宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

目に見えぬ中国のシナリオ

2009-09-19 06:29:16 | 北朝鮮
アメリカは北朝鮮への支援金を払いたくない、だから6カ国協議に拘るのだ・・・・北朝鮮がいくら最低でも「日本を外してくれれば、出席する」と、頼んでも、アメリカは頑として6カ国協議に拘っているのは、資金のせいなののだ。時間を費やせば費やすほど、その支援費用は嵩んでくるのである。だから、日本も本当は手を引きたい・・・・元々は拉致の復讐劇だったのだから、まだ生き残っている人がいるとはとても思っちゃいないのだ。もうすでに日本もアメリカも北朝鮮問題は終わりにしたいくらいに思っているんじゃなかろうか・・・・・
時間が経てはそれだけ支援金の金額は増していくばかりだから、経済制裁自体もそれの代替費用であって、日米にとっても高くつくのだ。
これで分かった事は、「核廃棄はもう絶望の淵に達している」と、いうことだ。
確かに、中国のコキントウさんの特使と金正日さんとの破顔一笑の立ち話談笑の姿を見せ付けられれば、日米共に「しらけてしまう」のは否めないであろう・・・・
経済制裁が却って中国を太らせてしまっている事に今更ながら気付いても遅い・・・・・経済制裁が、金正日さんの病気を治してしまった事に気付くのも遅すぎる・・・・
いつもは顔色から分析をする日本マスコミも、流石に健康色の金正日さんでは面白くないのかスルーである。
経済制裁に同調しながら関係を密にして行く中国とそしてロシア、これが外交というものだ。全くのザルになっていくのをいつまでも分からぬオバマさんと鳩山さんなのである・・・・・そろそろオバマ政権は理解しかけているかな・・・?
中国の圧力もあって、アメリカは仕方なく「経済制裁」を取り払うしかなくなる。
それは、アメリカ外交の負けに等しい・・・・
中国は、北朝鮮に対しては明らかにイニシャティブを握っているが、アメリカに対しても外交のイニシャティブを握っているのだ。そこに日本の出る幕はない・・・・・
北朝鮮は、コキントウさんに言われた通りに融和外交へ進んだ。コキントウさんの描いたシナリオがそろそろジエンドに向かう。ただ違うのは日本民主党鳩山さんが友愛の名の下に「独自外交」する筈がそうではなかった、と、言うことで、日本も財政再建の折、お金を惜しんだ、としか思えない。