マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画仮題9に告ぐ

2010-03-20 12:31:29 | Weblog
●ブロードウェイ・ミュージカルの映画化は、相変わらず面白いなー。見ごたえがある。1965年のイタリア・ローマが、舞台みたいだ。

有名な監督だから、どこへ行ってもバレてしまう。ストレスを抱えている。脚本ができていない。にもかかわらず、製作者や銀行家は、動いている。

監督は、ついに逃げ出してしまう。監督の妄想が、ミュージカルとして表現される。妻マリオン、愛人ペネロペ、デザイナーがM、主役が二コール、母親がソフィアだ。

Mは、「数字の悪魔」役がはまり役だったのに、この作品では歌を披露している。豪華な女優たちだな。出演料が、高そうだ。

このホテルのフロントマンは、偉いな。お客が誰だろうと、守ろうと心掛ける。プロ意識を感じるな。

カメラワーク、照明、印影の使い方の表現が、よくできている。果たして監督は、映画制作を手がけることができるのであろうか。

ドンデン返しはないが、さわやかなハッピーエンドで、終わっている。この、「NINE」というタイトルの意味が、最後まで分からなかった。

「10」に対する、「未完成」ということか。この「銀河鉄道999」は、この作品から、パクたってことか。

最後に登場する女性は、監督をもっとも愛している女性という意味なのかな。それとも、「あたしは大女優なのよ」と主張しているのだろうか。