青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の不正な政治を監視する改革派議員三期目。

元公職者への叙勲はすぐに廃止すべき

2018-11-03 | 国のあり方
 また性懲りもなく元政治家や元公務員に勲章を与えている。

 公職にある時、彼らは国民や都道府県民、市区町村民から給与や報酬をもらって働いていた。ということは、その職務上発生した成果への代償はすでに渡してあるということになる。それで全て帳消し。

 それなのに、「あなたはでかした! 褒美を与えよう」とばかりに褒め称える。

 これを誰もおかしな制度だと解らないんだろうか。

 公職にあった人間たちがいくらでかした仕事をしても、それを毎月、公的な機関から給料をもらいながら働いていたことを鑑みれば、それは当たり前の話だ。それがいくら給料分以上の働きであっても、だ。

 この叙勲制度を管理運営している国会議員と国家公務員はバカばっかりか。市長や市会議員や校長などのためにと国に「勲章をやってあげてくれ」と申込書を出す奴らもアホウ。

 春と秋に行われる叙勲について、かつて国会議員をしていた人間、、都道府県知事や市区町村の首長をしていた人間、そして都道府県や市区町村の地方議員をしていた人間など、元公務員への叙勲に関しては大いに異議がある。

 毎年、春と秋には紫綬褒章や黄綬褒章、緑綬褒章、藍綬褒章、紅綬褒章などの叙勲が行われます。

 学問や芸術・文化などで功績を残した人には黄綬褒章が、その道一筋に励んだ人を称える人には黄綬褒章が、又、顕著なボランティア活動などには緑綬褒章が個人や団体に与えられ、公共の利益に貢献した人には藍綬褒章が、人命救助に尽力した人には紅綬褒章が授与されている。

 学問や文化・芸術の分野でご尽力された人たち、その道一筋に励み、技術を深めて職を極めた人たち、自分の命やお金や労力等を投げ打ってボランティア活動を続けて来られた人たち、民間に在って一般国民の利益に貢献してきた人たち、人命救助に尽力した人たちが褒章・勲章を受ける。

 このことは非常に良いことで、異論はない。

 問題は、瑞宝章と旭日章。

 瑞宝章は、「国家又ハ公共ニ対シ積年ノ功労アル者」に授与すると定められ(勲章制定ノ件3条1項)、具体的には「国及び地方公共団体の公務」または「公共的な業務」に長年にわたり従事して功労を積み重ね、成績を挙げた者を表彰する場合に授与される。

 旭日章は、「国家又ハ公共ニ対シ勲績アル者」に授与すると定められ(勲章制定ノ件2条1項)、具体的には「社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者を表彰する場合に授与する」とし、内閣総理大臣などの職にあって顕著な功績を挙げた者を表彰する場合に授与される。

 この中の「国及び地方公共団体の公務」に与えられる叙勲に問題がある。

 国会議員、都道府県知事、都道府県議、市区町村長、市区町村議らに与える旭日章、そして国家公務員である大学長、大使、判事、裁判官、自衛官等々に与えていた瑞宝章、こういう国民の税金を貰って生計を立てていた者たちになぜ褒美をやらなくてはならないのか。

 その職務上の仕事で、国民の税金や地方の市・区・町・村の住民の税金からその職務の代償として金を貰い仕事をしてきて、それで得られた成果ではないか。

 その程度の人間、その範疇にいる人間は、叙勲対象には該当しない。


 もっと詳しく言おうか。

 この春秋叙勲及び褒章、文化勲章授与の時、いつも思うのは、「政治家などかつて公職にあった人たちが、なぜ勲章をもらわなくてはならないのか」ということ。

 なぜそう思うかというと、国の政治家も、都道府県の知事も、都道府県の議員たちも、市区町村の首長も、市区町村の地方議員たちも、みんなみんなそれぞれ所属する組織から給与や報酬をもらって仕事に励んでいます。国会議員は3000万円ぐらいの報酬をもらっているから仕事をしています。この報酬を頂けなければ、誰も国会議員になんぞならない。

