青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

議員が「傍目八目」で行政を観ることの大事さ

2016-08-29 | 政治家のあり方
 数日前、地方議員のためになる本としてこう紹介した。

 <まず最初の一冊は、これまでも何度も議員の基本的な知識を教える本として紹介してきた、『議員必携』(全国町村議会議長会・編)。

 これに議会のだいたいの基本は書いてあります。この本すら持っていない議員は議会をなめているといわれても仕方がない、「お前は何をしに議会に行っているんだ」と批判されても仕方がない、そんな基本中の基本といってよい本。私は市議選に初出馬する前に買って読み、地方議会がどのように行われているのかや議員の心得なども学んだ。

 また、この本には憲法や地方自治法などの自治体で行われる事業などに関する基本的な法律も掲載されていて、高く評価されている一冊です。議員ともなると、ぜひ買ってお読みください>



 24日は、記事のテーマとして、議会が首長の提案を丸呑みする単なる追認機関となっている点について「首長と議会は機関対立主義の関係にあらねばならない」と記事にしたが、今日はこの『議員必携』の「議員の心構え」について書かれたページの中から、再度、1では機関対立主義に関して書かれた部分を、2では不正に対する批判について書かれた部分を、3では議員は勇気と奮起を以って働かねばならぬと説いた部分などをご紹介したい。

 地方議員の皆さんだけでなく、あなたのまちの議会及び議員の活動ぶりに疑問をお持ちの住民の皆さんもぜひともご一読いただきたい。

 1、執行機関と一歩離れ、二歩離れるな

 大統領制の組織原理が、議会と執行機関が権限を明確に分かち合って総合にけん制し合う「対立の原理」を基本とする以上、議員は、常に執行機関とは一夫はなれていなければならない。

 それが離れずに密着し合うのなら、議会・執行機関の二元的な(地方自治の)仕組みは無用であり、有害である。執行機関を公正に眺め、厳正に批判し、行財政執行上の重要事項について適正で公平妥当な結論を見出してこれを決定するのが議事機関(議会)である。

 執行機関に近づきすぎて一つになってしまっては、批判も監視も適正な政策判断もできないのは当然で、議会の存在理由はなくなってしまう。

 また、逆に、議員が執行機関より離れすぎてもその役目が果たされない。(市)町村行政は、議会と執行機関の両者の協同で進められるのであって、議決は、執行のための手続きや過程である。離れすぎては、適切な行政執行の正しい懸賞はできないし、また、非難や批評はできても、議会の使命である正しい批判と監視はできない。

 この原則が守られなければ行政は乱れ、ゆがめられ、民主的で公平な運営が損なわれる。議会の構成員である議員は、常に執行機関とは一歩離れ、二歩離れない姿勢が大事である。


 つまり、議員は行政を真正面からだけ見ていては右横、左横、真後ろなど全貌が見えないから、一歩離れ、360度ぐるり回って傍目(おかめ)で観察すれば物事(行政運営など)の良し悪しがよく見えてくるということである。

 2、批判するには、代案を持ってせよ

 議会は、住民を代表して重要な事件を審議し、決定し、行政を批判、監視する機関である。したがって、理由があれば批判、攻撃も、また、問題についての追及も如何に鋭くてもよい。

 しかし、批判、攻撃そのものが目的ではなく、あくまでも行政を合理的、効率的に行わせることが目的である。議員が指摘した事項がその方向で改善され、実行されなければ何にもならない。ただ批判のみに終わる一人芝居では脳がない。議員多数に支持され、執行部に共鳴させ実行させなければ、その価値がない。

したがって、批判や攻撃は、必ずこれに代わるべき代案を以っていなければならない。執行機関の案が悪いのであれば、それに対する実現性のある具体案を持たなければならない。悪や不正を追及するためには、何が善であり、何が正しいのかを明確に示すとともに、自らも他人の厳しい批判に耐え得る覚悟を持たなければならない。要は、厳しさの中に温かみのある言葉で批判し、説得力のある実現可能な具体的代案を以って臨む心構えが必要である。


 基本はこういうことであるのは間違いない。

 であるが、そうは簡単にことが進まない議会は全国に多いだろう。

 「ただ批判のみに終わる一人芝居では脳がない。議員多数に支持され、執行部に共鳴させ実行させなければ、その価値がない。したがって、批判や攻撃は、必ずこれに代わるべき代案を以っていなければならない」とあるが、室戸市のようにオール与党の議会において、そして違法を指摘し改善を求めても何年たってもその不正を認めないし改めもしない首長である場合、「何が善であり、何が正しいのかを明確に示し、オール与党の議会で他の議員の厳しい批判に耐えながら、厳しさの中に温かみのある言葉で批判し、説得力のある実現可能な具体的代案を提案」しても、100%無視されて終わる。

 平成20年のあの地方自治法違反(市民の税金を使い、徳島バスという県外企業のために公共性・公益性のない違法な社員宿舎を建設した)である室戸岬高速バスターミナル施設建設事業に対し市議会では私だけがその違法を改めるよう二年間、求め続け、その挙句に翌年の市議選では「あいつは市長を批判するから落とせ」との落選運動があったことなどを見てもわかる。法律に違反したのは市長で、批判されるべきは不正を行った市長の方なのにだ。

 議会において「改めるべき」と指摘し、「こうしたら法的にはクリアできます」という提案までして、このような結果になるのが室戸市という町。『議員必携』の教え通りにはいかない。

 4年間冷や飯を食った私には空しさだけが残ったが、議会で数少ない改革派議員としてはそういう事態もすべて織り込み済みであり、例え市長が行う不正を改めさせることができず“暖簾に腕押し”になることが解っていても、議会で誰かが不正を指摘したり批判するとその発言は人知れず市民に伝わることをよく知っているし、その大事さも知っている。

 だからか、昨年の市議選前には「あんたが議会におらんと議会や行政が何をしているのかわからんきん、どうかもう一度出てほしい」と、たくさんの人が背中を押してくれた。

 「議会での少数意見の正義は無駄ではない」。

 いつも私はそう信じ、議員として行動している。

 3、勇気と奮起が政治家の要素

 (市)町村議会の議員は、(市)町村政治における政治家である。政治家とは、常に地域の現状と問題点を考え、将来の在り方を踏まえて住民を指導すべき立場にある。指導するためには、それなりの執権と信念を持つことが要求され、これを行政に、また、住民に訴えて説得しなければならないのである。

 そのために、政治家に強く要求されるのが、「勇気」と「奮起」である。

 かつて、ある有名な外交官が編めるかの故ケネディ大統領に、直接会って「政治家として一番大事なことは何か」と質問したところ、即座に「それは、勇気である」と答えたという。勇気なくしては、思い切って発言し、行政や住民に訴えて説得し指導することができないというのである。

 また、その外交官がイギリスの故チャーチル首相に同じ質問をしたところ、「それは、奮起である」と答えたという。議員自らが奮起して発言し、行政当局と住民に訴えてこれを奮起させてこそ、行政の進展も地域の振興・発展も実現し、真の指導性の発揮ができるというものである。

 地方政治における政治家たる(市)町村議会議員として、さらに勇気を出し、さらに奮起して職責を全うしたいものである。


 『議員必携』の中の「議員の心構え」の最後は、そう結んでいます。


 以上の、議会の在り方と議員の在り方について書いた1と2と3は、「議会が首長の提案を丸呑みする単なる追認機関となってはならない」、「首長と議会は機関対立主義の関係にあらねばならない」、「言うべきことを、言うべき時に、勇気を以って言え」と教えている。

 そのどこにも、「市長が議会に出してきた議案は全て中身を見ずに賛成し、無批判で追認しなさい」とか、「議会の議員は市長に問題があっても批判したり論争してはならない」とか、「市長が嫌がる批判は止め、事業のすべてを黙認してあげることが地域のためになる」等とは書かれてはいない。

 「地方議員は、議員らしく、住民から負託した職責を全うせよ」。

 そう教えている。

 24日の記事で、佐々木信夫氏の著作『地方議員』から、「議会は、執行機関との関係では与党的な行動ではなく、基本的には野党的な関係にあることが期待されている。機関対立主義という考え方がそれだ。議員はそのことを忘れて行動してはならない」と紹介した。

 表題の「議員が傍目八目(おかめはちもく)で行政を観ることの大事さ」は、議員は首長に寄り添うなと厳しくくぎを刺したということ。

 室戸市議会には「おらあ市長に頼みごとがあってなあ」と無駄な公共事業とよく解っていながら賛成する議員もいるが、地方議員がそんな“寄らば大樹の陰”的な弱い体質では、その務めは果たせないということだ。

 以上、議員は対立する立場にある行政を「傍目八目」で観察し監視することの重要性について、記事にした。議員は間違っても首長にすり寄ってまちの政治を歪めることのなきよう、強く心掛けていただきたい。


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全国初!室戸市の「横穴式津波避難シェルター」落成式に出席

2016-08-25 | 議員活動
 昨日、8月25日(木)に県主催で行われました室戸市佐喜浜町都呂に完成した「崖地用津波シェルター」の完成式典に室戸市議会総務文教委員会委員長として出席させていただきました。

 出席される方々は皆さん、車は室戸岬町三津の室戸世界ジオパークセンターに駐車し、室戸市が用意した市所有の中型バスやワゴン車に乗って、施設がある佐喜浜町都呂まで移動しました。

 まずこの施設の構想について。高知県が地震対策として津波避難を検討している中で、尾崎知事から「津波避難路の整備が困難な急峻な崖地などにおいては、トンネルを掘ってそこを避難シェルターにできないものか」という指摘があり、それをもとに計画をスタートさせた。

