青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

「伝説の工場再建屋 山田日登志」に学ぶ

2018-08-29 | 人間のあり方
 十年前になるが、2008年4月15日に放送されたNHKの番組「プロフェッショナル」の「輝け社員 よみがえれ会社」は、議員をしている自分にも大変勉強になり、貴重な時間だった。(当時に書いた記事からもう一度、思い出してみた)

 番組の副題は「伝説の工場再建屋 山田日登志」。

 山田さんが目指すのは、工夫すれば、努力次第で生産性は高まり、工場は無限に強くなる。これが山田さんの信念。

 番組を見ながらメモした言葉や要素を列挙する。

 企業人だけでなく、行政職員、議会人にもその職務に関する能力アップの面で参考になるのではないか。

 ●「ムダ」を見つける。
 ○トップの指示待ちでいいのか。
 ○社員の意識を変えるにはどうすればいいのか。
 ○トップは社員のやる気を引き出せ。
 ○会社の目指すところは何か。
 ●常識破りの工場改革で、社員が変わった。
 ○決められたことだけやっていた社員の意識が変わった。
 ●悪い点を悪いと誰かが言わなきゃ、人は変わらない。
 ○工場に潜むムダを取り除く男が必要だ。

〈赤字工場を再建するための手法〉

 ①材料は使う場所に置く。
 ②機械が商品を作る時に見ているだけの人はムダで、必要ない。
 ③動線を短くする。
 ④運ぶ距離は出来るだけ短くする。
 ⑤新製品は客のニーズに合ったものを作る。
 (これらは当たり前のことだが、気付かずに仕事をしている例が多分にある)

 ●変わることはいいことだとみんなが気付くと、組織は変わってくる。
 (誰も気付かないと、いつまでも組織は変わらないということになる)

 ○仕事が増えて文句を言っていた人も、効率が上がってくると「色々工夫できて、仕事が楽しい」と、やがてどんどんやる気が増大してくる。

 ○社員が仕事の楽しさを味わえば、工場はどんどん強くなる。

 ●働くことに喜びを持つこと。

 ●苦しいけれど、仕事が楽しいという人間を作らなければ、組織は荒廃する。

 ●変化を受け入れないから、改革が進まない。逆に言うと、改革が進まないのは、組織に属する人間が変化を受け入れないからだ。

 ●下手な伝統や昔から続いてきた慣習に固執し過ぎると、社員が好き勝ってやるから、会社がおかしくなるんだ。

 ●工夫の余地は無限にある。後は、やるかやらないかだけだ。

 ●プロフェッショナルとは、使命を感じて人が賞賛してくれる働きをする、そんな人をプロと言う。

 この番組を見て思ったのは、やはり思った通り、これまで私が議員の責務として行ってきたことに誤りは無かったと確信した。「動かない人間の方が間違っている」と。

 それと、この番組の中で特に注目したのは、山田さんに問題点を指摘された一人の家具職人がそれを改善しようと必死になって作業時間を短縮しようと苦心するシーンでした。機械や材料の置き場所を変えたり、取っ払ったりして、少しずつ時間を短縮して行く過程は、特に楽しく見せていただいた。こんな職人のいる会社や組織は強いと思いましたね。逆に言えば、こんな熱意のある人がいない会社や組織に将来は無いし良くはならないと、確信めいたものを感じた。

 この場合も、飛騨高山の家具会社社長が「再建屋・山田」に工場形体の改革改善を依頼して職人に指導してもらったことから木製チェアの製作時間が半分に短縮されたものであって、これがこの会社の別の工程で仕事をしている同僚職人が当該職人に改善点を指摘し助言を与えた時に、素直にそれを聞き入れ、改善に努めたかは大いに疑問だ。

 「上」から支持されたり、著名な人物が来て指導されたら改めようと努力するが、同僚や自分より経験の浅い人、分野の違う人から誤りや不適正や知識・技術の改善点などを指摘、指導されると、努力しない。むしろ反発する。だから、70歳のおじさんが10代の少年の頑張りを見たとしても学ぼうなんてことはしない。

 つまり、人によりますが、年齢で差別し、教養や知識の深さに嫉妬して学ぼうとはしないひとがいるということだ。

 人間とは概してそうしたものですが、そこを素直に反省し、受け入れてトライしてみるところに、勇気の有無、誠意の有無が表出する。

 でも、テレビや映画のように「あー、あいつが言うように、俺は今日まで間違っていた。改心して、組織のために尽くそう」とする人は、あまりいません。

 努力する人はもともと生真面目な努力家だから、指摘されることは無い。指摘される人が大体、改心しないものです。逆に反発し、ただ逆らい、人を陥れ、成り上がろうとする。

 そうではなく、とにかく山田日登志さんから学び、広く世間から評価される人になりましょう。


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