ハーレムうっちゃり通信

ニューヨークのハーレムに住みだして早ン年。ハーレムやニューヨークのことをだらだら書きつづらせていただきやす。

BGMはいりません。

2004-09-24 13:14:44 | ハーレムってところ
お兄さん。
あなたが聴いていた音楽は
いったい何ですか?


キューバやブラジルを旅していたとき、何が楽しかったかって「みんな大音量で好きな音楽を聴いている」ってこと。

近所迷惑なんてちっとも考えてない。
つーか、近所迷惑って言葉を知っているのだろうか?
それくらいがんがん。
だれも苦情を言わないみたい。

でまあ、ここハーレムも同じ。
ましてやあたしの住んでいるアパートの目の前は公園だから、休みなんぞ昼間っから音が鳴り放題。毎週土曜日のアフロダイコなんぞ午後2時くらいから夜9時まではやっているくらいだし、反対側ではマイクをもって、青空クラブ状態。DJちゃんといるし。

ところがコレ、休みだけじゃなかったりするんだね。

真夜中にFワード入り(つまり放送コードにひっかかる言葉)でカップルが路上でけんかしたり、ご近所のおやじたちがいい気分になって大声で討論していたりと、なにかと騒がしい。それにどこからとなく聞こえてくる音楽。

昔、まんがを描いているときは内容にあった音楽をずーっと聴いていた。他の音が聞こえてくると気が狂いそうになった。
でも今じゃなんとも思わなくなって、かえって彼らのつくり出す音がBGM。

まんが描いてないからかなあ。

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2 コメント

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毎度~ (Mao)
2004-09-26 02:27:06
同感 道端でもサンバの7つ道具ならぬ3つ道具を用いてドンドコドンドコ、お姉さんは踊りまくり、お兄さんはさらに熱く楽器を打ち鳴らす。どこかから聴こえてくる音あれば、軽くステップ踏みつつ楽しむ彼ら。まぁさすがに就寝時の大音量はほとんどなかったけれど、どこかの家の親子喧嘩が時折聴こえてきたり、人のニオイが常にしてたなぁ。



私にとってのハーレムは、音の記憶があんまりなくて、早朝の空気に朝ごはんやなにかの色んなニオイやら人のがやがやした感じやらが漂う、やっぱり人のニオイがある街だったなぁ。アキツさんの住んでるところのような環境を少し味わってみたいものです。



漫画描き中のアキツさんにとっての音楽は、道具のひとつだったのですね。職人の道具に手垢を付けられたような感覚だったのかなぁ、と察します。

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そうか! (アキツ)
2004-09-29 14:09:47
そうなのよ、音楽も漫画を描くための道具だったのよ。うーん、Maoしゃん、ありがとう! 今さらながら納得。



ニオイ、ねえ。



中南米を旅しているときのニオイは、洗剤と排気ガス。これにラテン音楽とアンデス。



ハーレムのニオイ。なんだろう?
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