青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

議員の「通信簿」

2008-03-31 | 議員活動
(注意:文字配列が乱れて読みにくくなりますので、当ブログは、文字サイズを「中」でご覧頂きますようお願いします)


地方自治体のガバナンス、議会のチェックが機能不全に陥っている原因はいくつもある。

本来は、地方自治の運営を民主的に、公平・平等な行政を実現するために色々な制度がある。
一つは、選挙など、自治体を統制する機会が設けられていること。
二つは、自治体のガバナンスを維持する組織として、監査委員制度や住民の代表の議会があり、監視機関としての機能が市民から負託されていること。
三つは、情報公開、公務員倫理規定など、地方自治体の公正な運営を実現する行為を規制するための、いろんな制度が設けられていること。

以上のような制度があっても、“組織は腐っていく”。この行政の“腐食”をチェックするのが議会。ガバナンスの担い手である住民を代表する機関が議会だ。その議会が全国いたるところで機能不全の状況にある。それは夕張市だけでなく、県知事や市町村長らが不正で逮捕されている自治体など、議会のあるべき姿が問われている

議会がなぜ監視機能を発揮できないのか。いわば、議会の失敗はなぜ発生するのかを探ると、議会の議決や監視の権限を駆使すれば、夕張市のような財政危機状況の発見にしても、入札談合疑惑の発見にしても、問題察知は出来たはずである。

議会のチェック機能を発揮するには、一つは、議会の権限を強化する事がチェック機能の強化につながること。二つは、議会事務局の調査能力を向上させること。三つは、地方議会の議会人として意識と行動を変革させること。
更に言うと、これらの改革を住民による議員への監視があってこそ、初めて議会のチェック機能の向上が実現できる。


その一例として、上の写真にもありますが、「相模原市議会をよくする会」という議会監視グループがある。この人たちは毎議会傍聴に行き、「The Gallery(傍聴席)」という会報誌を市民に配布していて、四年に一回、市議選の前に過去四年間の議員の『通信簿』を公開している。
議員の採点方法は、1が公約編で「公約への努力度は」を、2は観点編で「説明・説得力」は? 「改革姿勢」は? 「意欲・態度」は? 「知識・調査料」は? と手厳しく採点する。3は総評編で、「どんな議員だったか」を採点する。
会報では、「これらの採点は不偏不党の立場で、複数の傍聴者の合議によりなされました。この『通信簿』が議員選択の一つの参考資料としてお役に立つことを願っています」と記す。


自治体が機能を回復するには、議員が市長等執行機関とはなれ合いにならず、一線を画すこと。客観性を以って行政運営をチェックすること。それらのことに公開性や透明性を持たせること。絶え間ざる議員活動によって専門性や調査能力を早く身に付けることだと思います。


市町村合併の目的とは

2008-03-30 | 市町村合併
                 
                 新村海岸の磯釣り風景。釣果はどうだったのでしょう。
                 先日、地質の写真を撮影に行った時ですが、この日は結構、風が
                 強かったので、釣りにくかったでしょうね。


「平成の大合併」で高知県内の五十四市町村は今年20年1月1日の高知市と春野町の合併で、三十四市町村に再編された。そして、合併特例法は22年3月末の期限に向けて時を刻んでいます。深く静かに、そして論議も高まらないまま。
一方、同じように平成の大合併によって、二年の間に十市町が誕生、徳島県内は五十市町村から二十四市町村に再編された。

そこで、今日は徳島県のこれまでの合併の取り組みから高知県東部の広域合併について考えて見ようと思い、徳島新聞が実施した県内市町村長に行った合併に関するアンケート記事から、その状況を探ってみた。

1、首長が合併後に感じるメリット
   「旧町のままでは財政破綻、若しくはその瀬戸際に追い込まれていた可能性が高かったが、合併で回避できた」
   (海陽町)
   「合併前のシミュレーションで、各町村とも数年後に破綻、もしくは破綻的状況に陥る事が明らかだった。厳しいこと
   には代わり無いが、少なくとも10~15年先を見通せるようになった」(三好市)
   「合併していなければ、より厳しかった」(吉野川市、海陽町)

2、首長が合併後に感じるデメリット
   「行政サービスの低下」、「周辺化の進行・地域内格差の拡大」、「住民の一体感の醸成に時間が掛かる」。
   このほかに、メリットやデメリットを明言しない首長もおられ、記事には、「合併の評価は、首長という立場上、『失
   敗』と回答するのをためらい、『どちらでもない』とした市町長もいるようだ」とある。

