荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

水元公園のタナゴ釣り/2017年秋

2017年11月04日 | 散文
水元公園に来ると、タナゴ釣りが気になります。


今日も小父さん達が釣っています。


小春日和の水辺です。


今日はとうとう、我慢出来なくて話しかけてしまいました。


しょっちゅう当たりがありますが、中々釣れません。
魚の口が小さいので、針が口に向いた状態で竿を上げないと掛からないのです。

もちろん魚の様子は見えません。

もう一人の小父さんの所です。
なんと85才だそうです。
タナゴを目的としますが、外道でクチボソが釣れます。
この2匹はタナゴです。

タナゴは背びれの根元に黒い点があります。

釣ったのを手に乗せて貰いました。
これはクチボソです。
タナゴより大きいです。

仕掛けの繊細さが分かりますか?

次もクチボソです。
体側に線があると教えてくれました。


冬場は婚姻色を帯びて背は紫に腹部はピンクに色づいたタナゴが、ヨシの茂みで釣れるそうです。
だから、冬には枯れたヨシの茂る水路に釣り人が一杯居たのですね。
この時期はこういった場所に魚が居るそうです。
タナゴはカラス貝に産卵するので、このような貝が居る場所が釣り場となるようです。

目的とする小さな1年魚を始め、タナゴが集まっているそうです。
左から斜めに差している竿が見えますか?

仕掛けを見せて貰いますが、テグスは髪の毛より細く針はそれより細いです。

目を凝らさないと見えません。
市販の針を更に削って作るそうです。

エサは皆さんグルテンを練っています。

これをあわ粒くらい針に付けるのです。

一般的に釣りは大物を誇ります。
「尺イワナ」とか、「100kg超えのマグロ」とかを良しとしますが、この釣りは小ささを競います。


その基準は1円玉が尺度となるそうです。

1円玉(直径2cm)を超えない魚を釣り上げるのを究極の目的とし、竿やテグスや針や浮き等にそれぞれ工夫を凝らすのです。

もっとも、スタートは市販の道具で始めます。
「やってみたら、教えるよ」と誘われました。

皆さん半日くらい遊んで、釣った魚をリリースして帰るそうです。
私にも楽しい午後となりました。
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