青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

若者は家族と話し合い、より効果的な将来設計を考えよう

2018-12-04 | 地方のあり方
(※この記事は二年ほど前に書いた記事ですが、これまでの室戸市政の体質の悪さや今後も止めようがない人口減少を踏まえ、商店主や企業主、そして室戸市に住む若者たちの将来を深く考え記事にしていますので、市民の将来を深く考慮する私の考え方に異論もあろうとは思いますが、ま、何事も勉強です。これを「これから室戸市が向かう将来展望」とでも思いながらお読みになっていただけたらうれしく思います)

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 私は市議会議員として、「市民の皆さんから毎月いただいている報酬分以上の仕事をしなければ・・」といつも考え、日々の活動を深めています。

 そして、地方議員の職責として、「どうすれば自分が住んでいる町が活性化するのか」「どうすれば人口減少が止まり、増えてくるのか」と考える立場として。

 ですが、「人口減少」という現象は、室戸市だけに内在する要因で室戸市の人口が減少し続けているということではなく、日本全体の問題として減少しています。またそれは都会・都市部から減少しているのではなく、地方の末端から減少しているのは明々白々。例えば四国ならば、東の最南端の室戸市と、西の最南端の土佐清水市の減少率は顕著。つまり、四国の最南端の西と東の端っこから北向きに枯れていっている。

 「枯れている」とは、衰退しているということ。この状況はこれからさらに進行し、いくら国や県や市が予算を投じて対策を講じても、人口減少率は変化しません。

 室戸市は平成28年度の初めに「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を公表し「2060年に8500人」と想定しているが、これは「人口は今のままあまり急激に変化せず45年後までに4500人減少するだけ」だと結論を出した」ということ。つまり、今現在、一年に350人から400人が減少している現状を全く無視し、「これからは一年に100人の減少で進む」と結論付けていることになりますが、私に言わせれば物事の実態を無視した笑い話です。

 私は「人口減少は今のまま減少し、2045年から2050年には0人と想定。又、約100年前後といわれる南海大地震発生を考えると2046年前後、2050年には0人」と断定している。

 (下図)室戸市役所作成の、室戸市の人口想定図。(地方創生事業に係る国への提案)
  

 (下図)私の室戸市の人口想定図。
  

 私の方の人口減少図が正しいと思っているし、この数字は揺るぎない。

 だから、「室戸市に明日はない」とまで考えている。

 では、なぜ私がこのようにブログや議会新聞で何度も何度も市内外の人たちに情報公開するのかの理由です。

 一言でいうと、室戸市よりも、私の方が室戸市民の生活のことを親身に考えているということになります。つまり、「市民の心に寄り添っている」ということ。

 本来、地方議員であろうが首長であろうが、住民にウソをついてでも、「私たちの町は移住促進事業によって、数年後には都市部からたくさんの人たちが移り住んで来て、人口が増えます」なんてウソをつくのが政治家の務めであろうと思います。所謂、「負」の情報、不安がらせる情報は極力、市民に流さず、これから未来永劫、室戸市は続いていくんだという情報を積極的に流すものであろう。

 しかし、こういう自治体の姿勢が本当に住民のためになるのか、だ。

 こういうことをしても、自分たちのためにはなるだろうが、住民のためにはならない。それは、住民各自、それぞれの家族が考える将来設計を狂わせてしまうからだ。

 であるが、役所は理由があって、「良くなります」「発展していきます」という情報を流し続ける。

 こういうのを、「無責任」と言う。

 自分が市長でいる間は国から交付税などの予算をもらうため、ウソの「まち・ひと・しごと創生総合戦略」という計画書を作ると、お金は振り込まれてくる。仕事がしやすい効果はある。一方、計画書を見た市民は「良くなるんだ」「まだまだ衰退するのは先のことだ」と騙されることになる。そして、役所は何事においても住民の意志や心に寄り添わず、そんな住民の気持なんか理解せず、「交付金を使って仕事をすれば市民のためになるじゃないか」と一方的に思っている。反論があるかもしれない。

 でも、みんな「自分が役所で市長(又は職員)をしている間だけよければいい」と思ってのこと。本当なら、自治体運営の連続性から言うと今現在行っている行政運営や事業実施が後の世にも関連することから、自分が職を離れてから10年後のことも20年後のことも責任を持たなければならないのに、「退職後にどうなろうと俺の責任じゃない」と思っている。これを「無責任」と言う。「“後は野となれ山となれ”、オレの知ったこっちゃない」と。

 室戸市民は昨年1月に市役所から配布された総合戦略の計画書に書いてあった「2060年に8500人」というニセ情報に騙され、やがて市民の将来設計は破たんすることになる。

 でも、私はそんな“上げ底”の数字は言わないし、言えません。

 なぜならば、私は正直者で、ウソツキではないし、ウソをつくことで住民の皆さんに被害を与えたくないからです。

 だから、人口増加に関する何の増加の根拠にもならない情報を集めて論い、期待や願望だけで「私たちの町は移住してくる人たちによって、今後、人口減少にブレーキがかかります」なんてことを言うという人たちを信用してはなりません。

