企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

デザインの輪郭、日本の伝統、イン・ザ・プール、日常の疑問、食い逃げ、笑いの技術

2008年02月25日 | 本の紹介(ビジネス)
工業デザイナーの想いを語った本。業界人とのインタビューも掲載。著者のスタイルで、ほぉぉと思ったのは、クライアントに対して1つの案しか提示しないこと。そして、クライアントと一緒になって作り上げるということを志向していること。
いくつか案を提示して決めてもらうのでは、相手に決めてもらうことにしかならない。そうだよなぁ。デザインだけの話ではなく、生き方を考えさせられます。ところで、この本、栞じゃないけれど、よく本に入っている紐が2本ついていました。銀色と黒。これはどういう意味なんでしょうね。

デザインの輪郭
深澤 直人
TOTO出版

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縄文、弥生、寺社の庭など、日本の伝統について、岡本太郎氏が結構昔に書いた本。今読んでも、古さを感じないのは、扱っている題材が伝統だからでしょうか?なかなか読みごたえあります。でも、語り口はとってもやわらかいですよ。

日本の伝統 (知恵の森文庫)
岡本 太郎
光文社

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伊良部シリーズの1冊目というのを入手して、近鉄特急の中でだいたい読み終えました。おもしろおかしい話ではありますが、登場人物の抱える悩みって、そこまで激しくなくても、感じることがあるわけですよね。何かに依存してみたり、ため込んでみたり、心配になったり、そういう日常で感じる様々な不安を、おもいっきり増幅&爆発させて治っちゃう。医療現場から見たら変な話でも、普通の人からみたら、「ストレス解消しなきゃなぁ」と思うことができるようになる本ではないでしょうか?
伊良部氏のむちゃくちゃぶりも楽しいですよ。

イン・ザ・プール (文春文庫)
奥田 英朗
文藝春秋

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この本、私にとっては痛快です。身近ななぜをたっくさん取り上げて、正解ではないかもしれないけれど、納得する仮説を提示してくれている本。なぜを気付くきっかけに、またアナロジーとして身近な問題を理解するためには役立ちそうです。社員研修のテキストにはとってもよさそうです。
日常の疑問を経済学で考える
ロバート H.フランク
日本経済新聞出版社

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山田氏と門倉氏は、若手ビジネス本著者としては本当に有名になりましたね。どちらも、面識はないのですが、一つの生き方として参考にしたいなと感じるようになりました。やってみなければわからない♪
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
山田 真哉
光文社

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テレビの裏側には、こういう人がいたんだなぁ、と思った本。テレビって、多くの人に見られていて、また、視聴者に選択の自由があるメディアなわけです。見なくてもよいし、どの局を選んでもよい。そんな環境下で長寿番組をやってきた人の経験談。へぇぇ、という話だけではなく、試行錯誤、積み重ね、という成功者が語る話を読むことができます。業界が異なっても、やるべきことは変わらないのかも。

人に好かれる笑いの技術 (アスキー新書 046) (アスキー新書 46)
鶴間 政行
アスキー

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コメント
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