宇宙の彼方から

自然の不可思議な森羅万象に揉まれる自分や他人の有り様を見つめる。

総理大臣の器を待望する。

2006-09-18 10:16:00 | 政治
やっと、炎上の嵐も一段落して、自分の書きたいものに着手できるようになりました。
本当の総理大臣の器
先頃50カ国近くが、キューバで、発展途上国による非同盟諸国会議を開いた。
このことは重要な意味を含んでいる。
先ず、アメリカのお膝元であること。
次にイランもベネズェラも参加していること。
そして、主に反米色が色濃く表現されていること。
更に、アメリカが圧力を掛けたか?掛けなかったか?50カ国もの参加者が出たこと。
このことが何を意味しているのか?それぞれでしっかりと考えよう!
EU統合の動きが世界に与えたインパクトは次第に世界に浸透しつつある。
世銀の蔵相会議、そしてサミットを皮切りに、冷戦を担っていた一翼のソ連が崩壊して、東西ドイツの統合、オゾン層破壊の会合やら、そして、アジア・アフリカ会議、アセアン、東アジア共同体、上海協力機構、中央アジア会議、南北朝鮮の統一は悲願、と、まあ世界の潮流は確実に思想、体制を超越して、合流に向かっています。
この最大の副産物が、その協力体制、共同体体制がしっかりすればするほど、それぞれ構成する国家同士の争い事が、雲散霧消していくことでしょうか?
このことも重大な意味を含んでいることを知らねばなりません!
いつの間にやら、中国とロシアの国境紛争はついぞ耳にしておりません、
インドと中国も聞こえてはきません、
今、冷え切っていた核を持つ危険因子のインドとパキスタンが、カシミール地方の話し合いを始めようとしています。
みんなこの合流の賜物です。それぞれが違う体制を認め合うところからの出発です。
50カ国の数は多過ぎて、意思を統一するのは困難ではありましょうが、先ず、集まったことの意義は大きいと思います。そして先進諸国にとって、無視はできない存在になるかも知れません?未知数ですが・・・・
全部を短絡的に民主的な国家にしようとするアメリカネオコンの思想には、そもそもはなから無理があります。そこに反米思想が生じてきてしまうのです。
合流を果たしながらお互いの良いところを参考に学びつつ、変化を繰り返し、より良い方向に時間を掛けて進むのが、賢者の賢者たる所以です。
さてさてしたがって、総理大臣にはそのような世界の潮流を見据えた人材でなければならないのです。南北朝鮮の統一を阻害するような存在であってはならないのです。
50カ国の合流に、イラン、ベネズェラ、キューバ等の反米国家が入っていることに、眉をしかめるような人であってはならないのです。
北朝鮮を孤立させようと画策する人であってはならないのです。
近隣の国々に作為的、攻撃的であってはならないのです。
私のこの考え方をお花畑理論と言うのだそうです。
私にはそれが現実的思考にしか、思えないのですが・・・・
これらの世界の潮流をしっかり捉えて推進していくには、自国愛であってはならないのです。思いやりの他国愛、人類愛でなくてはならないのです。
昔の忘れたい嫌な記憶を彷彿とさせてはならないのです。
自分、自国だけを愛する、愛国の主張の強い国家は、その輪の中から浮いてしまうことでしょう。
相手がああするから、こちらも対抗してこうする単純理論の人や国家では、浅はか過ぎてただ、ただ笑うしかありません!
このようなことを理解されている方に総理大臣をお願いしたいと思います。
今、最大の適格者は民主党の小沢さんしかおりませんな!
与党のトップと野党の悲哀を経験した実績は、その器に敵う者は皆無。