マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

君の瞳は1000ボルト11・12・13・14

2007-12-04 08:42:29 | Weblog

●君の瞳に一000ボルト11

 手術後、血圧が上がって、眼底出血をしているかもしれない。看護師が病室にきた。看護師に、目の調子が悪いので、じっと見てもらった。

看護師さん、そんなに見つめないで…。特に異常はなかった。気のせいだった。
○    ○

その看護師に、腕に点滴の針を打たれた。
看護師「腕、しびれないですか?」

患者「君の瞳に、しびれてしまった」

●新人看護師の涙のわけ11-2

若い新入りの看護師が、大学病院にやってきた。手術課に配属だ。亭主の仕事の都合で、前の病院を退職し、この大学病院に転職したようだ。

でも、仕事がきつい。前の病院でも、手術課を担当していたが、勝ってが全然違う。覚えることが、たくさんある。前の病院のほうが、楽だった。

教えられることについては、1年生看護師と、何ら立場は変わらない。先輩たちに、毎日のように罵声を浴びせられる。昼食の時間が、30分しかない。

大学病院なら、給料も待遇も良いと考えた自分が、バカだった。でも、ここで鍛えられたら、きっと一人前の、超一流の看護師になれるであろう。

帰宅するたびに、毎晩泣いている。いや、違う。自分のこの悲しみを、亭主が全然分かってくれない。帰宅すれば、主婦業に専念しなければいけない。

このアホ亭主、少しは家事労働を手伝えよ。フロぐらい、沸かせよ。食後の食器くらい、洗ってくれよ。テレビを視て、ゲラゲラ笑っているんじゃないわよ。

アホ亭主をみていると、泣きたくなってくる。およよ。


●手術課の看護師12
 手術課から、看護師が訪ねてきた。

患者「君は、手術課から回ってきたの? 手術室だと、緊張感があって、楽しいでしょう。技術も覚えられるから、転職には強いでしょう。病棟に何年もいる看護師だと、技術力が磨かれないのが欠点だよね」

 ただ手術課は、患者とのふれあいがないのが、欠点だ。会話に乏しい。男性患者からチヤホヤされないから、退屈であろう。異性との刺激が欲しいようだ。

●手術課の看護師(ナンパ編)13

手術課の看護師は、患者とは瞬間的な付き合いだ。男性患者がきても、会話を交わす機会が少ない。男性患者も、ナンパをすることも不可能に近い。

看護師「あたし、ナンパされたことがなーい」

 とぼやいていた。病棟はいいぜよ、ナンパされ放題だ。病棟看護師は、患者を傷つけないように拒否するのが大変だ。

病棟看護師は技術の向上を選ぶか、出会いを選ぶか、明日はどっちだ。手術課看護師は、患者との出会いの機会を逃すかもしれないな。

●手術課の看護師(退院祝い)14
手術課から、看護師が訪ねてきた。

患者「君は、手術課から回ってきたの? 今度、手術課の人たちと一緒に、俺の退院祝いをしませんか。居酒屋で、飲もうぜ」

看護師「全額、飲み代を負担してくれるの?」

患者「退院祝いだよ、君たちが負担するのに決まっているじゃないか」
看護師「退院したら、永遠にさようならね…。バイバイ」

 貧乏患者には、お金はない。