 県は、2012年4月に有識者らで構成する技術検討委員会を設けて、施設整備の検討を開始。同年12月から地元で調整を進めてきた。2013年度の当初予算案に、施設設計費や地質調査費など計6050万円を計上するなどして、2014年(平成26年)に工事着工。合計2億9600万円をかけて今月19日に完成したもの。

 崖地用の津波避難シェルターが設置された室戸市佐喜浜町都呂地区は市内の他地域と違い、旧国道沿いの集落の裏は急峻な山が、集落のすぐ目の前には海が迫り、津波避難タワーの設置場所も無いし避難路を整備するようななだらかな山でもない、そんな地域。県はこの点に着目、崖地用の横穴式津波避難シェルターの設置をこの場所に決めた。

 シェルターの構造としては、入り口前に漂流物の衝突を防ぐ鋼鉄製の支柱を3本建て、まず一番表側に管理用扉を設置し、さらに止水扉を2重に設置することで避難者を守る設計になっている。内部は、幅3m、長さ30mの避難スペースが奥に延び、71名が避難待機できる規模。最奥部分にはこの横坑と壁面同士が接する位置で立坑が設けられ、螺旋階段で23mの高さを上がることになる。唯、避難場所は横坑部分であり、津波避難時にこの螺旋階段の最上部の建屋にまで上がるのは代表者が津波状況などを確認する場合とされている。
 
  (施設の構造模型)
 
  (施設の構造図面)

 気になるのは津波が引いた時のことですが、県によると、シェルターの運用は津波の終息から救助到着までの24時間を想定。外部から救助者が到着した後、救助者の指示に従いシェルター外へ脱出するという手順であるとのことでした。


 式典は、シェルターのトンネル部分の突き当りに神棚を作り、入口の方に後退するようにパイプいすが並べられ、私は前列から二列目に座る。午前10時半からの神事に続き、11時からは落成式。県関係者や武石県議会議長、小松室戸市長、工事を請け負ったミタニ建設工業の三谷社長の祝辞と続いた。

 その後、一度全員が横坑から外に出て、シェルター前で県関係者、県議会議長、室戸市長、市議会議長、地元自主防災組織会長の5氏によってテープカットが行われました。
 
 
 意外だったのは、シェルター内がちょうどエアコンをかけて27度ぐらいにしたぐらいの室温だったこと。この点を県の担当職員に「これはエアコンでもかけているんですか」とお聞きしたところ、「この施設を作って入り口を閉めたままにしておくと、シェルター施設内の湿度が高くなり、それで壁面などに発生する結露によって床面に水が溜まったり、壁などにもカビが生えてしまいますので、空調設備を設けています。ですので夏は涼しく、冬はあったかい温度になっています」とのことでした。
 
  (空調設備の吹き出し口)
 
  (シェルターを入ってすぐ左側に、シェルター前の海岸を映し出すモニターを設置)
 
 式典が終わると私は早速、シェルター内を取材。突き当りの簡易トイレを一目で覗いてから、シェルターのトンネル部分から真上に向かって作られている螺旋階段を上がってみました。

 

 これが意外に急な階段でキツく、階段を上がりながら「ここをご高齢の住民が上がれるのだろうか」と考えたので、この点を県の担当職員にお聞きすると、「住民が避難するのは式典を行ったシェルター部分で、そこに畳を敷き避難場所となります。だから避難者がここを上がって逃げるということではありません」とのことでした。
 

 立抗の階段を上がり詰めて、建屋からようやく野外に出た。
 
  (左側が国道及び海岸方向で、落石防止の防護柵が見える)    

 そこは山の頂上付近かと思っていたが中腹、すぐ裏側は急峻な崖でした。この崖の崩壊等の危険性について傍におられた県の担当職員に聞いてみたところ、「この斜面は崖崩れ防止の強固な工事を施してありますので、よほどのことがない限り大丈夫だと考えています」とのお答えでした。

 ただ、その場所は荒れた土のままの状態だったので、「このまま放置して数年たったら草や木が生えてしまい、地震が発生して地区の代表者が津波状況などを確認するためこの場所に上がってきても困る」と考えることから、避難訓練の時などで一年に一回や二回は草刈り作業を行って管理する必要がある。だから、「出来たらコンクリートで固めておいて方が地震が発生し津波が襲来する頃までの草刈りや木々の伐採作業の手間が省けるし、それほど費用が掛かることでもないのに、なぜそうしなかったんだろう」とは考えました。

 この施設は高知県が事業化して完成させたものですが、近く室戸市に施設移管されるということですので、それら管理上の作業は室戸市の防災対策課や都呂地区の自主防災組織が管理することになろうと考えます。

 以上、津波避難シェルター完成式典に参加してのご報告でした。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、8月26日(金)付けGooブログランキング(2585654ブログ)中、2038位でした。

 全国で初めて完成した横穴式の津波避難シェルターへの関心度がたくさんの検索数でよくわかりました。現地においでになって簡単にすぐ見学ができるわけではありませんが、全国各地の市区町村議会による行政視察は、県から移管後、室戸市議会事務局にご連絡いただければ担当課の室戸市防災対策課がご案内できると考えますので、ぜひ視察においで下さい。 
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議会のオール与党化ほど、地方自治を歪めるものはない

2016-08-24 | 組織のあり方
 昨日ご紹介した、地方議員が勉強する本について。

 「ほかにもある」と書いたが、この本もその中の一冊です。

 タイトルもそのものずばりの、『地方議員』。著者は、佐々木信夫氏。舛添東京都知事が「湯河原の別荘に・・・」と問題になっていたころ、TBSのお昼の番組「ひるおび」などテレビ各社からお呼びがかかり地方自治や地方議会の在り方について解説しておられた方です。

 まず本の紹介の前に、地方自治や地方議会の在り方について解説される人で私が「この方の解説は真っ当な指摘だ」と思っているのは、片山善博氏、浅野史郎氏、増田寛也氏、そしてこの方、佐々木信夫氏。私が挙げたこの4氏が書かれた本は、買って損はない。

 佐々木氏は、元東京都職員で、現在は中央大学経済学部教授。専門は行政学、地方自治論。著書多数。

 さて、文庫本『地方議員』(PHP新書)についてですが、中身は当然、地方議員たるもの、いかにあるべきか」を著したものになっていて、昨日ご紹介した『議員必携』と同様に、議員が熟読して自分の活動に活かすべき教えが書かれています。

 で、ご紹介したい一節はたくさんありますが、その中から「首長と議会のねじれ」について書かれたものを紹介する。

 ◇首長と議会のねじれ

 議院内閣制なら議員の選挙しか行われないから、首長と議会多数派の党派性(支持勢力)が一致しないという現象は起こらない。

 しかし、(日本の地方自治のように)首長、議員が別々に選挙される二元代表制の場合、首長と議会の支持勢力が一致するとは限らない。アメリカの大統領制での大統領と連邦議会の勢力を見ると、共和党大統領のときは連邦議会の多数党が民主党、民主党大統領のときは共和党が多数を占める形が意外に多い。

 むしろこれは、有権者が意識的に双方を“ねじれ”させることで、権力の抑制・均衡関係を図ろうとしているようにもみえる。

 だが、日本の自治体では、多くの場合、首長の支持勢力として地方議会がオール与党化する傾向がみられる。とくに、多選を重ねた首長の下では、議会は首長の翼賛機関化するケースが多い。執行権を持たない議会は、予算や条例の執行権を持つ首長に多数派として擦り寄り、議員として有権者から託された約束を実現するため、首長の支持勢力になる方が何かと便利だと考えてのようだ。

 しかし、無批判的にオール与党化していく議会が、どんな役割を果たすのだろうか。議会の本来持つ野党的機能などはどこかに消え、すべて首長の提案を丸呑みする、単なる追認機関となってしまう。じつはそのことが、首長などの役所ぐるみの汚職をはびこらせる要因にもつながる。

 議会は、執行機関との関係では与党的な行動ではなく、基本的には野党的な関係にあることが期待されている。機関対立主義という考え方がそれだ。議員はそのことを忘れて行動してはならない。



 以上が、佐々木信夫氏が言う、首長と議会とのあるべき姿です。

 室戸市議会にあって、上のように「市長と野党的な関係を保ちながら、野党的機能を発揮している議員」の一人が私で、同志として、山本議員と亀井議員がいます。

 佐々木氏のご指摘通り、室戸市議会も小松市長が提案した議案にはすべて賛成してしまうオール与党化した議会で、「議会の本来持つ野党的機能などはどこかに消え、すべて首長の提案を丸呑みする、単なる追認機関」となっています。だから、そういう状態が「首長などの役所ぐるみの汚職をはびこらせる要因」となっているという佐々木氏の指摘は正しい。
 
 つまり、「首長の提案をすべて丸呑みする」という与党議員の行為が不正を生んでいるということだ。

 これまでを見て分かるように、地方自治法違反(ということは憲法第92条に違反していることから憲法違反にもなる)であっても、市の条例・規則違反であっても、市民には何ら効果がない数億円の予算を浪費するだけの公共工事計画であっても、その事業の内容もわかっていないのに盲目的にすべて丸呑みして賛成してしまう議員が、大勢います。

 こういう、人の教えやルールを無視する地方議員というのは、どういう性格の人たちなのか。そういうルール違反の議員たちが恥じることもなく、虚勢を張るのはどうしてなのか。

