りんご、無事帰還を果たす!!の巻。

ただいま（と言っても一昨日帰ってきたので厳密に言うと「ただいま」ではないのだが）戻りましたー!!
応援をして下さった方、放送を見て下さった方、本当にありがとうございました。
おかげで無事全国大会で演奏を終え、愛媛に戻って参りました！
それではりんごの東京凱旋（？）記、どうぞ!!

まずは10月11日、私達は東京へ旅立った。
さて、以前の記事のりんご、沖縄へ行く!! ―修学旅行1日目―　の巻。を見た方は、私は飛行機が大の苦手ということがお分かりだと思う。
しかし、今回私はほぼ完全にその苦手を克服した。
決め手は、離陸の時に地上が見えるモニターである。
あれを見ているおかげで、怖さが半減するということが今回わかったのだ。
以前は「モニターなんて余計怖いだけじゃ・・・」と思っていたのだが、これが違うらしい。
と言うわけで私はモニターをガン見しながら、
「うぉーし・・・あとちょっと、来た・・・来た来た・・・・・・おっ来た!!ふああああよし大丈夫!!」
などと心の中で呟きながら、その場をやり過ごしたわけである。
何しろこちら元副部長。
3年生であり、そして中学生の時にも全国大会へ出場したという経験者のプライドというものがある。
そんなこんなで飛行機の問題は大丈夫であった。

そしてホテルでおいしい夕食をいただいた。
洋食だったのだが、そこの白身魚のフライのおいしさがもう神懸かっていて、思わず私はみんなに「魚のフライ、食べれん子、おらん!?」とキラキラした顔で聞いていた。
すると一人後輩が食べれないと言っていたので、ほれ来たとばかりに私はそのフライを二人分食したのであった。
ちなみにその後出たローストビーフも、その子の分と二人分食べた。
それでもデザートとコーヒーがその後入った私はけっこうすごいかもしれない。
はい、そこで私の決めゼリフ!!
「俺の胃袋は宇宙だ!!」（byフードファイター）
・・・あ、ネタが古いとかナシですよ？

ホテルの部屋は、もう一人の3年生の子（仮名：ふじの）と同室にしてもらった。
私はものすごーく朝寝坊するタチで、以前の大会で一人部屋になった時、完全に寝坊して顧問の先生からデコピンをくらったことがあるからだ。
そして夜、次の日の大会のために早く寝ることにした。
私「じゃあうち目覚ましかけとくねー。何時にする？」
ふ「しおりじゃAM6:00になっとったけど、AM5:30にうち先に起きていい？」
私「おっけぃ、じゃあそれでセットしとくね。」
私は目覚まし時計をその時間に合わせ、眠りについた。
・・・次の日、AM6:00にきちんとふじのが起こしてくれた。
おはようとあいさつをした後、ふじのがニヤッと笑って言う。
ふ「そーいやアンタ、目覚まし時計OFFになっとったよ。」
私「・・・・・・へ!?」
彼女が言うには、朝自然に目が覚めて、「おかしいな、目覚まし時計が鳴らない・・・」と思ったらしい。
それから時計を見るともうAM5:32であり、電源がOFFになっていたと言うのだ。
つまり私、セットする際にONにしていなかったのだ!!
ごめんふじのーって言うかあなたの体内時計に感謝!!!!!

本番は、けっこう緊張した。
NHKホールは、聞く分にはよく響いて良いのだが、歌う分には孤独なホールだ。
最初のフレーズを歌った瞬間、「あ、ヤバい、これ自分の声しか聞こえんわー」と思い、いつもより出すくらいの勢いと、体の動きを意識して歌った。
私の長所は声のデカさと表情の良さだと自負しているので、それを生かしてがんばったつもりである。
ソロの語りは「上の町から番太郎が」と言っているのだが、いつもよりあまり声が通らなかったと思う。
最後に、課題曲「あの空へ～青のジャンプ～」の全員合唱があった。
その時、私は姉が前日にくれたメールの文を思い出していた。
「ＮＨＫホールの舞台で歌えるのも、これで最後の機会になると思うけん(紅白に出んかぎりはね(笑)）ステージから見える景色を楽しんできてね♪」という文だ。

本当だよ・・・このホールで歌えたんだよ、私は・・・。
紅白に出る人って何人？このホールで歌える人って何人？

そう思うと、何だか胸が熱くなった。
課題曲は、最初は私は正直苦手だった。
何だか歌詞がよく理解できなかったし、曲調は何だか幼く感じた。
合唱人生最後かも知れないこの年に、こんな課題曲かよ・・・そう思った。
それでも、その時私は全員合唱しながら大粒の涙を流した。
まさか私もこの曲で泣くとは思っていなかったが、ほとんど歌えないほど泣いた。
今まで支えてくれた人、応援してくれた人、そんな人達のおかげで私達はそこで歌うことが出来たのだ。

本当に、ありがとうございました。



さて、この課題曲・自由曲ともお別れだ。
今日から私達は、10月24日にひかえている「全日本合唱コンクール全国大会」（in石川県）のために練習を始めた。
この大会はTV放映が無いので皆さんに見ていただくことはできないが、一生懸命がんばってこようと思う。


さぁ、次の大会に、跳ぼう。
Jump up!!

そして、その後にひかえる受験を乗り越えよう。
Jump up!!

これからどんな壁が待ちかまえていようとも、思い切り飛び越えよう。
Jump up!!


・・・さぁ、どこまでも。
Jump up!!!!