宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

「威厳!」復活を求めて?

2007-05-27 06:19:47 | 政治
最近「右翼思想」というものが少し分かりかけてきたように思う。
何ゆえ今になって戦争の無い、どうしても必要とされる意味の無い時代から、軍備を・・・経済力に合った腕力を持とうと企てなければならない必要があるのだろうか・・・・・?
わざわざイザコザを求める必要性が何処にあるのだ!?

意外と簡単なところにその答えがあった!

            「威厳」

近年、父親としての威厳を何処かに置き忘れてきてしまった感が否めない。
かつての、良く言う事を素直に聞いてくれて、絶対父親に逆らう事をしない妻や息子や娘たち・・・・?
そしてその投影が、「日本国としての威厳そのもの」に連なってくるのだ。
彼らがかつての全盛時代にタイムシフトしたがるのは、失われてしまったこの「威厳」を取り戻したい願望とも言える。
それが日本国の平安絵巻であると自己本位に信じて疑わないのだ。

彼らがノルスタジーを感じる世界は、一方の妻、息子、娘たち(一般民衆、近隣諸国、利害関係国)にとっては、犠牲を強いられる元凶であることに偽りは無い。
所謂、傍迷惑のなにものでもないのだ!

彼らの「良し!」と思い描くノスタルジーの国内政治観、世界政治観は、残念ながら日本の国内に在っては、受け入れ易い下地、土壌はあるであろうが・・・・・(今の時代に、果たしてその思惑に同調できる、或いは乗せられてしまう層がどれほどの人数のものか?は理解し難いが・・・?)
世界はそれを許せるほど、お人好しではない!・・・・

従って意に反して、世界に主張しようとしても、物言いを求めても、その摩擦が、逆に各国におもねてしまう結果となって返ってくるのだ。
安倍さんの、米国外交しかり、おもねいた中国、ロシア行脚しかり、あれほど怒り心頭であった北朝鮮への挑発行為も、ブッシュさんの進言でマスコミ、右翼、共々、大人しく静かになってしまった。
「威厳」を持ちたい主張も願望も行為も、結局は頓挫せざるを得ない結果に誘導されてしまうのが日本国の実情、現況なのである。
その本能からの「威厳」を持ちたいとする、憐れな自分勝手、自己本位の考え方は世情に受け入れられる術も無く、今では・・・・ 
 「笑いのネタ」  としてその不憫さを戒められるのがオチなのだと思うし、国内に於いてもそう思いたいものだ・・・・・