 これも「どうせ、オレが不正な議案に賛成していることなんか、市民にはわかりゃしないさ」と思ってのことであろうが、市民は彼らがこういう議員であることをうわさで聞いていてその能力と見識をよく知っておりながら、また次の市議選でみんなで応援し、上位当選させてあげるのです。まるで「これまでの任期の4年間のことは別の話」だと言わんばかりに。

 こういう流れから見ると、市民は議員の不正を容認し、議員は市民のその「不正容認」を踏み台にして市長が行った議会への提案を丸呑みする、依って議会は単なる追認機関となり、首長と議員は住民に雇用された立場という点から言うと上から下まで(市民→議会→首長)、すべての立場が首長などの役所ぐるみの汚職をはびこらせる要因となっているともいえる。

 佐々木氏は別のページでこう指弾する。

 「そもそも住民から直接、首長が選ばれるシステムのもとでは、議会に与党も野党も存在しない。法案ごとに是々非々の態度で審議に臨むのが議会議員の態度であるべきだ。議会は常に『住民のための議会』という視点を外してはならない」。

 議会は首長と対等な政治機関である。議会の決定があって初めて首長に執行権が生まれる。ということは、いくら首長が違法や不正な事業案を議会に提案したとしても決定権を握っている議会がそれを否決しさえすれば、首長はその事業を執行できない。つまり、自治体で行われる違法や不正や無駄な事業計画のすべては、議会が決定して行われているということが解ります。だから、議会が不正を水際で阻止(議案を否決)すれば、次の議会から首長は不正な事業案は提案できなくなるということ。つまり、健全な議会が生まれるということだ。

 それが、次々と違法や不正や無駄な事業が議会に提案されているということは、首長に議会が舐められているという証にもなる。

 佐々木信夫氏は最後にこう結んでいる。

 「議会は、執行機関との関係では与党的な行動ではなく、基本的には野党的な関係にあることが期待されている。機関対立主義という考え方がそれだ。議員はそのことを忘れて行動してはならない」。

 全国の地方議員の皆さん全員がこうあってほしいものである。

 それには、議員諸氏が地方自治や地方議会について書いた本をたくさん読み、そこで学んだことを実践すること。私はそう願っています。さすれば、あなたのまちの議会は健全で公正な議会となり、首長が不正な事業を行おうとしてもできなくなる。


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地方議員はもっと地方自治・地方議会の本を読もう

2016-08-23 | 政治家のあり方
 「地方議員の不勉強が目に余る」ということはこれまでに何度も書いてきた。

 私が全国の地方議員全員の議員活動ぶりを見て知っているわけではないが、きっとこれはそれほど的を外してはいないだろう。

 わが室戸市議会を見てもそうで、自分が毎月貰っている報酬で議員に関して書いた本を買ってきて、何冊も何冊も読んで地方自治や議会の在り方について勉強している議員が何人いるだろうか。

 なぜ本かと言うと、全国の地方議員が能力を上げてゆくために力を貸してくれる人はどこを探してもいないことを、私がよく知っているからです。

 例として、私が平成15年5月に議員になって議場に入り、「これから議員としてどういう流れで議会が進んでいくのか」と考えた時、そのことについて誰一人として教えてくれる人がいなかったこと。そのことから、私は四年後の平成19年5月の初め、議会事務局の職員に対して「新人議員が6名当選したが、4年前は誰も議会の流れなどを新人議員に教える人がいなかったので、半日ぐらいその6名に議会の流れや行政の一年間の流れなどをレクチャーしてやってほしい」と指示したことを覚えている。

 議会事務局の職員の中に、あの全国で初めて議会基本条例を制度化した北海道は栗山町の議会事務局の職員・中尾修さんのような、有能で「将来を見据えて今何をやればいいのか」を理解している人物がいればまた別だが、議会事務局が議会対応で手いっぱいの職員ばかりでは、この事務局に頼るわけにはいかない。

 因みに、2001年に栗山町議会事務局長になった中尾修氏は、全国初の議会基本条例の制定に尽力したのち、その能力を買われ、2009年から東京財団研究員、早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員。第30次地方制度調査会臨時委員を務めました。

 では、議会事務局に頼れないとき、議員たち各々はどうするのか、どうすれば自分が議員として一人前になれるのか、議員としての能力や見識がついてくるのか。

 間違いなく、真面目な議員はこう悩む。(不真面目な議員にこんな悩みは全く生まれてこない)

 ●全国どの議会においても、教えてくれるほどの能力を持った議員は一人いるかいないか。

 ●住民の中に、議員の能力を高めてゆくためにはどうすれば良いのかを知っている人がいるわけはない。

 ●行政職員にしても、議員になってこそわかる議員力アップのノウハウであると考えると、職員にそんなことが解ろうはずも無い。

 であるなら、どうすれば良いのか。

 最終的には、自分が一人で努力するしかないとわかるだろう。

 但し、「自分一人で考えてやるしかない」と、ここまで考えて結論づけることができるのは、その議員個人が「どうしても能力を付けたい」と考える人だからこそ。大半の議員が、「議員の能力はつけたいが、努力するのは面倒くさいしオレの頭じゃ到底、勉強しても無駄だ。議員としての能力はついていてもついてなくても住民にはわかりゃしないし、どうせ他の議員も俺と同じように質疑も質問もまともにできゃしない。えーい、・・・」とばかりに、議員に初当選して半年もすると、もう努力をするのを止めてしまう。

 所謂、“横並びの安心感”に浸るのである。

 「議会の議員の大半がオレのように行政調査もしないし、質問や質疑もしない。だったらオレも苦労して悩みながら議員活動することもないか」。

 そう、結論付けてしまう。

 所謂、楽なほうへ楽なほうへと草木もなびく、のである。

 議員1期目にこうなると、あとの任期は推して知るべしで、2期目も、3期目も、4期目も・・・・と続く。報酬を毎月もらいながら、惰性で議員の職を続けているのであるが、住民はそんなことは知らない。


 こうして、議会事務局も当てにならん、他の議員も当てにならんとすると、真面目にやろうとする議員はどうすれば能力が徐々に高まり、職責を果たすべく働けるようになるのかです。

 結局はたくさんの地方自治の本や地方議員を対象にした本を買ってきて読んで知識を得るか、ネットで検索して知識を得て地方議員の能力アップに苦心するしか他に方法はない。

 全国の地方議員の皆さんの中にはパソコンも持っていない議員がたくさんいます。勿論、この私の記事をご覧いただいている議員諸氏はパソコンをお持ちですが、今のこの情報社会にあって、地方議員がパソコンも持っていない状態というのは、いわば鍛冶屋さんが鎚を持っていない状態とか、野球選手がバットを持っていないのと同じで、商売にならないと思っている。何と言っても、その自治体以外の行政や議会がどのような運営や活動を行っているかも知らずに、自分所の役所や議会のことしか知らないんだから。

 これこそ“井の中の蛙、大海を知らず”で、地方議員としては話にならない。

 では、地方議員が能力を上げるためにはどのような本を読めばいいのか、です。

 これも私がここでお教えしてしまっては、その議員が何んの努力もなしに本を手に入れることになるのでお教えしたくないんですが、数冊、お教えしましょう。

 まず最初の一冊は、これまでも何度も議員の基本的な知識を教える本として紹介してきた、『議員必携』(全国町村議会議長会・編)。

 これに議会のだいたいの基本は書いてあります。この本すら持っていない議員は議会をなめているといわれても仕方がない、「お前は何をしに議会に行っているんだ」と批判されても仕方がない、そんな基本中の基本といってよい本。私は市議選に初出馬する前に買って読み、地方議会がどのように行われているのかや議員の心得なども学んだ。

 また、この本には憲法や地方自治法などの自治体で行われる事業などに関する基本的な法律も掲載されていて、高く評価されている一冊です。

 次に、『一番やさしい地方自治の本』(平谷英明著・学陽書房)。平谷さんは私が地域雑誌『あおぞら』の出版で“高知県おこし”をしようと頑張っていた時期に高知県国民休暇県局長におられた方で、県地域政策課の職員の皆さんとともに平谷さんとも面識があり、ぜひ買ってお読みいただきたい本。内容は、条文ではなく、自治法がいわんとする規定について書いているのが特徴。

 地方自治法に関する本の1冊に、『図表でわかる地方自治法』(学陽書房)がある。この本は各条文それぞれについて細かく書いてあるので、何か一つの条文に関して疑問を持った時に活用するには重宝します。

 他に、『自治体職員ハンドブック』(公職研)。これは自治体職員が手元においておく、職務上のノウハウについて書いた本で、私も2期目の平成22年11月に見つけて買った本。(翌年4月の市議選では落とされたが)

 この本で一番参考になったのは、「職員の義務―服務と公務員倫理」の項。担当職員が小松市長の命令を受けて地方自治法違反の「室戸岬高速バスターミナル」建設工事事業を行って2年目だったことから、地方公務員法第32条と関連してこの本も勉強をし、大変参考になった。

 この他には、全国的に言われている「地方議員は財政に疎い」というから、私も疎い財政、予算や決算などに関することについて知識を得ようと何冊も買ってきては自分一人で勉強をしてきた。そして、わからないことは市役所の財政課に行って、課長や職員に聞いた。

 ここで一番、問題となるのは、いや、障害となるのは、議員の自尊心。

 「こんなことを聞いたら、俺が予算関係のことをあまり知らないことが職員にばれてしまう」なんてことを考えていたら、一番大事な「知らないことを聞く」ことができないので、議員の自分の方から自尊心を投げ捨て、職員に教えを乞うこと。教えを乞い、少しわかって来たら、自分が学んだことをノートに整理してまとめることも必要。議会の予算や決算で内容が解らなくなったときにはそのノートを見て見ること。それでもわからなければ、議会前や議会後であっても担当課職員に理解出来るまで聞くように努力すること。

