青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

法治国家

2010-01-29 | 国のあり方
 今朝の日刊スポーツ紙に、朝青龍の事件についての板倉宏・日大名誉教授のコメントが掲載されていた。

 その記事の末尾にこう書かれている。
 「日本は法治国家です。たとえ横綱だからといって、犯した罪が裁かれないということはあり得ません」。

 この記事を読んで浮かんだのが、日本の政治のトップにいる鳩山総理大臣のあの一件。母上からの巨額の「こども手当」です。それを総理は贈与税支払いと上申書一つで無かったことにしようとしている。

 「片や(かたや)、総理大臣。此方(こなた)、日本相撲協会所属の大横綱」。

 この二人のやったことを刑法はどのように裁くのか。

 総理大臣は贈与税の脱税容疑、横綱は傷害容疑。

 板倉教授はいう。
「日本は法治国家です。たとえ横綱だからといって、犯した罪が裁かれないということはあり得ません」。

 私も思う。
「日本は法治国家です。たとえ総理大臣だからといって、犯した罪が裁かれないということはあり得ません」。

 国・東京地検は、国民が贈与を申告せずにいたら、いくら「その税額を支払うから、上申書も書くから」といっても国税局は許してくれないだろう。なのに、総理大臣なら「知らなかった」のウソで許すのか。

 そんなことなら、この3月の税の申告では総理大臣のこの一件を盾にして不満を口にする国民がたくさん出るのは間違いなかろう。

 そこは総理大臣。国民に示しをつけるためにも、脱税の罪を潔く受けて総理を辞職し、自身も「総理をやめる時には議員も辞める」と言っているんだから、同時に国会議員も辞めるべきです。何事においても優柔不断の総理ですが、最後はカッコよく毅然とお辞めいただきたい。

 それがけじめというものである。

 総理大臣としての、そして横綱としての。加えて、政権政党の幹事長としての。
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人は、なぜ“我”を捨てられないのか

2010-01-28 | 人間のあり方
 室戸はこんな金にまつわる事件ばかりで、つくづくうんざりです!

 今朝の新聞。

 見出しは、

「市営住宅入居で収賄容疑」

「県警、室戸市の選考委員逮捕」

「癒着のうわさ絶えず」


 選考委員の一人が入居希望者から10万円貰ったんだとか。「入居の世話をしてやるから、金を持ってこい」と言ったのか。

 室戸の行政関係者について「情けない」とこの前の記事でも書いたが、この事件の張本人は市から依頼されて就任した一般市民だが、市営住宅入居者選考委員ということは我々市議と同じように市から報酬をもらっている非常勤特別職公務員である。

 情けないねえ。

 このように、いまだに室戸市政がらみで企業や市民からお金をもらっている人がいるとは…。室戸はホントに、トホホな町である。

 いくら私が調査をして議会で行政の不正を追及し不適正を正すように努力していても、その行政の一部でこんな悪質な事務手続きが行われているようでは、室戸のまちが良くなるわけがない。

 私が議員になる前から市議会選挙では「市議候補が市民に金を渡している」という話があって、それは市民みんなが知っていた。しかし、その証拠もないのに警察に駆け込むわけにもいかず、真面目な多くの市民はその解決できない“事件”にずっと地団太を踏む思いでいました。

 それが、内偵で証拠をつかんだ警察と市民からの通報もあって、19年4月の室戸市議会議員選挙では現職6期でこの当選で7期目になっていた元議長のY候補が選挙後に公職選挙法違反(買収)事件として逮捕されている。この人物はそれまでの選挙でも不正がうわさされていた人物だった。

 この事件からわずか三年足らずで、また金に絡む事件で逮捕者。情けない話です。悲しくなってくる。

 こんな市政に関係するお金に絡むよからぬ話は、平成6年に当時の市長と市議、建設業者らが市消防庁舎建設事業がらみで大量に逮捕されて以降も、室戸市には建設業者との深いつながりのよからぬ話がずっと流れており、市民は今もそれを関心を持ってみている。

 でも、人とはなぜこのように金に浅ましいのか、金に卑しいのだろうか。

 私ごとで恐縮ですが、少しお話しさせてください。

 小生、昭和61年に喫茶店を開店し故あってその店を閉めるまでの四年間には、市民の楽しみづくりと文化振興を願って、コンサートや映画祭を何度も開きました。そして、室戸市民の皆さんのありがたい協力もたくさんいただき、その開催のたびに使った経費分を差し引いて残った約20万円を室戸市内の知的障害者更生施設「はまゆう園」に、何度寄付したことか。又、高知学芸高校の学生が修学旅行に行った中国上海で列車事故に遭いたくさんの学生と先生が亡くなった時にも、店のテレビでそれを伝えるニュースを見ていてあまりにも悲しくてたまらなくなって、市内で「ケニー」の映画祭を開催した。これも経費分を差し引いた後、約20万円の寄付をさせていただいた。

 これら多くの事業に関して、私はそれらの売り上げから一銭も自分のふところに入れたことはありませんでした。むしろ、大儲けしていたわけではなかったが、その度に喫茶店の売り上げから経費の不足分にと5万、10万円と出していて、店は損をしてばかりだった。でも、目的は市民の楽しみづくりとたった一人の文化振興活動。それでもいいと思って、一つ終わればまた「今度はジャズコンサートをやろうか」などと開催を続けていた。

 また、平成3年から9年末まで続けた87号の地域雑誌の発行にしても、室戸だけでなくて高知県東部全体を売り出そうと思い、苦心していた。この約八年間の個人的な高知県の地域振興事業では、自分の子供が大学に行きたいといっても「赤字続きの仕事をしているんだから、駄目だ」と子供に進学をあきらめさせたし、喫茶店の売り上げから家に入れるお金が少なくて困ることもあって、妻にも子供にもひどく怒られながらこの雑誌発行を継続させていた。

 だから、昭和61年から平成10年まで、家族にはずっと金銭的な苦労をさせてきたのは確かだ。

 でも、娘が大学進学を断念し、室戸高校を卒業して岡山に就職した年の夏、娘から来た手紙に「自分が就職して働きだして、お父さんの仕事の意味と苦労が解った」と書いてあった。この時、娘から許してもらったことで何か救われた思いがしたのを、いま思い出します。

 私は、自分がしてきたことを自慢するつもりは毛頭ありませんが、人とは地域社会においてこう在るべきではないかと思っているし、これまでもそう考えてやってきました。

 まちを良くするということの基本にあるのは、“我”を捨てることです。

 “我”を捨てるとは、自分を捨てること。

 「自分を捨てる」とは、自分が何かを得ようとしないで、ただ地域や組織に無償で尽くすこと。お金のある人はお金を、力のある人は力を、技術のある人は技術を、知識・経験のある人は知識と経験をと、それを市民それぞれがまちの発展のために無償で投げ出し、汗を流すことです。

