青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

「議士の一分」として、会津藩の教えから学ぼう

2018-12-03 | 政治家のあり方
 今日も不正な地方の政治家に対するお話で、対象者は全国の地方議員の皆さん方です。

 おじさんももうすぐ室戸市の政治の場からいなくなりますので無理に聞き入れる必要はなく、嫌ならいいですが、できれば学んで下さい。

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 もう何年前になりますか、NHKの大河ドラマで、会津藩砲術師範の娘・山本八重後に新島譲の妻となり、新島八重)の物語「八重の桜」が放送されていました。

 その会津藩の藩校・日新館においては論語などを教えていましたが、その教えを基にして作った「什の掟」(じゅうのおきて)というのがありました。学ぶのは、あの白虎隊で名高い会津の少年たちです。

一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三つ、虚言を言うことはなりませぬ
四つ、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
五つ、弱い者をいじめてはなりませぬ
六つ、戸外でものを食べてはなりませぬ
七つ、戸外で夫人と言葉を交えてはなりませぬ


 これら七カ条の後は、こんな文句で結ばれている。

 「ならぬことはならぬものです」。

 これが重要。「やってはならないことは、してはならない」。そして、これは理屈抜きに押しつけてよいのです。

 このくらいのこと、人間として当たり前のルールですが、それを承知でやってしまう人があとを絶たないからこうして幕末の時代から規律として幼少の頃から厳しく教えなくてはならなかったのである。


 私が市議2期目の頃、室戸の選挙に関わっている人は、私が議会において小松市長の地方自治法違反を追及していることを耳にしたようで、市政に厳しいことに腹を立て、こう言い放ちました。

 「違法でもえいやないか。それでまちが良くなるなら」。

 全国の読者の皆さんはどう思いますか? 「その通りで、それでえいやないか」と賛同しますか? それとも、「ひどい男やなあ」と怒りますか?

 所謂、不正な政治容認派、違法な政治推進派の人ですが、それを聞いて、私は「よくぬけしゃあしゃあとこんなことが言えるもんやなあ」と思いました。

 こういうことは自分の頭の中で考えていたとしても世間が認めるわけはなく、他人にその思いをぶつけるようなものではない。でも、その人は私よりも立場が優位にあると考えているらしく、口に出して迫った。

 私はその言葉を聞いて呆れてしまい、二の句が継げませんでした。そして、「この人は政治を語り合うような相手ではない」と思った。

 違法に市の予算を使うということはムダに金を使っていることになり、一部の利害者らだけが良くなり一般市民は被害を受けることになる。違法な事業でこの町の政治が良くなるわけがない。この人の言っていることは、明らかに世間が認めないような、理不尽で自分勝手な思いだった。

 このように、世の中には数十年の長きにわたり政治に関わりを持ってきながら、「政治は法令順守が基本」ということすら理解できない人がいます。


 又、こういう例もある。

 市議会開催の一週間前のこと、地方自治法違反の事業を批判し市長を追及する私に向かって市の課長をしている職員は議会事務局において、こう言い放ちました。

 「企業誘致やきん、違法でもえいやないか!」。

 そう逆切れし、反対に私にこっぴどく叱られた。

 「それじゃ、企業誘致だから違法でもいいじゃないか、観光振興になるから違法でもいいじゃないか、地域振興につながるから違法でもいいじゃないか、健康福祉に寄与するから違法でもいいじゃないかと言うのか! それをあんたは議会の答弁で言えるのか!」。

 私に叱りつけられて自分が言っていることの理不尽さに「ハッ」と気付いたのか、担当課長は黙り込んでしまいました。

 「ならぬことは、ならぬもの」。当然だった。

 私はこれまでの間、「ドイツモコイツモだ」と何回思ったことかわかりません。

 とにかく、首長や議会議員ら地方の政治家や自治体職員が地方公共団体に係る法律も守れないのは情けない。

 「違法な政治でもいいじゃないか」と言う悪質な者たちに言っておきたいが、違法では町は良くはならない。政治と利害を持っている一部の者たちは利権によってふところが温もり良くなったとしても、一般市民はその違法な事業や行政運営によって被害を受けることをよく理解することだ。日本国憲法や地方自治法などの国の法律、そして自分たちの町や村の条例や規則や要綱など、これらのルールを守って政治をするつもりがないならば、今すぐさっさと辞職したほうがその町や村が良くなる。

