宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

定理いろいろ

2010-02-21 07:35:38 | 
良く北朝鮮の金正日さんのことを「独裁」と呼ぶが、独裁にもいろいろあって、国民のために「良かれ」の方向に向かわせてくれる場合は、その独裁はむしろ歓迎するのがベターなのである。
ところが時たま、何を血迷ったかヒットラーさんや東条さんのような、戦争に向かうような行動、言動を取るような人が現出してしまうから「独裁」が意味嫌われるのだ。その点から言えば、フセインさんもブッシュさんも独裁政権とそれほどの違いはない・・・・民主国家アメリカも実際には任期中はほぼ「独裁」と言えるものなのである。
私が安部さんを牽制するのは、彼はほぼ独裁的なる行為を随所で行って、かつ、戦争準備行為を国民に納得させるように仕向けるからであり、やがてそれが国民にとって好ましからず結果になることは火を見るより明らかであるからなのだ。朝鮮併合の成功が、国民を歓喜の渦に巻き込み・・・・その最終結果が原爆の洗礼であった事を思えば良く理解できよう・・・・


「拉致」を仮の敵対政策の礎に置いて、軍備拡張を図るような邪は、危険領域をわざわざ作成することで、それらの行為が戦争に至るかも知れない・・・・事を思えば、向かわせしむる事と同義であって、そのような「独裁」は糾弾されなければならない・・・・それらを糾弾しない、できない、のであるならば、そのトガの災いは国民に自動化されて帰ってくるのだ。相手国を追い詰める、追い込む攻撃は、行動は、即ち、戦争をも止さぬ行動形式であることを肝に銘じておく必要があろう・・・・・


北朝鮮を理解するには、実は、北朝鮮を背中に感じて(意識して)日本を見る、読むことなのだ。分かるかな・・・・?
これは、自然の道理(システム)なのだ。だから、どんな場面、場合でも通用する大鉄則・・・・法則であるとも言える。
ほとんど多くの人は、北朝鮮を正面に見定めている。これでは永久に物事の本質には至らない・・・・・
この私の言ったことは最重要な人生訓を含んでいるので,よくよく反芻して吟味されたし・・・・・
器が相当に大きくなる筈である。


アメリカのスタンスは、つねに何処かで、緊張関係を作り上げるを建前とする・・・・という事を良く踏まえて物事を考察せねばならない宿命にあるのだ。
車で駄目、住宅で駄目なら、残るは軍事超大国に相応しい兵器売買を主軸とするのは、極めて自然の推移なのだ。その道を隠蔽するのが、グリーンニューディール作戦と言っても誤解はない・・・・・
その証明が、普天間問題で後に引かない事に現れている。
そんなアメリカの戦略姿勢があるからこそ、また、韓国がそれを望んでいるからこそ、北朝鮮は身構えるのだ。つまり、北朝鮮の構えは、日米韓の思惑を察知しての危険回避の方策だから、普通に考えられる事ではないか・・・・・それが常識というものだろう・・・・
アメリカの思惑も常識の範囲内、常識から外れるのは日韓ではないか・・・・人間と言うのは、危機感が増幅してくると、得てして常識を逸脱し、正常な思考を奪ってしまいかねないものだ。拉致のために(外交解決をする気になればできる筈なのに・・・・)日本の全国民を被害者に誘導する事になるかも知れない局面に導かんとするのは愚の骨頂もいいところだ。それが、常識外れ・・・というのだよ。

マスコミの問題点

2010-02-21 07:32:03 | 政治
しかし、問題点はそこにあるのではない。それらの自民党をいつまでも認知してきた国民自身に問題があるのだ。取り返しのできない日本にしてしまった責任は無知なる国民にあるのだ。
日本国債の金利もジワジワと上昇に転じているらしい・・・・いよいよ落日の日本がやって来よう・・・・・私は以前から金利上昇が始まったら危険領域だと唱えてきたが、いよいよ切羽詰まってきた。
今度の予算で景気が上向かず、財政の収入が伸びないことになれば、もうそれはお終いを意味するのではないだろうか・・・・・?
10年、15年も前に本当は終わらなければならなかった自民党政権を、なかなか終わらせる事ができなかった国民であるから、これからの生活の、暮らしの苦労は、甘んじて受けるしかないであろう・・・・・
小泉さんの「改革」の誤魔化しを予見しなければならなかった、しかし、それができなかった・・・・国民も欺かれる事を証明したような愚かさの究極である。それが、拉致であり、この小沢問題なのだ。
欺く元凶としてのマスコミの役割は、最も多大なものである。

