青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

行政のコンプライアンス精神よ、何処へ

2009-09-29 | 議会報告
 9月議会のまとめとして少し書いておきたい。

 今議会については、一般質問で問うた「バスターミナルは公の施設とはいえない」という件も、「温浴施設の指定管理者である民間企業へ市職員を派遣研修で出す方法が適正ではない」という件も、二つとも間違いなく地方自治法や地方公務員法に違反しています。今議会の市長答弁でも違法であることをよく認識しながら虚偽答弁をしている。

 唯、私の質問に対する答弁の中で違法な法的処理を行っている事を発見しましたので、その点をもう一度、12月議会で「この法的対応は違法です」と問い質す予定をしています。適法な形に改めない限り、この改革派議員はどこまでも追求するつもりでいる。

 バスターミナルに関しては、市長は6月議会においてご自分で「公の施設として不適切だとの議員の指摘は正しい」と違法だと答弁で認めました。その上で、「これでご理解をいただきたい」なんて、議会を泣き落としに掛けました。それで室戸市のリーダーとしていいのだろうかと思うし、そんな違法な状態のまま放置しておいていいのだろうかと思います。適正に改めないままおいて、もし法に問われた場合、市長は建設費用の約1500万円を市に返還しなくてはならなくなる事を知っているんでしょうか。

 逆に考えると、私が問題だと指摘している時に適正に改めておかないと、次に問題として浮上してきた時には、引っ込みがつかなくなる。だから、私が助け舟を出しているとも言える。この事をよく考えてほしい。

 思うに、この二件をなぜ適法だと言い張るのか。「谷口の追及に負けてたまるか!」とでも思っているのでしょうが、「負けるが勝ち」という諺もある。まず議会で不適切であった事を謝罪して、「適正に改めます」と答弁すればよいだけのことです。

 これは私が他の議員に聞いても同じで、みんな口を揃えて同じことを言っている。「謝罪して、適正にしたらそれでえいがやになあ。けんど、ほんまに謝罪をせん人やな」と。 

 研修の件も、明らかに誤魔化しながらやり過ごそうとしているのは間違いない。これも、私が適正を求めている今適正に改めれば、会社の経費が増えるかもしれないが、民間会社が市職員の給与を出し法的にも適法な形に改めればよいだけのこと。職員の経費を会社で持てば経費増になるため、苦肉の策で今のような形にしたのだろうが、法律に叶わなければそれは一日でも早くやめることだ。私が指摘している今。

 でなければ、いつまでも突っぱねていると、やがて年を越して市長選の前になって住民監査請求や告訴という形で違法な問題が大きくクローズアップされることも予想する。

  ある市職員が高速バスターミナルの件についてこう言ったことは前に書いた。
「企業誘致だから難しいこと言わいでもえいやないか!」、「 そこまで言うかえ!」。

 自棄(やけ)を言っちゃいかん。これは非常に心外な話で、即座に、私の厳しい指摘の言葉が飛んだのは言うまでもない。

 「それじゃ、『企業誘致だから、地域振興に寄与するからいいじゃないか』、また温浴施設への派遣研修の件にしても、『観光振興に繋がるから、健康福祉に寄与するからいいじゃないか』といって、それらが行政において、議場において法律に違反していてもえいというがあかね!」。


 普段は賢明な職員でそんな事をいう職員じゃないので私はその職員を買っているんですが、私が法的根拠を基に追求するその厳しさに思わず吐いてしまったようで、慌てて言葉を飲み込み、職員は黙り込んでしまった。

 市長にしても市職員にしても、議員に不正や不公正、不適正を指摘されて腹が立つぐらいなら、基から法律違反になる事業運営はしないことだ。でも、人間は間違う動物。水前寺清子も歌っているだろう、「あとの態度が大事だーよ」と。間違いは誰にでもある。間違いを指摘されたら素直に謝り、改めることです。それには勇気がいるし、そうするかしないかで人間の値打ちも決まる。間違いを改めずいつまでも言い張るなら、それだけの人間。上に立つほどの値打ちもなかろう。

 まとめとして「コンプライアンス」について書いておきたい。(参考:「行政のコンプライアンス」、『ガバナンス』)

 「コンプライアンス」とは、大抵の場合、「法令遵守(順守)」とか「遵法」と行ったかたちで用いられるが、国や自治体でこの言葉が用いられる場合は国や自治体が法令解釈や事実認定の誤りに起因して違法行為を行ってしまう問題ではなく、その首長や職員が個人的にあるいは組織的に、自己又は他の者の不正・不当な利益を図るために違法行為を行う、そんな行動を防止することと考えられている。

 自治体コンプライアンスの場合、自治体にとってその運営・活動によって期待に応えるべき相手は主に雇用主の市民であるので、そこでのコンプライアンスとは住民の負託に応えて公共の課題を処理する任務を自覚し、より高いレベルの成果を上げることです。そして、その任務遂行時に一番重要なのが、コンプライアンス(法令順守)である。それを規定してあるのが地方公務員法で、これを守れない人は公務員を辞めなければならないのは私が指摘しなくても、公務員の皆さんみんなが知っていることだ。その点をもう一度確認してもらいたいと思う、特に第32条を。

[地方公務員法]

(服務の根本基準)
第30条 すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。

(服務の宣誓)
第31条 職員は、条例の定めるところにより、服務の宣誓をしなければならない。

(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)
第32条 職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。


 私が議員になった15年5月以降、この地方公務員法の特に第32条の「法令、条例、規則、公募要綱など、室戸市が定める規定に従い」が守られていないのは間違いありません。

 それは職員のみんなが守っていないという事ではなくて、市長がある特定の市職員に命令して違法行為や不適正行為を行わせているのであって、その職員にすれば同法同条の後半部分にある「・・・規定に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」の規定を破ることが出来ず、市長が命令する地方自治法違反や地方公務員法違反という違法な行為をいや負うなしにやらされているという側面、事情も大いにあっただろう。

