青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

議員が行う質問や討論にすぐ腹を立て、反論を加える市長

2017-03-24 | 議会報告
 議員の的を得た質問や討論に腹を立て反論する室戸市長の品の無さに、議員も職員の皆さんも辟易しています。

 本当に短気な人で、議員も職員も困り果てています。本当なら、近しい関係にある与党議員の誰かが注意の一つもしなきゃいけないんですが、それを諭すだけの力もないことから見て見ぬふりしている、という構図。いわば、誰も止められない“裸の王様”の状況となり、今や市政運営の末期的症状を見せているといってよい。

 まず、2009年6月議会で起こったことを当時に書いた記事「前代未聞、討論に市長が反論!」で振り返って頂きたい。←(クリック)

 さて、あれから八年が経った、2017年3月議会での出来事をご報告いたします。先日、3月14日に書いた記事「再質問への答弁には逃げられ、反論まで受けちゃいました」は前ふりで、これが本編です。(文字数は10300字)

 私は一般質問で、市長が議会に提案した「室戸市まちづくり条例(案)」の条項や条文に関する不備な点をいくつか問い質した。

 室戸市議会では、質問原稿は議会開会前に執行部に渡すルールですので、告示日の時に前渡ししてある。でも、これは当たり前のことですが、戦さの前に手の内を全て見せるバカはいませんから、再質問はどの議員も渡していません。私のその再質問を聞いて、市長は困ったようです。言い淀んだ。

 そして、途中でだんだん怒りが募ってきたのか、爆発した。

 まず、私の再質問原稿の全文を公表します。約20分間の原稿で長いですが、是非お読みいただきたい。企画財政課職員の皆さんは必ず、私の質問内容を確認するようにお願いする。そして、市長答弁が議員の質問に対する答弁として適正な内容だったか、不適正な内容で議員には失礼な内容だったかを判断してほしい。

 議員は、一か月も二か月も懸けて参考書となる書籍やネット検索で調査研究した上、苦労して質問原稿を作成して仕上げている。それを、答弁に窮したからといって市長や執行部が質問の内容を全く無視し、自分勝手な主張を行い、怒りに任せてやり飛ばすなど、私に言わせると以ての外だ。余りにも誠意がなさすぎる。

 そういうことで市政運営は良くなり、市民生活は向上し、人口が増えてくるというのか。そう問いたい。 

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 <(再質問) 七番、谷口。二回目の質問を行います。「自治基本条例」等について、もう少し詳細に指摘致します。
 
 まず、「室戸市まちづくり条例」で、この条例を「室戸市の自治に関する最高規範」と位置付けている点についてです。

 国の最高規範は日本国憲法です。そして、国に最高規範となる法律が必要なのは、国の憲法で国民が国家権力を縛るためです。その証として、憲法第99条で定められた遵守義務者は天皇、大臣、議員、公務員などであり、国民は入っていません。これと同じように、自治基本条例や住民基本条例、まちづくり基本条例なども、自治体の憲法と言うからには、条例の基本的精神は、主権者である市民が行政の市長や職員、そして議会を縛るものでなくてはなりません。故に、市長や議員が市民を縛るようなものは、自治体の自治基本条例として、成立しないといえます。まず、この点を当該条例を作る人たちが理解していないと、大きな間違いを犯すことになります。

 だから、自治基本条例やまちづくり基本条例などにある「市民の責務」は、憲法にある「教育の義務」「勤労の義務」「納税の義務」という「国民の三大義務」と同じように、その範囲で行政が市民に求めることを市民が許したものと理解すべきです。但し、その「市民の責務」は、「市民の権利」が規定されていてこその「責務」であるのは言うまでもありません。

 しかし、この室戸市まちづくり条例では、「権利」を規定せずにいながら「責務」を規定し、市長や議員が市民を縛る形になっています。この基本を違えている点から言っても、この条例の構成は明らかに間違っているといえます。

 又、最初の質問で「協働とはどのような意味か」とお聞きしましたが、私はこう考えます。

 第1条にある「市民との協働のまちづくり」の「協働」なども、市民と「協働」するならばこういうことを守るようにと、市民が行政に義務付けたもの、又は、「この範囲なら、市民に連携・協力を求めてもよい」と市民が行政に許したものだといえます。

 行政は「これは協働の関係だ」と言ってごまかす時がありますが、決して政治の場にいる人間が勘違いしてはならないのは、「市民との協働」とは、行政が市民に義務付けたものではないということ。事業者と行政が対等にパートナーシップを組み、二者が連携して働きかける相手である受益者の自立をサポートする。これが「協働」です。

