17音の記録 やぶにらみ

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3 コメント

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白酒、雛納め (願船)
2018-03-14 07:34:57
白酒の紐の如くにつがれけり 虚子

 虚子の描写は虚における実が感じられれる。「紐の如く」がそれ。清酒のよようにさらさらとは流れない。とろとろ捻れるように白酒が盃に注がれる様がよく出ている。ただそれだけを言い切るところが虚子の句だ。

  箱書に妻の旧姓雛お納め
 
 阿部句は「雛納め」を詠っているが、「箱書に妻の旧姓」という斬新な視点をとらえた。妻が子ども時代に飾っていた雛を持参したのか、新しい雛を支度して持参したのかは分からないが、嫁いできた奥さんの雛の箱には旧姓が書かれているのだ。この旧姓がいろいろなことを物語っている感じがする。奥さんの里での暮らし、結婚とその後の家庭生活、子どもたちのことなどなど。「雛納め」を詠って居るのだから奥さんは毎年雛を飾ってきたのであろう。雛飾りを年年の節目として何十年もの時間が流れてこの春も雛を納めているのだ。「妻の旧姓」を選びとった一句の表現に感銘を受けました。余談ですが、阿部さんは女のお子さんがいないのでしたね。  
有難うございました。 (阿部)
2018-03-14 09:01:54
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
女の子持たぬ悔しさ雛祭り 拙

私には女の子はいませんので、雛段を飾ることはありませんが、別居の長男には二人の女の子がいます。雛納めの句での妻は長男の嫁とお察し願います。
 
有難うございました。 (阿部)
2018-03-14 09:02:57
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
女の子持たぬ悔しさ雛祭り 拙

私には女の子はいませんので、雛段を飾ることはありませんが、別居の長男には二人の女の子がいます。雛納めの句での妻は長男の嫁とお察し願います。
 

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