 仕方なく法律を破ってしまう。市長に「そんな法律違反、条例違反になるようなことはできません」と言えば市役所を辞めなくてはならなくなるか、どなたかのように分署施設に飛ばされるか、本庁内の閑職に追いやられてしまう。宮使いは本当につらいものである。

 だから、行政職員の気持ちは私はよくわかる。でも、だからといって法律を破って何をしてもよいということにはならない。そもそも法律を無視して事業運営しなくては何も前に進める事が出来ないような市長では能がなさ過ぎるし、策がなさ過ぎる。

 私が議員になった平成15年5月以来、ずっとそうだったが、コンプライアンス精神に欠ける首長や行政職員では町が良くなるわけがない。

 次の市長には、このコンプライアンス(法令順守)をよく理解し、外部からの不正行為の働きかけ防止は勿論のこと、自らも不正行為や不適正な行政運営をしない、そんな信念を持つ生真面目な人が市長になってほしい。自分が過ちを犯した時に謝ることも出来ない小心な人ではなくて、間違ったら謙虚に謝罪して改める勇気を持った人が市長になってほしいものである。 

 このように、室戸市は問題を孕んだまま次の12月議会へと向かうことになります。
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補正予算の問題二事業に誌上で賛成討論

2009-09-28 | 議会報告
本日、室戸市議会9月定例会の閉会日でした。そのご報告を行います。

これまでも今議会の問題点を書き連ねてきましたので市民の皆さんも内容については知って頂いていることと思います。それが、年間通しての利用が本当に少ない相撲場の改修工事費約1500万円について。

もう一つ、これも全く使われなくなって十年足らず経過している市施設を高知市の水産会社が市から賃貸して地元定置網で獲れる漁獲物を利用して加工生産する事業に県から約2500万円、市から約830万円の補助を受けて開業することについて。

このニ点について、本来は所属する総務文教委の中で討論すべきですが、議案第8号の後の議案審議が約十五分ぐらいで終了してすぐに討論に入ったため、賛成討論の中でこの二事業についての問題提起として討論を行うにもあまりにも時間がなくて、討論を断念しました。

よって、議会ルールとして所管の議案に対する討論は所管の委員会で行う規則がありそれは問題視するものでもなく、よって、本日閉会日での討論も出来ませんでした。

しかし、委員会審議が終わった後、どうしても問題点をまとめておきたくて賛成討論として原稿を認(したた)めましたので、ここで公表し今議会のまとめとしてご報告します。以下、その全文です。(写真は、当該補正予算書・歳入の中の事業費)

《九番、谷口。「議案第八号、平成二十一年度第4回補正予算について」に賛成の立場で討論を行います。
 本議案には、約一年前からこれまで国が行ってきた経済対策に関する臨時交付金を活用した多くの重要な事業が目白押しで、室戸市民の生活向上を考え、賛成すべきと判断いたしました。

 重要な事業として特に挙げるのは、国の事業で全国的に行われるブロードバンド事業です。この情報インフラの整備により本市における高速インターネット化だけでなく地デジテレビの難視聴地域問題が解消されるケーブルテレビなどの整備により情報収集と情報発信の幅も長さも深さも驚異的に拡大するものと大いに期待しています。それと共に、同時に行われるデジタル防災行政務線の整備についても住民の安全・安心な社会を構築するためにはどうしても必要な事業で、同様に期待しています。その他、スクールバス購入費や土佐備長炭産業への支援事業、ジオパーク関係の支援事業など、住民生活に直結した事業にも賛同するものです。
 但し、反対も条件も付けるつもりはありませんが、本議案の中に執行部及び議員の皆さんにお考え頂きたい点が二点あります。 
    
 一点目は、委員会審議でも指摘させていただきましたが、改修工事費約1500万円の相撲場改修工事についてです。
これは、これまであまり利用がなくて困っていた施設を国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を使って改修しようという事業です。市民の巨額の予算を投資しようとするからには当然、今後において年に何回か大会が行われるとか、年間を通して高知市内の高校の相撲部とか、県外の大学の相撲部とか、プロの相撲部屋かが利用しますよという契約などがなくてはなりません。
 そこで、委員会では「この事業に賛成するからには市長と担当課が今後、大学や相撲部屋を訪ね、営業活動を行うこと。これを市長に伝えてほしい」と要請しました。
 本市が市施設の利用率を上げるために予算を投資することは何も悪いことではありません。しかし、そこに本市関係者の努力が担保されなければ議会の皆さんも不安で、賛同しにくいと思います。ですから、是非ともこの営業活動を市長と担当課職員が行い、実行して頂きたい。
         
 二点目は、これまで遊休施設となって閉鎖されていた佐喜浜町の活魚センターを高知市内の水産会社が活用して事業を始めることについてです。
 この事業は高知県の「産業振興計画」の一環として、補助対象額の約4960万円の内、県が六分の三の約2480万円を支援し、室戸市は六分の一の約827万円を支援するという事業です。県は室戸市が補助金支援する事を条件にしているということと、本市への支援要請額が当初は六分のニの約1600万円だったとも聞いていますので、県からの無言の圧力の中でそれらを最終的に827万円の補助に抑えた事を考慮すれば、市長も苦渋の決断だったのかなと、理解している。
 唯、この補助事業の本市への効果は活魚センター施設の賃貸料収入と七名の新規雇用、そして地元室戸の各大敷で取れた漁獲物の購入などがありますが、健全経営が続いている間は市民から批判もでません。しかし、経営不振になると当然、一特定企業に補助金を支出した事が問題となって浮上し、補助金の返還という指摘もこの議会で起こりうると私は考えています。だから、水産会社には今後、大敷組合から購入する漁獲量及び地元雇用の拡大を目指すと共に、地域住民との友好関係の構築にも努力するように要請したい。

