Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

甘美なささやき 危険な罠

2004-09-22 | 日々の種
新宿。
たくさんの人たちの意識が交差しているなぁって思います。
個人的に好きな場所です。

ほおって置いてくれるし、自分で自分の道を選ぶことが出来るから。
大抵の用事は事足ります。

この新宿を舞台にしたお芝居を劇団HOTROADが魅せます。
客演の役者さん、ダンサーさんに早くも押され呑まれそうになってます。
でも、そこで負けないのがHOTROAD。
だよね。みんなの底力を見たいなぁ。

先日、友達のお店にHelpで呑みに行きました。
3連休の最後の日、夜19時。
急な連絡だったのですっぴんにジーンズ、よれよれのシャツに洗いっぱなしのボサ髪。
Barは薄暗いし、すぐに帰るのでと気楽に出かけました。

だがしかし・・・

表通りでおやぢに尻をつかまれ威嚇。
裏通りでサラリーマン2人にナンパされ、断る。
客引きの外国人の声掛けを交わしつつお店へ。
そしたらば

店、開いてないし・・・・

このまま元の道を戻るのも怖いのでコンビニに避難。
煙草を吸って待つことに。

そこでサラリーマン風のおじさんに食事に誘われる。

ここまでくるとおかしいと思う。
周りにはたくさんお店があり、きれいなおねぇさんがいるのです。
この街でリスクを負いたくないからといって、こんなに小汚い格好をしているオンナに声をかけてどうするのだ。
まぁ、自分にも非があるのは認めますのでまた丁重にお断りをして違うコンビニに避難。

その間にも3~40人のカラフルなスーツを着て背筋を伸ばして立っている強面の集団に遭遇。

即 避難。

店をあけた連絡を頂き、談笑。
お客が来るまでのつなぎと思っているとなかなか来ない。
2時間ほど呑んでいると階段を上ってくる音がする。
ドアが開くとそこには

両鼻から鼻水をたらしたおじいさん 登場
ママと2人して引き気味でいると、ティッシュと水を所望したいという。
そして歌いだしました。

軍歌。

どう反応していいのかわかりません。
しきりに分かるか否かを聞くおじいさん。
2人とも戦後生まれです。
分かるはずがありません。
川柳師匠かと思いました。

軍歌を歌いつつ、人の背中や腕をガシガシ叩き、つかむおじいさん。
扱いに困ります。
挙句の果てにはモモをなで始める。

退場していただきました。

しばらくするとお客も入りだしたので帰ることに。
駅に向かってまっすぐ歩きだすとまた外国の人が声をかけてくる。

無視です。
だがしかし・・・
人の手をつかみしきりに待てと言う。
必死に振りほどいて歩こうとしましたが、ついてくる。
下手に騒いだり、怒らせるのも危ないっす。
大通りを歩きつつ口説かれる。

どうして外国の人はあぁも簡単に愛の言葉が吐けるのか。
20分以上も愛を語る。
どうにかこうにか開放していただきやっと帰路につく・・・

大抵ナンパで声をかけてくるということは顔の良し悪しではなくって無防備か否か。
無防備だと思われるように歩いている自分に非があるのは分かります。
こういうこと明るいうちでもよくあることです。
が、ついていく事はありません。
自己防衛本能は備えなくてはいけないと思うのです。

怖い街になってしまうのかなぁ、新宿。
気を引き締めて歩いているつもりなんだけどなぁ。