青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

「私は嫌われる議員になりたい」

2018-11-08 | 政治家のあり方
 2010年(平成22年)4月の熊本市議会補欠選挙で、あの元マラソンランナーの松野明美さんが当選した。その後、頑張って、彼女は今現在、熊本県議会の議員となっています。

 その市議選で当選が決まった時、選挙事務所の前で取材陣に語った言葉に感動を覚えました。

 いつものような早口というほどではなくて、よく聞き取れたからかもしれませんが。

 どこのテレビ局だったか、記者が松野さんに当選しての抱負を聞いたところ、即座に「わたしは、嫌われる議員になりたいと思います。又あいつが言ってるぞと言われるような議員になりたいですね」と言い切った。

 この言葉を聞いた時、同感だと思いました。

 「そうだ! その通りよ。議員はそうじゃないといかん。でも、議員に当選したばかりの、まだ議員の経験が全くない人がそれをよくわかったなあ」と、うれしくなりましたね。「全国、どこにもいるんだなあ。『役所や議会で嫌われてもいい、住民のお役に立てさえすればそれで』と思っている議員は」と。

 自治体組織で首長、職員、議員に好かれるように対応しているような議員は、ダメ。「こんな厳しいことを言って市長や職員に嫌われたら困るから、言わないでおこう」とか、「自分が何か頼んだ時に聞いてくれなくなるからやめとこう」などと考えている議員はダメですね。

 ダメなことには「ダメだ」とはっきり言える議員じゃないと、住民のお役に立てない。

 議員というものは松野さんが言われるように、気真面目で厳格すぎて行動しすぎるからと、周りの首長や行政職員や議会の議員に嫌われる議員にならないといけない。議員は行政の監視役であり、調査機関の一員。そもそも行政が行う違法や不公平や不適正や道徳心が無いような事業案や行政運営に対して手厳しい対応ができない人は、議員になってはならないのです。

 だけど、そんな“うるさ方”の議員はどこの議会でもほんの一人か二人。その人数の少なさが、地方議会が活性化しないし改革できない原因になっている。

 だから、その時思ったのは、「熊本市議会にうるさ方の“嫌われる議員”がいるのかどうかは知らないが、松野議員がこれから議会を活性化させる活躍をしていってほしい」と期待しました。「また松野が言ってるぞ」と市長や議員に嫌われることについては、「きっと彼女が議会の一般質問や大綱質疑の日に質問・質疑に登壇して発言すれば、まずその早口に驚き、そしてその熱意に圧倒されるのではないか」・・と思いました。

 又、その時のニュースを見て知ったんですが、彼女には二人の男の子がいて、平成22年当時に保育園に入った次男の子どもさんはダウン症という障害を持っている。「そんな彼女は今後、議員になったあと障害者福祉の分野を中心に活動するのだと思うが、何をするにおいても彼女ならマラソンの時のように、休まず、懸命に走り続けることだろう」と感じました。

 「わたしは、嫌われる議員になりたいと思います。又あいつが言ってるぞと言われるような議員になりたい」。

 松野さんのこの思いは、いいですねえ。まずはこの言葉に拍手を贈りたい。

 日本ではじめてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、「真実はいつも少数派」といっている。地方議会においても、私のように市民派で改革派である議員はいつも少数派ですが、その少数派に“真実”があるという湯川博士のご指摘は正しい。

 (追記)

 松野明美さんは、2015年(平成27年)から熊本県議会の議員をやっておられて、今は2期目。実は今月11月10日(土)に室戸市に来られての講演会が開かれます。

 演題は「いちばんじゃなくて、いいんだね」。私は、彼女が障害児を抱えながら市議会議員になったときから応援していた方なんですが、残念ながら市長選が翌日の11日に告示を迎えますので行けません。

 でも、今回の講演会は入場無料でもあるし、是非、市民の皆さんはご参集くださいね。

 開演は、午前10時15分から。場所は、「室戸市保健福祉センター」の「夢ひろば」の会場にて。主催は室戸市で、所管課は保健介護課です。


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