 以上、二点を指摘させていただきました。一つ、相撲場については、本市が利用していただける高校や大学などに営業活動を行うこと。もう一つは、活魚センターを賃貸して定置網漁獲物の加工生産を行う会社は健全経営で雇用を堅持し、事業を拡大させる努力を行うこと。

 最後に言えることは、いくら思いがけず国から入った財源であっても、効果のない投資は行ってはならないということです。前鳥取県知事の片山善博氏も、「住民から見て、より快適で満足度が高く、税金のムダ遣いの無い自治体にするにはどうすればよいかが、地方分権の課題」と言っています。私もその通りだと思います。だから、この二つの市施設に投資する財源がそうムダ遣いにならないように市長と担当課職員の皆さんは頑張って頂きたいと思います。
 議員の皆さんにはこれからも今まで以上に行政の事業運営に厳しく目を注ぎ、本市が行う事業運営からムダ遣いがなくなるように努力されることを期待しています。

 以上で、本議案についての賛成討論と致します。》


 残念ながら議場でこのことを発言できませんでしたが、それぞれ担当課である生涯学習課長と農林水産課長には上記のついて議場の外でしたが適正にと求めました。両課長とも「それは勿論の事です」とし、相撲場については「利用率が向上するように取り組むのは当然ですので努力します」と、そして水産課長は「事業の拡大と雇用の拡大を市から求めてゆくについては勿論、その通りです」とお答えを頂きました。討論については以上です。

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要望は受けても、圧力的要求には関与しません

2009-09-27 | 議員活動
 私は選挙の「票」に恋々として議員活動は行いません!

 だから、室戸市政の市長や担当課長に対する悪しき口利きや悪しき圧力的要求は、一度も行ったことはありません。すべてその「なぜ、口利き行為をしないか、圧力的要求に応えないか」を説明して、丁重にすべてその時に毅然とした態度で断ります。

 それでも、私の市議会議員としてのその姿勢を半分の方は良く理解して下さるし、半分の方は不満気に帰ってゆきます。そんな話を数日前にあった一つの例を挙げて書いてみたい。

 行政に対しては日々、一般市民、企業、団体から直接、苦情や疑問点の問い合わせだけでなくて、要望や陳情や事業提案などと色んな形で話が持ち込まれます。又、行政に直接ではなくて間接的に、市議を介して「行政にお願いしてほしい」という話ももたらされる。

 二日前の夜10時ごろにかかってきた市内在住の男性からの電話です。いきなり声が高かったため、私は「お酒を飲んじょうがやないかね。それやったら明日にしてくれる?」と、まず気勢を制した。「いや、飲んでない」というから、「それやったら聞きましょうか」とお話を聞いた。

 要点は「近所に道路整備の計画があると聞くが、私の家の道路の改修はいつになるのかわからん。早くやってもらえるように言ってもらえないか」という話でした。結論は、「私は担当課の計画を無視するような圧力的な働きかけはしません」とお断りしたが、最後は市民の行政に対する適切な要望の仕方を切々とお話し、お互いに理解し合えて、電話を切ったのは夜11時ごろになったが、うれしく思いました。

 男性「市の担当課に行くが、うちの近所の道路はまだのようだ。谷口さんは市議会でも一番、パンパンとものを言える人だと聞いてます。この話を担当課に行って早くやってくれるように頼んでくれないか」といいます。詳しくは書けないが、いわゆる議員を使って行政業務を早くやるように市長や担当課長に強く要求してくれ」という、一つの働きかけの要請だ。

 私は粗方(あらかた)話を聞いて、こう切り出した。

 谷口「あのねえ、勘違いしちょうようですが、実は私は市の職員に対して圧力的にものを言うそんな議員じゃないんですよ。議員がそんな事をしてきたということも伝え聞くけんど、私はそれだけは絶対しない議員です。もしそんな圧力的な事を期待しちょうがあやったら、他の議員の所へ行って頼んで下さい」。

 男性「あー、そうかよ。そんなことせんかよ」。

 谷口「はい。絶対にしません。よく聞いてよ。なぜなら、そんな事を議員がすると、相手の市長や市職員はどんな気持ちになるか解かりますか? 道路だけの話に限らず、今年度の計画でもない事業を、市長や市の職員が他の室戸市民とは公平にせんといかんのに計画や規則を破ってあんたの言うことだけを聞いて市の無い予算の中から搾り出して使って、事が足ると思いますか。 例えば、私が住みゆう室戸岬町三津の道路沿いの排水路は三年も前から要望しようけんど、いまだに整備されませんが、あんたが住みゆうところの道路拡張は毎年のように事業費がついて少しずつ良くなりよらねえ。そうやろ?」

 男性「うん、そうやの。三津はそんなんかえ?」。

 谷口「そうよ。だから、あなたの早くやってほしいという思いはわからんでもないです。 それに、市民が何人かで要望に行くことは悪いことではないです。だから、もう市に要望をしてあって納得できないというんやったら、もう一度、担当課に行って怒らずに冷静に思いを伝えることです。 ただ、行政も市の財源を考えながら事業運営を判断しようがやきんね、来年になるか、再来年になるかそれは解かりませんよ。解からんけんど、市に向けて市民が思いを伝えに行く事は悪いことではありません。 でも、『財源が無いからもっと先になる』と言われたら、三津のような整備事業の計画すらない地区もあることをよく理解して、ある程度納得することも大事やと思いますよ」。