 例えば、障がい者支援に取り組むNPO法人と保健介護課が対等な関係で連携して、受益者である障がい者の地域での自立支援を行う。これが「協働」です。だから、「主権者である市民が、雇用した立場の行政と対等な立場で連携して課題に取り組む」、こんなことなどあり得ません。

 主権者、つまり我々政治関係者の雇用主が行政に協力してあげることがあっても、主権者である市民が行政からああしろ、こうしろと言われる筋合いはないということです。お分かりいただけたでしょうか。自治基本条例は、室戸市や市長が「協働」を一般市民に義務付けるわけではなくて、市民が市長や議会に対し新たに何を縛ったかが特徴になるということです。

 その一例です。全国には昨年12月1日現在で、361自治体がこの自治基本条例を制定していますが、そのきっかけとなったのは、北海道の「ニセコ町まちづくり基本条例」です。平成13年4月に施行されたその条例では、前文から「私たち町民は云々」と、まるで町民が作文したかのように主役となって、議会や町長以下を縛った条文が続きます。自治基本条例とは、このように、そこに住む住民を主役として条文を認めることが基本であり、常識です。

 本市もこのように、主権者である室戸市民が、市長や議会を縛る「まちづくり条例」を策定し、自らの意志を反映した地域づくりを進めてこそ、「まちづくり条例」が本当に市民のものとして実効性を発揮するといえます。なのに、本市の条例では市長が主役となり、市民を一番下に位置付けています。

 そこで、質問の一点目です。なぜ市民が主役ではない、市長が主役になるこのような理念型の条例を作ったのかを、お聞きします。

 そして、二点目として、この条例には一番大事な「市民の権利」が抜けています。第4条の(1)で「市民は自治の主役であり、主権は市民にある」と基本理念を謳いながら、「市民の権利」の条項はどこを探してもありません。「主権は市民にある」としながら「市民の権利」を意図して規定しなかった理由について、もう一度、市長にお伺いします。

 次に、「まちづくり」の定義について質問しましたが、私は「まちづくり」の意味を次のように解釈しています。

 「まちづくり」とは、道路や河川や水道の整備、町並み景観形成などのハード面、情報共有や住民参加などの仕組みづくりのソフト面、これらも「まちづくり」ですが、これだけでなく、市民が商売に励んだり、暮らしぶりを良くしようと励む「暮らしづくり」も含めて、「まちづくり」だと思っています。従って、「まちづくり」の概念は非常に広く、定義づけは非常に難しいです。

 その理由を挙げると、①一つ一つの事例を挙げることができても、概念が広義にわたり、総体で括るのが難しいこと。 ②条例で定義することが、室戸市での「まちづくり」の意味をかえって狭めてしまうこと。 ③定義しても時代が移り変わると諸事情が変化してすぐ陳腐化、古臭くなってしまうこと。④条例というルールの中で「まちづくり」を定義する必要性が低いこと。・・・などが挙げられます。

 そこで三点目として、「まちづくり」の定義はあの条文のままでいいのでしょうか。お答えください。

 次です。指摘してきたように、本市の「まちづくり条例」には問題点がいくつもあります。

 5条では「市民」を、市長、議会、市職員、そのあとに位置付けています。私の地域づくり活動の経験から考えて、「自治基本条例は住民自治を具現化した条例だ」と思っています。つまり、市民が主役になるべき条例だと。それがどうか。

 見ての通り、この条例は市長や議会が主権者であるかのように「市民」の位置づけの上にきて、私たちの雇用主である「市民」は後回し。加えて、一番大事な「市民の権利」が抜け落ちています。これが明記されていないということは、市民には権利が認められていないということになります。市長や職員の皆さんは私が言っていることの真意が解りますか。もし「市民の権利を認めていないわけじゃない」と反論されるなら、条例の中にちゃんと「市民の権利」という条項を設けて書き込むべきです。その理由は何度も言いますが、民主主義の下、室戸市の主権者は室戸市民であって、私たち市長や議員や職員じゃないからです。

 四点目に、私は自治基本条例、「まちづくり条例」の基本精神は「市民が市長や議会や職員を縛るもの」だと考えていますが、ご賛同いただけますか、それとも市長は「役所が市民を縛るもの」だとお考えか。ご所見をお伺いします。

 次に、更に問題点を挙げると、条例に「市民」とか「市民参画」などと記載した「市民」の定義についてです。この点は全国の自治基本条例によく見られる問題点でもありますが、ここには条例の対象となる「市民」を異常に拡大して定義しています。この過ちの原因は、他市の条例に倣うから。だから、こんな同じ間違いを犯すのです。