 「金をくれるから動く、金をくれないから動かない」。こんな金に卑しい精神では、まちは良くならない。

 地域や組織を良くするために自分のお金、私財を投資し、その上で、「自分は何もいらないよ」という姿勢を貫くこと。

 それで「よし」とする強い精神が“まち柄”を変えるのです。そういう強い精神を持った人がまちを変えるのです。


 こんな考えがないと、何をしても欲深い行動と見られてしまうというのも致し方ないことだろう。

 “我”を捨て切れずに、お金だけに限らず、権力を振り回すために“長”の肩書をほしいとか功績をほしいと地域の中を裏に表に蠢く。そんなことが、誰にも解らずに、そしてそれが長く続くわけがない。

 なぜ、「自分は貧乏しながらも、私財を投じて地域に貢献しよう」とできないのか。なぜ、「悪銭」を欲しがるのだろうか。

 悪銭が動くときには必ず、そこに悪意が伴うものだ。市議選の時には候補から「よろしく頼む」と低姿勢で金を使って票を釣る。反対に、権限を持った途端、議員や委員が「金を持って来い!」という圧力と「それを持ってきたら有利に取り計らってやる」という悪だくみを働く。

 新聞記事にもあったが、このようなうわさは長年にわたり市内に流れていて、市民も知っていた話でした。だから、「とうとう捕まったか」というのが大半の市民の意見。でも、これで室戸市における金銭の授受にまつわるうわさがすべて消えたわけではない。私はまだまだあるとみている。

 折しも、いま民主党の総理大臣と幹事長の巨額の政治資金にまつわる事件が発覚して、大騒動になっています。もうすぐこの二つの事件も結論が出て、3月までには二人とも議員辞職して日本の政界から消えるとみているが、「政治にかかわる人間が、どこかの人から他人に言えない裏の金をもらう」。国政においても、こんな室戸という地方でもそのさらにその末端地域においても、その金銭の多少はあるが、全く同じことをやっている。

 とにかく、金にまつわる事件を起こす政治関係者は人間の在り方が浅ましいし、卑しい。なぜ悪い金を要求するのか。それに、なぜ悪い金を渡すのか。

 室戸においては、なぜこのような人物が市営住宅選考委員になっていたのか、だれが委員に選んだのかなどはまだ不明です。だが、我々のようにまっとうに仕事をしている市議まで悪く言われてしまうから、行政・議会関係者にそのような疑わしい人物を入れてはいけないし、もしいたら即刻、除名しなくてはならない。この事件を新聞で知った市民もそう求めている。
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懐かしの富山県、「ゲンゲ」と「裏方さんの夜なべ談義」

2010-01-26 | 地域づくり活動
 この24日の朝、6時半ごろでした。NHK総合TVの番組で富山県魚津市で獲れる深海魚「ゲンゲ」の料理が紹介されていて、懐かしい思いをしながら見ていました。(明日1月27日の午後3時から3時35分にNHKのBS2で再放送されます)

 私はもともと杉銘木製材所を経営する家に生まれたもので、銘木一般の木材のことには詳しいが、遠洋マグロ漁業の基地である室戸市に生まれていながら、魚を見ても名前はまったくわかりません。だから、室戸岬の東側に2000メートルの海溝があってこの魚も“おらんくの池”の土佐の海にもいるんでしょうが、この魚のことなど聞いたこともないし、勿論、見たこともなく、全く知りませんでした。

 それが人生で一度だけですが、この魚にお目にかかったことがあります。

 私がかつて全国ではオンリーワンの手書き地域情報誌を出版していたことは、当ブログの愛読者の皆さんにはお伝えしたことがあります。平成3年9月から出版準備を始め、10月に第1号を出版、平成9年12月に第87号を出版したのを以って休刊しています。

 この地域雑誌を発行していた時期に高知県「国民休暇県・高知」推進県民会議の地域づくり事業の一環として、これも富山県の地域づくり事業である「裏方さんの夜なべ談義ー冬の陣ー」に県職員や県観光団体関係者、経済界関係者、市町村職員、そして取材陣として私が加わり、総勢14名で参加しました。

  

 この会議が、平成4年2月22日、23日の両日開かれた。その前日の21日の朝、出発しましたが、富山県の事業関係者からどのようなことで選ばれたのか今でもわからないんですが、富山県に到着した後、高知からの参加者の中から私一人が選ばれて、21日夜、あるお家に招かれました。(半ば連れて行かれたのですが)

 そこで出していただいた料理の一つが、この魚のナベ料理でした。ご主人の遠藤さんから「さあ、食べて下さい」と勧められ食べましたが、ゲンゲは土佐には売っていない魚。いわば、私にとって、初対面。もともと魚の名前なんか全く知らない私だったので、「この魚の名前は?」と聞いて「ゲンゲって、いいます」と教えられても、知ってるわけがありません。(ゲンゲ料理の一例)

 でも、私は食べるものに怖いものなしで、「北陸の土産だ」とイナゴをもらったときでも、躊躇なくムシャムシャと食ってしまいますし、土佐では見たこともなかった「シカの身だ」といっていただいた時もそれまで食べたこともないイノシシ料理でも食べてきた。だから、この「ゲンゲ」もドロッとしたゼラチンの食感は異質だったが、「これはこれ」と、美味しく食べさせていただいた。

 正直に言って、この時困ったのは、全く見ず知らずの方々に囲まれて料理を食べること。初めて御邪魔した知らない方の家に行ってパクパク食べてばかりも失礼だし、どの方がどんな地域づくりにかかわっているのかもわからない。話が通じない。このほうに困りました。最初から最後まで戸惑ってばかりで、きっと参加された方々にご迷惑をかけただろうと、今でも私の気持ちの中で解決していない出来事になっています。

 その会合は参加者から「第10回 謎倶楽部」と教えられました。参加者は大分県庁のTさん、富士総合研究所のWさん、因島市役所のTさん、日本経済研究所のIさん、広島県庁のAさん、そして現在もお付き合いさせていただいている地域振興研究所の遠藤さんと富士総合研究所の吉原さんに、私でした。

 翌日の朝は、「裏方さんの夜なべ談義」開会前にFM富山にも出演させていただき、話の最後に千田さんに無理を言って室戸の歌、「おいらの船は300トン」まで歌わせていただきました。

 そして、全国地域づくり会議「裏方さんの夜なべ談義」に参加。会議には富山県内から68名、県外からは58名と、総勢126名が参加するという大会議になりました。この後の流れはここで詳しくは書けませんが、この体験が高知県で初めて開催する全国地域づくり会議「土佐のいごっそう会議」につながってゆきます。