 とにかく、行政が行っていることの全てを行政の外にいる議員がすべて解るわけはないので、その中で自分が注目している事業に関してだけは事業の全貌を把握するよう、努力はしなければならないといえる。

 だって、住民からの負託を受けて住民の代わりに議会に出ている議員だもん。そうしてこそ議員であり、報酬をもらっている者の務めといえよう。

 で、財政の本と言ってもたくさんあるが、新人議員の時から買いためてきた本を何冊か紹介しますと、『自治体財政の読み方』(今井太志著・ぎょうせい)、『自治体財政のしくみ』(肥沼位昌著・学陽書房)、『自治体決算のしくみ』(磯野隆一著・学陽書房)などがあります。勿論、地方自治や地方議会に関する参考書はこれらの本だけでなく、他にもたくさん参考書はありますが、一部を紹介させていただきました。

 いわんとするのは、議員ともなれば、自分がもらっている議員報酬で本を買ってきて学びましょう、ということです。今問題となっているのが、「政務活動費」。これが最近問題化しているので名称を変えようとする動きがあるらしいが、いかにも姑息だ。こういういわば“別建ての報酬”など、制度を廃止しそんな金を議員にやることはない。本を買うのもパソコンを買うのも、議員活動として市外に調査活動に行くにしても、全てもらっている議員報酬の中から出せばいいじゃないか。

 私を見てみよ。室戸市議会議員の月に26万円(この1年間は委員長として27万円)の議員報酬の中から自分の能力を少しでも高めたいと思ってパソコンを買い調査活動をしているし、本を買ってきては行政知識を少しでも解消し次につなげようとしている。当然わからないことがあれば市役所の担当課職員に聞くし、それでも納得できなければ高知県庁を訪ねて担当課職員に聞きにも行く。それでも事業内容によれば納得できないことがあれば、議会において疑義を正してゆく。

 室戸市にしても違法事務を行ってきたし、その違法を高知県が容認し、助成金と貸付金を支出した高知県補助金条例違反事件となったことは私が確認して知っている。だから、室戸市に関しても高知県に関しても、その仕事ぶりが健全だなどとは、私は全く思っていないということです。

 で、「政務活動費」についてですが、東京都議会の議員報酬と期末手当(年に約1700万円)と政務活動費(約720万円)、他の手当を含めると、年間約2500万円いくらになるが、議員活動するために都民のお金である都の財政から議員に渡しているのが議員報酬であることを考えると、「政務活動」に対しては「報酬」でよいことがなぜわからないのかといつも思っている。

 こういう報酬とは別に「政務活動費」をもらっている議員らは全員が詐欺師と私はいつも見て笑っている。

 なぜ笑うかというと、普通のことを普通にできないからだ。

 自分たちのダメな部分を自分たちで治せない人たちは、「ダメ人間」だと私は思っている。

 こういうことに関しても、“何が人間としてダメなことか、何が人間として立派なことか”は、大抵は他の人たちは指摘したり、批判したり、改めるようにと叱ってはくれません。みんな見て見ぬふりして、黙っています。

 ですが、地方議員がもらっている「政務活動費」に関しては、たくさんの地方自治の専門家からも報道の中からも「別建ての報酬で、廃止すべき」と批判があることをその議員たりは知っているのに、自分たちへの“身入り”が減るからと、知らんぷりをし続けている。

 「なんと欲深い者たちよ」。私はそう笑っているが、彼らは「いくら笑われ批判を浴びようが、議員職を利用しながら金が巨額に貯まり、後の人生を豊かに暮らせるなら、その程度の批判なんか、へっちゃらさ」と思っている。

 こういうのを、「懲りない面々」という。

 一昔前には映画のタイトルから、「悪い奴ほどよく眠る」とも称していた。

 兵庫県議会の号泣県議の一件は氷山の一角で、まだまだ政務活動費をごまかして懐に入れている地方議員はたくさんいるのは間違いない。

 今日の記事の最初に「地方議員の不勉強が目に余る」と書いたが、「これは議員として正しいことなのか、間違ったことなのかを正しく判断出来るよう学ぶ」という観点からすると、地方議会において報酬とは別に「政務活動費」という名の報酬の制度を廃止もせず住民の皆さんから貰い続けているのは、地方議員としての学びを怠り、「自分たちは地方議員としてこれでいいのか」と自己批判ができない人たちである。

 こうしてあなたのまちの議員の皆さんは学ばないまま毎月報酬をもらい、中には政務活動費という別建ての報酬をもらい議員同士が誤魔化す方法を情報交換し、懐に入れている議員もたくさんいるという情報もある。

 こうして住民をないがしろにしながら、蓄財に励む議員たちがたくさんいます。

 本を買ってきて学び何とか自分の議員としての能力を高めようと励む議員がいる一方で、議会中はなんとか苦労のいる質問をせず、質疑もせず、議会最終日の採決の時に「さんせー!」と起立するだけで議会が終わらないかなあと思っている。そうして、一年に4回、任期の4年間に16回の議会が終われば楽して報酬がもらえる。そう考えて議員になった者もいる。

 こういう不真面目な議員を見分ける方法が無いわけではない。

 こういう議員は「1秒でも早く議会を終わらせたい」「早く家に帰りたい」と思っているから、質問のためにたくさんの議員が登壇するのは嫌いだし、予算書の質疑に関してもたくさんの議員が登壇して執行部に問いかけるのも大嫌いで、とにかく議会が盛り上がるのが大嫌い。

 であるのにだ、議会活動に熱心な議員の質問や質疑を妨害することにだけは熱心で、議員が行う質問を止め、質疑を止める。つまり、自分よりも能力がある議員が大嫌いだから邪魔をしているんですが、こういうのを見ると小学生の頃を思い出す。先生の質問に「ハイ」と手を挙げて答えを言うと、「ひいきや」と言って、休み時間にいじめに来た子を。その時に思ったのは、「そんなら、自分が手を挙げて応えればいいのに」と。今の議会だって同じことを思います。「他の議員が質疑をするのが嫌なら、自分が先に立って質疑をすれば腹も立たないのに」と。だから、私は内心「やっていることは子供と同じだ」と、いつも笑っています。

 ですが質疑を止めて議事を妨害をすれば、当然、それで議会が紛糾し休会となるからそれだけ議会が長くなるんですが、そういうことは理解できないらしく、1時間、2時間と長く引っ張ってやると、今度はその騒動を早く終わらせようとし始めるから笑ってしまう。

 勿論、こういう議員は、行政を監視する立場の地方議員であるのに、本を読んで「議員の在り方」などを学んだ経験など何十年も無い。

 とにかく情けない話です。


 とにもかくにも、地方議員ともなれば学びましょう。

 それは一冊の本の書いてある通りに議員の務めを続ければ、間違いなく議員としての基本を違えることはないと言えます。それが最初に紹介した、『議員必携』です。これに書いてあることを欠かさず学び実践すれば、基本はつかめます。

 他の本については、財政の本で予算や決算の内容を掴み、財政担当職員から学べば、全国的に言われている「地方議員は予算に弱い」と嘲笑される部分も自分の中で少しは解消されるようになると思います。

 勉強をする議員は少しづつ知識や能力は高まってゆくが、学ばない議員は30年、40年と議員をやっても新人議員と同じ知識と能力のままで、威張ることだけは天下一品。

 地方議会は全国どこでもそういう状態にあるのではないでしょうか。


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市立室戸岬診療所で、「お薬は出ます」

2016-08-19 | 議員活動
 8月17日(水)、室戸岬町津呂に室戸市立室戸岬診療所が開院しました。
 

 昭和50年代後半まで遠洋マグロ漁船の基地として元気だった津呂地区ですが、オイルショック以後は急激に過疎化が進み、平成に入り室戸岬町津呂地区に開院した宇賀診療所も数年前に閉院。それからというもの、地域の住民の皆さん、特に、車を持たない高齢者が病院に行く場合はバスに乗って室戸の中心部にある病院まで通院しなければならなくなりました。

 そこで室戸市は、津呂地区の住民の皆さんからの「あの診療所を運営し診察してくれる人を探してほしい」との声を受け、平成27年に事業化を検討。平成28年3月議会に事業案を提出して、事業決定。旧宇賀診療所の建物の改修工事を行い、この8月17日に市立の診療所としてスタートさせました。
 
 (右の上の方、「薬剤」の行に「院内処方、院外処方併用」と見えると思います)

 ですが、開院した17日に私の奥さんがパンの配達先でこんな話を聞いてきた。

 「お父さん、津呂に開院したあの診療所は診察してくれても、薬が出んらしいやいか。薬はバスに乗って室戸の薬局まで貰いに行かんといかんらしいぜ」。

 私、「それじゃ、津呂の町に診療所を開設した意味がない。バスに乗って室戸の町まで行くんやったら、津呂の診療所で診てもらうことはなく、室戸の病院へ行けばえいわなあ。しかし、今年の3月議会の議案説明では課長はそんなことは言わんかったぞ。おかしな話だ。調べてくる」。

 そうして室戸市の保健介護課に行って、調査してみました。

 すると、課長に話すや否や、「私もそのうわさ話を聞いていて、困っているんですよ。実は、開院の準備をしていた、そうですねえ開院前の今月10日ごろからですが、診療所の前で準備していると前を歩いて通るご高齢の方から『開院するようやけんど、薬はここでは出ず、室戸へバスに乗ってもらいに行かんといかんらしいね』と声をかけられ、ここでも薬は出ることをお話ししたんです」と困惑している。

