荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

桜肉鍋の「中江」

2017年03月27日 | 散文
「土手の伊勢屋」の並びに馬肉屋があります。


桜肉鍋の中江です。


行列が絶えない天丼の伊勢屋ほどではありませんが、下町風情を醸す評判店です。
二つの店が並ぶことによっていっそう風情が増す一角です。


馬肉をその色合いから「桜肉」と呼びます。
看板に桜のデザインを配し、肉の文字を桜色に染めています。


最近、店頭に桜の花が咲くようになりました。
桜肉に相応しい雰囲気作りです。


日露戦争が終わった年に創業した老舗店です。


裏路地からは、スカイツリーが望める下町の風情です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土手の伊勢屋

2017年03月27日 | 散文
昨日はスポーツ界で歴史的な1日でした。
甲子園高校野球大会で2試合連続の引き分け再試合があって、大相撲では怪我をした稀勢の里が奇跡的な逆転優勝です。
感動した1日でした。

さて、久し振りにやって来ました。
土手の伊勢屋が営業中です。
ここはテイクアウトの窓です。


相変わらず客が待っています。


前回行った時お勘定時に「美味しかった」と言ったら、若い女性店員が「『美味しい』頂きました!」と声を張り上げました。


すると、客席にいた店員と厨房から「ありがとうございました!」と一斉の唱和がありました。


私は何か気恥ずかしかったです。
居酒屋でよくある、注文を受けた店員が注文を頂きましたと声を張り上げ、その声を聞いた店員全員が注文ありがとうございますと唱和するノリです。


明治22年に創業して有形文化財に指定されたこの店に不似合いの接客でした。
厨房の内外に若い店員が多く居たので、代替わりして方針変更したのかなと思って、それっきりにしていました。


今回確認したくて、勘定時に「美味しかった」と言ってみたら、普通の「ありがとうございました」でした。
店員さんも年配の方に代わっていました。安心しました。


相変わらずの繁盛店です。


並びます。
約1時間待ちました(店内に座ってからも暫く待ちます)。

人生経験が長くなると、我慢しないと良いことは巡って来ない、との心境になります。

並んだ行列脇のガラス戸のデザインが美味しそうです。


たまたまこのガラス戸脇に座ったので、内側からも撮らせてもらいました。


午後2時半迄に並んだ人を最後に「閉店」です。
夜の営業はやっていません。
私が店を出たら、暖簾を仕舞います。


閉店の時間です。

久し振りに美味しい天丼を食べました。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする