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明確なポリシーを持たずに更新していくblogです。まぁほとんど映画鑑賞blog、コメント、トラックバック歓迎です。

スーパーサイズ・ミーを観てきました

2005年01月10日 | 映画館での映画
ファーストフードは身体に悪い

ある意味、華氏911より真実に迫るドキュメンタリーでした。
アメリカで、自分が肥満になったのはハンバーガーが原因としてマクドナルド社を
相手に訴訟を起こした事件が発端となって、ついには連邦議会で肥満の原因として
ファーストフード業者に責任を求める訴訟を禁止する"チーズバーガー法案"の可決
までに至った出来事から、監督モーガン・スパーロックが「本当に肥満の原因は
ファーストフードにあるのか、ハンバーガーと健康の因果関係は?」という疑問を
実証してみようという、まさに身体をはったドキュメンタリーです。

この試みのルール
・某大手ファーストフード(マ○ドナルド)店内に存在するものしか
オーダーしてはならない(水も含む)
・スーパーサイズ(日本にはない)を勧められたら断らないこと
・全てのメニューを必ず一度は食べること
・朝・昼・夜の3食を全て残さず食べること
・上記のルールで1ヶ月間生活する
つまりは、完全にファーストフードだけを食して生活するということ。

感想を率直に言うと、最初は面白かったが、だんだん観るのが辛くなってきた
なぜなら、監督兼主演のモーガンが目に見えて健康を害していくので、観るに
耐えない映像になっていくのだ。しかも精神的にも変調をきたしていき、この
企画の健康管理を担当した3人の医師の予想を越えて、悪化していく。
この作品を観てチョコレートやコカ・コーラだけでなくファーストフードも
常習性の依存になる可能性があるということが実感した。事実、僕もときたま
ふいにマクドナルドのポテトが食べたくなったりするのを思い出した。作品中
で監督も「気分が最悪だったが、食べたらハッピーになった」という発言まで
出る状態。やばいです、この映画。

今、そこにある危機、実はイラク戦争の真相がテキサスのオイルメジャーと
ブッシュ家の陰謀だったということより、ファーストフードを食べ続けると
健康を害するという、かなり庶民的なことでした。よく耳にする話だけで誰も
その定説をきっちり数量化して因果関係を実証してみせたことがないという
事実を知りました。もちろん、この作品がハンバーガーと健康の関係を完全に
明らかにしたというわけではないでしょうけど、作品中にかなりの回数で出て
くる各種の数値が語る事実は、観ている観客に訴えかけるものがあります。
監督の意図は、たぶんファーストフードの糾弾そのものではなく、健康に悪い
んだろうと思っているが安くて便利な食生活に流されていることの危険性を
訴えることなんだと思った。いろいろ考えさせられる作品だった。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうなんですよぉ。 (jwacky)
2005-01-28 22:37:41
始めはコメディタッチなのかと思いきや、

監督がボロボロになっていくのを見て怖い~と思いました。

ほんとに小さい頃からの刷り込みって怖いですね。

(子供の頃、マックが近くになくて良かった?!)