拉致が拗れてしまったのも、マスコミの北朝鮮悪者論キャンペーンがその端緒・・・・今度の小沢問題もマスコミと検察との「悪者キャンペーン」のタイアップがその主要な役割を担っている。
もっと昔、北方領土問題でソヴエト連邦攻撃を繰り返していたのは、右翼と自民党とマスコミのタイアップによる・・・・・近年は嫌韓、嫌中の漫画と右翼とマスコミのタイアップキャンペーン・・・・
常にマスコミが顔を出す。このようにマスコミがみんな一様、一律になってきたのは、誘拐報道での警察からの要請に基づいた頃からか・・・・?どうもあの頃から、マスコミ同士の協力姿勢というものが生まれてきたような気がするのは私だけか・・・・?協力、即ち、大本営発表のような声明文となってしまい、結局はある方向への誘導
を促進するものとなってしまう。
あの戦争も、一番の重大な犯罪組織はマスコミではなかったのか?と勘ぐらずにはいられない・・・・・・恐らく、的を得ているのではないのだろうか、マスコミ報道で哀れな国民が扇動されていく姿をよくよく鑑みて見れば、あながちズレているとも思えない。

マスコミも大幅経費カットをしなければならない昨今の事情であるだろうが、人件費は抑えることができず、日航化してきているのが実情ではあるまいか?・・・・そのしわ寄せが、取材活動という部分でのカットに至ってしまっているのだろう・・・・・だから、他人からの、他組織からの、別局からの「貰い記事」が多くなって、勢い大本営発表に近い形にもなって行く事になる。同じ内容の垂れ流し・・・・という事態に至る。キャンペーンは関係者同士で結託していると思える・・・・
これらの行いの背景には「嘘も続ければそれが真実」という暗黙の了解が自然的に発生したるものであるのだろう・・・・
従って、「ゆがみ」はこれらの積み重ねによって増幅されて行くものだ。ここでのコメントにしても、みなさん報道からの抽出の取り出しが多いが、ゆめゆめそのまま鵜呑みにするのだけは避けたいと思う。

残りカスを食らう民

2010-02-21 07:29:23 | 政治
小沢さんが狙われたのは、やっぱり策士安部さんの姿が物陰から覗いていたようだ。どうしようもない人物であるが、策して動く玉がいまだにいるのであるから、それはそれで危険人物ながら、それなりの存在感はある。
ただ民主化に対しては相反する人物であるから、彼を活躍させるようでは、これからも常に日本にとって好ましくは無い状況を生じる恐れが多分にある。民主党も彼を押さえつけて置かなければ、いつ足元を掬われるか分かりはしない・・・・・彼の犯罪的作為は、非常に問題である。

公務員改革など、これからは官僚と自民党、そして、大企業との癒着、更には自民党タカ派保守右翼と右翼ややくざとの癒着の「しがらみ」の一掃をしなければ、この国が世界から尊敬されるような国には永久になれない。
日本が借金でメロメロとなり、立て直すこともできず、景気を上向きにすることさえできなくしてしまったのも、これらの組織との「しがらみ」の悪癖が全て・・・なのだ。
ほとんどの民は、「働けど、働けどじっと手を見る」に陥ってしまった。官僚たち役人全般とと自民党代議士たちと、大企業たちと、天下りたちと、やくざ、右翼たちに、うまい汁を吸われてしまっているからなのだ。民は、その残りカスをみんなで分け合うしかないのである。自殺者たちを、敗残者たちをほっておくのも、彼らにお金を回すつもりはサラサラないからだ。そのような不公平な自民党政治が、景気の底上げもできずに停滞を余儀なくさせていたのだ。けっしてアメリカのせいではない・・・・・