3、合併について思う自由記入欄には、
   「合併前に予想もしなかった課題が次々と発生し、その対応に追われた」(吉野川市)
   「一つの市として本当に機能するには長い時間が必要で、表面上の簡単な問題ではないと実感している」(美馬市)
   「旧町村間の垣根を越えた真の一体感の醸成が急務で、市民の協働参画がなければこの難局を打開するのは不可能」
   (三好市)
   「望まれた合併でなく、財政上やむを得ないという状況での合併が課題を残している」(東みよし町)

4、多数を占める、非合併市町村の「合併必要」の意見
   記事は現状をこう伝える。
   《合併市町で新たな合併に否定的な意見が多かったのとは対照的に、非合併市町村の多くは合併を必要としている。
   『必要』と回答したのは、徳島、鳴戸、小松島、勝浦、佐那河内、神山、牟岐、北島、板野、上板の十市町村に上った。
   『不必要』と答えたのは、松茂、石井の二町。
   『分からない』は上勝、藍住の二町だった。 
   この十四市町村のうち、小松島、上勝、佐那河内の三市町村が『危機的』、『何とかやっていける』と答えた石井町を除く、
   あとの十市町が『厳しい』と回答。
   「合併は必要」を理由に挙げた意見には、『厳しい財政事情』や『行財政基盤の強化』が最も多かった。他に『地方分権改
   革の進展に対応するため』、『道州制導入に備えて』も多かった。小松島市は『(合併には)住民合意など準備には多大な
   時間と労力を必要とする。支援策として時限立法という制度は馴染みにくい』と、そして石井町は『今は職員や経費削減に
   徹底的に取り組んでいる』と回答している。


これはよく言われていることだが、私が一つ問題点として挙げたいのは、次の点。徳島新聞の記事に、
《合併自治体は、交付金の算定替えや特例債など財政優遇措置を受けている。しかし、2004年度に始まった三位一体改革により交付税が削減されたため、優遇措置の恩恵を十分実感できずにいる。優遇措置を掲げて合併を誘導しながら、片一方で交付税を大幅に減らすなどした国の手法に、合併した市町は「今後、合併する市町村は文書などで約束を取りつけるべきだ」と、不信感を募らせている》と、あった。

平成の大合併も平成22年3月末を以って一定の終わりを迎えますが、室戸市を初めとして、県内の多くの過疎地域を抱える町や村は今、少子高齢化や急激な人口減少、第一次産業の衰退と、様々な問題を抱えている。そこに、道路特定財源の問題や、税源移譲の代わりに地方交付税と国庫支出金を減らした三位一体改革も、厳しい財政状況に追い討ちを掛けている。

如何にまちが生き残るか。そこに「合併」が大いに生かされなくてはならない。

この合併問題の結論づけとして、徳島新聞の取材に海陽町総合計画審議会長の前川秋夫さんが語っている意見が全てを言い尽くしていると思いました。
《「市町村合併で町が発展すると期待する方がおかしい。国も県も財政難の中にあって、合併の目的はあくまでも行財政のスリム化にある。合併でどれだけ経費が削減されて効率化出来たのか、それを町が住民に明らかにすれば納得して貰えるはずだ」》

私の市町村合併に対する考え方も、前川さんと同じです。これにもう一つ付け加えるとすれば、室戸市の広域合併はアンケートの結果、市民の60%の人が賛成している市民が希望している重要な市の事業であるのは間違いない。よって、室戸市は重要なこの『市民の意思』を簡単に捨て去ってはならない。

政治家が地域住民の意思を無視して政治を行うことはあってはならないし、許されません。それは、そのことが地域の発展を遅延させ、やがて荒廃させることにつながるからである。



日本柔道の姿こそが、基本

2008-03-29 | 政治家のあり方
日本柔道とかつてのソ連柔道の違いをTVで見た。例えると、常に一本勝ちを狙いに行く日本柔道と、逃げて逃げて効果で勝とうとするソ連柔道との違い。

