マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画マッハGOGOGOに告ぐ

2008-07-06 07:24:00 | Weblog

この兄弟監督は、日本アニメが好きだなー。マトリックスも、日本アニメの影響を受けている。ハリウッドも製作者も、もうネタなしか。日本への依存度が、高すぎる。

初めて予告編を観た時は、「まさか」と思った。目を疑った。案の定、マッハだった。マシンもそっくり。歌もそっくり。主役は、もっとそっくりだ。兄弟監督は、そっくりにこだわったようだ。

当時、このハチャメチャなマシンを考えたのは、竜の子のスタッフ全員が、無免許だったようだ。自動車には、全く詳しくない。無知は、怖いなー。勢いだけで、アニメを製作している。

頭文字Dやその他のレースマンガの原作者たちが、もし無知だったら、どんなマンガを描いていただろうか。マンガは、連載していなかったかもしれない。

この映画、現実の世界では、絶対にありえなーい。原作がありえないマシンだから、今回は理屈抜きで、感性でマンガを鑑賞しよう。でないと、楽しめない。

八百長レースで利益を得、株価を吊り上げて買収などをしている悪徳企業。レーサーは、捜査当局とXと手を組んで、過酷なレースに参加する。

原作がしっかりしているから、物語も構成も設定も十分楽しめる。家族愛がテーマかな。この手の人情模様の描き方は、やはり日本的である。アメリカン・マンガとは、全然違う。

この弟とサルが、ハチャメチャだな。レーサーより、活躍している。主人公を食っている。リッチーの職業が、描かれていない。なぜ、ヘリを飛ばし、ドライバーになれるのだ?

忍者の登場は良いが、「007は2度死ぬ」のマネは勘弁してもらいたい。格闘シーンでは、1人を抜いてみんなが強い。忍者が弱すぎる。

武者(真田)が、全然活躍していない。日本企業の社長役か。処々において、日本語や企業が登場している。岡本テレビって、なんぞや。日本に、敬意を表している証かな。

通常、エンディングが始まると、みんな帰路を急ぐが、今回は誰も退場しない。音楽が原曲にもとづいているから、軽快なので聞き入ってしまった。

この兄弟監督、次回作は、日本の何のアニメを映画化するのかな。