鳴り物入りの作品。
初めてこういうパニックものの映画を映画館で観てきました。
いや、すごいですわね。
何もかもが壊れていく様子が。
次々と車、建物、人を飲み込む地割れ。
氷河を越えてくる津波。
お金と手間がかかっているのだろうなぁ、と。
それに比例してエンドロールも長い、長い。
終わったときには、客席にはだれもいませんでした。
観ているときはいろいろ考えていたのです。
心の平安のよりどころになる何かがあれば、右往左往しないで済むのかしら…とか。
例えば、信仰?
こういう時、仏教の高僧(西洋人のイメージでは仏教=チベットみたい。)は徳が高く描かれますねぇ。
バチカンはこの映画の中ではかなり早い時期に建物が崩壊しました。
多くの人々もろとも。
若干の悪意を感じないでもありません。
映像はすごいです。(でも時々背景がものすごく合成っぽくみえることがありました。気のせいかしら。)
どきどきします。
でも、物語はやっぱり助かった幸運な人たちの話でしかなくて。
いろいろな場面はあるのですよ、ちょっと泣きたくなるような。
でも、そういう死までのエピソードがあった人はいいほうで、その思いはおろか、顔すら描かれず、まさに画面上で蟻のごとく命を落としていった人たちが無数に沈む海を、晴れ晴れとした顔で眺める生き残った人たちをみると、やりきれないというか、釈然としないというか。
もちろん、そうでなくては映画として観ることなどできないわけですし、本当に地球規模の災厄が訪れるときも、助かる人と助からない人がいるはずですから、仕方ないのですけど。
今回は、映像がすごいぞ!の宣伝にどうしても心惹かれて観にいきましたが、たぶん、この先、この手の映画を観にいくことはないのではないかと思います。
きっと私はこの手の映画を観すぎて、素直に感動できなくなってるんだな~。
だから観てる間中、変なことばっか考えてた。米大統領の役者さん見て、人間て間違いなく猿から進化したんだなぁ…とか。乗せた動物たちが暴れだして、別のパニック物にならないか心配…とか。
ちゃんと集中しなさいってばねぇ…。
もともとパニック映画って苦手だし・・・「252]は例外でみたわけですわ
「なくもんか」と「のだめ」あたりにいこうとおもっている今日のこの頃です
他の人に聞いたら「日本人」がハリウッドでやっていた
機械に強い、何かをつくるというような役を今回ずべて「中国人」にしてあるそうです
映画の世界にも政治力とか関係するのかなとおもいました
日本にはその場所なさそうですしね。一応、最初に異変を知る国の中には入っていましたが、あ~っというまに沈んでしまいましたよ、島国日本。ハワイも様変わり。
最初に異変に気づいたのはインドの学者さんでした。
この人の息子役の男の子がかわいかったです。
セリフがなかったのですが、何を思っていたのかなぁ、と考えてしまいます。