 「そのあとも、他の職員なども『薬が出んらしいね』と言う話を聞いてきており、困っています」。

 この診療所は「市立」。市の“商売”だ。市会議員たる者、この事態を放っておくと診療所の患者さんも来なくなるし診療収益も上がらなくなると考えました。

 課長と担当職員から薬の処方について少しお聞きしてきましたので、ご報告いたします。室戸岬町津呂にお住みの皆さんは参考にしていただきたい。ご高齢の皆さんはパソコンがないので、この記事を見てくださった若い方から津呂のご高齢のおじいさんやおばあさんにお伝え願えたらうれしく思います。よろしくお願いいたします。

 ●まず、風邪薬や痛み止めの薬、湿布薬など、通常の薬は院内の薬局から出してくれます。

 ●高血圧の薬、糖尿病の薬など、高齢になるとかかる病気の薬も院内の薬局から出してくれます。

 ●また例えば、診療所に来られて受診した後、その病気に適した薬が無い場合でも、担当医がその症状に合った薬を薬業の問屋から急ぎ取り寄せ、次回に診療所に来た時に薬を出す方法も取っています。

 結論として、室戸市室戸岬町津呂に開院した「市立室戸岬診療所」において、診察後のお薬は出していますので、ぜひ津呂の皆さんはこの診療所をご活用、ご利用いただきたいと思います。

 最後に。

 事実ではない、診療所の営業を妨害するこのウワサ話はどこから出た話か、色々と調べていると、当家の諜報員が聞いてきたところによると、情報の出所がはっきりとわかりました。

 ある病院の関係者が「あの診療所では薬が出ませんよ」と、診療所の話が出るたびに患者さんにそう話していることを突き止めました。ということから、それを聞いた患者さんが会う人ごとに「あの診療所は薬が出ない」と言い、それが市内全域に広がったということになります。

 他の病院にとってはこの診療所が自分ところの病院の患者さんを奪うことから“商売敵”となっているということでしょう。だから、ウソの情報を流しているということになりますが、そんなことをしてはだめです。

 それも普通の商売敵じゃなく、施設の大小はあれど、お互いが人の命を守る立場の医療施設だ。患者さんのためを思えば、「あの診療所でもお薬が出ますが、うちの病院を利用すればこんな利点があります」とお教えすべきでしょうね。

 議会でも答弁の中にウソがよく出てきますが、“ウソはドロボウの始まり”と言う。ウソをついてはいかん。

 医療施設同士が競争するなら、自分たちの医療技術の実力や患者さんに対する愛情で競争しなくっちゃね。

 市民の皆さんにもう一度、お伝えします。

「市立室戸岬診療所ではお薬が出ます」。

 (備考)

 8月から9月にかけての診察日は、

 8月24日(水)午前8時半~12時半まで、(担当医・船戸)
 9月1日(木)午後2時~6時まで、(担当医・北村)
 5日(月)午後4時~7時まで、(担当医・清遠)
 8日(木)午後2時~6時まで、(担当医・あき総合病院の医師)
 14日(水)午前8時半~12時半まで、(担当医・船戸)
 15日(木)午後2時~6時まで、(担当医・北村)
 28日(水)午前8時半~12時半まで。(担当医・船戸)

 以上です。

 尚、詳細をお知りになりたい方は室戸市保健介護課まで。(電話:22-3100)


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張本勲氏に「喝!喝!喝!」

2016-08-18 | 人間のあり方
 またもや張本さんが要らんことを言って物議をかもしている。ほんとうに年甲斐も無く、いつまでたっても懲りない人である。

 「何のこと」って? 日曜日の朝8時からやっているあの左翼番組としても名高いTBS系「サンデーモーニング」でいつもスポーツ選手がやったことに対して「喝!」と言って批判を浴びている張本勲氏が、リオ・オリンピックの卓球男子で水谷選手が勝利した時に両腕を挙げてガッツポーズをしたことに対し、番組で「あれはダメだよ。手は肩から上に上げちゃダメ」などと指摘し、「喝!」と烙印を押した。

 このことについて、まずあらましから。

 リオ五輪・卓球男子団体の準決勝、結果は日本が3-1でドイツに逆転勝ちし、初の決勝進出を決めた試合。

 歴史的な勝利の瞬間、エース水谷は、両拳を握ったまま後ろに倒れ込みガッツポーズ、喜びを爆発させた。

 この光景を見た張本氏が番組で「あれはダメ」と烙印を押した。

 これが流れですが、大きな大会での卓球の試合ではよく、両手を突き上げて喜んでいるのを見るので私はいいんだと思うが、張本氏は「ダメ」と言う。

 柔道など日本の武道では礼に始まり礼に終わるといって、試合の場で試合が終わり両者が向き合って礼をする。そののち、勝利を喜ぶ。これが日本の武道のあるべき姿であるというのは皆さんご存知の通り。日本武道協議会は「武道は、武士道の伝統に由来する我が国で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道を修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道である」と制定している。

 このように、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道の日本武道は、試合の初めから終わりまで礼節を尽くして闘うことが規定されている。

 ですが、以前から卓球の試合会場において、礼に始まり礼の終わるという光景は見たことがない。試合中でも一点入れば右手でガッツポーズはするし、勝てば普通に大喜びして両手を突き上げる。これがイギリスで生まれた卓球の試合。バドミントンだって、バスケット、バレーだって同じような光景が見られる。

 そこで私は調べてみたところ、卓球の専門家だろう人が書いたブログに「卓球のマナー」が書いてあった。

 <「卓球におけるマナー」

 卓球でもマナー違反をするとイエローカード、レッドカードがあります。ほとんど見る機会はありませんが、マナー違反は相手選手だけでなく、学生なら学校のOBやOG、父母会の皆様、観客の皆さんや試合を開催している方にも多大なる迷惑をかけることになります。

 マナーは守って、クリーンな卓球をするようにしましょう。

 特に注意して欲しいのが大声やガッツポーズです。

 自分を鼓舞するガッツポーズや声は大事ですが、相手を挑発するような表現は見ている全ての人が不愉快になります。 以下は主なマナー違反ですので注意してください。

 ●試合中のベンチからのアドバイス、

 ●相手選手を威嚇、挑発するような大声やガッツポーズ、

 ●間合いをワザと長くすること、

 ●ラケットを投げる・台をラケットでワザと叩く>


 この点から言うと、「相手選手を威嚇、挑発するような大声やガッツポーズ」は礼儀を失するということになるが、水谷選手が試合終了後に行ったガッツポーズは、試合はすでに終了していることから、「相手選手を威嚇・挑発するものではなく、マナー違反とは言えない」ことが明確である。

 日ごろから野球ばっかり見ていて卓球の試合なんかあまり見たことがない張本氏にすると、試合に勝って喜びを爆発する光景はプロ野球の試合ではあまり見たことがなく、氏にはちょっと刺激が強すぎた、ということでしょう。

 でも、プロ野球を見てほしい。

 プロ野球では、サヨナラゲームで選手全員がベンチから飛び出しグラウンドで大騒ぎする、そんな光景がある。それを長年見てきたはず。

 張本氏はあのような野球での光景も「相手チームに失礼だ」と言い、「喝」を入れるのだろうか。それとも、野球の場合は許すのか。

 もし野球の場合は許すということになると、卓球というゲームを差別していることになるが、これをどう申し開きするのか。

 プロ野球でサヨナラゲームになった時、張本氏は「サンデー・モーニング」の中でその場面を指して「喝!」と叱りつける度胸があるのか。

 そうした場合、全国の野球ファンだけでなく、国民全部から「お前は何様だ」と批判されるが、その批判を甘んじて受ける勇気があるか。

 張本氏が「サンデーモーニング」で自身のガッツポーズに「喝」を入れたことをリオで聞いた水谷選手は、「もちろん話題になってるので知っています。(ガッツポーズしたのは)卓球を遊びでやっているんじゃなくて私は命を懸けてやっているんだし、相手も命を懸けて来る。戦場ですからね。(だから勝利すればどちらだって自然とガッツポーズが出るのは当然のことです)」と、理解を求めた。

 私は今回のリオ・オリンピックでこう実感しました。「卓球は正しく、ボクシングのような殴り合いの試合なんだ」と。「それはそれは暴力的なゲームだ」と。選手は試合中、闘志をむき出しにして闘っています。だから、試合終了となるとその緊張から解き放たれて自然にガッツポーズが出る。その気持ちは「もし自分が・・」と考えると、私は本当に良く分かります。

 張本氏は何も知らないだろうが、水谷選手は卓球が「地味なスポーツだ」といわれることがあり、卓球を何とかメジャーなスポーツにしたいと頑張っていることを私は報道の中で知った。

 そんないろんなことを含めて卓球に命を懸けて戦っている選手を考えると、試合で勝って緊張が解け、ただただ涙を流す姿に感動するし、もらい泣きする。

 彼ら選手は誰もいけるところではない世界のスポーツ大会の場に行って戦っている。そのことは世界のスポーツ大会に出たこともない張本氏でもわかるであろう。だったら、感動しなくてよいし褒めてあげなくてもよいから、ちょっと黙っていてはやれないか。


 このことがネットをにぎわし、17日のフジテレビ系「バイキング」では俳優の坂上忍くんが、このガッツポーズについてコメント。「張本さんに喝だよ」と張本勲氏に逆に「喝」を入れた。その通りだ、坂上くん。

 張本氏はよくTBS系の「サンデーモーニング」でスポーツ選手に勝手気ままなことを言って物議をかもしているが、止めたほうが身のためだ。あなたが他人にものが言えるほど立派なスポーツ選手だったか、胸に手を当ててよーく考えてみよ。

