地球のホコリとなりて!

地球をうろつきその感じを点描する。歩きながら考えたことを。

満願へのフィナーレ 再び1番へ

2006-12-17 | 遍路つれづれ
お礼参りで再び1番霊山寺

あれは2004年3月の霙交じりの荒れた天候だったが
あれから2年と半年後
住職の講話を聞く

どういうわけか 目頭が熱くなった
涙か!という人もい
満願を果たす
蕎麦汁や満願祝ふせいろ飯
満願寺読経の声に銀杏散る
満願寺冬勤行後の熱き酒


今回の朝に戻そう
最初は9番法輪寺を打ち始め

前回は雨での本尊ご開帳であったが今日は天気で印象が違う

30分ほどで8番熊谷寺の山門


参道の傍のたんぽぽ?


打ち終えてまもなく
路傍にこんな白い花が

エキゾチックな目でみすかれたきがした
またここから30分で
7番十楽寺


歩きながら写真を撮る
民家の塀に
紅い蔦が絡みついいている

蔦紅葉垂直壁を登り下り

12:40安楽寺に着く



ここを打って昼食となる
そのときの蕎麦汁
さっぱりした味が昔の郷愁を


出発は13:50


民家の前には 薔薇や水仙が咲いている


ここは 柿の里である
たわわな実りの秋であるが
なりすぎて 来年は不作の憂いあり

柿の里大師の心実り色
鈴なりの腐りし柿の口惜しき

14:50 5番地蔵寺に着く
大銀杏はスグ目に飛び込んできた

大銀杏の前で記念撮影し
すぐ出発
蜜柑もたわわ

来年を憂うたわわな蜜柑村
15:45 4番十楽寺

参道の花も
何か仏教的?

一日の終点
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入浴
晩飯
晩の勤行


これは空海の写経?
弘法も筆の誤りの証拠らしい?

就寝
起床
洗面
朝飯
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7:22出発時は雨具をつけて


四国3番奥の院 愛染院

ここで甘酒のお接待を戴いた
平凡な表現だが 昔の母の味がした
小学校の時 学校で麹からつくったことを思い出した
接待の甘酒しむる冬遍路
記念撮影もして
8:16出発
細道を少し
お宮を左に見て

これは大楠(板野町)

サンタが縄梯子を登る??

9:03金泉寺についていた

9:39 道路の広いところから出てきたおばさん
蜜柑のお接待 名もなき 納札も渡せず 車に乗り込んだ

後ろ姿に合掌し ありがとうございます
後で みんなに分配
接待の蜜柑半分して遍路

2番極楽寺

長命杉にお願い


10:39そこを打ち終え
最初の寺1番への道を

初回と同じように 菜の花が迎えてくれた


10:53 1番霊山寺の門前へ
  ・
  ・
  ・

ようやく やっと満願であった
心の中で 万歳と叫んだ
声には出せず
法話の時
最後の般若心経読経のとき
目頭が熱くなった
何人か 目に涙が出たという
休憩をし 白衣に印を貰い
バスで昼食へ


そして
前回は夜しか見なかった土柱を昼 再び
案内は ホテルの大女将さん(72才)
ボランティアガイドである
若いときは 本当に絶品だったはず!

天下の奇勝『阿波の土柱』世界三大土柱
アメリカのロッキー山脈とイタリアのチロルと並んで



霙来し土柱の襞を濡らし過ぐ

今回もバスの中では霙があった

ここでも 短時間に降った
またが
帰路の瀬戸大橋の上からは夕日が赤かった
暗雲たちこめる時もあったこの四国八十八ヵ所巡拝を
象徴するかのよう
天気予報的に表現するなら”くもり 時雨あり 後晴れ”


まさに 同行二人 ということであろう
合掌!