 こうして「ゲンゲ」の番組から、富山県とのつながりを懐かしく思い出しました。

 富山とのつながりはこれだけではありません。初めて富山に行った平成4年、富山県の多くの方々とお友だちになりましたが、その言葉、富山弁も興味深かったのです。「富山弁は土佐弁に似てる」。そう思いました。こじつけのような考えですが、言葉が似てるのは「越中富山の薬売り」の人たちが戦後、高知県にもたくさん来ていたことをよく知っていて、「その人たちと土佐の人との交流もその言葉の形成に影響があるんじゃないか」なんて、勝手に思っています。

 富山県は私の第二の故郷、大好きな県です。だから、その後は余裕ができたら妻と連れだって富山に行ったり長野に行ったときに寄り道して、「いごっそう」の私はたくさんの「みゃあらくもん」と交流を続けている。私のこの電子情報誌も、毎日チェックしてくださっている福光美術館長の奥野さんなど、たくさんの富山県人が見てくださっていることも知っています。

 ただ残念なのは、高知県もそうだし富山県もそうですが、県としての地域づくり県民交流事業が全くなくなったこと。その平成4年頃から10年ごろまではバブル期で両県とも事業費にも余裕があったのでしょうが、現在はどこの県も財政不振で、とてもそんな県民交流事業に予算を投資できないということが一番の原因とみている。

 そのことから地域づくり活動を行っているグループ同志の交流がなくなっているんですが、これではなんとも残念です。高知県もですが、富山県でもこの点をよくご理解いただいて、これからはこういう他県との交流事業をもう一度実施していただきたいと、心からお願いする。富山県庁の友人山崎さんにはぜひともお願いしたい。

  “内向きではなくて、外向きに行動してこそ成果・効果は上がるもの”とご理解いただきまして。

 坂本龍馬を見よ! 中岡慎太郎を見よ!
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室戸市の地方自治法違反建築物に、「適法」の監査結果

2010-01-23 | 議員活動
 まず、室戸市における室戸岬高速バスターミナル建設の違法性について、これまでの経過をたどりたい。

 室戸市議会20年9月定例会に「高速バスターミナル建設の予算が提案され、可決。12月初旬に施設は完成し、12月16日から高速バスが運行を開始した。

 その施設の建物写真と見取り図は次の通りです。

  

  

 この施設建設に対して、室戸市議会の市議の多くが地方自治法第244条の「公の施設と言えない」と異議を唱え、表決では賛成7名、反対7名となり、最終的には議長の裁決権によって可決している。そんな議会を二分した、問題ある物件。

 私はこれを俗にいう他人の土地に建物を建てたなどという「違法建築物」だと言っているのではありません。 地方自治法には、 住民が利用できない公共性と公益性を持たない施設に市民のお金である公費を支出してはならないと規定されている。だから、この市施設を建設したことは違法だとし、不当な公金の支出を行ったことに対し、その建設費など1444万円を市に返還するよう求めているのです。加えて、公費を使って県外の特定企業の宿泊所を建設することについても、違法だと考えている。

 まず、地方自治体が市町村の施設として施設を建設する時には、地方自治法で規定されているように、自治体の予算はすべてそこに住む住民のお金であることから、施設建設は・・・

 ①その施設全体が住民の利用に供するためのものでなくてはならない。
 ②その地方公共団体(室戸市)の住民の利用に供するものでなくてはならない。
 ③住民の福祉を増進する目的を以って建設し設置するものでなくてはならない。
 ④地方自治体が設けるものでなくてはならない。
 ⑤施設でなくてはならない。

 ・・・と法律で規定されています。

 この上で、このような行政財産(公共用財産)は、施設全体が住民に対する公共性や公益性を保持しなくてはならないとされています。

 私はこの公共性と公益性がない建物(室戸岬高速バスターミナル)を市民のお金である市費で建設することは問題であると、住民監査請求した。どなたが室戸市長を擁護しようとも、これは地方自治法第244条に違反した違法建築物であると断言する。

 なによりも悪いのは、市長が違法な建物だとよくわかっていながらバスターミナルが必要だから建物を建てたことです。20年11月13日の市議会臨時会ではH議員の質疑に対し、「議員の違法だとの指摘は、私も正しいと思う」とその違法性を認めています。なのに、今回の監査委員の事情聴取に対して市長は「市民のために必要だから」と効果ばかりを並びたて、言い訳に終始し、自分が認識しているこの違法を認めなかった。そのことは許しがたいと思っている。

 特に「バスは住民のためになるから」といって、一企業の社長から働きかけを受けて“社員アパート”となる宿泊所を市民のお金で建設してよいものか。

 市民の皆さんはこれを議員と同じように、「まー、いいか」と許しますか。私は許せません。小沢氏や鳩山氏などを見てお分かりのように、「一つを許せば、次々とまた違法なことを行う」。それが行政であり、国政であるといえます。だから、それらの機関や組織に携わっている議員や職員に関しては、一つ一つ、国民や住民がよく吟味して、決して許してはならないのです。

 建築費用は全部で1444万円でした。図でお分かりのように、施設の50パーセントがバス会社が占有する違法な部分です。しかしそうだからといって1444万円の半分の722万円だけが違法に当たる金額というわけにはなりません。違法な建物であることから、違法に該当する金額は建物全体の建築費1444万円となります。

 だから私は、「このことをこのままにしておくことは市民の負託を受けて議員にさせていただいている議員として責任を果たしているといえない」との思いに至り、昨年11月末に住民監査請求を起こし、市長に対してこの施設の建設費等の金額1444万円を室戸市に返還するように求めました。

 
 それが今日、監査委員から、これまでの室戸地域の交通事情と当該施設の必要性を長々と説得するような文章の監査報告書(下写真はその監査結果部分)が送られてきた。

  

 監査結果文書の要旨は、市長と担当課職員の長々とした言い訳に屈して、公共性のない施設建設に関して「市の発展に寄与する施設である。市が建設した施設に違法性はない。だから監査請求は棄却する」と結果報告を送付してきたことは、重大な問題があると私は考えている。

 市長に選ばれた二人の監査委員(一人は元市職員、もう一人は現職の市議である堺喜久美議員)がこのような結論を出すのは、ある程度予測はしていた。

 その市長お抱えの監査委員が、市が行った違法な事業に「適法」と結論を出したのです。「違法事業」なのに小松市長をかばうために「適正な事業」だと結論を出したのです。

 室戸市政においては、どいつもこいつもが市長が行う不正に加担してしまう。

 とにかく話にならん。

 室戸市の政治が悪くなり続け、そのせいで市民生活は悪化し続けるのである。


 私は、その施設が「室戸市に不必要な施設である」と言ったことは、一度もない。議会での採決でこの議案に反対した私を含めた7名の議員も同じ思いだろう。

 では、なぜ議会の表決で反対し、このような住民監査請求を提出して監査委員に厳格に監査していただこうと考えたのかです。

 それは唯一点、この施設建設は自治法第244条に違反して建設された建築物だからだ。だから、市長や担当課長が監査委員の事情聴取に対し話しただろう「この施設は室戸市にとって観光振興に寄与する」という話は、この違法の監査とは全く関係のない話なのです。