 こんな事の繰り返しが約1時間続いて、その男性は私の話をよく納得して下さって、「谷口さんの話はよく解かった。それやったら、もう一度、お願いに行ってくるわ」。
 谷口「くれぐれも腹を立てて声を荒げて怒ったりせられんぜ。課長はもしかしたら来年その道路を改修しようと考えちょうかもしれんきん、警察を呼ばれたら、元も子もないきんね」
 男性「うん。わかちょう。どうも夜遅くにすみませんでした。ありがとうございました」と言って電話を切った。

 こんなふうに、受け答えで理解し合える事もあります。だから、住民からお願いがあるからと言ってすべての事に議員が動くことは誤りだと思っている。まず、住民の皆さんは自分たちで要望書を作成した上で、担当課に行って要望をする。そしてその時が来るまで待つこと。それがいくら待っても音沙汰が無い。再度、担当課に行き、経過を聞く。でも納得できない。その時に初めて議員に相談することです。

 つまり、いくら住民であっても、自分たちの努力無しに成果を挙げよう、成果を得ようとすることはあまりにも短絡的で、正しくないと思っています。自分たちがいくら動いても行政が動いてくれない。(議員の私などが要望してもこんな場合の方が多いんですが)その時は市民から給料を渡している議員を使い倒すことです。唯、上の例のように、市の公共事業計画には優先順位や年度計画というものがあることも知っておかなければなりません。

 優先順位とは、市政運営上の重要事業は上位に、緊急性のない事業や重要性が無い事業はずっと下位にとなります。予算を付けて実施するのは勿論、上位からになります。年度計画とは、三年計画ならば一年目はここまで、・・・三年目はここからここまでと、期間や距離の長さを区切って行うことです。

 それと、行政への要望も「無理難題」と受け止められるとやぶ蛇になって、実現しません。誠意を以って、地域の思いやその必要性を切々と伝えることが大事です。

 それを、議員が次の選挙で票を入れてもらいたいがために、自分が敢えて出てゆかなくてもよいことまで役所に出かけて行く例や、自分がしていることは間違っていると知りながらも(その判断も出来ない議員もいるかも)住民に助言できなくて、市長や担当課に「おいっ、この人らの所の道路を改修しちゃってくれや」と住民の要望の声をそのまま圧力的に伝えてしまう事案がある。

 以前、議会でこんな事があった。ある公共事業が表決で可決した時、「よしっ!!」というY議員の雄叫びが広い議場に轟いたことがある。私は内心、「あの事業と関係がある」と実感した。口に出さなきゃ解からないものを、口に出したばかりに議場のみんなに知れ渡ってしまった一例です。

 このように、元総理の小泉純一郎氏じゃないですが、「人生色々、社長も色々、議員も色々」なんですよ。

 全国の地方議会には、裏でこそこそやってる、そんなことしか出来ない議員もいれば、選挙の時に投票してくれなくてもいいから悪いことはしたくない、悪いことはさせないぞと、信念を以って本来の議員活動を真面目に正しく行っている私のような議員もいます。

 だから、お願いしますよ、「市会議員は仕事しやせん!」とひとくくりで言わないで下さい。他の議員のことは知りません。でも、私は上記男性がお褒め下さったように、自分の責任において報酬分以上のことはしてますから。

 後生だから・・・。
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地方議員はふくおひろし氏に学べ!

2009-09-25 | 政治家のあり方
 先生に許されたのでこう呼ばせて頂くが、私の「仲間」のふくおひろし氏が ブログ「辛口・政治批評」の中で地方議員の基本精神を謳っているので、紹介する。

 《地方議員は議会総体が野党的な立場で行政を監視しなければならない責務がある。与党的な立場(市長選挙の際の支持・協力関係)にあったとしても、市民の利益を守る事を最優先に位置づけて戦う姿勢が「市民感覚」であると確信して行動する。》

 ふくお氏は私がかつて18年11月の市長選挙で現市長を応援した事なんか全くご存じないんですが、まるで私の事を例に挙げ議員のあり方を示したように感じてしまいました。

 「・・・であったとしても、市民の利益を守る事を最優先にして戦う姿勢が市民感覚であると確信して行動することが大事だ」。いま正にその通りに実践していて、私の議員としての行動哲学に誤りは無かったと、確信した次第。

 議員活動は、行政を監視し、「全て市民の利益を守るため」に働く事を肝に銘じておかなくてはならない。もし、これを違え、全くの与党的立場になって「議員である自分のため」とか、「利害関係にある首長や企業や団体のため」を最優先させて動き始めると、やがてその欲にくらがった悪しき行動が自分の名誉を汚し、議員にならない方が良かったということもあり得る。

 地方議員は、是非ともふくおひろし氏のブログ記事から議員のあり方を学んでほしい。

 それと、時に私も議員のあり方について良いことを書いていますので、ついでに見ていただけたらうれしく思います。県議と市町村議を合わせ、高知県内の議員ブログの中では一番人気(?)ですので。
(これが今日の“オチ”)

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小沢一郎は小泉進次郎に学べ!

2009-09-24 | 政治家のあり方
 今日のテレビと言えば、自民党総裁選の街頭での公開討論会に応援演説として小泉進次郎が出ていたが、感心しました。正に、立て板に水。爽やかに未来の自民党を描くその姿に惚れ惚れしました。なによりも、ポジティブ(積極的)なのがいい。悲観的でないのがいい。

後ろに並ぶ谷垣、河野、西村の三氏よりもずっと演説がうまくて、魅力的だった。すでに何十年も議員をやってきた人間よりもずっと聴衆を引きつけ魅了させる術を持っているところなんか、父親譲りで、すごいと思いました。東国原知事じゃないが、いっそ彼が総裁選に立候補してはどうか。(20名の推薦人制なんかやめてしまって)

 父親によく似ていて、あれほど自分の気持ちを淀みなく表現出来る現職議員はそんなにいるものではないから、彼はすごい政治家になります。(この間の市長選の時は人物を見誤ったが)
 