 「市民」の定義について、第2条にこう定めています。「市民とは、市内に住所を有する人、市内で働く人、市内で学ぶ人、市内で活動する人及び団体並びに市内で事業を営む人をいいます」。つまり、条例でいう「市民」とは、室戸市に住所を置き税金を納めている住民だけでなく、室戸市民ではない、他の市町村から通勤・通学してくる人たち、室戸市で活動する市民団体のメンバーなどであれば、居住していなくても「市民」ということになります。また、個人だけでなく団体や企業等も「市民」であり、過激派やカルト集団などの組織も、室戸市で活動する者がいれば住民票がなくても「市民」、外国人も「市民」。いわば「誰でも市民」になっています。

 これは、市民以外の人にもまちづくりに協力してもらおうと考え、全国いたるところの町の自治基本条例がこう定義していますが、この条例で「市民」とされた市外に住む人たちがもし、その権利の濫用や悪意のある行為や参画があれば、防止しなければなりませんが、現在の本市の体制で防ぎ切れるでしょうか。

 こうした「市民」の定義は、一般常識からいっても受入れ難く、法律的にも問題です。

 本条例の対象者として、住民と非住民が等しくひとくくりにされている点は、地方自治の原則である住民自治の考え方を踏み外しており、大きな問題を孕んでいます。地方自治法第10条では、居住者である住民は自治体の提供するサービスを受ける権利がある一方、その自治体に納税の義務があります。でも、非居住者にはそうした義務はありません。また、住民であれば自治体の財政難などによっては公共料金の値上げや市民税・固定資産税・国保税・介護保険料・水道料の値上げやサービス縮小など、応分の負担が求められますが、非居住者にはそうした負担は生じません。

 こうした意味で、住民と非居住者とを等しく「市民」として同等の権利を認めることは自治体と住民との法的な関係からも大きな問題があります。条例の内容があまり適切ではないことに気が付いたのではないでしょうか。

 更なる問題は、「誰でも市民」の状態を規定したこの条例により、カルト組織や過激派、外国人団体であっても、室戸市で活動していれば「市民」として、市の政策形成に参加してくることも考えられます。「まちづくり条例」は自らを「最高規範」、いわば「室戸市の憲法」と定めていますから、数人程度の敵対的な「市民」の参加が、議会多数派をも押さえつけて反社会的・反日的な団体の要求が通ってしまう可能性もあり、この条例は危機意識も欠けています。

 唯、指摘しておきたいが、その責任は条例づくりに関わった市民には無く、条例づくりの経験を持つ市長と市職員、高知大学の教授にあります。この方々がもっと全国の自治基本条例を調査し学び活かしていたら、このような「市民の権利」規定も無い、「誰でも市民」とした内容の条例にはならなかったはずです。

 そこで五点目です。条例の「市民」の定義についての「誰でも市民」という取り扱いは、全国の市区町村が制定した自治基本条例でずっと問題だとされてきた点です。住民票がない人たちに「室戸市民」という地位を与えることには市内に住居を構え、市民税・固定資産税・国保料・介護保険料・水道料等を支払っている純粋な「市民」は納得しません。それについてお答えいただきたい。

 次に、六点目です。「まちづくり条例」を「最高規範」と規定している問題です。「室戸市まちづくり条例」案では第3条に、「この条例は、市の自治に関する最高規範です」として、2項で「他の条例や規則等の制定、改廃及び運用、各種計画の策定に当たっては、この条例に定める内容を最大限に尊重し、整合を図ります」としています。しかし、憲法及び地方自治法では法律の範囲内であれば、議会は自由に条例を制定できることになっています。室戸市のように議会で制定される条例が「まちづくり条例の趣旨を最大限に尊重」しなければならないのであれば、室戸市議会は日本国憲法や地方自治法など法律以外の制約を受けることになり、議会の条例制定権を制限又は侵害することになります。この点は言わば、市の条例が憲法や自治法を無視したことになり、大いに問題があるが、この点をどのように考えておられるのか、お聞きします。

 七点目に、もう一度お伺いします。平成18年に「まちづくり基本条例」を政策として提案したこともあって、自治基本条例を策定することについては賛成です。唯、この条例には欠点や不備な点がたくさんありますので、本日をもって一度取り下げ、他市の条例をもっと勉強した後、来年度の議会にもう一度提出し直してはいかがでしょうか。このまま閉会日で賛成多数で可決してしまうと、欠陥条例と揶揄され機能しないまま飾りになってしまい、提出者の市長も恥をかきます。本市の最高規範、室戸市の憲法となると、尚更のことです。

 視点を変えていうと、地方政治において、不備な条例をそのまま可決して施行しますと、当然、作成した執行部は批判されますが、その以前に、市職員が仕事をする上において遵守しなければならない条例を定めたのは議会側であるはずです。条例はその提案者が誰であれ、成立させたのは議会。その条例の不備や不具合についても、議会が責任を持たなくてはなりません。議会にはそういう条例の「製造者責任」があります。だから、今議会でこのまま可決、施行するのではなく、もう一度、条例を始めから終わりまで点検して、改めていただきたい。でないと、このまま可決し施行したら、住民自治の知識を持った方々からいくつもの問題点を指摘されます。一度取り下げることについて、お考えをお聞きします。 