 また昔話になるが、私は昭和30年の小学3年生の時からの巨人ファンで、そのころからラジオを聴き友人宅でテレビを見せてもらいながらスコアブックもつけるぐらい熱烈な野球ファンだった。これは何度も書いたが、そのころ巨人では川上哲治さんがまだ選手だったころで、一塁手をしていた。

 そうして人気のないパ・リーグも新聞のスポーツ欄を読んで選手の名前も覚えた。

 西鉄ライオンズ、南海ホークス、阪急ブレーブス、大毎オリオンズ、近鉄バッファローズ、東映フライヤーズの6球団。この東映フライヤーズにいたのが張本勲選手だった。

 覚えているのは、ヒットをよく打つ好打者だったことと、グラウンド上あり、飲んでのもめごとありと、騒動の数々が新聞紙上をにぎわせていたこと。

 東映フライヤーズの本拠地をもじって、「駒沢の暴れん坊集団」と呼ばれ、昭和30年代は張本勲、山本八郎、昭和40年代は大杉、白仁天が喧嘩っ早いことで有名で、よく試合中にもめていたことを覚えている。勿論、パリーグの試合がテレビ中継されることは稀で、日本シリーズ以外にあまり覚えはないので、大体がラジオと新聞で知った。

 その暴れん坊の一人が張本勲氏。自分のチーム、対戦するチームに関係なく選手をケンカをすることで、恐れられていた。 

 人柄を示す逸話の一つにこんなのがある。

 自分が打席に立っている際、一塁ランナーが盗塁すると激怒した。一塁にランナーがいる場合、一塁手が一塁に張り付いた状態になるため一二塁間が広くなり、安打が出る確率が高くなるからだという。

 また、打席に入る時には凄んだ表情で相手投手に向けてバットを突き出す仕草をよくしていた。これも投手への脅しだった。

 このことからも自分本位の選手だったことが解ろう。

 だから、そもそもこの人は他のスポーツ選手のことを「あーだ」「こーだ」と言える筋合いの人物ではない。

 自分と同じ程度の成績(大リーグで3000本安打)になったマーリンズのイチローについては「イチローは立派だ」と言って褒めるが、イチロー以外のスポーツ選手は全員餌食になっている。

 今日は、その皆さんに成り代わり張本氏にご進言申し上げたい。(年長者だ、礼は尽くそう)

 「あなたは野球をなめていたから、試合中に何度も相手チームの選手といがみ合い、時には暴力事件も起こした」。

 「それがスポーツマンのすることか!」。

 こう批判されたらあなたはどうするのか。

 「張本勲氏に、喝!」。

 こう厳しく批判されたら、あなたはどう申し開きするのか。

 さらに言いたいが、大リーグに行って懸命に大リーグのベンチ入りを目指して頑張っている川﨑宗則選手(シカゴ・カブス)に対し、これまでもよく「サンデーモーニング」で「もう帰って来い」などと勝手なことを言ってきた。

 だが、彼は彼なりに人生を切り開こうとして汗を流している。それを捕まえてことあるごとに「喝」と言って「サンデー・モーニング」の番組で笑いものにしてきたが、よくもあんなことが言えたものだと私は思っている。

 最近は左翼思考のコメンテーターばかり集まって自民党政権を批判しているから一切見ないが、「サンデー・モーニング」を見ている人たちみんなからもし「張本さん、あんたはスポーツ選手に対する愛情が薄いから番組を降りろ」と言われ、テレビ局から降板されてしまったら、今まで勝手気ままに「喝」を入れてきたことをどう考えるのか。

 ま、スポーツ選手の誰かに「喝」を入れるのが役目の張本氏だから、番組の中で誰かに「喝」を入れなきゃ、番組の人気も落ちてしまう。だから、無理やりスポーツ選手の誰かに「喝」を入れているのは否めず、いつも顰蹙を買っている張本氏の「喝」には左翼報道番組「サンデー・モーニング」を放送するTBS側にも責任がある。


 先日からこう指摘している。

 「人は人から学ぶもの」と。

 あなたは自分がプロ野球の選手だったころ、リーディング・ヒッターだったから偉いと思ってやしませんか。それは卓球の水谷選手や福原愛ちゃんと同じように、先発メンバーで使ってくれた監督や打ち方を指導してくれたコーチなどがいたからこその成績。あんた一人の力だと思っちゃいませんか。もしそう思っていたら、あんたは人に対する感謝がない点から、あんたが「喝」を入れた水谷選手よりもレベルは下だ。

 張本さん、あなたはもうモウロクしたようだから、人のことをとやかく言ってないで、テレビから去りなさい。

 あなたこそ、老害。

 あなたの現役時代の性悪な行為をよく知っている野球ファンからの一言でした。


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「築地市場移転」を例に、自治体の公共工事を考える

2016-08-17 | 地方のあり方
 東京都知事選の争点でありながら候補同士がこれを争点としてこなかった問題に、長く“都民の台所”として親しまれてきた魚市場「築地魚市場」の移転問題がある。

 どういう事情で移転構想が生まれたのかは大体予想がつく。「現在の魚市場が手狭になった」のか、「都市構想の中で今の市場の土地を都市計画に組み込もうと考えた」かのどちらかだろう。

 それはそれとして、私は考えました。

 これは知事選の時に小池候補に「移転反対」を関係者が要請している光景をテレビで見て知ったが、この市場移転に賛成している市場関係者と計画に反対している市場関係者がいるようだ。

 この状況から私は、「ということは、移転するか移転しないかはまだ東京都の方では決定していないんだ」と解釈した。

 ですが、知事選後にこの移転問題を報道するニュースを見ると、もうすでに築地新市場の建物は完成間際で、11月には市場が開場するそうじゃないですか。

 驚きましたねえ。もう建物が完成しているのに、新知事に向かって「小池知事、築地の移転は止めてほしい」なんて話がいまだにあるんだから。

 誰が考えても、全国の自治体の公共施設建設工事計画とは、通常は①土地等の確保、②周辺住民の理解、③計画立案、④議会の決定、⑤工事入札、⑥工事実施、⑦建物完成、⑧施設利用開始・・などと進むものである。このような市場移転などの場合は、「②周辺住民の理解」に代わって、「②市場関係者の総意」が為されなければ建物建設工事は進められないはずだ。

 それが、東京都では「市場関係者の総意」を得ないまま、「③計画立案」に進み、「④議会の決定」、「⑤工事入札」、⑥の工事を開始したことが解る。そして、11月には市場全体が完成しオープンするそうだ。

 私は田舎の人口1万3000人という小さな町の市会議員をさせていただいているが、笑っちゃいました。日本の首都の施設建設工事計画がこのようにずさんなものであることを。

 そこで当地、室戸市ならばどうしただろうかと考えてみた。如何に杜撰で不正な事業が散見するこの室戸市でも、後でもめることが解っている「市場関係者の総意」が無いまま議会は事業決定はしないのではないか、と。

 結論は、室戸市議会ではいつもどんな不正な事業案であっても「市長のために」と議会の八割ぐらいの議員が賛成し可決させているから、東京都議会と同じように、市場関係者が同意していなくても周辺住民が施設建設に反対していても、大半の議員が賛成することは疑いない。

 東京都議会がどういう状況でこの移転事業案に賛成したのかは知りませんが、室戸市議会で事業案がどのように可決しているのかは知っている。

 「周辺住民の大半が反対していても、大半の議員はその事業案に賛成し、可決する」。その理由は、「大半の議員が市民の方を向かず、市長の方を向いているから」。

 市議選の時には、選挙カーを走らせながらマイクで「市民の皆さんのために働きます」と叫んでいた候補が、選挙が終わり当選した途端、市民に背を向け、「市長のために働きます」と考えてか、市長の言いなりになってしまう。裏切り行為以外の何ものでもない。

 住民から地方議員に負託された「市政の監視」の職務責任はいったいどこへやってしまったのか。

 だから、市場関係者の総意がないまま市場建設に突っ走った東京都と都議会も杜撰だが、室戸市も同じだ。

 地方自治法違反の事業でも、周辺住民が「そういう施設はいらない」と言って反対している旧椎名小学校改修事業でも、市民には何ら寄与しない無駄な公共施設建設事業でも全て賛成して事業案を可決させている室戸市議会も、市民の意向を全く聞き入れない点で、杜撰。


 まとめとしてもう一度、公共施設建設工事及び改修工事等に関しては、次のように健全な手順を踏んで行うべきであると指摘しておきたい。
    
 ①土地等の確保、②周辺住民の理解(施設関係者の総意)、③計画立案、④議会の決定、⑤工事入札、⑥工事実施、⑦建物完成、⑧施設利用開始。

 加えて、このどの手順・過程にも利権にかかわる悪しき働きかけや口利きを受けてはならず、それらのすべては記録に残し、全て公表することが求められます。東京都にあっても、室戸市であっても。

 唯、かつて高知県が行ったことを参考にして私が提案した「働きかけ記録公表制度」に対して市長は「必要ない」と答弁した。公共工事に関する不正を封じるのはこの方法しかないが、「必要ない」と答弁したのはなぜなのか、市民の皆さんならお分かりだろう。

 私が市長ならば、すぐに制度化して悪しき働きかけを全て封じ、公共工事事業を健全化させるが、意気地がない場合と裏がある場合はこのように不正を封じる制度は実行しない。

 だから、この制度化が首長が健全な人物か否かを見極める“リトマス試験紙”と言ってもよい。

 
 小池知事は取材に対し、「選挙期間中も『いったん立ち止まる』という話をした。まずは予断を持たずに、話をうかがっていく姿勢を大切にしていきたい」と答え、あくまで「都民ファースト」で判断するというが、建物ができた今、ここで移転を白紙にすることなんか到底できないから、結論は解っている。「移転にGO」だ。

