未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




タケコプターに見えつつ、実は風力発電
http://www.gizmodo.jp/2007/05/post_1506.html

見てください!! このたたずまい。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』の徳光さんじゃないですよ。
これは、「風力発電帽」といいます。このヘルメットをかぶって走ったり歩いたりすることで、プロペラが回って発電します。つまり、超小型風力発電機なのです。


うねる風車ビル『Windscraper』
http://www.gizmodo.jp/2007/05/windscraper.html

台風の日は回って回って仕事が手につかないであろう、未来の風力自家発電型超高層ビル「Windscraper」です。
すごいのはその発電量で自ビルの消費電力はもちろん、同じサイズの超高層ビル10棟まで消費電力がカバーできるそうな。

クリーンなエネルギーとして、風力発電が注目されている。
稼動時のCO2排出量が0であることは確かだ。

いまや、小は帽子から、大はビルに到るまで、なんでも風力でクルクル廻して発電してしまうのが流行りらしい。

もっと実用的な風力発電機に至っては、政府による補助金制度という後押しもあり、全国にその建設ブームが広がっている。

だが、これを単なる箱物行政による一過的なものとして終らせないためには、これから発生するであろう、また既に発生しつつある様々な問題に対して、開発者、利用者、地域住民などによる討議が、答えを出すための真剣な討論が必要不可欠である。

地球温暖化は、着実に進行している。既に、人々がそれを阻止する具体的な行動に出なければ、元には戻れないレベルを越えてしまっていると考えるべきであろう。

『Windscraper』は「第1号建設着手は半年以内にドバイにて。」とのことらしい。

これを、早いと感じるのか、まだまだ、遅いとの危機意識を持てるのか。

人類が気楽な討論をしていられる時間は、もう、余り残っていないのかもしれない。

とは言え、『風力』というのは、数ある解決策のうちの、一つの手段に過ぎない。そればかりを盲信して、他の手段に思いを馳せることが出来なければ、残された貴重な時間を無駄にしてしまいかねない。


「何してんだよ、お前っ。」
「あっ、はい。携帯の電池切れちゃったもんで、ちょっと充電してるんです。」
「充電?そんなもん、ウチでしてこいよ。」
「いや、朝、電車でしようと思ったんですけど、窓際全部、充電中のヤツらに取られちゃってたんですよ。」
「一般車両で、窓から頭突き出して発電すんの、周りに迷惑だからやめろよな。」
「だって、発電専用車両って、いくらなんでも、風強過ぎっすよ。あんな天井のない車両に乗って、寒さ堪えてまで充電してる方が、よっぽどみっともないと思いませんか。」
「世の中にはさ、ルールってもんがあるんだよ。だいたい今月は、営業が発電棟だろ。なんで、一般棟で油売ってんだよ。」
「今日は風が弱いんで、さっきまで動力補助やらされてたんですよ。一般棟の分もカバーしてんですから、少しは感謝して下さいよ。」
「そんなことよかさ、それ、ちゃんと充電できてるの?」
「あっ、これっすか?ええ、イマイチなんすよねぇ。」
「そんな必死になって頭降りまわすより、普通に歩いたり、走ったりした方が、よっぽど楽なんじゃないの?」
「子供じゃないんすから、充電するために、会社ん中、走り回ったりできませんよ。会社にだって、ルールってもんがあるんすよね。」
「だからってさ、それ、さっきから殆ど回ってないじゃない。」
「だから必死なんですよ。流石にそろそろ戻らないとマズいですしね。」
「もー我慢できないから言わせてもらうけどさ、それさ、指で廻した方が早いんじゃないの?」
「え゛っ?だってコレ、『風力発電帽』ですよ。風が当らなきゃ発電しないでしょ。」
「それ、マジで言ってんの?ようするに、プロペラが廻りゃいーんだよ。指でクルクル廻せば、ちゃんと発電するんだよ。」
「・・・あー、ホントっすね。先輩物知りっすね。」
「つか、常識だろ。」
「だったら、動力補助ん時も、皆でプロペラ押せばいーんじゃないですか?」
「あーそーだよ。・・・いったい、今、どうやってんの?」
「全員で、プロペラに息吹きかけてるんですけどね。」

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
こんにちは (memaido)
2007-05-24 02:13:41
はじめまして、楽しく拝見させていただきました。
またちょくちょく拝見させていただきます。
 
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