私は、近年のコンクリートの強度と耐久性の良さは知っています。
そして、橋、ダム、トンネル、下水道、学校、美術館、公民館など公共施設の
ほとんどが、コンクリート、鉄を材料としています。
身近な公共施設である道路のコンクリート製側溝は、雨水と土に接しているし、
トラックの重量にも耐えています。
確かに過去の鉄筋コンクリートは海砂を十分に洗わず使用し、
材料の配合も計算されていない水セメント比の高い現場練りのコンクリートで、
かぶり(鉄筋コンクリートの鉄筋の表面からコンクリート外面までの厚さ)も
1、2㎝の箇所もあるような施工がされていたので、
コンクリートの中性化の進行も早く、
鉄筋が早く腐食し耐久性が低かったです。
(私の実家がそうでした。木造+RC造)
現代の住宅建築は、信頼できる工場の生コンクリートを使用し、
適切な施工管理を行えば、耐久性、耐震性、耐風性等の高い
RC造の家ができます。
また、同様に木造住宅の鉄筋コンクリートのベタ基礎ができます。
(比率は違うが、ある意味でRC造と木造の混構造と言えるのか。)
木造住宅の大事な基礎は、鉄筋コンクリート造なんです。
木材の苦手な湿気とシロアリの対策を講じればRC造と同等の
耐久性は得られるものと思います。
現代の木造の耐久性、耐風性、耐震性等は、戸建て住宅として十二分です。