北欧ビンテージ家具にはローズウッド材やチーク材といった高級材が使われているものが多い。中でもローズウッド材はバラの香りがすることからその名がつけられ、木材の王様とも言われている。硬く粘りがあり、何より木目が美しい。ベルサイユ宮殿の王座にも使われていることから、昔から高級材として扱われていたことがうかがえる。私もローズウッド材は昔から好きで、自宅のダイニングテーブルもローズウッド材のビンテージ家具だ。
実際はチーク材の家具とローズウッド材の家具ではチーク材のほうが人気がある。それは今の住宅の雰囲気がナチュラルな感じのテイストが多いこともあり、そうなるとチーク材のほうが合わせやすいのかもしれない。ローズウッドの家具はクラシックな雰囲気の住宅にはもちろん似合うのだが、意外にバリバリのモダン住宅、例えば無機質なコンクリートの壁に白く塗られた床なんかの所にポーンと置いたらカッコイイんじゃないかと思う。
私はローズウッド材の家具を見ると、どういうわけか大人の女性をイメージしてしまうのです。年齢を重ねるにつれて、理想の自分と今の自分の距離を少しずつ近づけていき、最近ようやく自分らしさというものが分かってきた。しっかりと自分の意見を持ち、だからと言ってわがままとかではなく、気遣いのできる人。身に着けている物も派手なものは一つもないけれど、しっかりと自己主張されている。美しい人・・・
家具をみてこんなことを想像している自分もどうかと思いますが・・・