 小池東京都知事も東京都から給与をもらっているから、知事の職務に知恵を使いながら築地市場と豊洲市場の問題に取り組んでいます。尾崎高知県知事も高知県民から知事給与を頂けるから官僚を辞めて高知に来た。給与をくれなければ高知になんぞ戻ってこなかったのです。そして、地方議員も、職につけば報酬を頂けると思うからこそ、能力のあるなし関係なしで、誰彼なしにみんな議員選に出ようとし、議員をしているのである。この報酬がなければ今の議員皆が市議選に出ていないのは疑いない。

 このように、企業社員も首長や議員も「所属する組織から給与や報酬をもらえるからこそ、仕事に励んでいる」ということは、逆に言うと、「仕事に励むからこそ、その職務遂行の代償として給与や報酬をもらっている」ということになる。(職務を遂行していないのに代償としての報酬をもらっている例外の人も多いが)

 それがです。民間でいる人たちが頑張り高い能力を発揮したことを評価されて勲章をもらうことは大変喜ばしいことですが、その人たちとともに、かつて国民や都道府県民、市区町村民の税金から給与や報酬をもらってきたこの公職にある人たちも、なぜかこの勲章をもらっていることには、大いに疑問を感じている。

 何度でも言うが、国会議員だった人たちが、都道府県知事だった人たちが、都道府県議員だった人たちが、市区町村の首長だった人たちが、そして市区町村の議員だった人たちが、学校で校長や教員をしていた人が勲章をもらってはならないと思っている。

 この人たちは、仕事をしていた時には国民や住民の税金からその代償たる〝給料〟をそれぞれがもらっておきながら、「勲章を差し上げます」と連絡が来たら臆面もなく「ありがたく頂戴します」なんて言ってもらってしまう。臆面もなくよく言えたものだと思う。以前、最高位の桐花大綬章は国会議員だった扇千景元参院議長が選ばれ、「恥ずかしがらずに、頂こうかなと思いました」と語ったが、働いた分の代償としての報酬は既に国民の税金から貰っているのに更にご褒美をもらうことに違和感を持たず貰っても恥ずかしくないようだ。又、全国の地方議会議員の中からも多くの方々が選ばれ受賞している。

 思うのは、「そんなに勲章が欲しければ、最初から仕事の代償として与えられる給与も報酬を一銭ももらわずにやれ!」ということです。

 それだったら、無償で国民や県民や市町村民のために働いたんだから、立派に、勲章に値するだろう。


 以前、私がまだ議員になる前の話をしようか。

 昭和61年から平成元年までの4年間、室戸市のど真ん中の浮津でジャズ喫茶をしていました。

 今でも忘れません。ある日のこと、店内の奥の方には数人の女性グループが仲良くモーニングを食べていた。そこに一人の室戸市議会議員がやってきた。それまで一度も店に来たこともなかった一見のお客さんでした。彼はコーヒーを飲み始めたが、奥にいる女性たちの話の中に割って入って、こう言い放った。「あの水路はワシが役所に言うて出来たきんの」。その議員と女性たちは知り合いではない。つまり、次の選挙のことを考えて、恩を売っているのである。

 カウンターの中でそれを聞いた私は、首をひねりました。市会議員とはみんなこの程度の人間ばかりか、と。

 「議員は市民の税金から報酬をもらっている立場の人間で、いろんな仕事をして当たり前の立場。だから報酬をもらいながら仕事をしない議員は泥棒のようなもんや。そんな立場の人間が、ちょっと担当課に口添えをしただけで、市民に向かって『仕事をやっちゃったきんの』と言えるのか。恩着せがましい。よくもそんなことが言えたもんよ」。

 そう思ったものです。やって当たり前の仕事を、「やってあげた」と言うその神経。ボランティアで議員の仕事をしているわけじゃないのに、自分が報酬をもらっている市民に対して恩がける。バッカジャナカロカと思った。「市会議員はみんなこんなアホばっかりか」と思いました。

 もし、その議員が店内にいた女性たちから「あんたは私らの税金で飯を食いよう立場やに、なに偉そうに自慢しようがあぜ。恩着せがましい! やって当たり前やろ」と言われたらどうするつもりだったのか。

 

