青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の不正な政治を監視する改革派議員三期目。

休業していた「谷口絵馬修復工房」を再開します!

2019-01-03 | 絵馬修復工房の仕事
 議員職を再開したために平成27年5月からこれまで絵画活動及び絵馬修復業を休んでいましたが、議員任期を終える今年4月末からはその画業を再開いたします。

 全国の神社の宮司及び氏子さん、寺院の住職及び檀家さんに広くお伺い致します。

 あなたの近くの寺や神社に奉献されている古い絵馬で絵が消えかかっていて『これは早く何とかしないとなあ』と困っておられる方はいらっしゃいませんか? おられましたら、ぜひ私にご一報ください。 高知県内か高知県外かは問いません。修復される絵馬は宅配便で往復を運送してもらえればいいし、「一度、見に来てほしい」とのご依頼は往復の旅費分を別途頂きましたら、県外の神社仏閣からの要請も喜んでお受けいたします。(県内の場合、下見に出かけた時に要する費用は要りません)


 よく皆さんは神社やお寺に奉献されている古い絵馬に対してあまり関心を持っておらず、絵馬の絵具が剥落したり更に下書きの墨線まで消えてしまっていてもあまり重大事だと思っていないのではないでしょうか。そして、その貴重な絵馬が朽ち果てるまで放置しておられるのではないでしょうか。
 かつてこんな出来事がありました。 

 ある神社に、土佐藩のお抱え絵師をしていて事件があって追放されて土佐のあちこちで錦絵を描きながら生活した、金蔵(「絵師金蔵」から、通称「絵金」)の絵がありました。どこの神社も秋祭りが近くなると本殿などを大掃除をしますが、私が小学生だった昭和30年ごろからそれを見て知っていたんですが、その神社でも氏子らが掃除をするたびにあろうことか、その絵金が描いた絵馬が墨絵と知りながらも知識がないゆえに濡れ雑巾で拭いていたようで、やがて五年、十年と年月が経過するに従い徐々に何が描いてある絵馬やら分からない絵になってゆき、今では何を描いてあったのかまったく判別できなくなってしまっています。

 私は小学生のころから年々消えてゆくその絵を現場で見てきて「神社関係者はみんなこれでいいんだろうか」と、神社の宮司に20年ぐらい前の平成の初めにその点を指摘したことがある。すると、宮司も「あんたが修復してくれないか。頼む」と言っておられた。でも私もそれでは困るのではないかと考えました。「氏子さんたちに伺いもせず修復しては後で異論が出る」と。

 そう思って、「宮司の一存で修復を行ってしまうと後で氏子さんの中に異論を唱える方がいるかもしれません。それでは私も困るので、ぜひ氏子さんたちが集まった時に修復の承諾を頂いてください」と要請した。しかし、その話もそれで立ち消えたままとなり、それからも時々見にも行きますが、絵馬の色絵具は既に剥落し黒い墨の線も次第に消え、いまや何を描いてあった絵か、誰が描いた絵なのかの銘(めい)までも判別できなくなってしまっています。つまり、今や何の値打ちもない、何を書いてあった絵馬かもわからない、絵馬(とは言えない状態)になってしまった。

 これほど残念に思った話はありませんでした。


 だから、現在、県内各地にある寺や神社の本殿に掛けられた絵馬について、宮司や住職、氏子や檀家さんたちが「この絵馬の絵が消えてしまってもよい」と考えておられるのならば、それはそれでよい。檀家や氏子さんが「それでよし」と納得をしているなら、私がとやかく言う筋合いの話でありません。

 ですが、かつて江戸時代や明治時代にその寺や神社に絵馬を奉納した有志の方の深い思いやその絵馬の価値・値打ちはその時、消えてなくなってしまいます。

 私はそんなことは許されないとまで思っています。その神社や寺の存続に関わっている氏子・檀家・役員たちはみんな、責任が問われると考えます。

 神社や寺院はそので行われる祭事にだけ関わっていたらよいということではないと思います。その神社やお寺に奉献された仏像や絵馬などの備品の保存と修復に関しての責任もあろうと思います。

 現在ある絵馬にしても、国の文化財でもない、県の文化財でもない、市町村の文化財に指定されているわけでもないかもしれません。ですが、ある程度の文化的価値がある絵馬とか江戸期などに奉献された大きくて古い絵馬ならば、はやり修復してさらに100年後、200年後へと今に生きる人々が継承してゆくべきものだろうと思います。

 それが、寺社を管理・運営に関わっている全ての人たちの責任というものです。

 私のこのような指摘は神社関係者や寺院関係者の方々に叱られるかもしれませんが、関係者の中の「絵が消えてしまってもいい。一筆も人の手を加えたらいかん」という考え方は「文化財の保存・継承」を考えない勝手極まりない考え方だといえます。


 以上のように私は、神社や寺に心ある有志が奉献して下さった古い絵馬は100年もたてば修復してこそで、そうしてさらにこれから100年、200年と次代に受け継いで行くべき財産だと思っています。

 私はかつては神社や寺の大きな絵馬を修復した経験もあります。

 腕も未熟ではありません。


 修復の腕前は、次に掲載した私が描いた七福神の4点の絵の出来栄えを見て下さればお分かりいただけるのではないでしょうか。 

 ● 七福神の絵馬 ・・・これらの大絵馬は4点どれも(全て約150×100㎝の大きさ)50万円以上になりますが、販売いたします。希望される方はご連絡ください。

 1、「七福神乗合宝船」

  

 2、「七福神富士旭光宝船」

  

 3、「七福神頼光伝説大騒動」

  

 4、「歌舞伎七福神宝の酒盛り」

  

 どなたか、この七福神の絵馬をお買い上げになって、あなたの故郷の神社に奉献する方はいませんか。その額縁に「奉献」と炭書きし、「寄贈・(あなたの名前)」、そして「(新しい年号)元年五月吉日」と書き、寄贈するのです。そうすることによって、あなたの名前はあなたが生まれ育った町や村にこれから五十年先、百年先まで残り、語り継がれます。あの誰々さんが奉献して下さったんだ、と。

 古くても後の世まで大事に残したいものはたくさんあります。そして、それを残したいと考える人がいるし、朽ちてきたら敢えて残さなくてもよいと考える人もいます。

 古くて大事なものの一つに絵馬もありますが、あなたはそれを残したい人ですか? それとも、絵具が剥落して墨線も消え古ぼけてきたからとそのまま放置してやがて捨ててしまう人ですか?

 もし、この記事をご覧くださった方の中に「うちの神社にある絵馬も修復せないかんが、誰かやってくれる画家はおらんかなあ」とお考えの宮司・氏子さんや住職・檀家さん、神社や寺の役員さんがおられましたら、問い合わせだけでも構いませんので是非とも当方にご一報頂きたい。

 費用も、絵画修復の会社みたいに暴利をむさぼるようなことはせず、ご相談の上、適正な価格で行います。
 
 是非、お問い合わせだけでもいいので、お気軽にご連絡下さい。尚、それは5月からですので、ご承知おきください。

 ※関連記事:「絵馬の修復をしませんか」


 (連絡先)住所:高知県室戸市室戸岬町2845-2  
      電話:0887-23-1214  携帯:090-4506-6343
      
      谷口絵馬修復工房  絵師 谷口總一郎
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