 以上の質問をまとめます。担当課長は控えてください。
 ●一点目・なぜ市民が主役ではない条例を作ってしまったのか。
 ●二点目・「主権は市民にある」としながら「市民の権利」が規定されなかった理由について。
 ●三点目・「まちづくり」の定義はあの条文のままでいいのか。
 ●四点目・この条例の基本精神は「市民が市長や議会や職員を縛るもの」ですが、そうお考えか、それとも、「役所が市民を縛るもの」だとお考えか。
 ●五点目・「市民」の定義が「誰でも市民」という取り扱いは、住民票がない人たちに「室戸市民」という地位を与えると、公共料金等を支払っている純粋な「市民」は納得しないだろうことについて。
 ●六点目・憲法及び地方自治法では法律の範囲内であれば、議会は自由に条例を制定できます。室戸市のように議会で制定される条例が「まちづくり条例の趣旨を最大限に尊重」しなければならないのであれば、室戸市議会は日本国憲法や地方自治法など法律以外の制約を受けることになり、議会の条例制定権を制限又は侵害することになる。これは言わば、市の条例が憲法や自治法を無視したことになり、大いに問題がある。この点について。
 ●七点目・この条例には欠点や不備な点がたくさんあるので、本日をもって一度取り下げ、他市の条例をもっと勉強した後、来年度の議会にもう一度提出し直してはいかが。
 
 以上、七点をお聞きして、二回目の質問を終わります。>


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 続いて市長が答弁に立ちましたが、市長は自分たちが作った「室戸市まちづくり条例(案)」の不備な点をことごとく指摘されたことに腹を立てたのか、一回目の質問は執行部に質問原稿を渡しますが二回目の質問原稿など渡していないので答弁に窮してしまったのか解らないが、私がお聞きした七つの質問はすべて無視。とうとうと持論を述べた後、私の質問に反論を始めました。

(市長答弁)
 条例の制定について質問がありましたが、協働のまちづくりを進めていく中で、提案したもの。その点はご理解いただきたい。この条例の目的は第1条にあるように・・・

(谷口の所見)
 私の質問には全く答えず、最初の方はこのように、自分が作ったこの条例を問答無用で可決させたい気持ちが先に立ち、条文を列挙していました。

(市長答弁の続き)
 「市長が条例の第5条にきているということは、市長が主役なのか」という質問ですが、全く私が主役になろうという趣旨でこの条例を作っているわけではないのでご理解いただきたい。

(谷口の所見)
 20分ぐらい問いかけたので七つの質問を覚えておられないと考え、配慮して再質問の最後に「課長は控えてください」とお願いした後、七つの質問を羅列した。それは、市長がこのような間違いを犯すことを予期して短くまとめたものでしたが、市長は私の質問に答弁するのが嫌で全く控えておらず、自分勝手な答弁に終始した。

 更に質問を完全に無視しながら、発言。突如、私を陥れるような答弁が飛び出した。


(市長答弁の続き)
 又、「何かを縛るとか、縛らないとか」という質問だったり、「協働の活動に参加してないので、そのことを指摘する」だとか、そのことに対して「罰則を適用する」だとか質問がありましたが、そんなことは私は全く考えていない!

 そしてまた、「悪意を以ってやったらどうか」という質問ですが、我々が悪意を持っていろんなことをやったとすると、当然、別のことで指摘されるわけで、そのことはこの条例からすると、全くおかしい!


(谷口の所見) 
 おかしいのはどちらなのか、読者の皆さんはお判りでしょう。上に掲載した質問原稿をご覧いただきたい。そんなことは全く発言していません。所謂、「でっち上げ」。

 真面に議員の質問を聞かず、質問の本質も理解できないまま、何を聞かれたのかメモも取らず、あろうことか言ってもいないことをでっち上げて反論を加えるとは。この広い日本中を探しても、このような首長は他にいないのではないでしょうか。

 この「悪意を以ってやったらどうかということですが」の下りに驚いた私は、「市長、私はそんな質問はしていない」と声を上げました。ですが、市長はそれを無視してしゃべり続けたため、私は「話にならん。終わります」と言って議席に戻った。


(市長答弁の続き)
 (質問者が質問を打ち切っているにもかかわらず)従って、「一度、取り下げてはどうか」ということですが、懇話会の方々と一緒になって作らせてもらったものであるので、議員の皆さんにはご審議の程、よろしくお願いします。(と、問いには一点も答えず、自分勝手な発言をした後、発言席から下りた)

