青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

高知県展洋画部門の審査結果の「正誤」を視察

2018-10-11 | 私の絵画制作活動
 県展が開幕してすぐの7日(日)の午前中、高知県立美術館で開かれている「第72回高知県展」を見に行ってきました。

 「何のために・・」って? 

 「入選以上の作品であることは間違いない小生の作品が、なぜ落選したのか」、それを確かめるためです。

 すでに当電子情報誌で私の作品の「県展落選」はお伝えしましたが、「その審査が公正なものだったのか」、それとも「入選するに足らない作品が入選しているか」の、いわば県展洋画部門審査員である遠藤彰子氏の審査能力を審査するため、行ってきました。

 申しておきますが、私が審査結果を審査しても結果が変わるわけではありません。それでも、毎年入選している描写能力があるレベルに達した県展作家が出品した作品が落選した場合は、その審査員が公正・適性な審査を行ったのか、それとも何かの理由で描写能力が非常に低い作品を入選させ、レベルの高い描写能力を持った入選すべき作品が落選したのかを確認しなければなりません。

 丁度それは、室戸市議会において、執行部から提案されてくる事業案が適法な事業なのか、それとも地方自治法などの法令に違反している事業なのか、それを監視し正否を判断し結論を出している地方議員が行っているのと同じ行為で、この結論は審査員だけではなくて高知県展を運営している方々にも向けられます。

 落選作家のこのような行為や発言に対し、県展を運営しておられる無鑑査作家の先生方が腹を立てることは十分わかっていますが、私の作品よりも低レベルの作品が多数入選していた場合は「審査員の審査力の無さ」として公表すべきだと思っています。

 又は、無鑑査作家の先生方の中には高知市周辺で絵画教室を開いている方がおられ、その“教え子”が県展に出品していると聞きます。(先ごろ、高知新聞にもそういう例が記事になっていました)そういう場合、当然、無鑑査作家の先生は自分の“教え子”を入選させてあげたい。そこで、審査前や審査中に、審査員に“教え子”の作品を紹介することもあるのかもしれません。そうして、まだ入選するほどの描写力がない人の作品が入選する、という事例がないことは無いと思っています。

 さて、そういう複雑な気持ちを以って7日の日曜日、美術館へ県展を見に行きました。いわば、初めて落選した作家が「本当に自分の作品よりも上の作品ばかりが入選しているのか」、それとも「自分の作品よりも描写力も構図もレベルの低い、他の画家が審査員に来れば間違いなく落選している作品が入選しているのか」、それを“審査”に行ったということです。


 一階の洋画部門の展示室に入り、すぐに「これなら私の作品は落選するわけがなかった」と感じましたね。

 せっかく入選した方々なんだから名誉のためにそれぞれの作品を出品された方々のお名前は書きませんが、私の室戸岬の岩礁を描いた作品と比較すれば、間違いなく私が描いた作品よりはレベルが下の作品がたくさんありました。

 それは二階の展示室に上がっても同じで、入るなり、「こういう作品が入選して、なぜ私の入賞レベルの作品が落選するんだ」と思いながら、奥に向かって歩いていきました。

 失礼ながら、落選レベルの作品は「数点」ではなくて、20~30点はあり、「なんでこういう絵画の初歩的な描写をしてまとまりもない作品が入選して、落選とは言えない描写力を持った作品が落ちるんだ」と思いました。

 だから、描写レベルが高い作家が描いた作品が何点かは落選していて、その人たちは新聞発表を見て私と同じように驚き、疑問を感じて首を傾げ、そうなった原因や理由を知りたいと思っていることでしょうね。

 今回の洋画部門の審査結果はそれほど罪深い出来事なんですが、高知県展の無鑑査作家の先生方は、今回の遠藤氏が審査しての結果をどのようにお考えでしょうか。お聞かせ願いたいものです。


