宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

アメリカ株暴落、薄ら寒い日本国民

2008-09-30 15:06:02 | 政治
やっぱりな、アメリカは日本などと大きく違って、徹底的な個人主義、個人の権利を大事にする国だから、こその下院の不成立・・・・
こういうところが民主主義の国と、民主主義も・ど・きの国の典型的な相違点である。
良く覚えていた方が良いでしょう・・・・・
天皇がいるか、いないかで分かれる違いです。
主権在民を徹底しているアメリカと・・・・徹底できない、個人よりも尊王体制と、大組織を維持することに血眼になる国家観の違いです。

結果、どうなるか?・・・・・・

アメリカが落ち込んで復元するよりも、日本の与えられた影響力の方がはるかに大きくなるのです。
ちょうど、それは津波のようなものです。
発現する国の被害よりも、それ以上に津波は大きく次第に日本に近づくにつれ膨れ上がっていくのです。

何故そうなっていくのか?・・・・

国民から体力を奪ってしまったからです。
必要のなくなった大企業を助ける、助けたために、国民の収入の多くを犠牲にしたのです。
預金金利の低利もそう、量的緩和もそう、不良債権企業を税金で救ったのもそう、
官僚のアブク銭の使い方もそう、総理以下、大臣から国会議員の無駄もそう、経済大国の体面を保つための札びら切るのもそう、無駄に立派な建物類もそう、地方の役人たちだって中央を真似する、中央のていたらくを大企業以下中小企業も真似をする・・・・・
全部、個人より、組織維持に重きが置かれ、かくして個人の生活は惨憺たるものに相成れり・・・・・
何もなくても、黙っていても高齢化社会、元気に働ける人は少なくなり、生産力も消費力も衰えていくのは当然の必然・・・・・
いつまでも自民党に夢を託して一党独裁をさせておく愚かなる国民であればこそ、必然なる「報い」とも受け取れる。

期待される自民党も、その自民党に期待される官僚たちも、無理を承知の「成長戦略」

しかし,元々が無理難題、どこかで諦め手放せば済むものを、ついにここまできてしまった・・・・・戦争の二の舞、バブルの三の舞、最後には徳政令しか残っていない・・・・
国債の利下げか?据え置きか?

なんにせよ、ここまできてやっと間違いに気づくような、国民と・・・官僚と・・・・政府自民党と・・・・地方役人たちなのだ・・・・彼らからは反省の弁は聞かれない。
個人を大事にして、放漫経営の企業は潰しても良しとする国家と・・・・
放漫だろうが、潰れては困る、長いものには巻かれよう的思考で、この際は個人が我慢すればいいんだ、いままで経営者たちは立派にやってくれたと容認する国家との違いが如実に現れたと言ってもよいであろう・・・・・・

どちらが困難辛苦を上手に乗り切れるのであろうか?

日本はまた赤字国債で乗り切ろうとするであろう・・・・さて、機関投資家や外人が、こんな折り、格付けランク下の日本国債を引き受けてくれるのであろうか?
日銀が余分にお金を刷るのでろうか?
また上だけのインフレがくるのであれば、日本も終わりだ。
ますます、国民の耐乏生活が進む、その維持する力も人によっては限界になりつつあるであろう・・・・
それらは、市民病院が潰れ、給食費も払えず、健康保険証もなく、生活保護世帯も増加の一途であることを思えば、いかに日本国民の再生能力に翳りが訪れていることが分かろうと言うものである。

いくら、国民大多数の犠牲を払ってしてまで、企業にお金が集まっていても、国民自身の力強さがなければ、国債価値も上がらず、国力自体もあがらないのである。
こんな時でも国家防衛に力を注ごうとするバカな総理大臣を選ぶようなら、どうしようもない、薄ら寒い日本国民と言わざるを得ない・・・・・・