(谷口の所見)
 市長答弁は以上ですが、市民の皆さん、上に示しました私の再質問の原稿をもう一度、確認していただきたい。その文章の中に「協働の活動に参加していないので罰則を適用しろ」とか、「悪意を以ってやったらどうか」などと言っていますか。一言も言っていません。つまり、市長は答弁に窮したためと私から条例の内容に厳しく指摘されたことに腹を立て、言ってもいない言葉を並べ、悪態をついたということです。

 私は市長の答弁を聞いていて、「市長は言っていることがおかしい。精神的におかしくなったのではないか」とまで思いました。

 追い詰められた人間は、時にあのように錯乱状態になるんだなと感じ取った。哀れと言えば、哀れです。市政の中に彼を助ける者はおらず、孤立無援ではないのかとも感じました。



 とにかく話になりません。

 まちのトップである市長が、議会において提出した条例案の不備な点を正論を以って厳しく指摘を受けたからといって、その議員に向かって反論したりウソを言って貶めようとするなど、以ての外です。

 全国の議会基本条例にはその中に執行部に対し「反問権」を与えることが条項に加えられていますが、室戸市議会には議会基本条例などない。もしあったとしても、それは「質問の意図はこういうことなんですか」と問う「反問権」であって、「反論権」まで執行部に与えた当該条例は日本広しと言えども、一つもありません。つまり、市長が議員に向かって誠実に事細かく説明し自身の政策を基に方向性を示す答弁はあっても、自分の到らない点を突かれて腹を立て反論するなど、あってはならないことです。
 
 何よりも、首長としての議会対応が誠実ではない。それが適正な態度か不適正な態度かは、その時に議場で見ていた人たちや、後日、議会中継をご覧になられた市民の皆さんにお分かりいただけたのではないか。

 こういう言動を見てもお分かりのように、小松幹侍室戸市長の政治家としての態度は話になりません。議員に対してもそう、職員に対してもそう。何と言っても、政治家として公正でもないし、誠実ではないし、冷静でもないところが命取りになっていて、もう救いようがありません。私たち室戸市において公正な政治が行われることを切望している議員は、一日でも早く市長をやめてほしいと考えています。

 「自分の至らなさや未熟さは自分が生んだこと。その至らなさを指摘されて腹が立つなら、世間から学び、自らがその至らなさをその時その時に改めるしか他に方法はない」。
 
 何事も他人の所為にしてはならない。自分の所為だと認めること。自分の非を認めた後は、改めること。それしかない。

 このようなことを理解できていないということは、その人はまだ未熟者だと言えます。

 室戸市民の皆さんにも呼びかけたい。

 「市長職も議員職も同じように、室戸市民が選挙で選んだ人。例え立場が違えど、双方は市民のために働いている身。いつも謙虚に市政発展のために尽くすことは当然のことです。議会中に腹が立つからと発言を妨害したり、議事を妨害したり、厳しい指摘を受けたから議員に対して怒りをぶつけるなど、絶対にあってはならないことだ。

 その市長職でいえば、法令を厳密に遵守して公平・公正な政治運営を行い、誠実に努めて働くことが基本。議員に対しても職員に対しても、市民に接するようにいつも謙虚な気持ちで対処・対応すべきものだ。

 もし市長や議員がその程度のことも守れない場合、市民の皆さんはその人を次の選挙で市長や議員に選んではならない」。


 これが今日の記事の結論です。


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室戸市で「なんでも鑑定団」が開催されます

2017-03-17 | 議会報告
 今議会に提案されています平成29年度一般会計当初予算書には次のような予算が掲載されています。
  

 数字は千円単位ですので、予算額は53万2000円。

 担当課の説明によると、室戸市において「なんでも鑑定団」が開催されるとのことですので、室戸市周辺地域の皆さんにお知らせします。

 概要は、次の通りです。

 ●開催趣旨:室戸市吉良川町の古い町並みが国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されてから20年目にあたることから企画されたもので、「吉良川町の重伝建保存地区選定20周年記念事業」と銘打ち開催されます。

 ●開催日時:今年、平成29年11月初旬。

 (※推測するに、3日の文化の日か、4日(土)か5日(日)か、休日であるこの三日間のうちに開催されるのではないでしょうか)

 ●開催場所:室戸市健康福祉センターの「夢ひろば」ホール

 ●料 金:無料。(但し、客席数の関係で、入場希望者が多かったらもしかすると入場制限が行われるかもしれません)

 私も、製材業を繁華にやっていた父(故)のところに昭和30年ごろに「韓信の股くぐり」の掛け軸を売りに来たものを持っており、これは以前に一度、鑑定団に申し込んだが没になったことがある“名品”(?)。さて、どうしたものか。

