青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

菅野、がんばれ!

2011-11-23 | 人間のあり方
 昨日21日、先のドラフト会議で日本ハムから1位指名を受けていた東海大の菅野投手が自分の夢である巨人入団を目指し、日本ハム入団を拒否して1年間の「野球浪人」を決めた。

 これに関してテレビに出ているスポーツライターや政治評論家、芸能評論家などコメンテーターのほぼ全員が、「彼は身勝手だ」、「ドラフトという制度があるんだから、菅野は日本ハムに入団すべきだ」とか、「彼は野球がやりたいんだから、どこでも指名を受けた球団に入ればいいんだ」と、かまびすしい。
 
 私は朝からテレビでそんな場面が出る度にコメンテーターに向かって叫んでいる。

 「何んにも解ってない人間が分かったふうにふざけたことを言うな! もしその菅野があんたの子なら、おまえはその子に同じことが言えるのか! 言えんだろうが!!」。

 そこで、全国の物事のなんたるかが解っていない人が言うこの勝手極まりない評論に対して、私から反論しておきたい。

 じゃあコメンテーターのあんたがた全員に聞くが、あんたの息子トモユキは少年時代から勉強はそこそこだったが、少年野球には熱心に取り組んできたとしよう。父親も母親もそれに協力して支援してきた。そしてトモユキは、中学、高校と野球の名門校に入ってレギュラーになり、やがて2年生の時からはプロ球団からも注目される選手になった。親はうれしくなって、更に息子がプロ球団に入れることを強く願い支え続けるようになった。

 高校野球では甲子園大会に2年続けて出場、エースである息子の大活躍もあって準優勝します。大学時代に入ったころにはすでに、少年野球をしていたころからあこがれていた球団であるし、今その球団の監督をしている自分の叔父さんもかつてはホームランバッターとして活躍していたA球団に入りたいと考え始めていた。

 そうして大学野球では速球派投手として名高くなり、4年目にはプロ野球のドラフト会議を迎えます。

 もう彼の目標とする球団は大学1年生の時から1本、「A球団」と決めていたし、そう世間にも公言してきた。つまり、「ほかの球団が指名しても入りません」と決定していた。だから、彼は「希望通り、A球団に入れる」と考えていた。

 しかし、好事魔多しの例え通り、ドラフト会議まで「ぜひうちの球団に入ってほしい」とも「指名します」の球団の決定事項としての挨拶もなかったB球団が、いきなり割り込み指名したのである。これには全国の野球ファンが驚いた。そして、しばし考え、B球団には失礼のないように礼を尽くして「入団しません」と伝えた。

 ・・・ということだ。

 これは、当たり前の結論だ。子を持つ親なら誰にでもわかる判断である。子どものためを思い、親はみんなそうするだろう。 

 であるのに、「ドラフトという制度があるんだから、菅野は日本ハムに入団すべきだ」とか、「彼は野球がやりたいんだから、どこでも指名を受けた球団に入ればいいんだ」とか、かまびすしい。世の中にはこんな簡単なことが分からないテレビコメンテーターばっかり。情けない。

 「ドラフトという制度があるんだから、菅野は日本ハムに入団すべきだ」だって? 「彼は野球がやりたいんだから、どこでも指名を受けた球団に入って野球をしたらいいじゃないか」だって?

 では聞くが、あんたの息子がもし少年時代から上の例のような少年時代を送り、高校生の時には甲子園のマウンドを踏んであんたの息子の大活躍で決勝戦まで進み準優勝し、大学でも大学リーグで優勝し大学選手権でも優勝したとしよう。その子は大学時代から、「叔父さんも長年そのチームで活躍してきたし、ボクも少年野球をしていたころから“あのチームに入りたい”と憧れてきたから、大学を出たらA球団に入る」と言っているものを、世間一般の無責任な人間どもと同じように、「ドラフトという制度があるんだから、トモユキあんたは指名してくれた日本ハムに入団しなさい」とか、「トモユキは野球がやりたいんだろ?だったら、どこでも指名を受けた球団に入ればいいじゃないか」、そんな無責任なことが言えるのか!

