宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

日本の立ち位置

2007-08-11 06:55:21 | 政治
予測通り、「上海協力機構」が結束力を高めてきている。
もう時代は日本以外のアジアの結束の時代に入りつつある。北朝鮮がここに組み込まれるのは、少し時間を擁するだろうが、時間の問題である事は確かである。
日本がいつまでも思想、主義の違い、で積極的参加を躊躇していれば、疎外感は今後ますます増大の一途を辿ることだろう・・・

日本はいろいろな面で、右翼的思想、右傾化がそれらの国々への敵視路線を歩んできたのであり、自民党による日米を基軸とした戦略であったがために、今更上海協力機構とは一線を画するしかない。
それを上乗せするアメリカを含まない「弧」という連携作戦にどれほどの価値があろうか?

右翼的戦略が日本をアジアの中の一種異様な国にしてしまったのだ。

その右翼的戦略(右傾化)も舵を切らなければならない事態がやってきた。
ブッシュ戦略の北朝鮮平和解決にそれは現れてもいるし、何れ来年以降のブッシュさんの退陣は、はっきりとした穏健政策に移らざるを得ないアメリカ社会なのだ。

一方日本に於いても、参議院選挙での自民党の凋落を見れば、極右化路線の安倍イズムの否定であることは疑いようのない事実であろう。本人は理解できていないようだが・・・・
石原都知事、小泉さんの右翼路線の応援であっても、あのていたらくは、正に暮れ行く右傾化の限界であるのだろう・・・・?
多分、麻生さんなどにバトンタッチされるであろう3年後の「憲法改正」の予定は、不可能に近い。
3年後と言えばオリンピック・万博後の隆盛を極める「中国」がそれを絶対阻止する役割となる筈である。

小沢さんの役割は予想外に重要となっている。イラク特措法にしても、アメリカを撤退させる動機付けになるかも知れぬ。
問題は、小泉さんに続く「アジア軽視」路線、思想では、これからのアジアの重要度数を正確に把握していない事にある。
アジア興隆の、余計者、邪魔者、迷惑者に君臨してはならない!