 一年前、こんなことがありました。

 画家でもある私が平成23年4月に落選後から四年間描き貯めた作品約20点を見ていただくため、昨年1月にジオパークセンターで個展を開いたが、その直前の一昨年12月中旬にジオパークセンターのは入り口の国道沿いに立て看板を立てた。すると、悪意ある議員から担当課に電話がかかり「荒れは谷口の売名行為だからあの看板を外させろ」と言ってきたそうで、私に連絡があった。

 担当課長は恐縮して「谷口さん、市としては室戸岬の地質の作品をジオパークセンターで展覧会をやっていただくのは大変効果的でうれしいので全く問題とは思っていないんですが、H議員がいかんと言いますので、誠に申し訳ないですが、別のところに移してもらえませんでしょうか」という。

 私は思わず笑ってしまいました。

    

 そうして、看板はもっと市民が目にする市中心街の知人の土地に移したのち、担当課長に笑いながら話した。

 「売名行為と言ったそうだが、売名行為とは名前の売れてない人がやるときに売名行為と言うのであって、私のように40歳の時から地域づくり活動を続け、全国ではオンリーワンの手書きのタウン誌を発行してきてその時からすでに高知県内に名前が売れている人間に対して言うのは、間違っているよなあ」。

 そうして個展を開催。12日間で350人という方々がおいで下さり、田舎の町での展覧会としては大盛況となった。
  

  

  

 会場に来られた方の中には、こういう方もおられた。個展会場を見て回った後、私に声を掛けてこられた。

 「実はこういう者です」と名刺をいただいた。高知県警のN警部だった。

 そして、「なにかあったら私に連絡をください」と一言。私はすぐ、その意図を感じ取った。

 この方は日頃から私が書く室戸市政の不正に関心を持ってブログをご愛読下さっていて、ブログを見て個展開催を知って高知市からわざわざ訪ねてこられ、「室戸市の政治において不正なことをかぎつけた時には私に連絡してください」ということだなと感じ取りました。

 その時に私は、確か室戸市の政治の悪さを一言二言言ったように覚えているが、「はい」とお答えして別れた。 心強い出来事でした。私は「こういうことのためにも室戸市の政治不正は記事にしていく必要があるな」と痛感している。

 話を戻すが、出たいわけではないが、なんでも鑑定団に出品したい品があってもし出場するとなった場合、こんなに全国の首長や地方議員、そして地方政治に関心が深い人たちから注目(?)されて名前が売れている議員でも、個展を開いたりなんでも鑑定団に出ることになると、「売名行為だ」といわれてしまう。

 これはいったい何なんでしょうね。

 地方議員が世のため人のために働き、名前が知られるようになると、「売名行為」だといわれる。「売名」とは自らが見栄などのために自分の名前を世間に広めようとすることだが、売名行為でブログを書いたり議会新聞を作って市民に配布したりすることなど思ってもおらず、すべては市民のため。市民に市政や市議会の情報を公開するためだ。

 となると、それ以外に「売名行為だ」と言われる場合を考えると、嫉妬心しかない。

 つまり、自分がやれないことを他の人がやるから。それが羨ましいから。妬(ねた)ましいから。又は、自分が陰で悪いことをしているのを市民にばらされてしまい自分の評判がさらに落ちることが怖いからとも考えられます。どっちなんだろう。

 でも、人の能力はその人が長い間、努力を積み重ねてきたからの能力。一朝一夕では成らないもので、二十年、三十年、四十年と失敗と成功を重ねてきて、やっと成し得るもの。努力してこなかった人にその成功はない。

 男の嫉妬心、政治家の嫉妬心ほどかわいげのないものはない。“人の振り見て我が振り直せ”と言う。反省すべきは嫉妬する側にある。

 これは自らの心にも言い聞かせていることだが、年齢はいくつになっても人から学び本から学びして、それを活かすよう努力しなければならない。

 学び、学び、死ぬまで勉強。人間の人生とはそうすべきものだ。


 尚、上に示した予算書にある「羽根地区水文検査委託料 1200万円」は、室戸市羽根町の山の上で事業が予定されています太陽光発電事業に係る周辺の水質検査の委託料。

 (※「水文調査」とは、工事前から工事後に至る地下水、地表水の状況変化を把握し工事による影響の有無、程度を調査、解析するもの。 調査種目としては、降水量調査、蒸発散量調査、企画踏査、地下水位観測溜め池水位観測、河川(沢)流量調査、湧水量観測、揚水試験、水質分析等があり日変動、月変動、年変動を把握する)

