同期入社の配属

2007-06-17 21:00:56 | アパート建築営業マン

同期入社5人の中で、2人は40代の後半だった。この会社の年齢制限は50歳と聞いているので、ギリギリの年齢だ。2人の経歴を聞いてみると、メーカーとか、ルートセールスの関係のようだった。「アパート建築飛び込み営業マン」などとは、もちろん無縁だ。そもそも、モーレツ営業の世界そのものを知らないと言っていい。こんな世界にいきなり飛び込むとは、なんと無謀な??この2人は、年配の課長の下に配属された。

1人は、当方と同じ30代であった。こちらも、営業経験はほとんどない。なんと、某・一流有名私大の出身者だ。この男とは、同じ営業課に配属された。この会社が始まって以来、空前絶後の「高学歴コンビ」と言えるだろう。これが、今の世の中の傾向なのか・・・?

我々2人は、40前後の若い営業課長の下に配属された。課長が2人を集めて訓示するには、「我が社では、成功すれば大変な高収入が得られる。だが、それだけに営業はキツい。生き残れる奴はほとんどいない!それについてこれるかどうかは、お前らの根性次第だ!!」と、勇ましい。

しかし、ほかの人たちにこの話をしたところ、シラケた表情だ。「あの課長、ヒラ営業マン時代にはサボってばかりだったぜ。相変わらず、クチばっかり達者なヤロウだな」と、陰口を叩かれている。どうやら、あまり評判が良くない人物のようだ・・・!?

もう1人のハウスメーカー出身者は、別の課に配属された。課長は、「元・暴走族」というウワサの人物だ。新入社員とはいえ、建築・不動産業界の経験が長いだけあって、さすがに慣れた雰囲気だ。下馬評でも、頭ひとつ抜けている存在と言っていいだろう。