 さて、ここからが本論です。

 上の私が作成した棒グラフを見ていただきたい。最初に作ったのは、平成15年に議員になって三年目の、2005年(平成17年)5月でした。この年の10月に国勢調査が行われましたが、その半年前のことです。

 人口減少が気になり、1990年(平成2年)からの五年ごとに行われた過去の国勢調査で出た数字を集めてはみたが、どうもパン!と分かりにくい。「自分にとって、減少がすぐに目に見えて分かりやすいし、市民に新聞を作って伝える時に理解してもらいやすい形はないか」と考えていて、この棒グラフを使っての減少図を作成することを思いついた。

 そこで、国勢調査の度に示された人口数を図面に乗せてみた。1990年、1995年、2000年と。そしてその減少するラインをグラフ用紙に引いた。すると、2045年から2050年に室戸市の人口はゼロとなった。そして、その2005年(平成17年)の10月に国勢調査が行われ、翌年の2月ごろだったかに速報値が出た。五年間で10,1%減少しての17490人だった。 私の予想数は17493人だった。

 その後も、2010年、2015年と、ほぼこの棒グラフの通りに減少を続けている。
  

 室戸市は「2060年に8500人」と想定しますが、私のこのグラフでは「2045年前後の大地震で残った市民の半数は室戸を捨て出て行くことも考慮しながら、減少ラインを少し考慮してソフトランディングさせて、2050年頃にはゼロでなくても、100人~500人と考えている。

 2050年というと、今からわずか33年後です。二十歳の若者が室戸市内で就職したとすると、まだ定年前の53歳です。市役所に今年20歳で入った職員が課長になる頃には、室戸市に人は住んでいないことになります。多分、今のまま室戸市はずっと1万人ぐらいは住んでいる町だと思って公務員になったんでしょうが、それは誤った考え方。住民がいなければ、当然、市職員もやがて要らなくなります。

 わずか十三年後の2030年に室戸市の人口は、8000人です。「2060年に8500人」だなんて、私に言わせると、絵空事だ。

 それと、例え十三年後の2030年に8000人いたとしても、当然、市職員は今のように240人もいらないから、退職者の補充はしない。200人に減り、180人に減っていきます。

 すると当然、室戸市の45キロの海岸線に沿ってある、羽根町、吉良川町、室戸町、室戸岬町、佐喜浜町の五町を満遍なく市役所がフォロー出来なくなることから、市民へのサービスは局地的、ピンポイントに投資する形となってしまう。

 そして、その五年後の2035年には人口が6000人、その五年後(今から23年後)には4000人となるが、市職員も今のように高い給料をもらってぬくぬくとはできなくなる。

 少ない職員数で西の端から東の端まで走り回ることになる。当然のことですが、職員数もその時には100名ぐらいだろう。いや、もっと少ない80人ぐらい、いや50人ぐらいかもしれません。

 一方、市内を見てみると、衰退して企業や商店は数えるぐらいしか残っておらず、先見の明のある経営者がいる企業や商店は市外の安芸市や南国市周辺に移転してまだ頑張っているだろうが、将来を考えない企業や商店は店を閉め、生活を切り詰め細々と暮らしている状態。

 その時、室戸の町に小さな医院はあっても、病院はない。バスか車で田野町や安芸市の病院まで通うことになる。しかし、その頃には高齢者は車に乗ってはいかんことになっているだろうから、75歳以上はバスに乗って病院通いとなる。学校も統合統合で、浮津の室戸小学校と、吉良川小学校と、室戸中学校と、吉良川中学校ぐらいしか残っていないとみている。

 それがわずか十八年後だ。

 二十三年後の2040年には4000人、2046年は大震災からちょうど百年目に当たる。100年周期と言われる南海大地震の発生は、その時すでに発生しているか、その頃かその数年後か。

 何度も申しますが、私は議員として、市民にとって耳障りの良いニュースや情報を伝えることに徹してもいいとは思っています。市役所のように、「何も心配ありません。私たちが頑張っているから、室戸市はこのまま元気になっていきます」と言っていたら、それなりに役目は果たせます。そして、議員の仕事から離れ退職したら、「もう後のことはオレは知らん。“後は野となれ山となれ”」と思っていたらいい立場かもしれません。あの「2060年に8500人」という計画を発表したこと一つとっても、市長もきっと、そう思っているでしょう。

 でも、将来的な展望を持つこともなく、今日と明日のことだけ考えて暮らしている市民の方が圧倒的に多いと思います。そういう人たちにこそ、我々政治にかかわっている人間が「将来の室戸市は危ない状況にありますよ」と情報公開しなければ、いったい誰がその危機的な状況を知らせるのでしょうか。

 えっ、「室戸市がやるだろう」だって? あの「2060年に8500人」と公表した役所が危なくなったら知らせてくれるというんですか?

 知らせてやくれません。

 私が市議会にいるからこそ、こうやって情報公開して広報していますが、私が議会にいなくなって、議員じゃなくなったら、誰も「市民の皆さん、危ないですよ」なんて教えてやくれません。

 「市役所が・・」だって? あなたは「2060年に8500人います」と広報した役所が頼れますか?