 この委託料については、議員から「企業が行う事業に関してなぜ室戸市がお金をかけて水質検査をしてやらなきゃいけないのか」と疑義が質されました。私は「それが道理だ」と思っています。


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室戸市議会3月定例会の予定

2017-02-28 | 議会報告
 ようやく、本当に待ちに待ちました3月議会がようやく開会されます。

 日頃から、市政が行っている事業についての問題点や疑問点を多岐にわたって資料収集していて、その量は議会が終わった時期でも机の隅に積んである。この1月からはその中からたくさんの事業についての質問書きをずっと書いてきた。

 でも、それはいつもの質問原稿14ページ(時間にして約40分)をはるかに超えて30ページにも達してしまい、考えた末、急ぎ疑義を質す必要がある、いま問わないと後になると問えない“新規政策”についての原稿をこの3月定例会の一般質問で使い、残りは次の6月定例会にまわすことにした。

 そうして、2月の初めからその事業に関することを書いた本をたくさん読んで、質問原稿を訂正したり書き加えたりして、理論武装を終えた。

 さて、室戸市議会の3月定例会は4月から始まる平成29年度分の予算が提案される「予算議会」として、次の日程で開会される予定です。

 3月3日(金)・・・告示日

 3月10日(金)・・・議会開会日。市長による提案理由の説明。(午前10時~)

 3月13日(月)・・・一般質問

 3月14日(火)・・・大綱質疑(議案審議)

 3月15日(水)・・・大綱質疑(今議会は当初予算案など議案が多く上程されるため、一日半から二日間を要する)

 3月16日(木)・・・常任委員会(付託された議案を審議)

 3月17日(金)・・・常任委員会

 3月24日(金)・・・閉会日。委員長報告、討論、表決、閉会。

 以上、予定であり、一般質問者が6名以上いた場合などは14日(火)も一般質問が行われ、日程は繰り延べられます。

 私の一般質問は3月13日になる予定ですので、傍聴される皆さんは室戸市役所4階の議場傍聴席までおいで下さい。

 日程は、3月7日(火)の議会運営委員会の会議で決定しますので、決まったら当電子情報誌でご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。そして、議会新聞『青空新聞』の配布は、議会閉会日の議決に関する議員の賛否を記事に掲載してからの、26日(日)あたりから始める予定。

 この議会が4年間の任期の“折り返し地点”。ラスト・スパートをかけるのはもう少ししてから。そう、平成30年の夏を過ぎたころからが正念場になるでしょうか。

 市民の明日の生活が懸かっていますので、命懸けで戦って必ず勝利しますよー!

 えっ、戦いって何のことだって? ないしょ、内緒!

※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、2月28日(火)付けGooブログランキング(2680470ブログ)中、1883位でした 

室戸市議会9月定例会の日程をお知らせします

2016-09-09 | 議会報告
 本日9日(金)、室戸市議会9月定例会が開会して日程が解りましたので、市民の皆さんにお知らせいたします。

 ●開会・・・9月9日(金)午前10時~ (市長による行政報告と議案説明などが行われ、いつもよりも早く約25分で終了しました)

 ●一般質問・・・9月12日(月)午前10時~ (録画ですが後日、議会中継あり)

 今議会に一般質問を行う議員は次の通り。

 1・小椋利廣、2・山下浩平、3・濱口太作、4・上山精雄、5・堺 喜久美の、5氏。(一日で終了の予定)

 ●大綱質疑(議案審議)・・・9月13日(火)午前10時~  (決算の審議は9月議会では行わず継続審査となり、10月初旬に総務文教委員会を開いて行われます)

 ●常任委員会(議案審議)・・・9月14日(水)午前10時~

 ●閉会・・・9月26日(月)常任委員長による委員会審議の報告、討論、表決 (録画ですが後日、議会中継あり)

 市民の皆さんの関心はやはり一般質問だと思いますが、私は今議会、質問をいたしません。但し、閉会日は注目されている議案の採決がありますので、ご来場いただくと興味深い場面がご覧になれるかもしれません。

 少数意見である一人の議員の主張なんて、詮ない話ですが、大半が実現しません。ですが、誰も止めないで無駄な公共事業が通ってしまうよりも、議会でそれが可決してしまうにしても議員の誰かが「これは無駄な公共事業だ」と主張したら、住民の誰かが気に留めてくださり、「ン、そういえばおかしいぞ」と考え、そのことが市内に広まっていきます。

 だから、議場において、公正で公平な主張はたとえ一人であっても、言うべきことは言わなくてはならないということです。

 議会閉会日の9月26日(月)は午前10時に開会して2名による委員長報告が行われ、それに続けて討論が行われますので、午前10時までに1階のエレベーターを使って市役所4階の議場傍聴席にご参集ください。

