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分かるからできるへ

2011-05-07 20:45:37 | Yoga
■試験終了

昨日はヨガのインストラクターコースの終了日で、試験がありました。 

人前でしゃべる、というのは緊張しますね。

でも、なんとか、最悪のしどろもどろ状態は避けることができました。

受ける人にとってはいったいどういう風にクラスが感じられるのか、まったくイメージがつかめず、まだ自信はないけれど、なんとか体裁はついた、という感じ。ハッタリもたまには必要です。

”無事乗り切れた感”はあります。後はデビューあるのみ!


■ (ヨガをする) vs (ヨガのコールをする) の差

ヨガのコールって回数をこなして慣れるしかありません。 何度も言って”染み込ませる”。

この ”染み込ませる” ことなのですが、英語学習と似ています。
英語って実は、あまり考えないで音だけなぞれてしまうのです。シャドーイングと言って通訳訓練法がありますが、わたしコレ大得意。でも、ペラペラではありません(汗)。

なぜなら、自分の言葉で考えてしゃべる、となると、しっかり考えないといけない。
ので、しゃべりだすと脳が働きます・・・するとシャドーイングより格段に難しくなります。

例えば、英語の歌。音を聞くだけなら上手に歌マネできたのに、歌詞カードを見た途端、へんな発音になってしまうのはよくあることでしょう・・・ それとヨガのコールの難しさはとてもよく似ています。

ヨガの先生を見ながら、ヨガすることはたやすい・・・まるでシャドーイングしているような状況なわけです。

けれど、それ(今やっているヨガのアーサナ)を実況中継するとなると 上手な言葉で実況中継するのはまったく違う作業です。使っている脳が全然違う!

それが、(ヨガをする) vs (ヨガのコールをする) の差です・・・ この差は大きかった!! 

ヨガをするのと、ヨガの先生をするのはまったく違う次元のことです!

つまり、無意識 → 顕在意識 → 口に出す というプロセス、これはとっても脳を使います。


■ (できる ⇒ 分かる)変換

コールは自分を実況中継する技術・・・とは言え、同じアサナのコールばかりを何度も繰り返しても成長はしません・・・しまいには飽きてワンパターン化してしまいます。 

ただ暗記した英語は印象が浅くなり、結局使えないのと同じです。さらに、血となり、肉となるためには、さまざまに応用がきくように、変化させていかねばなりません。

ってワケで、ヨガの本やビデオ。

そして、そのヨガの動きをカラダに染み込ませてみて、その染み込んだ動きを、今度は口で実況中継してみる。

これは なんと英語学習に似ていることでしょう!! 気に入ったフレーズを言ってみて、自分の言葉で再現してみる。

そうするとある程度データベースが出来上がってきます。英語でも大体同じプロセスで成長し、そのデータベースの大きさがその人のキャパ、実力ってことになります。 

本来はシンプルな中学英語でも大人が生活を理知的に行うに十分な内容を話せるはずですが、日本のほとんどの人は話せないですよね・・・ それはただ試験対策で暗記してやり過ごしてしまったから。

”分かる”と”できる”は違う。 分かる→できる へのプロセスが足りないのですよね。

■ 知+智 = 楽しい 

今私はヨガで、分かる⇒できる変換作業をやっています。それは、私にはとっても楽しい作業みたいなのです。英語のときも楽しかった気がします(^^) (ただ日本ではその作業をやる場があまりないのですが・・・)

私にとっては、”分かる”ための作業と”できる”ための作業が、バランスよく配分された生活が心地よいみたい。

そう考えてみれば・・・山もそうですね・・・山を”分かる”ための事前の”情報収集”・・・そして”実践”、山行き。

だたデータを集めるだけの仕事は、いうなれば市場調査の仕事や経営コンサルタントに似ています。
平たくいえば机上の空論・・・実践での”分かる⇒できる”変換が伴わない。知であって智でない。

知と智の両方を求めて生きたいな、と改めて思うヨガの試験日でした。

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