皆さん、明けましておめでとうございます!!!!(2月1日)
なんでこれだけ期間空いてこんなタイミングで更新なのかという感じですが、せっかくなので2013年の好きなCDをまとめたいと思います。
(というかまとめてたのに更新する気が起きなかった)
新譜だけでまとめるほど新譜追えてないんですけど、(Twitterの)皆さんが新譜でランキングつけてるので乗っかりたいと思います。
あと、順位はあんまり気にせず。いちおう悩みながら付けましたけど。
1位 Perfume 『LEVEL3』
案の定すぎる1位。まさに「これが聴きたかった!」という感じ。
前作はシングル多すぎてとっちらかってた印象だったけど、今回はアルバムとしての流れ、もっと言えばライブとしての流れを考えたからこその"イントロクイズ"状態なのかと。
(あ~ちゃんがよくインタビューで言ってる「イントロがどれも同じでわからない」ってやつ)
全編通してすごくクリアな、いい具合の音色で貫かれてるのも個人的にめちゃくちゃツボでした。「Clockwork」が一番好き。
2位 キリンジ 『Ten』
堀込兄弟としてのラストアルバム。言われ尽くされてるけど、「ラスト」っぽさは皆無ですごーくシンプルで軽い、聴きやすーいアルバムになってます。
前作『SUPER VIEW』も肩の力の抜け方が印象的だったけど、今回はユーモアのニュアンスも強まってよりキリンジらしい作風で「この曲!」ってのはあまりないんだけどつい何度も聴きかえしたくなる。
脱退してからの泰之さんソロも、コトリンゴとかが加入してバンドとなったKIRINJIも、どんな活動してくれるのか楽しみです。
↓兄弟としてのラストライブより
3位 住所不定無職 『Gold Future Basic,』
このバンドは初めて聴いたんであまり知らないんですが、とっても良かったので3位。
全体的に少し懐かしい感じのポップさがあって、聴いてて楽しくなるんでつい何度も聴いちゃってました。
4位 LowPass 『Mirrarz』
個人的に「今一番カッコいいラップ」をするのがLowPassのMCであるGivvn。tee-rug製の渋くてシンプルなループの上で、Givvnが物語性を排除したナンセンスとも言えるライミングで淡々とグルーヴしていく様がとにかくカッコいい。ホントにラップ巧いと思うんだけど、今のシーンで追われてるタイプの上手さとも違って、それもまたカッコいい。
最初はよくいる発音崩したタイプのラッパーだと思っちゃってたんだけど、この2nd発売のタイミングでGivvnのソロミクステがフリーでリリースされて。それ聴いたら完全にハマって2nd購入。そっちのミクステの方もランキング入れたいぐらい最高なのでぜひ→ DLリンク
後追いで1stも聴いたんですがあまりハマらず。 ビートもラップも格段にレベルアップしてるからってのも勿論なんですが、ミキシングの影響がデカイい気がしました。2ndのエンジニアはイリシットツボイ氏なんですが、1stより格段に声が近い位置に置かれてラップを聴かせにかかってるのもこのアルバムが良い理由かと。さすがツボイさん。
5位 RHYMESTER 『ダーティーサイエンス』
これもツボイさん仕事!まぁこれも皆が聴きたかったライムスって感じかなー。
よく『グレイゾーン』が引き合いに出されるように、サンプリングビートを中心にしたHIPHOPの荒々しい部分を強調したアルバム。かといって90's回帰にはならず、今だからこそできるバランスになってるのは流石。
故MAKI THE MAGIC製のビートでMummy-Dがライムスの曲名をふんだんに絡めてボースティングするバースは無条件にアガる!反則!
宇多さんのラップが最近ちょっと元気ないのが個人的に残念です。
7位 マキシマム ザ ホルモン 『予襲復讐』
ホルモンなんと6年ぶりのアルバム!オリコンでは3週連続1位で、タワレコの年間アルバムチャートで1位というすごい結果も。
亮君自身も認めているようにアルバムとしては前作『ぶっ生き返す』で完成しちゃってて、そこからどう新しい解答を出してくるのかが今作の楽しみだったんですが、原点回帰という形で亮君自身にフォーカスして「エモさ」の要素がかなり入ってきたのが評価の別れどころかと思います。
特に1曲目のタイトル曲がその方向に振り切れてて、曲としては嫌いじゃないんですが重たいのでなかなかアルバムを聴き始められず再生回数が伸びなかったというのもこの順位の一因です・・。あと既発曲が多くてアルバムとしての流れがイマイチだったのも。
新曲は1曲目とラスト曲以外は「らしく」て文句なし!