常に前へ前へと攻撃的に技を仕掛けて行く議員と、行政に関心を持たないから、技も仕掛けない議員の違いに似ていると思った。

柔道家、古賀稔彦さんは、かつて「一回入った技は、途中でやめるな。最後まで投げ切れ!」と兄に教えてもらったといいます。

議員もくじけることなく、任期の最後まで信念を持って“投げ切る”つもりでやらなくてはならないと、テレビ番組に教えられた。

これらのことも『議員必携』には、こう書いてある。

《議会と執行機関は二元代表制である以上、議員は常に執行機関とは一歩はなれていなければならない。それが離れずに密着するのなら、有害である。執行機関を公正に眺め、厳正に批判し、行財政執行上の重要事項について適性で公平妥当な結論を見出してこれを決定するのが議事機関である》

《政治家に強く要求されるのが、「勇気」と「奮起」である》

《議会は議事機関であり、十分に審議を尽くすのがその職責である。議会の審議に対する評価は、どのような高度な質疑や討論が濃密に行われたかによって為されるものである。重大な指摘事項があるはずなのに、「異議なし、異議なし」ですませたりするようなことでは、住民の信頼は得られない。住民の立場に立って実質的な審議を尽くす事が、議会の使命であることを忘れてはならない》 (室戸市議会のこの3月議会の大綱質疑がそうだと、前に指摘した通りです)


以上はこの本の一部です。「執行機関とは離れろ。住民の立場で疑義を厳正に批判せよ」。私はいつもこの教えを学び、守り、また何度も読み返して、【議員の本分】を亡失しないようにして、議会に臨んでいる。それは、この議員としての基本を違えるくらいなら議員にはならないからだし、住民の信頼を失うのなら、議員にならない方がまだましだからです。


今日は、日本柔道からも教えられました。


松井秀喜、おめでとう

2008-03-28 | プライベート
昨日の新聞を見て、かつては東京ジャイアンツファンで、今はニューヨーク・ヤンキースの大ファンの私も、うれしいやら悲しいやら。こんな時に「悲喜こもごも」って言うんでしょうね。

まず、桑田が思いきって引退してしまった。あそこまで頑張って努力してきたんだから、マイナーに落とされたとしても怪我をする前の桑田じゃないと思うから、39歳でも40歳になっても、もっとメジャーでやり続けてほしかったというのが実感。ま、桑田は息子が高校野球のレギュラーのようだから、今後はその楽しみがあるが。もしかしたらパイレーツのコーチということも十分有り得るとも見ている。

それも心配だったが、それよりも松井よ。よくメディアに二人の交際が気付かれずにいたなあ。私も、松井が野球で怪我をしたり不調になる度に、テレビに向かって「松井、はよう結婚せえ」と叫んでいたもんで、「やっと落ち着いて野球ができるな」と大変うれしく思っているし、今年はその面、安心してヤンキースの野球を見られる。

それに、今年のキャンプ時分から足の怪我の具合を心配しながらインターネットのMLBニュースを毎日、チェックしていたが、「足の調子は心配ない」などのニュースが多くなっていたことから、「無理もせず、何とかうまく開幕に持ってきたな」と安心していた。そんな開幕前だったから、「結婚」と聞いて、いい事が重なって、本当に良かった。いま、我が子のことのように喜んでいる。今年は、無理をせず、またチームのために無理もして、そうして怪我なく一年が終わるように願っている。

成績は中ぐらいで、いい。松井は、「打率333、打点125、本塁打35」と自ら予想していたが、私の願いは「打率310、打点120、本塁打50本」と、とにかくホームランでアメリカの球場を沸かす選手に何とかなってほしいと強く思い、声援をしている。

ま、これも「出来たら」、の話。怪我をせずに、三割、30本塁打、100打点で一年を終える事が出来たら、ファンはそれ以上は望まないはずだ。そしてどこのチームに移籍してもいいから、一年でも長く大リーグにいてさえくれたら。

さあ、今年も唯一の楽しみにしている野球のシーズンが始まりました。それにしても、あの日本ハムのダルビッシュは今年の暮れに大リーグに行くらしい。あの選手を見ていると、昔、金田正一氏が国鉄で投げていた選手時代を思い出すのは私だけだろうか。

今日も、地質と「重伝建」の観察マップづくりで取材です

2008-03-28 | 地域づくり活動
          

          写真は、新村海岸の海に近い場所にある「弁慶岩」。この名も、私が勝手に命名したもの。
          ごらん頂いてお分かりのように、砂岩と泥岩の地層がぐちゃぐちゃに混濁して、まるで歌舞伎
          の勧進帳に出てくる弁慶の隈取りのように見えることから、こう名付けました。


