電磁波が自然環境にあたえる影響についても調査すべきです。

10.動植物などの調査に関しては、専門家その他の環境影響に
知見を有する者から科学的知見の聞き取りをするとなっています。
自然保護協会や日本野鳥の会などが、
それに相当する知見を有する団体であるのは、自明です。
科学的知見の聞き取りは、
自然保護協会並びに日本野鳥の会から行ってください。

11.風車の構造や使用する材料の品目、
使用量などの詳細なデータを公開してください。
加えて、道路建設、作業場、資材置き場、
風車建設のさいの掘削する地面の広さ、および土砂の量、
伐採する樹木の数量などのデータ等の資料も公開してください。
データについては、これまでの貴社のウインドファームでの
実績量と合わせ、当該計画における予定量も公開してください。

12.環境影響評価方法書には、「事業活動に伴う環境に配慮した
環境負荷の低減と環境管理の基盤作り」に努めるとなっていますが、
当該環境影響評価方法書からは、環境負荷の低減も環境管理の
基盤作りも読み取ることはできません。
自然環境に及ぼす影響の負荷をどのように低減させるのか、
自然環境を保護・管理する基盤作りはどのように進めるのか、
これまでの貴社の取り組み、並びに当該計画における取組について
資料・情報を公開してください。
 
13.今回の縦覧において、方法書のコピーは禁止されていました。
閲覧するのは立ったまま、しかも鎖でつながれているため、
非常に勝手が悪い、その場で意見書の記入はしにくいなど、
不親切極まりないと感じました。
これでは、真摯に意見を聴くつもりがあるのかと疑わざるを得ません。
いくら法的な根拠がないとはいえ、方法書の
縦覧・意見の聴取を行うと決めた以上は、市民に縦覧しやすい、
また家でじっくりと方法書を読みながら、
意見が書ける形態をとるべきです。
十分に内容を把握できないままの状態で
意見書を作成しなければなりません。
これでは何のために、意見書を求めているのかと
首をかしげざるを得ません。
形式的に方法書の縦覧をしました、
意見を聴きましたというだけにすぎません。
再度、市民が縦覧しやすい場所を提供し、
コピーも許可した上での縦覧をするよう強く要望します。
コメント (4)
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