 状況として、「②市場関係者の総意」を得ないまま工事を開始し進めてきたためいまだに市場関係者同士がいがみ合っているが、この混乱を生んだのは、石原元知事時代の2001年に計画決定されたものであることからいうと、この混乱の責任は石原元知事にあるといえる。石原氏が「②市場関係者の総意」を得なかったからこその混乱ぶりといえる。

 小池知事は関係者と話し合い、容認派の築地市場協会の伊藤会長は「みんなで検討して11月7日の開場を決めた。これを変更したら大変な混乱を来す」といい、反対派の水産仲卸業者、関戸氏は「懸念している問題を解決してほしい」と語っている。このような一部の業者や市民団体が強硬に延期を求めている状況もあって、小池東京都知事は16日、現在の築地市場から豊洲新市場(江東区)への移転問題の最終判断をするため、両市場を視察する予定とか。

 マスコミは「小池氏の真価が問われる問題といえそうだ」と報道するが、「真価」もなにも、結論は一つしかない。施設の敷地整備や建物はほぼ完成しているので、あとは三か月後に迫った11月のオープンに向けて仕上げをするだけ。もめながらもそうなるしかない。当然、今更中止などありえない。

 地方議員としてこういう状況から学ぶとしたら、

 ●自治体が強引に公共事業を行うと、いつまでも周辺住民(施設関係者)から批判を浴びることになる。

 ・・・ということ。

 そして、都議会が市場関係者の総意を得てない東京都を監視できなかったことを考えると、

 ●議会が、周辺住民の総意を得ていない公共工事を計画する役所を監視もしないし批判もせず事業案に賛成して可決させた場合、議会にも大きな責任がある。

 ・・・ということ。

 昨日は、「人は人から学ぶもの」と書いた。

 今日は、「首長は首長から学ぶもの」、「自治体職員は他の自治体職員から学ぶもの」、「議会は議会から学ぶもの」と結論付けましょう。

 首長がやってきたこと、職員がやってきたこと、議員がやってきたことの全ては、自分たち公務員に責任があることを忘れてはならない。

 住民から給料や報酬を貰っているということは、自分たちがやっている仕事には責任が伴うということ。このことを片時も忘れてはならない。

 公務員とはそれほど厳しい立場にいる。



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「人は、人から育てられる」、「上には上がある」

2016-08-16 | 人間のあり方
 八年近く前、私が議員2期目の2008年(平成20年)12月15日に、「首長の在り方」について書いた。

 組織のトップは如何に在るべきかを書いた記事です。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 12月議会二日目の今日、議会で私の一般質問を傍聴していただいた方は、非常に面白い光景をご覧になったと思います。

 ことの発端からお話しますと、私は今年9月議会の一般質問で市町村合併の取り組みについて市長にお伺いしました。

 すると、その答弁の初めの方で、市長は「前市長にも、そして私にも何回も(16年1月に行った合併の住民アンケートについて)質問を繰り返されておりますが」とか、「何回も同じことをご質問されますので」と、さも「しつこい」と言わんばかりに、答弁を始めて、私は驚いた。

 つまり市長にとっては市町村合併には反対しているから、議員にしつこく聞かれたくないとは思います。

 でも、小松市長は初めて市長選に立候補すると決めた2006年の選挙運動期間中、私に向かって三度、「谷口議員が言うように市町村合併に関しては近隣の首長での協議は必要です」と明言した人。合併に反対すること自体、あり得なかった。

 それにだ。議会とはそんな場所であることは、総務課長、福祉事務所長、学校教育課長を歴任して、市長選に出馬した人だから、よーく、解かっているはず。選挙前には「賛成」で、選挙が終われば「反対」だなんて、変節以外の何物でもなく、議会でその点を厳しく追及されて当然の話。追及しない方がおかしいだろう。

 でも、これ程筋の通った議会の質問にも、なぜか腹が立つのでしょうね。“人をだました”という自分の弱みを追及されるんだから。

 で、「私が選挙用に『賛成』と言い当選後は避けている合併の問題をしつこく聞く谷口は許せん」と議会で反論する。

 理不尽とはこういうことを言う。悪い自分を棚に上げ、反対に、正しい他人を悪者にする。

 性格が悪い。

 けれど、このままでは傍聴する市民の皆さんに「市長はすぐに腹を立てて怒る」と知れわたってしまうので、私は市長に汚名挽回の機会をと思い、今議会の質問の最初に市長に次のようにお願いをしました。

 《質問に入る前に一つお願いがあります。

 私はこれまで毎議会、この重要伝統的建造物郡保存地区の事業以外にも様々な事業に関してそれぞれ何度かお聞きしてまいりました。ですが、先の議会の答弁で市長はこう指摘されました。「前市長にも、そして私にも何回もこの質問を繰り返されておりますが」とか、「何回も同じことをご質問されますので」と。

 でも、議会とは議員が議会の度に一つ一つの事業について視点、観点、論点を変えて聞く場所であり、これは他の議員の皆さんも行ってきたことです。その点は市長も課長経験が長いのでよく承知しておられるはずです。

 だから、質問の中には問われたくないことや批判的な追求もあって腹の立つことも多々あろうとは思いますが、それを冷静に答えるのも組織トップの見識であり、才覚です。

 市長はそれらの点をよく理解され、これからの質問に、品位を以って冷静にお答下さいますよう、お願い致します。では、質問に入ります》


 と、噛んで含めてお教えするように静かに語りかけて、質問に入りました。

 そして、50分の持ち時間の内、44分間の質問を終え、私は議席に戻り、替わって市長が答弁に立ちます。

 すると、答弁に入ると思い気や、市長はいきなり、こう切り出した。

 《私の答弁が「前市長にも、そして私にも何回も質問を繰り返す」とか、「何回も同じことを聞く」とか言われました。そして、「一つの事業について視点、論点、観点を変えて」とも言われましたが、・・・・・・》

 などと、とうとうと約5分ぐらいでしたか、またまた腹を立てて、私の質問冒頭の部分に食いついた。

 私のとなりの議席にいる友人のY議員は「そんな余計なこと、言わいでもえいわ」と、市長を叱るが、やめない。とにかく私だけではなく議員のみんながあきれてしまい、議場は静まり返り、声も出ませんでした。

 私は市長のそれを聞いて、「なんとも、はや。素直に人の教えから学び、静かに答弁を始めればよいものを、町のトップともあろう人間がまた自分で自分を貶(おとし)めてしまって。それで自分の怒りはその時は解消出来ても、あとでむなしくなるだろうに」と思いました。

 でも、市長は恥というものを知らない人かも知れない。だから、これまで何期もやってきた議員にも、われわれ二期目の議員に対しても、議員経験の浅い新人議員にまでも、次々とあの神聖な議場で反論を加えています。「負けてたまるか」と、とにかく議場ですぐ怒る。これには議員は勿論のこと、執行部の課長の皆さんも驚き、あきれている。新人のK議員の評は、「人間がちんまいな」。

 思うが、今の市長は少し気負い過ぎではないでしょうか。それも、今後のことを考えて虚勢を張っているというのが実情のよう。「いまやっつけちょかな、負けよったら、議員はあとあと付け上がるき」と思って。

 もっと肩の力を抜けば、もっと楽に今の仕事を務める事ができるのに。議場で一番えらいのは市長の自分しかいないんだから。

 今の状態は、自分で自分の値打ちを下げている。「品位を以って冷静にお答下さいますよう、お願いいたします」と静かにお願いしたのに、それにも腹を立てて即座に反論を加えるなんて、あきれてしまう。

 議会閉会後に職員や議員に聞くと、笑っていた。副市長も課長の皆さんもそれを止める事が出来ない状態になってしまっている。


 市民の皆さん、実はいま、市政運営、政策の方向性を誤ったがために、事業崩壊の危機にあります。

 年を越して平成21年になると、あの温浴施設の指定管理者は親会社・日本綜合地所の経営悪化によって子会社のミクプランニングの経営も危機に陥り、そのあおりでバーデハウス室戸も年明け早々に撤退もありえる、私はそう考えています。今年5月の議員総会では私一人が「支援してもその金を以ってすぐに東京に逃げ帰ることになるから支援しても無駄」とミク社への6000万円の経営支援に反対したが、市長が決め、議員の大半が賛成した。(※私の指摘通り、翌年6月、ミク社は東京に逃げ帰った)
 
 ミク社が撤退した場合、市民サービスに使う予定だった予算であるバーデ社に赤字補填した分の6000万円は、誰が責任を取るんだろう。このままバーデ社が撤退したら、そのお金は誰が市民に返してくれるんだろうか。こう疑問に思っている市民はたくさんいます。


 これらのことはともかく、公共広告機構(AC)の広告に、こうある。

 「人は、人から育てられる」。

 人の意見はよく聞き、その一つ一つから学び、能力や知識を高めていくものです。

 人生の「道」を教えてくれる人の話は、それが例え自分が嫌いな人であっても、反論を加えずに聞くものです。その積み重ねが自分を高めてくれることを知っておくことが大事。

 何事も自分が一番なんて思わないことです。「上には上がある」。

 自分が自治体のトップの首長であって相手が議員であっても、それはただ立場が違うだけのことで、首長になっている人がその町で一番能力があり、正しい判断を下す能力を持ち、見識が高く、品格が気高いかはまた別の話。