昨日の室戸岬の写真撮影に続いて、今日は十時頃から、行当岬の西にある新村不動下の新村海岸に下りて、岩場の写真撮影です。

こうして、平成8年から十二年が経ってもう一度、市内の海岸を回って岩場に下り、その場所、その場所の地層や「岩景」を、特に今回は芸術的観点から見つめ直すと、実にたくさんの新しい発見があった。

上の写真も平成4年の取材の時や8年の取材の時には“歌舞伎”を直感しなかったが、今回来て、初めてそう捉えました。このほかにも、キラメッセの下を歩いて少し西に行った所では、犬か人の横顔に見える岩を見つけた。昨日は、室戸岬で昔から弘法大師に似ているということから「大師岩」と名付けられている岩があるとは聞いていたが、これを私としては初めてその場所を見つけた。

地質観察にもルールはある。「地質学者のように、青空地質博物館の展示品である室戸の岩石に穴を開けたり損壊したりしてはならない。また、ゴミを捨てたりしてはなりません」。だが、名前を付けることに制限は無いのだ。勝手に自分で岩に名前を付けて楽しむのも、この地質の楽しみ方です。ただ、出来れば統一した方が共通のワードができるということもあるし、多くの人にお渡しするマップづくりには都合がよいから、私の地質マップには私流の名を付けて掲載するつもりです。悪しからず。

もう一つ、今日、新村海岸で見つけたのが、岩の壁面に左から右に四つの違った模様をした「底痕(ボトムキャスト)」が並んでいる岩。左から、粗く波打つ表面の底痕、ざらざらした表面の底痕、また粗い表面の底痕、泥のままの表面の底痕、そして右端は比較的デコボコの少ない表面の底痕の、泥岩地層。

太古の昔、海底深く次々と堆積してゆく泥が、その度に違った海流によって、それぞれ違った海底の表面を作る。それが、度重なって形成されることによって、やがてこのように少しずつ違った地層を形づくります。

地質の見方や楽しみ方は、その想いを太古の昔に馳せることによって、分かってきます。今の地質の形を生かすも殺すも、その形を写真や絵に上手に切り取り、そんな訴え方をしてこそ、ではないか。

私の地質観察は、雑誌記者時代の「路上観察」と「狛犬観察」で培われた鑑識眼に因るところが大きい。だから、地質学者が室戸に来て岩を見る目とは自ずと変わってきます。その岩が何という成分の岩石から出来ているかなんて、あまり関係ないし、それで地質を活用しての「地質観光」が発展するわけではない。
その岩を遠くから見たり、角度を変えて見てみる。そこに存在する岩の形や写真に切り取る時の構図がピタッとはまらないと、地質観察に適した岩とはみなさないし、そうでないと「地質観光」で飯を食おうとしても成功しません。(これは私のこだわりの部分で、みんながこうでは私のこだわりとは言えなくなってしまいますが)

こうして、新村海岸と黒耳海岸の岩場を上がったり下りたりしながら、三時間ぐらい西に向けて歩きました。

午後は、今度は吉良川町に行って、「重伝建」保存地区の町並みを歩きながら、絵になる旧家を見つけてはポジフィルムで写真を撮り続けました。

と、こんな調子で今日は一日中、海岸の岩場と町並みの写真撮影をしていました。ただ、これは写真を撮ったらそれで終わり、という訳ではなく下準備で、今度はイラストレーターとしての仕事が待っていて、それがメイン。
室戸に来られてそのウオッチング・マップを見た観光客の皆さんが「カッコイイ」、「もらって帰りたい」、と思ってくれないと、何のために観察マップをつくったのか分からなくなる。それが腕の見せ所であり、イラストを描く楽しみなところでもある。
尚、この作業も5月に入れば6月議会の一般質問原稿のための調査活動を始めるので、4月中に終わらせるか、終わらなければ完成は6月議会後の7月になる予定。


地質と「重伝建」地区の観察マップづくりを始めます

2008-03-27 | 地域づくり活動
         
         本日の見出しはいつもの写真ではなくてイラストにしました。掲載したペン画は地域雑誌『あおぞら』
         1996年9月号の特集「民家美術館」に掲載した、安芸市から室戸市までの民家のイラスト集の中
         から、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている室戸市吉良川町の古い町並の中では
         早くから独自の修復を行った、M邸。


