林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
金曜につぁん、週明けに店長、VROOOMの投稿は不定期。

ブルースマンへの道! その6

2017年01月19日 10時50分34秒 | ブルースマンへの道


ブルースギター、弾いてますか??

ペンタ1発、アドリブで楽しんでますか??


いやあ、いきなりすいません。


実はおいらにとっては、このペンタ1発でギターソロを取るのは楽しくて仕方がないのですわ。
はっきし言って、何時間やってても飽きません(爆笑)
実際、職場の空き時間に、空き会議室で、時間の許すかぎり、好きなブルースに合わせてギターソロを弾いてます。

冒頭にあげた図は、ギタリストなら皆さんご承知の、ペンタトニックスケールの指板表ですよ。


さて前回「ブルースを歌えるようになる」つまりブルースの構造を知ることが必要である。
それによって、ペンタ1発ではないソロが取れる
ようになる、

というお話でしたな。



はい、自分で言っておきながら、おいら自身も、ペンタ1発より進歩したソロが取れている自信は、ございませぬ(爆笑)

でも、できるならもっと聞かせる、味のあるソロを弾きたいな~、とは思っているのですよ。



そこでまず、申し上げておきましょう。


「ペンタ1発」は決して悪くない!!

と!!(爆笑)


そう、ブルース関係の教則本とかを読むと、

「ペンタ1発でソロを取って、マンネリになってませんか?」

とか、

「ペンタ1発のソロからの脱却を目指そう!!」

とか、書いてありますよね??

そう、まるでペンタ1発で取るソロは、悪者(技術・勉強の足らないギタリストがやるもの)であるかのようです(笑)



もちろん、ギターの教則本ですから、みんな上手くなりたいからそれを買うわけで。
ペンタ1発でソロを取るよりも、いろんな理論や技術を習得して、テクニカルに聞かせたい、と思っている方をターゲットにした言葉だということはよくわかってます。




んで、このブログでおいらがブルースについての私見を語ってきましたが。

おいらが思うに、

ブルースにテクニックなどいらん(笑)

というか、たぶん、大昔の伝説のブルースマンたちは、ペンタトニックスケールなんて、知らんと思う(笑)

いや、経験則として、そういう音の配置になることは分かっていたかもしれないけども、理論的には勉強してないはずです。

伝説のブルースマンたちは、そういうもの(テクニック・音楽理論)じゃないところで勝負しているはずっす。


実際、マディ・ウォーターズや、ハウリン・ウルフなんかは、自分でソロを取る時、同じようなフレーズが多かったりします。

「あれ? これ、前に別の曲で聞いたようなフレーズだぞ??」

なんてことはしょっちゅうです(爆笑)


でも、全然かまわないんです、その時はその時、今は今!


調べてみると、それが「ペンタ1発」のフレーズだったりすることも、しょっちゅうです(笑)


でも、全然かまわないんです、彼らのソロに込められた音の情念でぶっとばされるから!


そう、ペンタ1発でもいいんですっ!!(情念があれば)

マンネリでもいいんですっ!!(情念があれば)



すんません、熱くなってしまいました(爆笑)
かく言うおいらも、ペンタ1発から脱却できるための練習やら勉強やらは、ちまちまとやってはいます。
やってはいるけども、それより大切なのはブルース・フィーリングを身体に叩き込むこと!
頭でっかちにならないようにすることが、大切だと思っているのですよ(鼻息)


んで、このシリーズの第1回からずっと語っているように「ブルースは似たような曲ばっかりだから退屈」と考えている人は、

ペンタ1発でいいから、ソロを取りながら聴く

ということを強くお勧めします!!


そう、これがおいらの持論でもあるのですが、

ブルースは「聞く」ものではないっ!
「参加して楽しむ」ものだっ!!


というのがあるのですよ(笑)


ギターが弾けない場合は、体を揺らすだけだってかまわない。
一緒に歌うのなんかも最高。
ハーモニカで参加するのもあり。
ベースだってパーカッションだって、何でもいいから参加すればいいんです。


そう、ブルースは参加することによって、どんどん楽しくなっていく音楽だと思うのですよ!!
おいらはこのことに気づいてから、ブルースの楽しさがすごく増したのですよっ!!


では、おいらはどのようにして、参加しながらブルースを聴いているのか。


それは次号じゃっ!!