あ、9曲目「アンビリーバボー ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~」もファンクっぽくて今までなかった作風だけど、マジくだらなくて最高!!
13曲目「ビューティー殺シアム」 は曲としても超カッコいいんだけどライミング的にもすごく冴えてる。
8位 RIP SLYME 『GOLDEN TIME』
前作『STAR』がすごく好きなアルバムだったんですが安定のリップ、今回もいいアルバムです。
タイアップでもお馴染みシングル曲「SLY」に表れるように、もう全員ラップすることに拘ってないようです。それだけ肩の力を抜いて作ったのかと思いきや、PESとFUMIYAがかなりしっかりコンセプトを固めて作っていったみたい。
タイトルのとおりバラエティに富んだ作風で、楽しく聴けます。 しかし相変わらずPESはラップうまいなぁ~。
9位 電波少女 『BIOS』
ニコニコ動画のラップシーン(所謂「ニコラップ」)出身のユニット電波少女。その世界での人気は絶大で、自身のHPでのアルバム予約は初日だけで1000枚を超えるほど。
僕はニコラップシーンについてほとんど知らなかったんですが、 MCのひとりであるハシシさん(武富士アコム)のラップがすごく好きで購入。どの曲もハシシさんによるHOOKがホントによく出来ていて、HIPHOPというよりポップミュージックとしてとっても良いです。というよりバンドか?
ハシシさんのコーラスセンスが一番ツボなので特に「ボウバグ」が好きです。
10位 冨田ラボ 『Joyous』
椎名林檎、横山剣、原由子、さかいゆうという豪華4人のボーカリストを迎えて作られたアルバム。
曲数が少なめってこともあってまとまった印象。冨田印の爽やかポップながら相変わらず覚えさせる気なしな複雑なメロディとコード満載で良いです。
音の印象はこれまでのアルバムよりもデジタルっぽい仕上げになっててそれも新鮮でした。
特に↓の「この世は不思議」 は坂本慎太郎のシンプルな言葉選びと4人のボーカルが絶妙ですごい好き。
11位 Fla$hBackS 『FL$8KS』
もうとりあえずカッコいい。それだけで突き抜けて2013年日本語ラップシーンの話題をかっさらったアルバム。
ルー大柴かってぐらい英語混じりの(バイリンガルでない)ラップで最初は良い印象を受けなかったんだけど、jjjのビート(Nice)と同時にラップの魅力にもハマりました。
こんな若くて堂々とふてぶてしいラップできるなんて羨ましい限り。逆に最初からこんな評価されてたらこれからどうするんだろう?と余計なお世話まで考えてしまいますね。
12位 ももいろクローバーZ 『5TH DIMENSION』
もうこれ2013年だっけ?って感じですが、よく見たら2013年リリースだったのでランクイン。なんか賛否両論だった気がしますが僕は結構好きなアルバムでした。
MUROまで取り込んだ多彩な作曲家陣を見るとバラバラなアルバムになりそうですが、「ももクロ」という世界観に全部落とし込まれててどこか統一感があるのがなにより好印象。すごい変なバランスなんだけど。
「月と銀紙飛行船」が一番好き。一昨年のももクリの「僕らのセンチュリー」もすごく好きだけど、こういう大げさなロック感というか、大きな会場で映えるような曲が今のももクロに合ってると思います。
はい、TOP12というビミョーな枚数です。
自分の中で5点満点で4点以上のアルバムになったのがこの12枚だったので。
ここには入らなかったけど印象には残っている、一言言いたいやつをちょっと紹介します。
・Negicco 『Melody Palette』
1曲1曲はどれも良いんだけどアルバムとしての流れが良くなくって微妙な印象になっちゃった感じです。
小西康陽プロデュースの「アイドルばかり聴かないで」はクラシック!