本日27日(木)、市内の地質ウオッチングマップを制作するための活動を開始。室戸岬へ。
これは、室戸市に来られる地質ウオッチャーである観光客のためには「室戸の地質ウオッティング・マップ」がどうしても必要だと制作を考えたもの。それもどこにでもある写真を使ったものでは当たり前すぎて「自分ならいらない」と思い、イラストで紹介する地質観察マップをつくりたいと思ってのこと。もう一つの理由は、自分が経営してきた出版社の青空編集室としては三冊目となる地質写真集の発行をいま計画していて、その写真集に掲載した写真の岩がある場所がすぐ分かる地質マップとするためです。

室戸岬では、まずビシャゴ岩の写真から撮影を始め、御蔵洞、烏帽子岩、天狗岩、犬岩、竜宮岩、はんぺん岩、大師岩、ダイナミックス・ステージ、舌岩、中岡慎太郎像、あこう樹の「タコノキ」と、歩いた。途中ではジオパーク人気からか、地質の勉強をする高知大学の生徒さんか、ヘルメットをかぶった学生約20人と先生の一団とすれ違った。カメラ二本を肩から下げ、マップをメモした大きな紙を持った地質調査をする私が気になるのか、先生は岩の説明をしながら、別の方向に向けて写真を撮る私を目で追う。

岬全体を回り、午後3時半、撮影は終了した。この日、撮影したフィルムは、リバーサルフィルム(ポジフィルムとも言う)。これで撮影しておいて、それをスライドプロジェクターで画用紙やコピー用紙に拡大投影して、イラストに起こしていきます。この手法は、平成2年から発行していた地域雑誌『あおぞら』でも風景や民家、職人などの特集でイラストを描く時に用いていたもの。

この後は、明日、晴れたら、新村海岸、黒耳海岸の写真を撮る予定。その後すぐに、イラストで紹介する「重伝建」保存地区観察マップの作成にはいります。これも同じ方法で町並みの中の古い建物を次々と撮影した後、それを全てイラストに起こしていって、ウオッチング・マップに作成してゆきます。



今夜8時30分から、BSジャパンの「カンブリア宮殿」という、車のトップセールスマンに話を聞く番組をやっていた。

東京のあるホンダ車の販売店の社長が系列の店を回った。店にはいると行きなりトイレに入っていって、チェック。「造花はダメだよ。造花は怠けている証拠。水はいらないし、花を替える必要もない。怠けちゃダメだ」と。
そして工場に入ると、壁のポスターをいきなりベリベリっとはがす。「汚れを隠しちゃダメだ。汚れは落としてきれいにするんだよ」。工場内の手洗いのあるところに行くと、「汚れを見たお客さんは、どう思う? 『アー、俺の車もこんなに汚くされるんだ』と思うだろ?」と教える。

この場面を見て、今までやってきたことを振り返り、私は自信を取り戻しました。



拝啓 尾崎高知県知事殿

2008-03-26 | 市町村合併
                                                             
                                                          平成20年3月26日
高知県知事殿
                                                          室戸市議会議員
                                                              谷口 總一郎

                 
                住民を対象にした市町村合併説明会の開催に関する要望の件


拝啓 陽春の候 御庁ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、突然のお願いで恐縮ですが、新年度には急ぎ、県東部の住民を対象にした合併説明会の開催を要望致します。
 
 私は15年4月に室戸市議会議員となって以来、微力ながら高知県東部の活性化を目指して活動を続けてまいりましたが、特に近年の県東部における市町村合併の動きには歯がゆさを感じています。

 つきましては、高知県を六市にという高知県市町村合併推進審議会の答申に合致した合併の結果が早急に現れますように、尾崎知事並びに担当課であります市町村合併支援課のご尽力によりまして、県東部九市町村の住民を対象にした合併説明会の開催を要望致します。

 想定するのは、安芸市・芸西村ブロック、中芸五町村ブロック、室戸市・東洋町ブロックの三箇所において。

 提案する理由としては、合併に賛同する住民がその市・町・村内に多数いても、首長と議員の意思によってその住民の合併賛同の意思が行政や議会の中で消し去られ、反映されていないという実態があることから、住民の意思をもっと地域の中で明確化し、実効性のある形で拡大させ、それを各市町村の大きな力とするためでございます。

 何卒、御配慮の程、よろしくお願い申し上げます。
                                                                      敬具




(注:文字サイズは「中」でご覧下さい)

