誘惑

ニュースを読んで思ったこと、感じたこと。

リサイクル

2005-12-09 16:19:21 | 国際
臓器提供の大多数が死刑囚(共同通信)
【北京・共同】中国誌「財経」最新号によると、中国衛生省の黄潔夫次官は、マニラで開かれた国際会議で、中国国内で実施している臓器移植に用いられている臓器の大多数が死刑囚から提供されていることを初めて認めた。中国が移植に死刑囚の臓器を使っているとの指摘は以前から専門家らから出ていたが、当局者が認めるのは異例。

[共同通信社:2005年12月09日 13時35分]
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改めて思う。すごい国だと。
たくさんの「個」があると、ひとつひとつの存在価値は低くなる。
価値が低くなったものでも、高い価値を保っているものの「道具」や「素材」として再利用できるのであれば再び価値が上がる。

誰も知らない

2005-12-06 11:17:46 | 社会
母が娘を18年“軟禁”義務教育受けさせず…福岡 (読売新聞) - goo ニュース
2005年12月 6日 (火) 03:17

 福岡市で11月、福岡県警博多署に保護された同市内の少女(18)が、生まれてからほとんど外出を許されず、義務教育も受けないまま育てられたことがわかった。
 同月初旬、母親(40)が少女への傷害容疑で県警に逮捕されたことから、明らかになった。福岡市教委などは約11年半前から未就学を把握しながら、事実上放置してきたことを認めている。

 同署によると、少女は10月28日午後、テレビを見ないとの言いつけを守らなかったとして母親から顔や背中を殴られ、はだしで家を飛び出した。所持金はなく、同市内の公園で寝泊まりし、水を飲んで空腹をしのいだという。11月1日午後、通行人に助けを求め、保護された。

 少女の身長は小学校低学年並みの1メートル20で、かなりやせていた。ゆっくりとした会話はできるが、漢字の読み書きや計算はできない。

 同署の事情聴取に対し「ずっと家の中で暮らしています。買い物もしたことがないし、友だちもいません」と話した。

 母親は、少女を就学させなかったことについて、「物を壊したり、排せつがうまくできないなど発育の遅れがあり、外に出すのが恥ずかしかった。他人の迷惑になるとも思っていた」と説明した。

 少女は父母と姉、兄の5人家族。父親は留守がちで、姉と兄は既に独立しており、ほとんど母親と2人だけの生活だった。

 博多署はネグレクト(育児放棄)の疑いもあるとみて捜査したが、養育を完全に放棄したとはいえないと判断、傷害容疑だけ立件した。

 少女は現在、検査入院している。

 一方、市教委は少女が小学校に入学する年齢に達した時から、中学校を卒業すべき年までの9年間、校長らに月1回のペースで家庭訪問をさせていた。

 しかし、母親が「娘の具合が悪い」などと面会を断り続けたため、少女の姿は一度も確認できなかった。

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昔から不思議だったのですが、こういうニュースが少なすぎる。実際は、もっともっと多くの例があるのだと思う。発覚しないのか、報道機関の耳に入らないのか、それともニュースになっても自分が気づかなかったのか。

是枝監督の『誰も知らない』を観たいと思いつつ、最寄りのTSUTAYAではずっと貸し出し中でなかなか借りられません。

顔の神経

2005-12-05 16:20:40 | IT関連
顔の部分移植を受けた仏女性患者、1週間の術後の経過は良好

【ライブドア・ニュース 5日 東京】 - AP通信によると、先週11月27日にフランスで、世界初となる顔の部分移植手術を受けた女性患者(38)の1週間の術後の経過が良好に推移している。特に他人の顔の一部が結合されたことによる精神面が懸念されていたが、担当医のジャンミシェル・デュベルナール医師は4日、「精神面でも非常に良好だ」と述べていた。

  移植を受けた女性患者は、今年5月に犬に襲われ鼻や口の一部を失ったため、脳死状態の女性から顔の一部の移植を受けて手術を行っていた。女性患者は4-6週間入院する見込みで、移植による体の拒否反応を抑える薬が投与されるという。

  ただフランスの医療界では、今回の手術は伝統的な再生手術を行わず、あらゆる保証が与えられないまま手術に踏み切られ、まったくの実験との意見が出ているが、同国健康保険省内の倫理委員会からは、負傷していた部位が移植を受け入れなくなるという切迫した状況にあったとの見解も示され、手術に対する評価が割れていた。一方、手術に当たった医師からは、必要な事前説明などの手続きはすべて施したとしている。 【了】

ライブドア・ニュース 金子登記者
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)

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すごい。
顔っていろんな神経が集まっていそうだから、こんなことができるとは思ってなかった。
フランケンシュタインやフェイス/オフが現実味を帯びてきます。