マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画ドラゴンキングダムに告ぐ

2008-08-02 21:28:18 | Weblog

ボストンのチャイナタウンで、少年が中国の老人からニョイ棒を受け取った。イジメっ子に追われた少年は、過去にスリップした。

時代は、孫悟空が悪徳将軍(不老不死薬を飲酒済)に負けて石になってから、500年後の世界に設定されている。

選ばれた少年が、そのニョイ棒を孫悟空に返したとき、生き返るようだ。三蔵法師等の登場はない。新手の、孫悟空の物語のようだ。

酔拳の達人ジャッキーと、将軍に復讐する女性、謎の僧侶(リー)が旅をする。この僧侶の正体は、すぐに分かったな。鑑賞する上での注意点、キーワードは、「髪の毛」かな。

ジャッキーとリーの決闘は、迫真があったな。日本のチャチなアクションより、さすがに本場は違うな。日本のアクション監督は、香港映画をもっと見習え。

少年は、2人の師匠からカンフーを習う。自分も経験あるが、2人の教師がその場にいると、大変困る。やり方が違うから、覚える者はいい迷惑だ。混乱する。

物語上、当然ながら城に乗り込み、少年は、孫悟空にニョイ棒を渡して生き返らせる。将軍は倒される。ありきたりの内容だな。

現代に戻った少年は、イジメっ子たちにまた狙われた。但し、テレビ版の内藤大助のラストとは内容が違う。それでも、ラストは多少ハッピーエンドに終わっているかな。

冒頭の老人は、何者なのか。なぜ、この時代にニョイ棒があるのか。女性は、どうなったのか。生き返った孫悟空は、この現代ではどこにいるのだろうか。

タイムスリップ映画は、時に前後が混乱することがある。