「広域行政の方向性について」の講演から、広域合併を考える

2008-03-26 | 市町村合併
昨日に続き、「四国の道を考える会」室戸大会を取材して改めて市町村合併について考えましたので、そのことについて記事にしたい。

大会の第一部では、高知県土木部道路課長の久保博道氏と徳島県高規格道路推進局次長の福田勝氏がこの十年間の高知県と徳島県における道路整備の進捗状況の報告を行った後、「四国の道を考える会」の開催に最初から関わってきた阿南商工会議所の西野賢太郎氏がこの大会の十年間の活動報告を行う。

西野氏の話に注目した。
《十年は一区切りの時期。これからは長い陳情という戦いが待っています。十年前からいうとこれまでの“点”の活動が“線”になってきたが、これからはそれをいかに“面”の活動にしてか。その必要がある。それが実現できれば、この地域にある財産も生かされます。》

西野氏はこの活動はこれで終わりではありませんよ、と参加者に訴えた。そして、「道はつくることが目的ではありません」と結ぶ。道路建設だけを目的のように捉えてはならない、その先にこの地域の活性化があってこその我々の活動だ、道を間違えてはならない、と私には聞こえました。


第1部の最後は、高知県政策企画部総括副部長の隅田明氏による「広域行政の方向性について」と題する講演。
隅田さんは高知県市町村合併支援室長として、合併旧法の時代からいうと足掛け七年、県内の市町村合併問題に取り組んでこられた方で、県内の合併問題の“酸いも甘いも”、また行政マンとしての苦しみも喜びも一番よく実感し理解している県職員です。

《高知県においては近年、人口減少の連鎖が起こり始めている反面、サーフィン、海洋深層水、モネの庭などと、地域の財産たるものは多い。それを生かして何をしたらいいのか。「点を線に、線を面に」といわれた西野さんの考え方を如何に生かし実現するかです。それも、東洋町さんだけとか、室戸市さんだけということではなくて、東部九市町村という広域の地域で一緒に取り組んでいくことが大事です。

それには、皆さんが取り組んでおられる道や鉄道が必要になってきます。そのような民間の知恵をいただき行動を受けてながら、行政が取り組む。高知県も新年度からの産業振興の計画づくりを行っており、県民と共にそれを作り上げていきたいと思っています。それも、実効性のあるものを、出来るものからどんどん着手していく。

市町村合併について、(行政関係者の中には)慎重な方もおられますが、地域の将来を左右することですので、よくお考え頂きたい。県が懸念しているのは、現在小規模の市町村は財政運営もますます難しくなってきており、他県では19の市町村が財政危機にあると聞きます。1万人未満の町村、その合併をどうするのか。県の合併審議会では県内を六つの市にと考え、取り組んでいます。

市町村合併は財政の観点から、人口減少の観点から、職員削減の観点などから必要と考えていて、県の「県内を六市」という合併構想に皆さんも馴染みにくいかもしれませんが、今後は高知県独自の合併の方法等を検討もし、効率化を基にして広域行政の取り組みを推進していきたいと考えています。

最近、道州制の動きが先日ありましたが、国と地方との役割分担の面をちゃんとしてからでないと混乱を生むだけだと感じます。

とにかく、地域が“自立”する事が重要です。「自分たちの地域をどうしていくのか」。それを皆さんでお考え頂きたい。アイデアをどんどんみんなで出しあって議論していくことが大事だと思います。そんな中で合併に関する住民の動きがあれば、県もすぐにその動きに対応していきたい。

人の動き、ものの動きは道路があってこそ。それには市町村合併が大いに関係してくると考えています》


私は、県東部九市町村の議員の中でも珍しく、広域合併の賛成を明確に打ち出している議員。多分、これほどハッキリと「合併推進」の政治姿勢を明らかにしている議員は私だけではないか。
その拠って立つ所は、16年1月に室戸市民を対象に実施した、市町村合併の住民アンケートの結果。「東洋町との合併に賛成54.4%、反対15.3%。広域合併に賛成60.8%、反対29.3%」の結果が、私の議員活動の方向を決めました。

この市民の意思が示されているのに、政治家が自分勝手に行動することは許されないと考え、この市民の意思である合併の結果を一つの拠り所としてこれまでの四年間、自分の持てる力を市民のために存分に生かしたいと思って、仕事に精を出してきた。
加えて、市町村の急激な財政難と、人口減少では全国のトップを走るあの夕張市の次に高い人口減少率の数字も私を合併推進に向かわせる要因になっていて、当然、その先に安定した自治体の姿は見えてこない。

