ブログ日記 日々のうつろい 

退職後パソコンとガイドのボランティアをし、カラオケ(ポップス)やダンス等で生活を楽しむオジサンのブログ。

当区ガイドの会7月例会&勉強会

2012-07-14 21:06:38 | 日記
 今日もいい天気で始まった。

 今日は毎月第土曜日に行なわれる当区ガイドの会の定例会とその後に行なわれる勉強会の日である。

 いつもはギャラリーと呼ばれている建物で定例会を行なっているが、当地区が未だ市に編入される前の村だった頃の村長の家で、明治の初期に建てられた大和棟の家だが持ち主が無償で提供しておられるのを当区ガイドの会が区役所を介して部屋を定例会などの時に借りている。

 ここはギャラリーと言うだけあって、江戸時代後期の日本の家屋の造りでその当時の時代に即して造られていることが分かるが、当時の家業は油商であったということである。

 今年度に入ってからは定例会はずっとここで行なわれていたが、最近この近くにある市民センターを使用することになった。

 というのは古い家屋でモチロン畳敷きの部屋だから真ん中に座敷用のテーブルを繋いで両側に座る人もいるが、参加者が名を越えると、それ以上の人は隣の部屋にテーブルなしで座らなければならないから高齢者や足、膝の悪い人には苦痛である。

 せめて定例会の時にはゆったりできる部屋を借りようということになった訳である。

 ただギャラリーを借りる費用と市民センターで部屋を借りる料金は大分違うが、背に腹は代えられないということで最近は市民センターを借りだしたということである。

 朝分から時までの分間は世話人会(役員会)が行なわれ、時から定例会が行なわれることになっている。

 その後休憩をとって、勉強会に移ることになる。

 最近は当会も新聞に取り上げられたりした関係か、他府県や他市からの色々なところから区役所の方へ問い合わせが来ており、来月も俳句の会の全国大会が当市であるということで、ある地区の会が当市に訪れるこの機会にいろいろな歌碑がある当地区の有名な神社を中心に案内して欲しいとの依頼も来ている。

 さらには毎年行われている当区のイベントも準備しなければならないし、最も大きな行事になっているガイド養成講座は是非とも成功させなきゃいけない。

 そのためには外部講師人は別にして日間の講師は我々当区ガイドの会の有力メンバーが行なうことになっており、私もその人だが、来月の定例会でどの様なことを話すかについて、それぞれの担当メンバーが概略説明することになった。

 定例会も議題が増えて時間もかかるようになって来たが、時過ぎに終えて分間の休憩をとって勉強会が始まった。

 今日は人のベテラン会員で当会の顧問をして貰ってる人達で、人は最近身体の状態が思わしくなくて入退院を繰り返しておられたが、昨年暮れにお母さんを無くされてから余計に気が弱くなったのか身体も細くなり顔の頬骨が目立つ感じである。

 この人は当区にあり、当市で唯一ほぼ完全な形で残っている古墳の現状についてと保存樹、保存樹林についての話である。

 最近古墳に植栽されていた木を割ほど伐採したが、その理由は古墳の一部が少し崩れかけたということで、樹木が根を張って行った関係であると思われる。

 年計画で木を順次伐採し、その後に灌木を植えることになっているという。

 残念なのは大樹を伐採したことにより市内でここら辺りにしか生息していないと思われる貴重な玉虫の生息を脅かすことになる。

 それにカンサイタンポポが市内ではここでしか見られない貴重なものだが、それもどうなることやら。

 ただ、江戸時代中期に出版された名所図会の中に、この古墳の絵図が載っているが、その当時は丸坊主の古墳である。

 若草山のように草で覆われている感じであるから、その当時と同じような状態に戻す方が却って長持ちさせられることになるのかも知れない。

 今のように大きくなる木を植えたのは戦後で当時古墳の土がむき出しになって崩れかかっていたので土をこれ以上崩れないようにするために木を植えたということである。

 ただ一時的には止めることが出来たかもしれないが、樹木だって生存するために広く根を張っていくことは自明の理である。

 その根っこが縦横に這って行く中で古墳の形をも崩しかねないので慎重に作業をする必要があるから年計画になったものと思われる。

 それと今神社に残っている保存樹や保存樹林がなくなれば神社に対する崇敬もなくなることになるから絶対に神社の森は無くしてはならないという話しであった。

 もう人の人も最近は足が弱って歩くのもままならない状態の中、今日の勉強会の為にワザワザお越し願ったが、その人は記紀の時代に記述がある古くからの地区に生まれ育った人だが、その土地を愛しておられることが良く分かる。

 それを「風土カルタ」の中に昔の伝承や子供時代の風景を取り入れてカルタとして作り上げた話しであった。

 勉強会も終えて自宅に戻り、昼食をとった後は休憩がてらゲームなどもしながら自宅でガイド養成講座の資料作りに取り掛かることにした。