田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

白い兔が逃げる 2

2018年10月02日 | 日記
観客参加型ミステリー「白い兔が逃げる」
今日は稽古中のこととか個人的にお芝居の話なんかもしたいと思います。

自分にとっては火村シリーズへの出演だけに限らず、
お芝居に出演すること自体が5月の新阪急ホテル「スイス時計の謎」以来となりました。
少しブランクが空いた感覚になりますし、
ここ数年は再演が続いていたので、
新作を演じるとなるとかなり久しぶりのこととなりました。

顔合わせの日に台本を頂いて、読み合わせをしつつ、
「ああ、やっぱり芝居って楽しいなー」と。
更に今回はホテルの宴会場ではなく劇場での公演。
劇場で芝居をするとなると一体何年ぶりだろうか?
劇場で長らく芝居をしていないだなんて、ちょっと変わった役者ですね(^-^;
ただ会場となった浄土宗應典院本堂は自由に舞台や客席を組める空間なので、
そういう意味では普段のフィールドワークと変わらず、
お客様と絡めるだろうなと思ってましたけど。


※有栖川先生と出演で記念撮影

稽古期間中はあらためてミステリーの難しさを痛感しました。
僕はどちらかというと論より感情という人間。
単純に論理的思考が苦手なんです(^-^;
本格ミステリーを題材にしたイベントでストーリーテラーの役割と演じているのに、
ロジックの把握にいつも大苦戦です。
でも苦手だからこそ、きっちり理解するまでめちゃくちゃ時間かけて台本読みますけどね。
アリスは何に疑問を持っているのか?
アリスは何を考えいるのか?
アリスは何を見落としているのか?
そしてアリスは何に気付いたのか?
これらがはっきりしないとセリフの意味が分らなかったり、
セリフそのものが覚えられなかったり、演じ方が決まらなかったり…
観客参加型ミステリーイベントというある意味では特殊な形態でありますが、
基本はやっぱり「お芝居」。
人物像、心の動き、体の所作、シーンごとの変化などなど役者として演じ甲斐のある作品でした。

そして何と言ってもアリス。
どんなアリスを皆様の前に登場させるかの?
アリスを演じる限り、僕はずっとアリスの影を追いかけ続けるのだと思います。






皆様からたくさんの差し入れを頂き、有難うございます!
僕が写真に撮れたのはほんの一部です。
他にも沢山のお気持ち感謝致します。
中には一旦劇所を後にしてからビールを届けてくださった方もいたとか。
そして個人的にも缶ビールの差し入れを頂き嬉しかったです(^-^)


次回、後もう一回「白い兔が逃げる」絡みの記事になりそうです。
お付き合いください♪

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