・lyrical school 『date course』
HIPHOPアイドル・リリスクの2nd。前作のラップの稚拙さが好きだったからか今作は「ラップうまくなってんじゃん・・」とビミョーな印象だったものの、こないだ聴きかえしたらいいアルバムだと再認識。tofubeatsがメインでプロデュースして、他にもイルリメやポチョムキン、Fragmentも参加。
リリスクはなにより楽しそうにラップするのが最高です。meiちゃんのラップの下手さが宝。
・tofubeats 『lost decade』
これも、アルバムとしての流れでイマイチ。「ALL I WANNA DO」「Les Aventuriers feat.PUNPEE」「No.1 feat.G.RINA」がすごく好き。
もちろん水星も好きです。
・NF Zessho『Natural Freaks』
ネットラップ出身のラッパーNF Zesshoの1st。年下(たぶん20歳)なんですがすごくラップ巧いし、何よりビートがどれも良いです。(主にPigeondustとYoshinumaプロデュース)
アルバム全体がサラっと聴けて好印象でした。フリーのミクステもあるので気になったらぜひ→ DLリンク
・ 東京女子流 『約束』
これもよく考えたら2013年でビックリ。アルバムが長すぎたなー・・・。いい曲揃ってるんだけど。惜しい。
それより2013年ならシングルの「運命」を推したいです。
・Especia 『AMARGA -Tarde-』
ディスコやAORを貴重とするサウンドがウリのエスペシア、安定すぎる良いアルバムでした。あんまり聞き込んでないのでランキングには入れませんでしたが。
2014年頭のシングル「YA・ME・TE」も超かっこいい!
・泉まくら 『マイルーム・マイステージ』
いろんなところで話題沸騰しているまくらさんの1st。飛び抜けた印象は無いですが、全体的にいい温度ですごく良いです。
「ゆるふわ女子ラップ」とかよく宣伝文句に使われてますが、それだけで終わらせない真摯な態度が伝わります。
Sugar's Campaign(seiho & Avec Avec)プロデュースの「東京近郊路線図」は去年のイントロ大賞をあげたい。
もう長々と書いてきてめんどくさくなってきたので、ほかに良かったやつ羅列していきます。
・5lack 『5-sence』
・5lack × Olive Oil 『5O』
安定の5lack。
・なのるなもない 『アカシャの唇』
良かったんだけど聴き込めてないので。
・鎮座DOPENESS 『T.U.B.E. ep』
iTunes配信の4曲入り。コンパクトで良い。
・さくら学院 『さくら学院2012年度 ~My Generation~』
全体的にいい感じ。テニス部と科学部が特に良い。
・EVISBEATS 『Space Ship Mix』
夏っぽい爽やかなMIX。Ittoとのエクスクルーシブ曲が素晴らしい。
・THUGMINATI 『NEW WORLD MURDER THE MIXTAPE Vol.2』
"Mothefucker / Majikichi Crew feat. T.O.P."が収録されたという去年の大ニュース。TOPさんホントにありがとうございました!
この曲はマジキチのアルバムに入りますので気長にお待ちを・・・・。
あー今日こんな感じで。フリーも紹介したかったんだけどまた今度やりますね。
ランキング見直すと日本語ラップわりと聞いてたのにあんま入ってないなーと思ってたんですが、よく見たらPerfume、ホルモン、リップ、ライムス、キリンジ、ももクロ、女子流...と僕の好きなひとたちがみんなアルバムを出してたことに気づき納得。個人的にはすごく恵まれた1年だったのかも。
今年まだ1ヶ月しか経ってないけど女子流×マルチネは最高だったし、Especiaも良かった、一十三十一もFebbもロマンのアルバムも良かったし、KOHEIのベストも良かった。かなりいい滑り出しなので2014年も期待してます。
ほかで言えばマジキチクルーで初めてライブさせてもらったり、空也さん率いるPBMの皆さんと曲を作らせてもらってライブも出させてくださったり、前述のザグミナティのミクステにクレジットされたり・・・恵まれすぎてる!
ちゃんとやる気出さなきゃ!w
では、また近いうちに更新したいと思います。
クソ駄文失礼しました。