 県展洋画部門をすべて見てから、ある画家の先生にケイタイでお電話をかけた。

 「先生は今回の県展洋画部門を全てご覧になりましたか? 一つ、ご感想をお聞かせ願いたい。私は今見てきて、『こういうレベルの低い作品が入選して搬入の時に先生に見ていただいた私の作品がなぜ落ちたんだ』と思いましたが、先生は今回の遠藤彰子氏の審査結果をどのようにお考えになりますか?」と。

 某先生は、こうお答えになった。

 「遠藤氏は四年前の第68回の県展にも審査員で、私はその時も審査結果に首をかしげましたが、今回の結果はさらに悪く、落選するようなレベルの低い作品が何十点かありました。その一方、谷口さんの作品は搬入している時に見ましたが間違いなく入選レベルで、落ちたと聞き驚いています。だから、こういう結果を生む審査はあってはならないことです。・・・・」。

 このように、画家の先生から県展の審査実態をお聞きになっても、「今年の県展で落選した作品」というよりも、「今年の県展で落選させられた作品」は高知県民の皆さんにご覧いただくことはできません。ですが、今年の高知県展で入選しているレベルでは中間から少しは上の方に位置する作品で、他の著名な画家の先生が審査員だったら願っていた特選にはならなくても、その下の褒状には入っていた。私はそう思っています。

 だからこそ、入選どころか落選させられたことを、非常に悔しく思っています。

 読者の皆さんにはその作品を見ていただきたいんですが、再度、どこかの展覧会に出品しようと思っているんで、見せられません。あしからず。

 でも、それじゃ申し訳ないんで、先ごろに記事の中でご紹介した室戸岬の岩礁を描いた私の作品をご覧いただきましょうか。

 ●平成25年の第66回高知県展での入賞作品。

 運もあって智内先生に認められ、アクリルで描いた私の作品『岩、迫る』(P100号)は初入賞となる山脇賞を戴いたということです。

 智内先生は私の作品に対して次のように評価しています。
 「室戸の人が地元のジオパークを描いた。しかもこのタイトル。直球勝負だ。これだけ描き切るというのは、室戸の風土とか地球の生い立ちだとかへの畏敬の念が相当強いのではないか。ズバリはまった」。
  

 多分、この作品でも今年の洋画部門審査員の遠藤彰子先生がこの第66回高知県展の審査員だったら、「入賞」ではないただの入選か、もしかすると今年みたいに落とされていたかもしれません。

 ●平成26年の第67回県展の入選作品、「渦巻く岩場」。

 これもいい作品なんで入賞を期待していたんですが、入賞成らず。因みに、この時の審査員が遠藤彰子氏。今思うと、「よくこの時に落とされなかったもんだ」と身震いしています。
  

 ●平成28年の第69回県展の入選作品、「「海の声が聞こえる」。 
  

 室戸岬のビシャゴ岩の横の岩と波を描きました。これが入賞できなかったことも残念でした。ま、入選しただけありがたいですが。
   

 で、今回は、上の作品以上の出来栄えの作品ですので、高知県展初の特選入賞を期待していたんですが、まさかの「初の県展落選」。これには参っています。

 高知県の人口減少に伴い、高知県展出品数も減少の一途をたどっていて、県展衰退も顕著です。そのためにも、これからの県展洋画部門の審査員には、描写力が高い作品は間違いなく入選させる、審査能力の高い画家をお呼びすることが求められますし、それを推進することこそが健全な組織運営の手腕というものです。

 県内の美術に関心が深い県民の方々は、是非とも今回の高知県展洋画部門に入選した作品を見に行っていただきたい。

 そして、作品の出来が非常に秀でているか、それとも「これが入選作品と言えるだろうか」と思うか、ご自身で審査してみていただきたい。

 そうして洋画部門の作品をすべて見た後、「全体的に入選作品のレベルが低い」とお考えになった場合は、それは審査員の審査力が低いんだし、「全体的に作品のレベルが高い」とお考えになった場合は審査員の審査能力が高いんだと思えばいいでしょう。


電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、10月11日のGooブログランキング(2843104ブログ)中、1219位でした。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 「正義を行う勇気」とは | トップ | 手書き地域雑誌『あおぞら』... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

私の絵画制作活動」カテゴリの最新記事