 市長のように横柄になっては、町の恥さらしだ。議員もそうだが、組織のトップにいる首長は更にいつも謙虚でいる必要がある。 

 それに、国会議員であっても、市町村長であっても、都道府県議であっても、これらの政治家たちよりも市町村議会議員の方が能力も見識も上ということは大いにありえる。

 市町村議は、いま、ただその仕事をしているというだけだと知っておくことです。(ま、能力も見識も全く話にならない議員は多いですが)

 「上には上がある」。 決して慢心してはならない。

 そして、自分の過ちは指摘されたときに素直に認め、すぐ改めることだ。

 だから、いつまでたっても屁理屈ばかり言ってその悪さを改めないのは、その人が小心者で、勇気がないから。そう、決めつけてよい。

 そんな勇気がなく不公正な人物は首長には向かない。住民はその人を選んだことを後悔するだけだ。

 三か月に一回、私に投票して下さった(と思われる)支持者の皆さんにお届けしている議会報『青空新聞』秋号は9月議会後に配布予定ですが、この号では室戸市民がもう二度と失敗しないようにと願いながら、「後悔しない首長の選び方」を特集した。内容は自治体経営はいかにあるべきかを微に入り細にわたり書き込んだものになっています。ご熟読し、平成30年11月の市長選にお役立て頂きたい。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、8月16日(火)付けGooブログランキング(2578964ブログ)中、2828位でした。 皆さん、お盆休みも明けて職場に戻ってこられたようですね。また、よろしくお願いします。
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SMAPの解散に思う

2016-08-15 | 人間のあり方
 SMAPが解散するというニュースが大きく報道されているが、私は大賛成だし、彼らの将来のことを慮れば、解散があまりにも遅すぎる。

 中居正広さんと木村拓哉さんは43歳。稲垣吾郎さんと草彅剛さんは42歳。香取慎吾さんは39歳。

 香取さんを除いた4人は40歳を超えた年齢で、みんないいおじさんだ。

 私が思うに、もうグループ活動は終わらせてもいいんじゃないか。

 モーニング娘もAKB48の女の子でさえ20歳を超えたら次々と独立して一人で活動しているじゃないか。そうして、引退した子たちを見ると、失敗ばっかり重ねている人や人気が続いている人もいるが、それでいいのではないか。いつまでも何分の一とかでいるよりは。

 それは、ファンにとってはSMAPのメンバー5人全員が50歳になっても60歳を超えてもSMAPでいてほしいのかもしれんが、私はそんな彼らなんか見たくもない。彼らの独自の活躍を見て見たいとずっと思ってきた。だから、今回の解散は「ほんとうに遅かったなあ」と思っている。

 知っての通り、若い時から彼ら5人は別々にドラマに出たり映画に出て主役を演じている。コマーシャルもたくさん見る。そういう活動が彼ら5人にとっては一番幸せであろうし、30歳を超した年齢の彼ららしい。ファンにしても、5人それぞれが自分の人生を表現していて素晴らしいと思えるのではないか。

 だったら、惜しむことはなく、解散を喜んでやってもいいのではないか。

 思うが、若い男性グループにしても女性グループにしても、ある一定の地位や人気を得て十年ぐらい経過した20歳から30歳の間には解散し、みんな別々の道に進むことがそのメンバー全員にとっても幸せなことではないか。

 あのキャンディーズの3人はどうだったか。

 グループを結成した時、ランちゃんは18歳、ミキちゃんは16歳、スーちゃんは17歳だった。そして、1978年4月のグループを解散した時に3人は、ランちゃんが24歳、ミキちゃんが23歳、スーちゃんが22歳の時だった。結成から解散まで六年。短いといえば短いが、“パッと燃えて、パッと散る”こういう仕事もあってもいいのではないだろうか。

 こう考えると、その間には別々の活動もしてきたが、グループ・シンガーとしての活動が25年は長すぎたと思う。

 あのビートルズはどうだったか。

 1962年10月のグループ初レコーディングの時、ジョン・レノンは22歳、ポール・マッカートニーは20歳、ジョージ・ハリソンは19歳、リンゴ・スターは22歳だった。そして、1970年4月の事実上の解散の時、ジョンは30歳、ポールは28歳、ジョージは27歳、リンゴは30歳だった。

 キャンディーズやビートルズの解散と比較してもしようがないが、スマップの解散は十年は遅かったといえないか。

 中居正広さんが33歳、木村拓哉さんも33歳、稲垣吾郎さんが32歳、草彅剛さんも32歳、香取慎吾さんが29歳のころの、結成して十五年目に解散していたら、それから現在までの十年間の彼らはもっともっと彩り豊かで独自の世界を切り開いていたであろう。

 その点でいうと、ジャニーズ事務所が事務所の稼ぎ頭になった彼ら5人を手放したくなくてしばりつけ、彼ら5人の独自の人生まで奪ってきたといってもよい。

 だから遅きに失したが、今回の解散には大賛成で、来年からの彼ら5人の活躍を期待している。

 でも、嫌ですね、マスコミは週刊誌やスポーツ紙であることないこと憶測で書きたてて。「木村が悪い」「中居が悪い」「木村と香取の仲がどうだ」と。それを聞くと当然、世間が騒ぐ。

 こういう状況を招いたのは全て、事務所の対応が悪いから。彼ら5人を事務所に何とかつなぎとめようとして女性マネージャーの退職騒動になり、さらに世間を騒がせ、結局は揉め事は収まらず、こうして全員が“離散”する状況を生んだ。

 騒動の原因は、事務所が稼ぎ頭であるSMAPを手放したくなくて、彼ら5人の独立を阻んできたこと。

 全てはジャニーズ事務所の欲望の為れの果て。

 金に絡んで5人の若者たちが悩み苦しんだということです。

 金は怖いという良い例だ。

 木村さんは事務所に残るらしいが、中居、香取、草彅、稲垣さんの4人は事務所から出て、新しい事務所で心機一転、それぞれが活躍することを祈っている。

 若い時から5人の活躍を見てきたが、グループ・シンガーとしての活動がそれぞれの将来を見据えた独自の活動にブレーキをかけているように思い、記事を書いた次第。

 地方議会でも会派での活動が理想と言えば理想だが、共に歩む友でなければ会派を組むことが独自の活動を阻害することにもなり、そんな会派活動ならば会派を解散し、独自に活動した方が住民への貢献度は高いだろうし、向上する。

 又、所詮、人生は自分が一人で歩む道であり、彩る絵画。競作なんてありえない。

 最後にそんなことを考えた。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、8月15日(月)付けGooブログランキング(2578238ブログ)中、3345位でした。
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室戸の地質の参考書、『青空地質博物館』がいま大好評!

2016-08-13 | 青空編集室
 お盆休みに乗じまして(?)、昨日に続いて地方出版社である青空編集室のPRです。

 全国で初めて出版された室戸半島の地質写真集『青空地質博物館』をご紹介させていただきます。


 この写真集『青空地質博物館』(定価2200円)は、室戸市の地質観光を提唱し続けてきた私が2008年(平成20年)6月に発行したもので、室戸半島周辺の地質を網羅した室戸ジオパークをウオッティングする上において、唯一の参考書です。

 全国どこを探しても、室戸ジオパーク全域を観察する時に活用できる参考書は他にありません。 

  
  

 これは議員2期目に、資金もない中で借金をし、本当に清水の舞台から飛び降りるような命がけの思いで作った写真集です。

 この写真集は特に、日本地質学会や日本ジオパーク委員会の関係者、大学の地質学者の皆さんら、地質学の関係者から高い評価を受けており、私も非常にうれしく思っています。

 発行して間もなく、自然地理学・地生態学の第一人者で日本ジオパーク委員会委員でもある東京学芸大学・小泉武栄教授から「いい本だ。友人にも差し上げたいから5冊送って下さい」と注文を頂きまして、感謝を以って送らせて頂きました。



 しつこいようですが、何度も申します。

 いい本です。

 室戸の地質を知る本は世界にこの1冊しかなく、全国的に見ても地元のジオパークを1冊の写真集に収めて発行した書籍は他にありません。

 制作者の自分で言うのもなんですがそんな貴重な本で、出版してから八年が経つ現在も、特に県外の方々からの注文がたくさん寄せられています。是非とも、読者のみなさんの中で特に地質に関心がおありの方はお買い求め頂きたい。

 出版のコンセプトは、次の言葉。

  
  


 次に、内容も少しご覧ください。

  

  

  

  

  

 
 私が地域雑誌の中で特集を組むなどして平成3年7月から提唱してきたこの「地質観光事業」も、遅ればせながら、ようやく十七年経った平成20年10月から室戸市が「地質を観光に活かそう」とジオパーク事業に取り組んでいます。

 尚、室戸ジオパークの地質写真集『青空地質博物館』は室戸ジオパークセンターのジオ・ショップで販売しているだけで、他のどこの本屋さんにも置いていません。

 お問い合わせは青空編集室まで直接ご連絡ください。

 (連絡先)住所:高知県室戸市室戸岬町2845-2  
      電話:0887-23-1214  携帯:090-4506-6343
      
      青空編集室  代表 谷口總一郎


 本日は、室戸市の室戸岬や新村海岸などを地質観察する時に非常に役立つ、日本で初めて出版された室戸半島の地質写真集『青空地質博物館』 のPRをさせていただきました。

  しつこいようですが、何度も申します。

 室戸岬の地質に関心がある方々にとっては、とてもいい本です。

 ご注文をお待ちしています。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、8月13日(土)付けGooブログランキング(2577087ブログ)中、5739位でした。 
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