 言えないだろう! きっと、息子トモユキの身になって「トモユキ、あんたの人生や。どこに入るかはあんたが決めたらいい。1年浪人するのも人生、叔父さんがいるA球団をあきらめてB球団に入るのも人生。でも、言っておくが、3年後、5年後、10年後に悔やむような人生判断だけはするなよ」こう言うのが親だ。

 子どもの希望をかなえてやりたい。それが親と言うものだ。

 それと、例えばこの菅野選手が入りたいというプロ球団があんたが憎いと思っている巨人ではなくて大好きな阪神だったら同じことを言うか、そして又、もし希望球団が横浜だったら「横浜に入りたいなんて言わずに日本ハムに入れ」と、同じように言うか。それも一度考えてみなさい。あんたがいったコメントが如何に勝手極まりないかがわかろう。

 このように、一人の人生の方向性は一つではないのだ。だから、よーく考えてものは言わなくてはならない。

 だから、「菅野は日本ハムに入るべきで、浪人するという判断には私は反対だ」、そう言っている人間はみな無責任な人間だと言っていい。自分の子の夢なら息子の判断を支援し支え尊重し、他人の子が描く夢なら尊重せず、誤った考え方の基に理想論だけで勝手な極まりないことを言う。

 あんたらはバカか? あんたらみたいな自分さえ良けりゃ他人はどうなってもいいという無責任な人間が、この地方行政や地方議会も破滅に追いやり、地域社会を衰退させているんだ。

 テレビコメンテーターの皆さんに反論があれば、もう一度言う。あんた方も子の親だろう。ジャイアンツに入りたいと10年も前から言い続けている実力を持ったあんたの息子に、父親であるあんたは「巨人は諦めて日本ハムに入れ」と言えるのか! そして母親であるあんたもだ。言えるのか! 言えないだろう。

 だからテレビに出ているからと、ピントの外れた、ふざけたことを言うなといいたい! 

 菅野に謝れ! 「私たちが間違っていました」と。

 それと、昨日今日あんた方が言う菅野選手が野球浪人を決めたという出来事に対するコメントを見聞きして考えると、あんた方がこれまでテレビで言ってきた世間の事件や問題についてのコメントも全部、見当違いな判断ばかりだと解ったことも付け加えておく。


 最後に、菅野選手へ。

 「初志貫徹」。夢を簡単にあきらめた奴に、碌な人間はいない。1年間、実戦経験がないというリスクはあるが、君のこれからの15年20年と続く野球人生を考えれば、ドラフト制度や野球規約の範囲内でアメリカに野球留学したり友達や先輩から協力を得ながらの1年間のトレーニング期間なんて、短いもんよ。一年なんて、すぐくる。

 トモユキ、頑張れ。希望球団に入れるように陰ながら応援してるぞ。

(追記)
 昨日、匿名のコメントを下さった方がいますが、1行を読んで“暗闇からの石つぶて”と認定しましたので、2行目からはまったく読まずに即刻に削除したことをご報告しておきます。

 尚、コメントいただいた方は次の記事「暗闇からの石つぶてでは何も変わらない」をまだお読みでないようですので、是非最後にご一読いただけたらと考えております。

 又、全国の方々が書くブログ記事はどうか知りませんが、私が書く電子情報誌は私と意思を同じくする方々に資するためにと、Gooブログのご協力を頂きながら、無料で書いているブログです。暗闇から石つぶてを投げるあなた、もし記事に反意を以って毎日見ておられるなら、本日から本電子情報誌に出入りするのはお止めいただきたい。

 毎日、暇つぶしに楽しんで読み、知人や友人たちには私に対する見当違いのことを言いたい放題言って広めておいて、気に入らなきゃこうやって暗闇から石つぶては投げるわでは、例え世間が許しても私にとっては迷惑でしかない。気に入らなきゃ、最初からこの情報誌を見に来なきゃいいんです。

 このように、全国のネットサーファーの皆さんには“ブログとは、熱心に書いているブロガーの記事(特に私が書くような評論記事)を無料で読ませていただいているもの”だとの認識が薄いが、読者はそのことも併せてお忘れなきように。

 又また厳しいことを申し上げましたが、すべて正論です。あしからず。



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