それが、また今度も同じ考え方のリーダーだったとは、実に残念です。


それでも室戸市は合併が必要です。22年3月末の合併新法の期限までに出来なくても、いい。期限が過ぎても関係なく、23年でもいいし、24年になっても仕方がない。とにかく少しずつ合併に近づくように行政も議会もこの問題を回避することなく取り組むことです。その結果が、自分たちの社長である市民に報いることになる。


最後に。九市町村の首長の中には明確に合併に反対している人や、反対を明確にしないまでも以上のように先送り工作をする人などがいて、県の担当者も大変でしょう。これは私の勝手な考えですが、合併においては愛媛県のように県が強い意思表示をしない限り、また東部の広域合併は不発に終わると思っています。だからお願いしたいのは、尾崎知事が住民の意見もよくお聞きになられた上で、ピンポイントで合併の勧告を次々と打ち出す勇気、「断行」も、時には必要ではないか、と思います。

「四国の道を考える会・検証編」室戸大会 取材記

2008-03-25 | 視察・研修
             
             本日、3月25日、室戸市の室戸少年自然の家で「四国の道を考える会・検証編」
             室戸大会が開催されました。特に今回は第十回大会ということから、その取り組み
             の成果や反省点などを検証しようという大会になりました。
             (写真は、第1部で高知県東部における道路と広域行政の関係等について話す、
             高知県隅田副部長)

いま「道路」を取り巻く事情は、非常に厳しいものがある。これは、この「四国の道を考える会」をスタートした平成10年以降の十年間では、この会議を主催するスタッフのみなさんを初め、この会議に毎年参加している徳島県阿南市から高知県安芸市までの行政関係者や建設業者などが一番不安を感じる年になっているのではないでしょうか。

その不安の基は言わずとも知れたことだが、「道路特定財源となるガソリン税の暫定税率廃止」を強く主張する民主党の動きの全てがいかにも作戦的であるために、今月末の期限を前にして、行政関係者などは今、“生きるか死ぬか”のような心境に陥っている。民主党にしても、石原知事ではないが、最初は国民に迎合した行動に走って“我が意を得たり”と喜色満面でしたが、最近は国民の反発が強くなったことから刀の納めどころが判らなくなって、どうしていいのか解からなくなっているようにも見えます。

自民党だけではなくて民主党まで困っている、この落としどころが分からなくなっているこの混乱の原因を辿ると、まず民主党が今のように抵抗力を持ち、暫定税率廃止を唱えられるのも、野党が参議院での過半数を取ったことから。民主党が参議選で勝ったのは、あの年金問題があったから。その年金問題は社会保険庁の職員が適性に事務手続きをしておらず、それを国民が怒ったことから拡大したもの。
今のガソリンの税率を下げる、いや下げないの大問題も、元はと言えば社会保険庁職員が引き起こしたものだと解かる。マスコミも国民も誰もそこを指摘しないが、この年金事務を社保庁の職員が適切に行っておれば、今の国を挙げての大混乱は無かったと言える。(「暫定税率はあくまでも暫定的にすべき」の論議は別にして)

国家公務員が引き起こした問題によって、一方では別の国家公務員が困っている構図がある。それに国会議員が振り回され、地方の行政関係者があわて、企業が対応に追われ、国民(一部か大多数か知らないが)が喜んでいる。その元凶たる本元の社保庁職員は責任を取らずに次々とやめているらしい。職責って、こんなに軽いものなのか。


さて、もしこの暫定税率が廃止された場合の、高知県と室戸市への影響について。
高知県への影響としては、道路特定財源は約半減します。
平成18年度の当初予算で試算すると、国・県・市町村の事業で約248億円、県・市町村の税収で約63億円、この合計311億円程度が減少する。この減少額が別に補填されない限り、県内で計画中の高速道路などは約十年供用が遅れると考えられるなど、道路整備計画は大幅な見直しが迫られる。

室戸市への影響は、私がこの3月議会の一般質問でお聞きしたので、その答弁から引用する。
平成20年度当初予算で試算すると、自動車重量譲与税が60%減で、3449万7千円。地方道路譲与税は17%減で、326万7千円。自動車取得税交付金は42%減で、923万1千円。この合計が4699万5千円となる。加えて道路整備臨時交付金も廃止になると予想され、本年度予算額の1億1220万円が亡くなる。ということから、室戸市の影響総額は、1億5919万5千円になります。