 それがなぜ室戸市という地方公共団体の業務を監査する2名の委員が理解できなかったのか。たいへん理解に苦しむ。

 又、私は20年の9月議会にこの事業が提案された時から想定していたことがあります。

 「この事業提案は、きっと室戸市長が徳島バスに高速バス就航をお願いに行った時、徳バスの社長から『小松市長、高速バスを室戸へというからには、うちのバス運転手が夜、宿泊できる宿舎を建ててもらわないと室戸へは行けないですよ』と言われたに違いない。それを受けて市長は違法かどうかの見極めもせず、担当課職員が止めるのも聞かず、あの建物建設に突っ走った」。

 そう思っていました。それが送られてきた報告書を読んで確信に変わりました。それが次の部分です。

  

 この監査報告書によって、「高速バスを室戸から運行する条件として、徳島バス(株)から乗務員宿泊所の確保を依頼されたがために、待合所に付帯してあの宿泊室も違法を承知で同時に建設した」ことが明らかになったのです。

 尚、この小松市長が「違法を承知していた」点については、平成20年11月13日の室戸市議会臨時会において、H議員の質疑に「宿泊室を違法とする議員の指摘は正しいと思う」と答弁したことで、市長がこの施設建設が違法な事業であることを認識していたことが確定しています。

 今回の監査報告書を見て思うに、とにかく情けないの一言に尽きます。市長や課長が言った言い訳に過ぎない意見をそのまま長々と書き連ね、市を擁護した行為はとにかく情けないと思っている。今後、これを告訴するかどうかは私が知人や法律家に聞いてから判断したいと考えているが、今思うのは、違法な事業であることをよく理解しておきながら事業を押し通す市長も市長なら、その違法性を分かっていながらスルーパスする議会も議会、それをよく吟味しなくてはならない立場の監査も監査。

 行政にかかわって七年近くなるが、行政組織とは地域社会のルールの在り方とは遠くかけ離れた、実に興味深い場所であるとつくづく思います。

 
 この監査報告書も私が行ったこの住民監査請求によって監査委員が自治体の長と担当課長を事情聴取してまとめたものである。

 小松市長は、この施設建設に関し違法性があることを十分認識しながら、徳島バスから「3カ月後に運用開始したい」と急がれたため違法な施設建設に突っ走ったものであり、室戸市に対し1444万円を返還すべきである。

 だが、室戸市監査委員は市政と一線を画し厳格な対決姿勢を取らず、「施設の建設は室戸市に寄与するから」と、違法行為を議会同様に素通りさせてしまったのである。

 つまり、室戸市の二人の監査委員は「国の法律など市の監査には関係ない」との判断結果を出したことになる。

 笑っちゃいますよね、法律に照らしての行政監査ではなく、小松市長を支え助けるために真似ごとの監査をしているなんて。


 このように今回の監査報告書は、市長も「これは室戸市の企業誘致で私の功績の一つになるから、違法でもいいじゃないか」と思っている、昨日記事にした課長も「企業誘致だから、違法でもよい」と思っている、その市長と課長が監査の事情聴取においてその“施設建設の効果”を監査委員に強く話し、監査委員が疑いもなくそのまま報告文書を書いた、ということになる。つまり、この事業が違法かどうかの事情聴取ではなく、まず「違法ではない」という結論ありきで、市長と担当課長から話を聞き報告書を作ったということです。

 ホントに情けない話です。

 一人前以上の給料をもらいながら、みんな市民のことなんかこれっぽっちも思っちゃあいないんですからね。

 市民のことを思っていたら、もっと市民に対して親身になれるはずだ。

 でも、この人たちが給料をもらっているのは、その市民から。

 何をかいわんや、だ。

 行政に関わるものとしてのこのような理論を理解している行政・議会関係者は、いったいどのくらいいるんでしょうね。(長嘆息)

 最後に。

 議場に提案される議案の多くは法律を根拠に提案されているように、行政の業務は法律を基礎に運営されています。その法律を行政組織が間違いなく守り、適正に市政運営するならば、議会なんていりません。

 しかし、どこの自治体でも間違いなく不適正や不公正や、時には私が暴露した件などのように不正まで働いています。

 だからこそこれらの不正などを監視できる議会が必要で、それも私のような法律に厳格で、それを頑固に追い求める議員が必要であるということは、間違いありません。


 以上が室戸市政の現状ですが、とても全ては書き切れません。何か上の件についてもっと詳しくお聞きになりたい方はお電話いただければ、お会いしてお話させていただきます。
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傍観者

2010-01-22 | 議会改革
 21日には、国交省の事業を活用して室戸の地質ウオッティングポイント(観察地)を携帯電話を使って見学するシステムを昨年末から室戸の関係団体が準備してきてこの4月からその運用が開始されることから、国交省職員が視察したというニュースをお伝えしました。

 同じ21日午後1時半から約1時間、室戸市議会4階会議室において人権教育の研修会が開かれましたが、その会で私が考えたことをご紹介させていただきます。

 講師は、高知県人権教育研究協議会会長の中沢勇大氏。市議会議員約10名と、市長、市教育長ら市職員が約10名が参加しました。

 中沢先生は差別やいじめなど人権問題全般についてお話をされましたが、そのテキストとして配布された資料の中に議会議員としての職務に通ずるところがあると感じる一つ興味深いことが書かれていましたので、ここでそれをご紹介しておきたいと思います。

 資料には「いじめ問題について考える」と見出しがあり、その解説として、
≪全国連合小学校長会より各都道府県小学校長会へ「いじめなどの防止に向けた人権教育の徹底について」の文書が送付された。その内容は「いじめられる子、いじめる子、傍観している子、の存在が確認されている。 傍観者を出さないために、モラルの高い学級・学校づくりを推進することが大切です」と記されている。これまで私たちが実践してきた同和教育・人権教育の一つの教材を。いま一度紹介する≫
の前書きの後、子供向けの話が紹介されていました。それが次のおはなしです。(文は全てひらがな書きでした)

『だからわるい』(オセーエワ・作)

一匹の犬が体を前に屈めて、激しく吠えたてています。
そのすぐ鼻先に、垣根にぴったりと体を寄せて、一匹の子猫が、毛を逆立てて震えています。
かーっと口を開け、
「ニャーオ、ニャーオ」
と泣いています。
すぐそばに、二人の男の子が立って、どうなることかと見ていました。
窓から、それを覗いていた女の人が飛ぶようにして階段から下りてきました。
女の人は、犬を追っ払うと、男の子たちを叱りつけました。
「あんたたち、恥ずかしくないの!」
「どうして恥ずかしいの? 僕たち、何もしてないよ!」
男の子はびっくりしたように言いました。
「だから、悪いですよ!」
女の人は、真っ赤に怒って言いました。