 政治家には珍しい口下手の小沢一郎なんか、表へ出てきて謙虚な姿勢で進次郎君から学ばなくてはならないだろう。
 
 ま、私にしてもこの年齢ですから彼が50歳になった頃を見ることは出来ないだろうが、本当に期待している。

 それと、私は個人的に支持する政党は昔は自民党だったが、ここ二、三年前から、だらしなくなってきてからは政党は支持せず、政治家の政治姿勢に惚れた議員を支持している。あしたの党の渡辺喜美や無所属の 城内実、そして彼の名前を書いて投票することは出来ないが、これからは新人議員の小泉進次郎の活躍ぶりも期待して見てゆきたいと思う。

 勿論、彼らの政治姿勢から自分も学び活かしたいと思って、しっかりと日々怠りなく勉強しています。

(以上、敬称略)

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WTCよりも、ソン・イルグク

2009-09-24 | 書籍・新聞・テレビ
(特別企画:土佐弁落語)

 「おとーさん、活性化ってなに?」。

 今夕、晩ご飯を食べながらテレビを見ゆうと、最近、ダイエットでちょっと腹が引っ込んできたうちの後援会長が、最近、腹が引っ込んでちょっと図に乗っちょう後援会長が、問うてきた。

 テレビの映像は関西テレビの「アンカー」で、橋下知事が大阪府庁を南港のWTC(大阪ワールド・トレード・センター)ビルに移転しようと再度、府議会に提案するというニュースを取材を交えて解説しよった。

 移転メリットの一つとして橋下知事が挙げちょうのが、「ベイエリアや大阪府全体の活性化」。その文字が画面に躍りゆう。その「活性化」の文字を見て問うてきたがよ。

(写真、正面が大阪市住之江区のコスモ・スクエア地区に立つ大阪ワールド・トレード・センタービルディング。周辺のビルは空き家になっちょう建物が多く、このへんの事情も橋下知事の視野にあると見ゆう。ご覧のように道路は閑散としたもんやった)

      
             
 「そうやなあ、活性化ゆうたら主に経済の活性化で、いま大阪府の観光客が減少しようゆうきん、観光面ではたくさんの観光客が来てくれて、お金を落としてもらうことやな。それと、経済面でいうと、府内の会社や商店が作った商品と売りよう商品が売れて、その会社の売上げが今よりも上がり、お金が落ちること。ほんで、それらで大阪府の人も会社も元気になることやな」。

 「活性化ゆうたら、元気になること、元気にさせることよ」。

 「室戸市の活性化というたら、かつては遠洋マグロ漁業でマグロの売上げで町が活性化しよったけんど、もうマグロでは活性化できん。スケールはずっと小さいけんど、海洋深層水とか、自分が二十年前から売り出してきてやっとレールに乗った地質観光なんかで元気になるように頑張らないかんな。これで活性化まではいかいでも、今よりは活性させないかなあなあ。それをするのが自分ら議員と、市の職員よ。責任は重いぞ。他人事じゃ、良うなりゃあせんきんな」。

 一生懸命わかりやすく説明しよって、ふと、前に座ってご飯を食べている後援会長を見ると、話をひとっちゃあ聞いちゃーせん。(ガクッ)

 テレビはいつの間にかBSの韓流ドラマに変えられちょって、会長が好きなソン・イルグクの番組を目を凝らして見ゆうがやきん。

 その横顔を見たら、完全にソン様にホレちょうかしらん、こっちに気がつかん。

 やがて観察されようがあが解かったのか、こちらを向いて「へ、へ、へ・・・」と笑う。

 うちの会長は、いっつもこうよ。自分の知らんことや解からんことを私に聞くがやけんど、その説明を始めると、もうそんなこと聞いたそぶりも無しに、すぐ別のことをし始めるがやきん。

 俺は嫌われちょうがやろか?

 それとも、聞いた事をすぐ忘れるとゆうことは、ボケが始まったがかえ?

 「エー、おあとがよろしいようで!」

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民主党の「事業仕分け」

2009-09-23 | 国のあり方
 地方の先進地と言われる自治体では今、効果的な事業と非効率な事業、廃止すべき事業とこれからも進めなければならない事業などを振り分ける「事業仕分け」が行われています。でも、これはこれまでから当たり前にやっていなければならない作業。それすらしてこなかったからいまさらの話であるが、この「事業仕分け」という言葉が地方公共団体の自治体改革においてもてはやされている。

 民主党の政権公約集についても、この公約の基本精神はいま流行りの「事業仕分け」。これによって全ての政策を構成しているんだが、この「事業仕分け」が何兆円という巨額のバラマキを優先するがために、もうすぐ完成するところまできている八ツ場ダムに代表されるように、公共工事(参考記事)を廃止しているとしか見えない。

 室戸市でも群馬県の長野原町でも同じで、無駄な施設を建設することはまかりならない。

 ですが、57年前からそこに住む住民を悩ませ悲しませて来てやっとこれからの生活設計が見えてきた、そんな時に、いくらこれまで巨額の予算を投資したからと言っても、そこに住む住民にそんな話は関係の無い話だ。民主党の政策として「完成間際の事業は計画規模を縮小しながら完成させる。しかし、これからはダムなど大規模な公共事業は行わない」となぜ出来ないのか。ま、こんな話は選挙の前にやっておくべき事だが。

 民主党は選挙で票を得るための事業仕分けもいいが、今後は仕分けの手法を間違って国民に迷惑を掛けないようにだけはしてほしい。自民党から民主党へ、民主党から自民党へ。その政権が変わる度に政策の違いのはざまで国民はみんな迷惑をしている。

 刻々と増加し続けている日本の借金(国の分だけ)を見よ! 

とにかく、自民党も民主党もお金をバラマかなくてもいいから、われわれ国民に迷惑だけは掛けないでほしい! 後生だから。

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「地域主権一括交付金」で、全国にムダ施設を建設しよう!