 地方議会には物事をこういうように考えている議員もたくさんいるということです。しかし、こういう議員が国から勲章を受けるなんてことがない、とは言い切れない。アホな支持者が市に「勲章を推薦してやってくれ」とでもお願いしたら、市は申込書の一つも出すんじゃないか。

 だから思う。国民や県民、市区町村民の税金から仕事の代償である給与や報酬をもらっている人たちに、国は勲章を授与してはいけないと。

 叙勲の決まりはどうなっているか知りません。でも、公職にあって職から退いた人たちにもいろんな賞を授与していますが、長年その公職にあったことを評価して賞を授与しているのならば、授与するのは今すぐにおやめなさい。

 なぜならば、公職にいて一生懸命働くのは当たり前の話だからです。

 給与や報酬をもらっている限り、その人たちは賞に値しません。むしろ、全国にいる公務員や議員たちが給与や報酬に値しない程度の働きだったら、給与と報酬を自治体に返還させよ。

 その公職にある時にいくら大変優れた功績があったとしても、それで当たり前。褒章に値しない。

 依って、当たり前の仕事をした人物に賞を与えることはない。

 更に言うと、その人たちの中でも特に国会議員や知事職、都道府県議らは生活に苦しんでいる一般国民や一般市民の給与と比べるとそれはそれは分不相応な巨額の給与や報酬をもらっています。国民・住民の税金が原資である給与や報酬をもらっておりながら在職期間に功績がない、そんな人物の方が厳罰者だ。

 とにかく、この春秋叙勲及び褒章、文化勲章授与の時、いつも思う。

 かつてその職務の代償として住民から給与や報酬をもらって政治家や自治体職員や教職者をしていた人間が、なぜ勲章をもらわなくてはならないのか。

 それら公職にあった者たちは、褒められるような仕事をしてそれで当たり前だ。

 もし任期中に、室戸の市長や議員たちのように、政治に関わる者たちが表であっても裏であっても不正な選挙や不正な政治をしていれば罰あたりもんで、牢屋にぶち込まなきゃならない。

 公職者とはそんな立場。

 そんな立場の者たちになぜ、国から国民の税金を使ってまたお褒めの勲章を与えなければならないのか。

 この程度の理不尽さも解らないのか、代議士たちよ。官僚たちよ。せっかくの有名大学出の肩書が泣くぞ。



 以前、新聞を見て私は笑ってしまいました。かつて地方議員だった人で、現職時代には市長が議会に提出した事業計画が違法だと知っておりながら賛成して可決させてしまった、つまり市長の不正に協力したその議員が旭日双光章を受章した。そして、彼はそのご褒美を臆面もなくもらいに出かけています。

 あの公職選挙法第221条(選挙後の事後供与罪)に違反する行為を行い、当選後も違法だと知りながら公正な議員の止める声に耳も貸さず強引に不正な政治を進めた、あの市長も退職すれば国からご褒美を頂くのか。臆面も無く、だ。

 全国には議員として全く仕事をしないでいて、裏側で3期、4期、5期、6期、7期、8期、9期、10期・・と長く自治体の予算を食い物にしてきた議員もいるだろうが、そんな人間でも周辺の支援者らが「長く地方自治に貢献した」と推薦し、推薦状を受け取った人たちはそれを真に受けて褒章を与える。首長として現職時には不正な政治を行っていた人間にもまた、褒章を与える

 そんな不正を行い不正に手を貸した元首長や元議員が、褒章に値するのか。

 いじめの事実を黙殺し続けた元校長、元教職者もしかりだ。

 「みんなが国の褒章制度を弄んでいる」と断じてもよい。

 国民みんながこの叙勲制度の理不尽さが解らないようですが、私だけは“給与や報酬をもらって、すべての行動はチャラ”の立場の元公務員が勲章をもらうことについて、ふざけた話だと思っている。

 このことに異論を持たない人たちよ、かつてその公職に与えられた給与・報酬をもらって退職した者たちがご褒美を貰って喜んでいることについて、どう感じていますか?

 とにかく、こんな理不尽な報奨制度は間違っているから、政府はすぐに「元公職者への叙勲は廃止」と決定すべき。

 でも、理解力にかけるから、きっと改正できないだろうなあ。


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