 この話を先生が分かりやすく解説されました。「見て見ぬふりはいけません。地域社会を含めた周りの支援や協力が必要です」等々と。

 この話の説明を聞いていた私は、日頃、地方議員として議会改革こそ議会組織と行政組織を急速に改革改善させる方法だと思っていることもあって、これはきっと参加された他の人たちはこんなこと考えなかったでしょうが、私だけがその時、「これこそ議会改革の必要性を説くためには役立つ寓話だ」と内心、思ったものです。

 私はその話を次のように自分なりに解釈して聞いた。

「男の子」=改革に無関心な傍観議員
「女の人」=改革を目指す改革派議員、または住民
「犬」=組織に現存する旧態依然とした古い体質
「犬を追い払う行為」=改革

 「犬を追っ払う行為」は、現在の悪い状況を打破して改革改善しようとする行為ですが、組織を構成する人間が「犬が吠えたてている状態」という悪い現状にある事を熟知しながら、その組織の一人ひとりがそういう悪い状況がそのまま継続しているのは自分たちの責任だとする自覚がなくて、改めようと努力しない。

 それを長く見てきた常識的な心情の持ち主の「女の人」はその現場に急ぎ駆け付け、堪りかねて、その悪しき現状を見て見ぬふりして改革改善しようとしない「男の子」たちに「あんたたちは、恥ずかしくないのですか!」と一喝しました。

 最後に、「男の子」は「私たちは何もしてないよ!」と言いました。それを聞いた「女の人」はこう言い放った。「だから、悪いんですよ!」。

 改革に無関心で、議会改革・行政改革を進めようとする議員の活動を傍観して共に取り組もうとしない議員(男の子)は、「おれたちのどこが悪いんだ! おれたちは何もしてないじゃないか!」と言います。それを聞いた組織を良くすることが住民の生活をさらに良くすることだと理解する改革派議員(女の人)は、「だから、悪いんだ! 議会のため、行政のため、ひいてはそれは住民のためだが、動こうとしないでただ傍観しているその何もしないことが悪いんだ!」。

 この寓話は議会改革への基本を説いています。


 全国の市区町村の議員の皆さんには、是非ともこの記事を何度もお読みいただきたいと思っています。そして、皆さんが所属する議会が一日も早く議会改革に取り組まれんことを切に願っています。

 私が所属する室戸市議会についても、これは議員諸氏の協力が無ければ無理なことですので、次の任期中にもし改革志向の議員が過半数誕生して可能な状況が生まれたら、議会改革の基本となる議会基本条例を策定できるように、その先頭に立って取り組みたいと考えています。

 江戸時代末期、武市半平太が土佐藩によって投獄されたことから安芸郡の若者たち二十三名が決起した。彼らは奈半利から野根山を越えて逃亡するも阿波国に入ってすぐの宍喰村で捕縛され、代官所のある牟岐に抑留の後、全員が唐丸籠で土佐に連れ戻されて奈半利川河原で全員斬首となっている。この報を伝え聞いた土佐は安芸郡北川郷(現・高知県安芸郡北川村)出身の幕末の志士・中岡慎太郎は、同志に次のような手紙を送っています。

「申上る事の眼目」

≪天下挽回再挙なきにあらず、然りながら今暫く時を見るべし。
依りて沸騰及び脱藩は甚だ無益なり。涙を抱えて沈黙すべし。外に策なし。(後略)≫


 慎太郎は慟哭の中、在郷同志にこのように自重を促している。慎太郎二十七歳の時である。

 いくら改革だからといっても、江戸川区の女性区議さんのように、周りに“毒”を撒き散らしながらただ闇雲に突っ走ればよいというわけではない。改革とは、中岡慎太郎のように、現状がいくら我慢ならない状況にあっても、組織の意識が低かったり同志がいなかったりする時には、そんな改革可能な状況が生まれることを願って、少しずつであっても、ただ前進するしかないのである。

 その面からいえば、貴乃花親方の日本相撲協会を変えたいという思いと決断は、同志がいたからこそと言えよう。

 何事もたゆまずに努力しながら一歩一歩進むこと。そして、いつ何時も「為すべき時に 為すべきことを 為せば成る」の精神を忘れないことです。
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国交省関係者が「モビリティーサポートモデル事業」採択の室戸市を視察

2010-01-21 | ジオパーク
 国交省が総合的な交通体系を目指して行う21年度事業「モビリティサポートモデル事業」のモデル地域の募集を開始したのが、21年3月31日でした。その後、5月12日に募集を締め切り、5月29日に事業実施地区の選定結果が発表されましたが、その21年度のモデル七地域の一つに、室戸地区で室戸ジオパークモビリティサポート検討(協)が行う「外国人観光客用がジオパーク観察ポイントを体感するための多言語対応を行う環境整備」事業が採択されました。事業費は約950万円。

 それを受けて、本日21日の午後3時、室戸市室戸岬町高岡の市海洋深層水取水供給施設「アクア・ファーム」に国交省関係者が現地視察のために、来訪した。
  
      

 来訪した国の関係者は、藤岡博・国交省政策統括官、鈴木研司・同省政策統括官付参事官付政策企画官、近藤琢哉・同省政策統括官付参事官付の三氏に、20年3月まで四国ジオパークを推進していた同省四国地方整備局担当者、そして、県では一番熱心に室戸半島の地質を観光振興に活かそうと努力されている職員で、長年にわたり地質観光振興に自費を投じて取り組んでいる県民を応援してきた隅田明・高知県交通運輸政策担当理事が同行。

 視察に先立ち、アクア・ファームの会議室で国交省の三氏に室戸市のジオパーク関係者が国交省に採用され室戸地区が行う「モビリティサポートモデル事業」を県観光振興課から室戸市ジオパーク推進室に出向している職員らが説明した。

  

 この「モビリティ・サポート」の意味についてご説明しておきたいが、「モビリティ」とは「移動しやすいこと」で、「サポート」が「手助け」という意味から、「地質ポイントの現場を見学する人たちを手助けする」という意味になります。

        

 そのツール(道具)が携帯電話。ケイタイ電話で地質などの現場に設置した看板(30センチ角で、10か所)のQRコードをチェックすると、携帯にその岩などの解説が表示されるシステムになっている。表示されるのは、岩の見所、写真、動画、地質観察を散策するためのルート図、その地ゆかりの人物紹介、周辺の観光情報の上に、更にそれらを日本語、英語、フランス語、韓国語、中国語の五ヶ国語で対応する。

 これらのサービスは昨年11月に実験を開始し、22年3月までこれを行い、4月の新年度から本格運用を行う予定。

        

 約30分間、同協議会関係者が室戸地区が行う事業内容を説明を行った後、視察に来られた一行は室戸岬の海岸に降り、遊歩道を歩いてダイナミックな地質を視察。併せて、携帯電話を使ってのシステムを体験していました。