2009-09-22 | 国のあり方
 民主党は地方分権の旗印の下、“地域主権一括交付金”(私が命名)を創設して、地方自治体が自由に使える補助金を渡すんだってね。

 「ほら、今までと比べて1.5倍の財源をあげよう」と、使い道が自由な財源である地方交付税交付金や補助金を地方自治体に与えてしまえば、それは喜ぶだろうが、その後どうなるか分かっているんだろうか。我々地方自治体の関係者は喜ぶだろうが、それが地方自治体のためになるのか、と思う。

 くれたからといって喜ぶだけなら、アホ。要は、堅実な使い方が出来るかどうかだ。

 でも、ほんとにそんな馬鹿げた手法で国も地方自治体も良くなるとでも思っているのだろうか。

 今、国の借金はどのくらいあると思っているのか、この国の政治家たちは。国と地方を合わせた借金は958兆9305億3842万円、国民一人当たりにすると756万9300円も抱えているんだぞ。やがて1000兆円だ。

 そんな中で地方の自治体に今まで以上の財源を配分するらしいが、これまでも「未曾有」の世界的大不況でもないのに「みぞうゆう」だといって地方自治体にいくらばら撒いてきたのか、半分は選挙対策として。

 筆頭は、麻生さんに「さもしい」と言われたからもらわなかった「定額給付金給付事業費補助金」。その後、「地域活性化・生活対策臨時交付金」、「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」、「地域活性化・公共投資臨時交付金」と立て続きに国から財源が室戸市の通帳に振りこまれてきた。

 あの無駄な与算の支出だと指摘した相撲場への約1500万円も、この中の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」が来たからといって使うものだが、室戸で農業をしているあなた、漁業をしているあなた、あなたの仕事に一年間だけ1500万円を補助しますと言えば、どれくらい事業が発展しますか。どのくらい室戸市に貢献できますか。相撲場を改修するのと、あなたのその事業に投資した効果と比較したら、相撲場に負けますか、それとも勝ちますか。いやいや、室戸市に負けるわけがないよね。

 これが経営というものです。行政であっても企業や農林漁業であっても同じで、どんな事業でもお金を投資したら効果を上げなくてはならないものです。効果を上げなくてもよい投資なんてありません。

 それが、首長を筆頭に地方公共団体で働く人たちは「行政というものは、予算を支出した全てにおいて効果的でなくてもよい組織だ」と思っている。だが、そんなものは私に言わせれば、逃げ口上。効果を上げられないことの方が多いからそう言って逃げているだけだ。

 誰も利用しない遊休施設になっている相撲場に1500万円も掛けて改修する事を決めた室戸市長は、やがて責任を取らなくてはならなくなります。でないと、誰も責任を取る人間がいなかったら1500万円もムダ使いされた室戸市民が可愛そうだ。

 国は地方自治体に適宜に財源を配分しなければ、こうやって国からくる財源が多すぎると地方の自治体は無駄遣いを始めることになる。この室戸市が良い例だ。

 それに、首長は次の選挙のために、そして自分の金じゃないからといって、必ず「ほら使え、やれ使え!」と何の考えも無しに計画を立て無駄遣いをするし、欲深いだけの地方議員も「首長、わしと親しいあの建設会社が仕事が無いから、何か施設を建設しようじゃないか」と悪しき口利きである働きかけを行う。最近は景気も落ち込みそんな輩も少し動きが無くなってきて良い傾向だと思っていたら、国から金が来るとみんなが言い始めると悪事を働く首長と議員がまた動き始め、住民のために使う予算を喰い物にしようとする。

 家計でも、少ない毎月の収入で切り詰めてやりくりするから堅実な生活設計が出来るとしたものだ。自治体でも同じで、これまでのように国からの財源が少ないと国に対して、また県に対してぶつぶつ言いながらやりくりするから、まだ堅実な市町村経営が出来てきたものだ。そこに、大金を持ち付けない者に大金を与えたら結果は見えている。 「どうせ俺たちの金じゃないんだ。ソレッ、どんどん使え」。

 その大半の財源は、都会の企業戦士たちが夜遅くまで働いて貯めていたお金を国に税金として取られた、都会で夜遅くまで働いていた人のお金だ。それを田舎の人たちがムダ遣いして、「あったらいいね」というだけの非効率な赤字施設を建設するのである。正しい行いであるわけがない。

 結論です。「ムダ遣いはやめましょう」。


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近所のおばちゃんからの感謝の声はうれしいね

2009-09-20 | 議員活動
昨晩、近所のおばちゃんから電話を頂いた。

「最近、お墓へ上がって行ってなかったけんど、今日、上がって行って、うれしかったきんねえ」。Oさんは一年ぐらい前だったか、ご主人が事故で亡くなって、お墓がその近くにあると聞いている。

今年6月議会が終わった7月の初めに三高小学校横の水路に沿うた小道に手すりを付けた、あの作業へのお礼でした。

       

「あたし知らざったけんど、近所の人に聞いたらあんたが付けてくれたそうやんか。ありがとう。あの道は狭いきん、ちょっと怖かったけんど、もうあの手すりがついたき、心配のうなったわ」

「わざわざ電話していただいて、どうもありがとうございます。実は、私もあの道を見ると手すりが無いと危ないと思いまして、県室戸土木へ行き県に設置を依頼したんですが、最初は手すりの設置はダメだと言っていました。それが『なら、私のお金でタルキを買ってきて、自分で設置するから許可だけ下さい』とお願いしたところ、班長が『それなら、許可しましょう』ということになってね」。

「あたし、あれを見ると涙が出てきてね」。「また頑張って下さいね、あたしら応援しようきん」。

電話を切った後、私もうれしかった。自分が純粋な気持ちでご高齢の方々のためになるのならと二日に掛けて作業しただけのことなんですが、畑仕事に行ったり墓参りに行ったりする時、みんなが感謝してくれているのがうれしかった。

うちの後援会長も、「よかったやいか」と微笑む。

横では、うちの後援会の幹事であるメスのパグ犬の「アニやん」も「ワンッ(よかったな)」と吠える。(お前はラッシーか!)