 又、政治家を陰で操っている者たちにも言っておきたいが、政治は法令を基に健全な形で実行するものであり、「自分たちさえ良くなれば一般市民はどうなってもよい」という考え方は明らかに間違っている。「違法でも良い。それで町が良くなる」なんて自分勝手な考え方は捨てることだ。

 辺りを見回すことはない。市長、市会議員、市職員、そしてその政治関係者を陰で操っているあんたのことよ。

 作家・藤原正彦氏は会津藩の教えの最後の言葉に付いて、著書『国家の品格』の中で「全てのことを論理で説明できないことから、価値観を押し付けたのである」と説く。

 重要なことは押しつけなくてはならない。

 「虚言を言うな」、「卑怯な振る舞いをするな」、「国や町の規律や法律に背いてはならない」、「人生経験が豊富な人を陥れてはならない」、「礼・節を重んじ、品位と品格を以って行動しなくてはならない」。

 これらは「ならぬこと」であり、「ならぬもの」。特に、公職にある者はこれを厳格に守らねばならない。守れないならば、すぐに職を辞すべきだ。替わりはいくらでもいる。



 夫を助けようとした妻が騙され手込めにされた下級武士が卑怯者の上級武士に仇討ちをする映画『武士の一分』も、重いテーマの物語だった。

 平成23年4月の室戸市議選において、有権者は公職にある者に騙され、あげくは「あいつは市長の違法政治を批判するからけしからん。投票するなよ」と市内全域に広められ、地方議員に課せられた職務に忠実に働いていたその職まで奪われてしまった人物の【議士の一分】も、いまだに果たせないでいる長い長い仇討ちの物語の途中です。

 真面目な人間を、自分が町の政治権力を握るために利用して弄び、政治の場では違法な事業を不正と解っておりながら実施して1万4000余人(当時)の市民に多大な損失を与え、その挙句には誠心誠意を以って公正な議員活動をしていた人間を陥れて議会から排除し、「これで市議会には邪魔ものがいなくなった」と喜び、一味とともに勝ち誇っていた。

 そういう人間として決して許すことはできない者に対しては、“事実情報の公表”という合法的な方法によって駆逐しなくてはならない。

 もう一度、お教えしよう。

 重要なことは押しつけなくてはならない。

 「給与や報酬をもらいさえすれば何をしてもよい、何もしなくてもよいと思うな」、
 「虚言を言うな、言いふらすな」、
 「不正なことをするな」、「卑怯な振る舞いをするな」、
 「国や町の規律や法律に背いてはならない」、
 「人生経験が豊富な人を陥れてはならない」、
 「礼・節を重んじ、道徳心を基にして品位と品格を以って行動しなくてはならない」。
 「不正がまかり通るのを見て知っているのに、自分が火の粉を浴びたくないからと、見て見ぬふりをするな」。


 これらは「ならぬこと」であり、「ならぬもの」だ。特に、公職に付くものはこれを厳格に守らねばならない。守れないとなれば、今すぐに政治の場から去ることだ。

 一例として、市政に関わる人すべての議員がそうだとは申しませんが、市政において悪事が繁殖していることを知りながら、それに手を貸したり無視したりする議員のなんと多いことか。そんな人たちが政治の場にいなくなっても誰一人、困る者はいません。代わりはいくらでもいます。

 とにかく選挙では公正な考え方を持つ人で、議員になった途端に「目的は達成した」と考え、それからの任期の4年間が終わるまで不正を容認するような柔(やわ)な人ではなく、最後まで正義を貫き通す私のような腹の座った人を選んでほしいものです。


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