毎月第2土曜日に定例会のある当区ガイドの会では年に1,2回勉強会で外に出ることがあるが、今日はその日である。
勉強会と言うと大抵は座学と言うことが多いが今日はバスをチャーターして実際に現地に赴き訪ねてきた訳である。
朝8時に図書館裏にバスが来るので8時10分までに来るようにということなので6時30分に起床し、朝食のご飯を炊いて味噌汁も作りで慌ただしく時間が過ぎる。
朝食を終えてふと時計を見ると7時20分近くになっているから、出かける準備をすることになり、着替えもする。
7時30分に自宅を出て一路図書館を目指して行ったが近づくと中型バスが止まっている。
バスの中に入る前に外にいた女性2人が会計なので今日の料金2000円を手渡す。
残りは会からの負担金が出る訳だが、それらはお客さんを案内したり、古墳の草刈りをしたりで入った金額である。
ただし今日の昼食はめいめいが自分で用意することになっているが、私は昨日、近所のスーパーで買っておいたオニギリを試算してきた。
同様に缶コーヒー2本ととサイダー缶1本も一緒に持参してきた。最近は日差しも段々強くなって来たこともあって南に向かうので太陽が差し込まない右側の窓席に座ることにした。
ちょうど1期生のベテラン女性2人が座っている席の真後ろである。
この2人はこの会が始まるキッカケとなった区のガイド養成講座で知り合い、お互いに前年度まで会計をしていた女性達で、今期から会計も若手の女性2人になったが、それは新しい会計さんとなった女性でバスに乗る前に支払った人達である。
予定していたメンバー全員がバスに乗り込んだ後、その会計2人も乗り込み、そのうちの一人が私と同じ席の通路側に、もう一人が反対側の席の通路側に座って通路を挟んだ形に2人は座る。
いよいよバスも動きだし、一路南へと向かうが、最初は高速道路に上がるためにひたすら東へ向いて走る。
そして高速道路に上がり、南へと走ることになったが、バスに乗っている時間は1時間30分ぐらいで最初の神社に止まる。
ここは平安時代後期に頻繁に三山に詣でるために順を追っていく王子社の一つで、いよいよ峠に差し掛かる手前にある神社である。
そこで地元のガイドと待ち合わせることになっているということでしばし待つ。
やがて70近い細身の男性がやって来たが話し方はとぎれとぎれで余りいい感じではない。
ところどころつまりながらの説明であるが、それでも当区ガイドの会とは全然違ってガイド料は5000円だということである。
その神社は古道の中でもしっかり作られた神社でこの地でも大きい部類の神社である。
いよいよそこから徒歩で歩くツアーとなるが、坂を上って行く過程で遅い人を度々待ちくたびれたが、足腰が痛くなることもなく、殆んど気にすることなく歩けたが、ずっと登りとなる。
かなり上って途中でへたった男性もいたが何とか休憩しながら追いついて来た。
峠の頂上付近に次の王子社があったが、その地は往時の行宮があった跡と言うことで少し平たい場所があったが景色は抜群でいまでこそ埋め立てて工場が建っているが当時は海も入り込んで手前まで海だったということである。
そこで昼食ということになったが、余りその場所は広くもなく少し座るところはあったものの女性たちが占領してたのでそれ以外の人たちはその近くに座ったが、私は立ったままでオニギリを食べることになる。
後は下る一方だが、狭い道で来る時は上りであったもののやや広かったから良かったが下りは急阪で足に結構な負担となるから普段歩いていない人は明日頃足が痛いということになるのじゃないかと思われる。
降りてきて次の王子社があるお寺の境内に行く。
そしてそこで集合写真を撮って、バスと合流する場所まで歩いて行く。
ヤレヤレやっと座ることが出来たということでしばしバスに揺られてしばらく走り、途中でトイレ休憩をしてから日本で一番早く出来た稲荷神社とされるところへお参りする。
その隣に資料館があり、無料なので時間が来るまで展示品を見ていたが、古道参詣の道のりを図にした蒔絵のようなものが表示されていたのでそれらを全部写真に写していく。
後は一路来る時に集まった図書館までバスに揺られて帰って来たが大体予定していた時刻に到着する。
天候にも恵まれ気持ちのいい一日であった。