宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

国家戦略局と菅さん

2009-09-06 06:00:09 | 政治
民主党の組閣人事が次第に明らかになってくるが、小沢さんはさておいて、菅さんの戦略室長は歓迎だ・・・・それだけ鳩山さんが誰よりも菅さんを信頼している証と取れる。
私は、マスコミは過去の人のような扱いだが、菅さんにはもう一度次は復帰して欲しいと思っている。
強力な権限を持たせるのだから、今後の政治は「菅さん色に染まる」のは確かだ・・・・実質の政治は菅政治と言っても良かろう・・・・多分、菅さん色には小沢さんも納得する筈だ。
前原さんの時のような稚拙な色では流石に小沢さんも黙ってはいられないようだろうが、菅さんには大人の分別がある・・・・
だから、日本国民は菅さん色ならば、安心できるのではないかと思う。
右翼さんや自民党さん方は、菅さんを毛嫌いするが、それだけ菅さんに出てきて欲しくない・・・・と、思っているからこそ、無視しようとしたがるのだ。
むしろ心配なのは、岡田さんの外交である。
北朝鮮の問題が先ず圧し掛かってくるが、自民党の踏襲でしかないのでは変化を期待した意味を失くす。
解決に、リードオフマンの役割をしなければならないのだ。
北朝鮮もそれを望んでいるのだし、アメリカもそれを望んでいる。どちらの国も考えが硬直化して譲る立場に無いことを理解しなければならない・・・・
ドンパチが始まってしまえば、日本が否応なしに一番最初に被害を受ける国になってしまうのだから・・・・岡田外交は心して取り組まねばならない。
核実験には・・・経済制裁・・・というバカの一つ覚えのようなありふれた8年間の右翼式図式パターンを打破できるかが、民主改革の礎になる、と言っても過言ではないだろう・・・・
経済制裁は、戦争の中の一つの作戦であることを、しかと心に戒める道理を持っているのだろうか?が大人感覚を持ち得るか、と言うことなのである。
北朝鮮に限った事ではない、いつか何処かでそのような国が又現れるとも限らない、その時に単独で経済制裁を容易くする可能性が無い、とは言えない・・・・だから、経済制裁の次にくるものは・・・・・戦争・・・というパターンの一つを頭には叩き込んでおかねばならない事なのだ。
それにしても「国家戦略局」とは、ゾクゾクするネーミングだ!・・・・

ザ・選挙パート2

2009-09-05 16:14:24 | 政治
鳩山内閣、文句の付けようもない実力内閣になりそうで、これでは官僚も4年間は黙るしかなさそうである。ただ鳩山さんも小沢さんも揃って、麻生、安部、漆間のお三方さんの策謀で矢面に立たされているから、ツッ込まれる可能性もあるが、麻生さんの顔付を見れば、検察もこれ以上の捜査は無理、との判断もあるであろう・・・・下手にお二人に捜査を続行しようとすれば、国民の顰蹙を買うことになるのは必然なのである。
しかし選挙で自民党右翼の面々が結構強く勝ち直ってきているところを見れば、右翼人たちが衰退しているようでもなさそうであり、却って穏やかな面々が落選の苦渋を飲まされてしまっているようだ。
しかしながら、これで自民党は右翼勢力だということがはっきりと見えてきてもいるので、判り良くていいのかも知れない・・・・
自民党の散々にやってきたことが、国民がこれからどれほどの嫌悪感と、ダメ出しを記憶に留めるのかで、自民党のこれからの去就が決まるのであろうが、元々、利益誘導政権だった自民党の衰退に、その利益を運ぶ力が無くなれば、誰しもがソッポを向けることになるのは自明である。
まあでも、残っている層は、愛国右翼人がほとんどであろうから(利益期待人たちはすでに民主党に移っているかも知れない・・・・?)変化への勇気がない人たちもいるかな?・・・・・
まあ、これで民主党も思い切って政治ができるし、今までやってきた自民党政権の反対をしていけば、結構いいんじゃないかな・・・・・(経済は別にして・・・・)
特に自民党右翼政権の外交は、あまりにも最低最悪のお粗末だったので、少しでも前進すれば、良くやっているように見えてしまう。
日本の右翼思想政権は絶対に近隣諸国だけでなく、世界津々浦々では嫌われることが必定なのであるから、国民も少しはその辺を良く理解しておいた方がよいであろう・・・・・
何しろ、右翼思想が戦争を連れて来易いのであるから・・・・・


ザ・選挙

2009-09-01 20:58:04 | 政治
選挙が終わりました。
私も日本国民は、愚民かと思っていたんですが、あにはからんや、結構考えていたんですね・・・・・・良かった・・・・・
まあ何名かの人々が言っていたのですが、本来、自民党離れは小泉さんの時からあったのですから、それがジワジワと裏側で進んでいたのです。
今、いきなりの自民党離れの激しさのように思えますが、そうではなく、一人二人と自民離れは着実に進行していたのです。
小泉さんの外交の失策、安倍さんの独裁強行採決、福田さんの何もしない政治、麻生さんの漫画、中川さんの酔いどれ会見に至っては、タルんでいる・・・・としか思えない、その間にも3万人の自殺者、格差、失業の増大、これで国民が怒らなかったら、この日本は救いようがない・・・・・と、思っていたが、みなさんやっぱり考えていたんだね、やっと権利を行使できることに国民は待っていたように思う。
この閉塞感は、自民党や官僚では絶対に解決することはできない・・・・と、やっと理解したものと思います。

それでもまだネット界では、右翼的思考の者たちが次から次へと巣立っていますが、困ってしまいます。
然し、何れこの思考も順次衰退していくものと思います。
日本国民の大勢は、民主党政権を選択したのですから・・・・・自分たちの思想との乖離、断絶は、いつかきっと理解せざるを得ない時がくるだろう・・・・
自民党の衰退も、連続した右翼政権にその原因の一端を見つけることもできるのですから・・・・