 私が言う衰退情報と役所が昨年1月に発表した活性化情報とどちらを信じますか?

 そのうち、市民の皆さんは衰退しているということを何も知らないまま、「最近、ちょっと室戸の町に車も人も通らんなったけんど、人がおらんようになった気がせん?」と口々に言いあい、初めて実態を知ることになるでしょう。
 
 でも、その時では“時すでに遅し”で、室戸の町で生活に行き詰ってしまいます。

 先ほど、市職員の立場に立って「今年20歳で役所に就職した若者でも、2050年の53歳の時、室戸市に人はいない」とお教えした。公務員が勤務する公の機関は倒産しないが、他方、今年20歳に入社した市内の企業や商店に勤務し始めた若者が53歳になる三十三年後はどうなるのか。市内に人はいない状態の町に、その勤めはじめた会社や商店は生き残っていると思いますか。存続していると思うか。

  
  (私が発行する議会新聞に掲載した人口減少図に添付した、記事)

 商店に物を買いに来る人は住んでいないから、当然、今から十年後や二十年後には店を閉めているだろう。つまり、途中で職にあぶれ、職探しをすることになるが、40歳の人、50歳にもなった人を室戸市で雇ってくれる会社も商店も無いから、室戸の町を捨て、高知市周辺に住み職探しとなるだろう。

 だったら、いま一度、立ち止まり、よく考えて、若いうちに関西圏や関東圏の都市部や、都市部と言わなくても高知市周辺で務め、安定した長続きするような仕事につく方がいいのではないか。

 昭和61年の40歳の頃から長くずっと「衰退する室戸市を自分の力で」と私も思って自費を投じて他の人が真似できないオンリーワンの地域づくり活動を続け、今もその流れで地域づくり活動を行っているようなものですが、そういう行動に相応しい時代も過ぎて、ここまで町が衰退した今、そういう活動に呼応してくれる市民も少なく、住民が自費を投じて地域づくり活動を行っても、効果は生まれません。徒労に終わって、空しさが残るだけです。

 若者にお教えしたいのは、「自分のことだけを考えなさい」ということです。「まちの将来が心配だから」なんてことを考えることはありません。とにかく、自分のことや自分の家族の十年後、二十年後の計画を最優先で生きていくことです。「室戸市から頼まれたから」なんて話があっても、捨ておきなさい。自分や家族が室戸市の犠牲になってはなりません。

 たとえ30歳を超えていても、「40歳になったとき、50歳になったとき、自分の生活はどうだろう」「自分の子供たちの教育はどうなるのか」「自分の家を建てるにはどこに建てたら、60歳になり70歳になったとき、有利か」などと考えて生きていってほしい。

 当然、最優先は、自分が働いて得る収入のこと。妻がいれば、「妻の収入と合わせていくらになるか」も人生設計の要となろう。

 長くなりましたが、衰退する町にしがみついていてはなりません。市民のことを考えずに自分のことだけ考えている議員も中にはいますが、私は市民のためを考える議員です。ウソは申しません。お考え下さい。

 「室戸の町を良くするために」など考えることはありません。自分の家のこと、妻や子供や親のことだけ考えてほしい。「室戸市のために、これからも室戸市で暮らしていこう」なんてことは考えてはならない。

 特に、いま十代の若者を持つご両親、いま20代や30代の若者たちなら遅くはない、いや40代だって遅くはない。少しでも将来のことを心配に考えている人は、このまま室戸にいてはいけません。勇気を出して室戸の町から出なさい。

 室戸の町と心中してはなりません。あなただけでも、あなたの家族だけでも他の町に行って生き残るのです。

 それがあなたのためであり、家族のためであり、子供たちのためだ。

 今夜はぜひとも、私が上で示した人口減少の図を家族で見ながら、みんなで話し合ってほしい。

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 いかがお考えでしょうか? もし「オレはそうは思わん」とお考えならば無理強いするものではないのでそれでいいし、「オレもそう思うから家族で考えてみるよ」とお考えならば息子さんや娘さんとよくご検討ください。私からはそれだけのことです。

 いかんせん私の職業は地方議員ということで報酬を市民の皆さんからいただいていますので、近い間に室戸市は「あー、なる」とか「こーなる」の評論や将来像の提供は私の職責だと思っていますので、お知らせいたしました。何事も勉強です。もしお読み下さった市民の皆さんの参考になったとしたら、うれしいです。

 でも、中には「余計なことを言うな」と言う方もいるそうですが、私は室戸市の実態と今後にどうなるのかを調査・研究してよくわかっている人間ですので、今後も懲りず、市民に実態を伝える非常勤特別職公務員の役目を終える来年4月までは続け、あとのことは知りません。静かになった室戸で皆さんがそれぞれお考え下さればよろしいかと。


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この記事は4日の当日は551回と少なめでしたが、5日、6日と増え続け、この二日間で急増して当日の記事だけで1000回近くなりました。御礼申し上げますし、どうか皆さんの参考にして将来をお考え下さい。 
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