 尚、高知県では昨年21年12月に観光振興部や産業振興部、県教委などが横断的に「高知県ジオパーク推進チーム」を編成して、室戸岬など県内の地質観察ポイントを県観光振興の目玉として売り出していこうと取り組んでいます。

 室戸市による20年4月からのこれらの動きは、平成3年から約300万円で地質専門誌と地質写真集を出版するなど継続して取り組んできた室戸半島の地質を全国に広報する私の活動もその一助になったと考えており、最近の動きは非常にうれしく思っている。

 あとは室戸市と高知県が予算を投資して遊歩道整備や観察ポイントへの看板設置、観光ガイドの養成などを実施してゆきさえすれば、世界ジオパークの認定は容易だと理解しており、全くこの認定に関して不安は持っていません。

 室戸市の地質観光については焦ることはない。室戸半島の地質は必ずや世界ジオパーク(世界地質遺産)として認定されるので、毎年、為すべき事業を積み重ねてゆけばよいだけのことです。毎年そのステップをクリアしさえすればいいのです。市長はその点をよく理解し、室戸市として決めたペースを崩すことなく事業を行い、3年後の世界ジオパーク認定を目標にするぐらいの地道な取り組み方で事業を進めていってほしいと考えている。

 以上、ご報告いたします。
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市温浴施設を黒字にする方法

2010-01-20 | 組織のあり方
 室戸市が18年7月にオープンした温浴施設が、経営存続にあえいでいます。

 既報どおり、オープン当初に室戸市から指定管理者として指定された東京のミクプランニングは一年目に6000万円の赤字、二年目には5000万円の赤字、最後の三年目にも約5000万円の赤字と、三年間で1億5000万円の累積赤字を出して実質上、倒産して撤退し、東京に帰りました。

 ミク社といえば、ライブドアの子会社であるライブドア・マーケティングの子会社、つまりあのライブドアの孫会社でしたが、私が17年から徹底的に調査して追求してきたことからその経営手腕は良く知っていますが、経営自体があまりにもアバウトすぎて、結局、指定期間の5年間も存続できませんでした。

 ということから、その撤退の一年前である20年4月にミク社から「撤退されたくなかったら約6000万円の財政支援をお願いする」という、内容は正しく要求書である書面が市に送付されてきた。
 そこで、それが議会に諮られたが、議員では私だけが「赤字補てんはしないと本市の条例で決められている。よって、市民のお金である公費からの財政支援は行わず、毅然とした意思を以って撤退を受け入れ、新たな指定管理者を公募すべきです」と市長に求めました。しかし、小松市長は要求を受け入れ、条例違反となる二回で総額約6000万円の赤字補てんの支援をしてしまった。
 で、結局、21年6月の撤退に際しては室戸市の財源から基金3000万円を取り崩して民間企業「株式会社ムロト」を立ち上げ、「シレスト室戸」の名であの温浴施設の経営を始めてしまいます。

 これを議会で「自分で商売をした経験のない人間が商売をしても赤字になり市民に新たな負担を生むだけだから、施設経営は民間企業に任せるべきだ」と止めたのは、残念ながら私一人だった。

 こうして21年7月から「シレスト室戸」の経営が始まったのですが、担当課によると現在の入場者は以前の利用者数と変わりなく推移しているという。だが、その経営収入の半分をまかなってきたレストランの売り上げは、担当していた店長が4か月でやめてしまったがために、いま営業しているのは土曜と日曜というありさま。しかも、私が喫茶店を経営していた時の一か月の売り上げが80万から100万円あったことを考えると、レストランの売り上げが四か月間の平均が約50万円しかないというのは、いかにも少ない。加えて、そのあとを賄ってくれる店長も見つからないまま、現在にいたっている。

 つまり、室戸市が設立した今の会社「シレスト室戸」の経営状態は、前の指定管理者・ミク社の「バーデハウス室戸」が経営していた時より更に悪い経営状況にあることは間違いないということです。

 「責任は赤字になることが最初からわかっているあの施設を作った前市長にあり、もうあの施設の存続は公募を行って、その指定管理者に3000万円か4000万円の指定管理料を支払い管理運営してもらうしか他に方法はない」との私の助言も頑として聞き入れず会社を立ち上げてしまった市長ですが、いまの状態をどのように考えているのだろうか。私同様に、市が会社を立ち上げてあの施設を経営することに疑問を持っていただろう担当課長と同課職員は、どうしても打開策が創出できない今の状況に頭を抱えています。

 だから、今の状況を生んだ責任は、議会での私の助言や職員など周りにいる人間の健全な意見を聞かなかった市長にあります。つまり、前副市長辞任の原因となったみられる“聞く耳を持たない”“天上天下唯我独尊”が今も続いている。私はそう思っています。

 さて、そこで、昭和20年代の私が小学生のころから家業の銘木製材所でオガクズまみれになって仕事をして覚えた商売のノウハウを基に、これから商売を始めようとする方々に開業のコツを伝授したい。市施設の管理運営が黒字になる方法としても参考になりますので、ぜひとも「シレスト室戸」の経営改革にもお役立ていただけたらと思っています。

  

◎繁盛店にするための、立地の条件

 ①国道や県道1から1メートル以上、上にある店や、1メートル以上、下にある店は繁盛しない。
  ※室戸岬港の県有地で開業した「トロム」を見てお分かりのように、国道から遠く離れ落ち込んだ土地での商売はなかなか難しい。又、サンパレス室戸や国民宿舎は高い山の上の施設で、閉鎖したのはこの「山の上」という欠点が原因。

 ②カーブした道路のインコースの土地への立地は、不可。アウトコースの土地への立地は、可。
  ※行当岬の「アロエ」の繁盛は、この例による。

 ③上りの道路や下りの道路の途中への立地は、不可。登りきった頂上付近は、可。
  ※安芸市矢流の「レストラン矢流」の開業時の繁盛は、この例による。

 ④信号のある交差点付近への立地は、角地から車にして約10台分以上離れた場所に店や駐車場を立地すること。

 ⑤住民がたくさん住んでいる密集地よりも少し離れた静かな場所の方が集客は見込める。あまり離れると人は来ない。同業店が多いことも、自分が始める店の方が集客が見込めると判断した時は、まったく関係ない。

◎繁盛店の必須条件

 ①開店時間は、朝8時に開店して、午後8時まで営業を行うこと。従業員をローテーションで回すなどして、定休日は無い方がよい。
  ※商売は金もうけ。金儲けにおいて、遊んでいたり怠けていたりすると、金儲けはできない。朝早くから夜遅くまで休まず仕事をするように努力してこそ、成功します。 