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法律家の皆さん、「公の施設」についてお知恵を拝借したい

2009-09-19 | 議会報告
 本日のテーマは、「公の施設」。

 地方公共団体が建設する施設の中に「公の施設」があります。地方公共団体が建設する建物は全て「公の施設」といえるのかというと、そうではありません。「公の施設」ではないものとしては、以外にも市区町村の庁舎は「公の施設」ではありません。他に職員住宅、競輪場、留置場、試験研究所、物品陳列所、企業に貸し付ける住宅などがあります。

 最後のこの「企業に貸しつける住宅」が今回、「室戸岬高速バスターミナル」の徳島バス乗務員宿泊室として室戸市が無償で貸し付けている施設の半分、宿泊室部分が該当し、室戸市議会で問題視されました。(20年12月議会開会日の表決は、賛成7名、反対7名となり、否決寸前、町田議長の裁決権行使によって可決した代物)

 「民間会社のために公金を使って施設を建設してよいのか」については、それは住民のために使う予算を特定の企業のためだけに投資することは出来ないからです。「なぜ、民間会社に無償で貸し付けると『公の施設』と言えないのか」については、それは室戸市民の利用に供しないからです。これらの点は地方自治法で明確に「行ってはならない」とされています。

       

(室戸岬高速バスターミナル。左半分が不当な公費支出として問題となっている宿泊室、右半分が待合室です)

 この「公の施設」を建設する時は適正に国の法律(地方自治法第244条)を守って建設しないと、その都道府県知事や市区町村の首長は「不当な公金の支出」としてその責任を問われ、その建設に掛かる予算分を地方公共団体に全額返還しなくてはなりません。(この施設建設費の明細は下の写真に記載。合計1488万円)

     

 ●まず、その地方自治法から。

【地方自治法】  第十章・公の施設

(公の施設)第244条
1項・普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもつてその利用に供するための施設(これを公の施設という。)を設けるものとする。

2項・普通地方公共団体(次条第三項に規 定する指定管理者を含む。次項において 同 じ。)は、正当な理由がない限り、住民が公の施設を利用することを拒んではならない。

3項・普通地方公共団体は、住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取扱いをしてはならない。 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ●次に、【「公の施設」の具体的要件】

(1)「住民の福祉を増進する目的」を以って設けるものであること。
  つまり、利用そのものが住民の福祉の増進に結びつく施設である事。

(2)住民の「利用」に供するためのものであること。
  つまり、公の施設は住民の利用に供される施設であるので、公の目的のために設置された施設であっても、住民の利用に供する事を目的としないものは公の施設の概念に含まれない。

(3)「当該地方公共団体」の住民の利用に供するためのものであること。
  当該地方公共団体の区域内に住所を有するものの利用に全く供しない施設は公の施設ではない。

(4)「施設」であること。

(5)「地方公共団体」が設けるものであること。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 室戸岬高速バスターミナルに関して私が違法だと考えるのは、(3)に関して。「その施設が住民の利用に供することを目的としないもの」とは、「住民が利用できない施設」であり、それは「公の施設」とは言えない。

 では、「なぜ、公の施設かどうかの区別が問題となるのか」ですが、それは地方公共団体が公費を投資して施設を建設する場合は国の地方自治法に叶った施設を設置しなくてはならず、もし「公の施設」として建設する場合は「住民の利用に供しない、一特定企業の利益のために公費を支出して施設を建設した場合」などは、首長はその責任を問われ、違法となった公費をその地方公共団体に返還しなくてはなりません。

 この地方自治法第244条から、室戸岬町の室戸岬港の岸壁近くに建設された高速バスターミナル施設の半分はバス会社が専有している部分であることから、建設工事費等1488万円の支出は室戸市が行った「不当な公金の支出」といえる。

 昨年11月の臨時議会、同年12月の徳島バスを指定管理者とするかどうかの議案についても、私は疑義を質し、「不当な公金の支出だ」と指摘し続けてきて、今9月議会でもこの問題を追求しました。又、昨年12月議会の同僚議員の指摘に対して市長は、「バスターミナルを宿泊室と待合室を別々に考えると、公の施設とはいえないとする議員の指摘は正しい」と、明確に公の施設とはいえないと認め、「バスターミナルの位置づけが必要だから一つの施設と考えている。経済発展に繋がるからご理解頂きたい」と議員に懇願して答弁を終えた。

 まとめると、市長は「地方自治法に違反しているのは確かです。しかし、町のためだから議員の皆さん、何とかこのままで許してほしい」とお願いした事になる。だったら、「あれで許してくれ」じゃなくて、まず市長が行うべきことがあるだろう。議会に謝罪し、その後、施設を適正な形に改修などを行うことだ。じゃないと、不適正なまま五年、十年と経過した後で又、次の市長の時に問題が持ち上がって来る。自分が行ったことの後始末は自分でやることだ。問題を先送りしてはならない。

 それを、法律に違反する度に市長や課長から「間違いなく法律には違反していますが、町の経済発展に繋がるからこれで何とか許して下さい」と言われても、議員も困るだろう。そう言われたからと許していいものでしょうか? 私だけは許すつもりはない。それは、私は市民から報酬をもらって働いている市議会議員だからです。行政を監視し、点検し、違法や不正や不適正な業務運営を改革改善させるために議員をさせて頂いているからです。