以上のように、この道路特定財源が無くなると、道路整備だけでなくて、減少する税収が県や県内市町村の財政全体に与える影響も大きい。

さて、この「四国の道を考える会」室戸大会に戻るが、この会議は平成10年に四国東南部の地域住民が主体となって道路網の整備促進を目的に創設。以来、毎年このエリアのどこかの市町村で開催されて来た。
特に活動の中心においているのが、「阿南安芸自動車道の整備促進」と、「四国8の字道路の早期完成」。この実現を目指し、十年間、周辺市町村の住民と行政関係者、建設業者らが力を合わせ、取り組んできた。

私たちの住む高知県東部地域の道路の現状と道路整備の状況を申しますと、最近では平成16年の台風の時の被害がその道路実態の貧弱さを顕著に表しています。道路は安芸市から室戸市間で十数か所の通行止め。大雨が降れば国道・県道・市町村道が冠水して車の通行もままならず。救急車の搬送は自ずと遠距離搬送になって、救急患者の命は危ぶまれ、最近では防災ヘリが活躍して急場をしのぐ形になっています。

この状況を考えると、徳島県と高知県の四国東南部の地域、つまり室戸半島に住む住民と行政関係者、建設業者が一緒になってこの地域の貧弱な道路をカバーするもっと強固で広い道路をつくりたいと思うのは、当然の話です。

しかし、先立つものは金で、高知県を取り巻く道路財源に関する状況は全く良くないのは事実です。高知県内にあってもいつも思っていることですが、県の道路整備にしても高知市周辺の県道整備はランクが上位にあるが、室戸市の県道椎名室戸線などは県道新設工事の青写真まであるのにそのランクがどんどん下がり、昨年には「もう無理です」と、ついに引導を渡されてしまった。
県内がこうですから、国のレベルで見ても都市部の道路整備や踏み切り整備が中心になり、我々地方の県の国道整備への財源は切り捨てられて、ますます獲得しにくくなるのは確かだろう。


東国原知事ではないが、「みんなで、どげんかせんといかん」。


先を越された議会改革

2008-03-24 | 議会改革
 
          拙宅の愛犬、「アニー・オークレー」(2歳のメスのパグ犬)。カッコいい名前でしょ。
          昭和30年代のテレビの西部劇『アニーよ銃をとれ』の女性“ガンマン”の名前です。
          団塊の世代の人は知っておられるのでは。
          通常、「アニー」と呼ぶんですが、最近は女房が「アニヤン」と呼ぶもんで、私も釣られて
          「アニヤン」と。
          それが、2,3日前のこと、BSのどこかのチャンネルで、夜11時前に「いぬ会社」という
          5分間番組がありました。もう寝ようかとしていたらその番組が始まり、小犬三、四匹が
          会社でやり取りするとか会社帰りの一杯飲み屋の屋台で管を巻くとか、その姿に笑って
          しまいました。そこに、うちのこの犬と同じパグ犬が出演していました。名前は「佐藤」くん。
          それからうちの犬を呼ぶ時は、面白がって「さとーくん」と呼んでいる。 


本当に私は残念に思っています。室戸市議会が先に取り組もうとしたんですが、安芸市議会が先に改革の取り組みを始めました。3月22日の新聞によると、「安芸市議会では議員提出の『議会改革特別委員会設置』議案を可決。議会改革特別委は議会が本来の使命を再認識し市民の新たなニーズに対応することを目的に調査研究する。議運委が提出、全会一致で可決された」とあった。とにかく、先を越されたのは確かです。


議会改革は同列にあるものじゃないですが、やはり近隣市町村の中では真っ先にやり始めたいじゃないですか。私はいつも「室戸はやっぱり先進的な議会だなあ」と言われたい、室戸の評価を高めたいと思って、県内では取り組んでいない事業計画を議会でたくさん提案しています。それもこれも、「室戸市民」としての意地を持たなくてはならないと思うからです。


それでも思う。議会改革って住民にとって良いことなのに、なぜみんなでやろうと出来ないんでしょうか。きっと何かにこだわっているんでしょう。


あの世界チャンプの内藤選手は、私と同じように、子どもの頃はいじめられっこだったそうだ。ですが、あの優しさはすごいし、いつも腰が低いのには驚きます。彼は、人の痛みが判っているからだとわかる。

その彼が言っていた。「応援してくれる人がいなかったら、今の自分は無いわけだから」。また、人から教えられた。議員の自分も同じだと思いました。「支持してくれる人がいなかったら、今の自分は無いわけだから」。

今は我慢しよう。そのうちきっといい日がやってくる。