 ②店舗が道路から見える場所にあること。道路のそばにあっても道路を走る車や通行人から見えないと繁盛しない。
  ※市施設「シレスト室戸」がこの例。写真でお分かりのように、草や雑木で店舗が見えないから伐採すべきと指摘しても、一向に改善の手立てを行いません。又、看板については、18年7月に開業した時、入口に看板がなかったことから、当時の担当課長に「商売を始めるのに看板もつけることを忘れている」と厳しく指摘したところ、9月議会で予算をとり、ようやく開業4カ月目の10月末にやっと設置したもの。このこと一つとっても、「公務員が商売をしても成功しない」と市民の皆さんに理解していただけると思います。

  

  

  

  

  

  

   
  

 ③店舗開店の時には、前の道路を通る車や通行人によく見える看板を設置すること。
 
 ④喫茶店でもレストランでも、誰もやっていないスタイルの特徴ある店として開業すること。

 ⑤開業時には、その業種を自分がどこかで修行してきたとか、長年にわたり自分のお金で数多くの店に通い勉強してきて自分独特の味や料理法を作り出したという経験を持っていること。つまり、何の苦労をしたこともない人は商売を始めてはならない。市施設「シレスト室戸」がこの例で、市の重役である取締役三名が何んの経験もノウハウも持っていないままで商売を始めたもので、こんな商売をなめた人が商売すれば失敗して当たり前です。

 ⑥毎朝、開業前に挨拶の練習を行うこと。
  ※お客さんに挨拶ができることが商売繁盛の基本。いま商売をしている市内の接客を見ても、これが欠けている事が原因で客が来ないという店がなんと多いことか。これが出来ないのは、店主の勉強不足と商売への意欲の喪失が原因。あの「シレスト室戸」の社長である市長は「いらっしゃいませ!」や「お待たせいたしました」、「お下げしてよろしいでしょうか?」、「ありがとうございました。またおいでください!」と言えますか。感謝を口にできますでしょうか。

 ⑦接客の訓練を定期的に行い、商売は客の立場、消費者の立場になって考え、そのお客さんの思いを先取りして行うことこそ、商売繁盛のコツだと職員にわからせる努力を経営者が実践すること。

 室戸市が経営している「シレスト室戸」にしても、古い公務員気質に基づく“親方日の丸”の考え方では商売は繁盛せず、やがてその赤字は市民の負担となって振りかかってゆくことになります。だから、とにかくこの市施設は商売の何たるかを全く知らない市長や市職員が経営すべきではなく、一定の財政支援を前提に公募し、1日も早く民間企業や団体に管理運営を委託すべきだと私は考えています。 
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このアンバランスな国家体制

2010-01-18 | 国のあり方
 ある市職員といまの国政、地方行政や議会についていろいろと語り合っていて、こんな話になった。

 市職員「今の国は、地方には市区町村職員や議員の給与と報酬を削減するようにと勧告を出して健全化を強いているし、市町村合併などで議員数や市町村職員数の削減を強いている。一方、自分たち国会議員の報酬や国家公務員の給与は減額するわけでもないし、議員数を削減するとか官僚・国家公務員の職員数を削減するという話はない。これでは、国家の姿が逆ピラミッド型になってゆき、国はますます肥大化したままで、地方はますます小さくなってしまうろね。このままいけば、やがてそのピラミッドはひっくり返ってしまうのじゃないか」。

 私も同感でした。

 室戸市を例にとると、私は今回の不況を戦前の世界大恐慌の時のような「未曾有な世界不況」だとは全く思っていないが、一昨年来続いてきたこの世界的な経済不況を受けて、本市は21年度に二度、地方行政にかかわる地方首長、市区町村職員、地方議員の報酬カットを行っています。又、それ以前からも地方自治体は財政健全化と公務員削減を実施してきました。それは15年6月に閣議決定された国の「三位一体の改革」に基づいた地方自治体の改革の一つでした。

 ですが、先の市職員が指摘するように、国が行ったことといえば国家公務員の給与をほんのわずか数%削減しただけで、国家公務員を大幅に削減したという話はまったく聞いたこともない。そして国会議員たちにしても、自分たち国会議員の数を削減するなんて話は聞いたことがないし、議員報酬を削減しようと努力しているという話も聞いたことがない。

 つまり、彼ら国の議員や役人たちは、地方行政や議会に関わる人間には痛みを強いながら、自分たちは高給をもらいながらぬくぬくと暮らしているのである。

 この状態が今後どのように推移してゆくのかと考えると、上部が大きくて下部が小さいとなると当然、国はひっくり返ってしまう、と誰もが解ります。

 それを描いたのが次の図です。左がこれまでの国家体制で、右が市町村合併後の地方組織が縮小して非常に不安定な形になってしまった今の国家体制です。

  
 (※)図の右側の縮小してしまった地方組織の姿は、単に市町村数が減少したことを表現しているのではなくて、市区町村自治体が持つ財政力、首長数、議員数、職員数などのすべての“力量”を表す。
 
 平成11年頃には3300ぐらいあった全国の市区町村数が平成7年から始まった「平成の市町村合併」によって、平成22年1月には1700余りと約半数に減少しました。

 私は地域によっては市町村合併を実施して、その地域が没落し住民がゆく場所を失ってしまうような事態だけは避けなければならないと考えていますが、「では、国もそんな痛みを感じながら自分たちの組織である国家体制も『小さな政府』を目指して改革に苦心しているか」といえば、それに取り組んでいたのは小泉政権だけで、政権末期の自民党も今の民主党も全くそんな取り組みをしていない。

 小泉改革に対して地方公務員は強く批判するが、本来、組織というものは財政の無駄を削減して“スリムな組織”を形成して運営するのが一番「健全」としたもので、その組織にかかわる首長や職員、議員の皆さんはその痛みから国を批判しているが、「無駄の排除=健全な財政の形成」であることを考えれば、スリム化を行う国の考えに誤りはなかったと私は考えている。だから、私は「組織というものはすべて自立してしかるべきだ」と言っている。

 そうして、この「平成の市町村合併」で日本の市区町村数は約3300から1783になりました。

 では、これはどういう地方形態になったのかですが、まず簡単なところからいうと、3300人いた市区町村長が半減して1783人になったことは、たとえば5市町村が合併したことによって5人の首長が1人になり、5市町村の55人いた課長が20人になり、5市町村に60人いた議会議員が23ぐらいになる等という動きからご理解いただけると思います。これらは、すべてが新市の財政健全化のためです。これによって新市になった地域組織の財政は急激に改善します。

 この「合併」という地方改革は、国が行った改革事業。当然これを行うことと引き換えに国も「小さな国家」を目指すべきでした。それが、どうか。民主党政権は官僚の天下りだけを敵と捉え、自分たちの悪しき組織形態には手もつけないでいます。これは今の民主党だけではなくて自民党政権時もそうしてきたから、民主党だけが悪いのではなくて、改革を目指さない国会議員全体が悪いのです。

 これは議員になって解ったことだが、とかく議員は『他人には厳しく自分には甘い体質』にある。

 地方議員と同じように、国会議員も自分たちが構成する国会を改革するその一つの取り組みとして、国会議員数を削減したか。そして、議員報酬を削減したことがあるか。私はそんな取り組みを聞いたことがない。

 欲深いがゆえに議員報酬や議員定数削減で自分たちの身を切ることもできないそんな弱い人間だったら、事業仕分けで反論できない立場の官僚を捕まえて偉そうに言うんじゃない。

 地方には痛みを強いておきながら、自分たち国家公務員や国会議員は給与、報酬、そして人員の削減もしない。国はそれでいいのか!