 室戸市民の皆さんにお伝えしておきたいが、室戸市の行政組織は、少なくても私が議員にさせて頂いた15年5月から、何度も法律に違反して行政運営を行っています。それも法律をよく解かった上でやっているから、クセが悪い。止まらない原因は、議員が能力を見透かされて舐められているということと、二回しか質問できない議会ルールにある。「そんなことしてません」と虚偽答弁を二回すれば、次に問われるのは三ヵ月後の議会となる。

 だから、私は室戸市議会を改革して、その改革の一つである一般質問も「一問一答方式」にしなければならないと言い続けている。「問う、答える、問う、答える、問う、答える、問う・・・・」。延々と問い続け、不正や不適正業務を追い詰めてゆくのです。議会で執行部(特に、首長職にある人物)が行う虚偽答弁、つまりウソの答弁を暴いてゆかなくてはならない。

 とにかく組織に潜む“悪”をやっつけ、法律を平気で破る自治体の悪しき業態を改めさせなくてはなりません。

 この件について、一つ、問題発言と考える出来事を書き加えておかなくてはならない。
 20年12月議会の、この建物の指定管理者指定議案の表決で賛否が7対7になり最後は議長の裁決権によって可決した、その閉会日(12月24日)を前にした議会休会中のことです。
 私はこの問題について法的な事をご助言いただこうと県庁を訪ね、ある重役に「室戸市がこの施設を建設して、既にバス会社はバスの運行を開始していますが、施設は本当に地方自治法を根拠とする公の施設として適法ですか」と訊ねた。
その重役の答えは、こう。「私はそれについて、答えません。市町村振興課にも『谷口さんが聞きに来ても答えるな』と言っておきます」。

 県下の市町村の上位にある高知県がその市町村が行う行政運営に関する法的に適正か不適正かを答えられないという事を聞いて驚いたし、ある面、数年前のモードアバンセなど一連の事件から県職員がめったな事に関して言わなくなっているということには納得した。唯、法的に正しければ県職員は「適法です」と明確にいうだろう。それを「答えられない」という職員の姿勢からいうと、答えをもらったようなものだと思った。

 「室戸市が建設したそのバスターミナルは公の施設とは言えません。でも、それを我々県の職員がそう発言すると、あなたが市議会で問題を追及してもしも裁判にでもなったら、室戸市との関係も悪化するだろうし、また県の職員が罪を問われる事になる。だから、私はその事について発言もしないし、他の職員にもしゃべらせない」、ということだ。

  だから、高知県は室戸市が行ったこの施設建設について、地方自治法の「公の施設」として違法だと考えているということになる。これが全ての答です。

 しかし、市町村の指導的立場にある県が、県下の市町村に法的な面で指導できなくてどうするんだろう。いつも逃げていて、県の職務が適正に果たせるとでも思っているのでしょうか。職務を担った県としての責任はどこへいったんだ。これは尾崎知事に問いたい。

 
 さて、“ついでの餅に粉はいらん”とかいう。「法律には違反しているが、これで許してくれ」という議会答弁があると記事の中でも書いたが、もう一つ、その点に関する問題発言を公表しておきたい。
 
 このバスターミナルの法的位置づけを問題視している私に対して、ある市職員がこんな言葉を投げつけ、私の改革精神にまたも火をつけてしまいました。

 打ち明けると、この問題発言については今議会の再質問の一番の最後に市長やその市職員にぶつけようと考えていたが、再質問で市長を追求したすぐその後にこんな強烈な言葉を投げつけては質問よりもこの件で議会が賑わってしまい、肝心の再質問に対する市長答弁が飛んでしまうと考え、断念したもの。
 それをここで皆さんにお伝えしておきたい。室戸市職員(私は一部の職員が考えることだと思っているが)だけでなくて、これは全国の行政職員の内にある問題的意識と言えると思っている。

市職員「谷口議員はバスターミナルについては法的に問題だといいますが、室戸市の活性化になる企業誘致だから難しいことを言わなくてもいいじゃないですか」、「そこまで言うかえ!」。最後は怒りをぶつけてきた。

 唖然となった。勿論、私はそれで黙っている男じゃない。

谷口「じゃあ、あんたは、行政において法律に違反したことをやっていても、バスターミナルの件は『企業誘致だからいいじゃないか、地域振興になるからいいじゃないか』というのか。温浴施設に関しても『観光振興に繋がるからいいじゃないか、健康福祉に繋がるからいいじゃないか』と言うがあか。それらが行政において、議場において、法律に違反していてもえいと言うがあか」と反対に叱ってやった。

 ここまで私に正論で攻められては、反論が出来るわけがなかった。ハッと気がついたように職員は黙り込んだ。

 市長や市職員の一部にこんな誤った考え方を持った人物がいるということを室戸市民の皆さんはよく知っておいて頂きたい。それを改革するためにことある毎に戦っているのはこの私一人だけだということも。(議員の品格なんか考えてたら改革の邪魔になるだけで仕事にならないから、もうとっくの間に捨てちゃいました)

 間違った事には「それは間違いです」と、ハッキリ誰かが言わなくてはなりません。その時、誰からもその意見が支持されなくても、言うべきことは言うべき時に言うべきです。そうすれば、やがてその行為が評価される時も来ます。過去の歴史を辿ればそこやかしこにそれが証明されている。

 私が作った格言「為すべき時に、為すべきことを、為せば成る」を、どうぞ実践して頂きたい。人生を後悔しないためにも。


 最後に。バスターミナルの図面の写真でもご依頼しましたが、この問題についてはこれからも毎議会、新たな情報や法的知識が加わる度に質問しようと考えていますので、地方自治法に詳しい方は是非とも私にお知恵を貸して下さい。お願い申し上げます。 

 まずは、当電子情報誌にコメントをお寄せ下さい。後ほど、ご連絡させていただきます。

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