 国政の或る者は、お母さんから内緒の金をもらって脱税をしておきながら、「贈与税を払えば許されるんでしょう」とし、国民には「ごめんなさい」で終わらせようとしている。そしてまた或る者は、自分の財産を蓄えるために建設業者から裏金をもらって私腹を肥やし、権勢を振り回し、市町村からの要望・陳情は自分の支配下にあるものだけを優遇し、時に勢い余って天皇陛下にまで「おれが会ってほしいといってるんだから、会えばいいじゃないか」とまでいっている。

 そして、国政のトップに立つ豊かな財宝を持っているこの二人の「或る者」は、心にも無い「国民生活が第一」とずっと言ってきた。

 一方、その国民は「商売がうまくいかない」、「働くところがない」、「生活できない」などとつらい思いをしながら、一日、一日をやっと生き永らえています。


 申したいのは、国家公務員を削減し、給与を削減し、国会議員の数を削減し、報酬も削減すべきだ。それも、給与と報酬は3パーセント削減とかじゃなく、30パーセント削減を求める。そして、議員数も30パーセント削減すべきだ。それは、議員の中には木偶の坊的な仕事をしない、仕事が出来ない議員が明らかに大勢いるからだ。(ま、地方議会も同じだが)

 先の議会で私は「市長も市職員も議員もそうだが、我々の雇用主は市民です。それがわかっていますか」と室戸市長に質問したところ、市長から「私は市民に雇われているとは思わない」と答弁があった。この基本がわかっていないまちのトップは、不適任だと思っています。

 これと同じで、国会議員と国家公務員の雇用主も、間違いなく国民なのです。室戸市長に指摘したことをあなた方国政にかかわる人にも言いたいが、国会議員が偉くて、国家公務員が偉くて国政で仕事をしているのではなくて、国民が「社長」であなた方を雇って国民の替わりに仕事をさせているのです。だから、偉いのはあなた方を雇ってあげた国民であり、あなた方国会議員も公務員も国民の部下ということです。この基本が分かる国会議員と国家公務員が、はたしてどのくらいいるでしょうか。

 そんな今、国政は総理と党の幹事長との二人の金満政治で大混乱しています。今後の展開は大体予想がつきます。これからは総理と幹事長の議員辞職に発展し、参院選前には民主党の分裂などもあって、参院選後には政権交代がまた起こるのではないかと見ています。

 こんな状況にありますので、政府は「国民生活が第一」なんて話は口先ばかりで地方が没落してゆくことなんかには関心がなく、これからも自分たち政党や議員職にばかりに熱中して動いてゆきます。

 みなさん、国の言っていることを信じてはなりません。自分に痛みを強いることのない議員のことなんか信じてはなりません。これは国会議員だけに言えることではなくて、県会議員や市議会議員にも同じことが言えます。

 国を変え、県を変え、市町村を変えるのは、自分に痛みを強いることができる勇気と積極性を持ったひとで、人の見ていないところでも地道に活動している誠実な議員を選びましょう。そうすることで、国も変わり、県も変わり、市区町村も変わってゆくのです。国民、市民は決してあきらめてはなりません。
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弱い自分を知っているのは、自分だけ

2010-01-16 | 政治家のあり方
  

 建設会社は5000万円を渡したと供述し、小沢氏は「何ら不正な金ではない」という。

 検察には「入金されたこの金は私の積立金だ」といい、40年前に亡くなった「おやじの遺産」としながら、なぜか堂々と出頭できないでいる。

 それは、自分の弱さを知っているのは、自分しかいないから。表では強がってはいるが、自分が自分の弱さを一番よく知っているから出頭できないのである。

 見ず知らずの東京地検特捜部の検事たちに囲まれて自分の違法を問い詰められると、とてもそれに抗しきれないことを自分がよく分かっているから。

 これまで長い間に彼らのことを「ろくでもない悪質な奴らだ」と言ってきた負い目もあるから、出頭したらどんな目に遭うかもしれないという恐怖も感じるし、と。

          

 結局、弱い自分のことを分かっているのは、自分だけ。

 「日は昇り、日はまた沈む」。人もまた生まれ、やがて人生、落日の日を迎えることになるのです。

 いくら蓄財したとしても日本のトップの地位に就こうが、政治家として第一線から退く日は確実にやって来る。そして、人生終焉の時もやってくるのです。それなら、むしろ清貧の身のまま清く正しく生きていく我々一般国民の方が、死したのち、「彼の人生はとても美しい人生だった」と人は言ってくれるのではないか。

 「たかが人生、されど人生」、だと思うが、小沢さん、あなたはどう思うか? それでも、やっぱり金と権力がほしいのか?
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東京地検特捜部のみんなぁ、もう一歩や。がんばりよ!

2010-01-16 | 政治家のあり方
 1月15日午後10時、小沢一郎幹事長の元秘書・石川衆院議員と池田元私設秘書の2名が東京地検に逮捕され、大久保秘書にも逮捕状が出た。建設会社から持ってきた裏金を隠したり動かしたり指示したのは小沢氏であるのは間違いないから、“本丸”も早ければ18日の国会が開会される直前の16日(土)か17日(日)に逮捕されるのではないか、とみている。

 建設業者から「仕事をやるから裏金を持って来い!」と奪い取るような極悪非道な政治家の逮捕は、国政浄化のため、国民のためには良い傾向だ。どんどんやっていただきたい。私は今のこの事態について、ウソを書き連ねた選挙公約で国民をだまして政権をとった政党の能力不足で決断できない人と傲慢な人、このいわばツー“トップ”があまりにも内政・外交を混乱させ傍若無人なふるまいをするから、罰が当たったのだと思っている。

 又、国会議員だけじゃなくて、地方自治体の首長にしても、県会議員や市会議員にしても同じで、建設会社だけでなくいろんな企業や団体から裏でコッソリと金をもらうような政治家はみんなこの政治の世界から追放させたいと思っているし、その防止のためもあって私はこうやって逐一、県政や市政に関する情報公開を行っている。

 とにかく、政党もその政治にかかわる人間もウソをついてはいかんし、金ももらってはならない。

 東京地検特捜部のみんなぁ、もう一歩よ。頑張らないかんぜよ! “武田竜馬”みたいに「小沢を呼んで来い! この東京地検特捜部が話があるっちゅんじゃあ!」ゆうて引っ張ってきたらえわぁよ。
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