 市民の皆さんは日々のお仕事に忙しいでしょうが、時間を見つけて来られる方はおいでいただきたい。私が市民の名代として議会で一人闘っている姿と筋の通った主張を生で見て聞いて、ぜひ感動(?)して下さい。

 たくさんの市民の皆さんが傍聴においで下さるよう、心よりお願い申し上げます。


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「室戸市の議会はそんなに程度が低いかえ?」

2015-09-21 | 議会報告
 室戸市議会は16日(水)に常任委員会を終え、現在休会中。

 間に、以前は無かった秋の“ゴールデンウイーク”に当る“シルバーウイーク”が26日から23日まで五日間も続くため、30日(水)の議会閉会日まで議会はお休みです。

 又、議会新聞『青空新聞』の制作も今年は、6月議会が終わってすぐに一般質問の調査と原稿書き(理由があってこの質問は12月議会に回しましたが)を終えた後、すぐ毎年恒例となっています室戸市の一般会計決算の特集「決算白書」を組もうと決算関係のデータ調査を開始しました。

 市役所企画財政課職員に要請して各分野別の数字を書いた資料を作ってもらい、以前から収集したデータのあとに平成23年度以降の数字を並べ、12ページの新聞づくりを終えた。

 そうして、通常、『青空新聞』の完成は議会後に仕上がるんですが、財政に関する資料収集に時間を要することから今回は早めに制作を開始したこともあり、早く完成した。告示日に議会事務局から26年度決算書を頂いてその中の数字を拾い集め新聞の版下原稿に書き入れ、議会開会の前に新聞は出来上がり、議会が閉会となった17日(木)から少しずつ室戸市は西の羽根町の方から東に向けて私の支持者のお家を訪ね配布活動を行った。  

  

 時には支持者の門前で「先の選挙では応援していただいて」と頭を下げ、「議会では頑張っちょうそうやね。前の6月の新聞を見たけんど、いっつも議員の邪魔をしよう悪い議員への厳しい指摘は痛快で、ほんまにスカッとした。これからも応援するきん、頑張ってよ」などと歓談しながら回り、昨日でおおよそのところは配り終えた。

 当然、15日(火)の大綱質疑において上山議員の質疑を妨害し私の質疑もまた妨害しようとした林議員に対して私が議場が震えるほどの大声で一喝した話は、選挙のたびに私を支持し続けてくれている支持者の皆さんに新聞を配るたびに伝えてあり、皆さんは「よくぞ言ってくれた」と称賛の嵐でした。

 友人である北川村の議員や安芸市議会の議員にも話したが、室戸市議会での林議員の言動を私から聞いて、「室戸市の議会はそんなに程度が低いかえ」、「その議員は昔からそんなふうに他の議員を脅かし発言を妨害してきたのか」と呆れていた。

 「そうよ、室戸市議会の昔からの実態よ」と伝えてある。

 これも室戸市議会の情報公開と考え、「36年も前の昔から知っているわけじゃないが、少なくても私が議員になった平成15年からはずっとそういうふうに他の議員は議員じゃないかのように脅してきた。でも、みんなが触らぬ神にたたりなしと思って何事も笑いでごまかし、全員がその議員を避けてきたわ。しかし、私は先の23年4月の選挙で市長支持者の悪辣な企みによって落とされたこともあるので、この任期四年間は法律を守らない市長や職員や議員とは徹底的に戦うことに決めています。勿論、合法的にね」と決意を語った。

 市政を弄び議会を弄ぶ輩には誰かが言わなければ、室戸市の政治はますます悪くなる。

 議会外に自分の「室戸市議会議員」という職権を悪用して市長に圧力をかけ、市職員に圧力をかけ、また議会においては他の議員の発言を止めて恣意行為を繰り返す。そういう横暴な行為を何十年と繰り返してきたことは許しがたい。

 これは友人議員に聞いたことだが、私が23年4月の市議選で小松市長に非常に近しい関係にある元公務員のN夫婦が指図し元遠洋マグロ漁船のM船員夫婦が実行犯となって行った落選運動に因って敢え無く落選したが、それからの私が市議会にいなかった四年間には、議会が閉会しての帰り際には室戸市新火葬場建築事業の議案に反対する議員に対し、こう脅迫したそうです。

「おい、帰りに鉄砲で撃たれんようにせえよ」 

 言語道断で、実にふざけた話です。

 地方議員は仮にも「非常勤特別職公務員」と言うれっきとした公務員職。質疑中の議員の発言を妨害して議事を止め、議場を混乱させ、個々の議員の判断を認めず脅しに因って封じ込めようとする、長年にわたってのこれら一連の言動にはあきれ返る。

 誰もが“触らぬ神にたたりなし”と何も言えないでいるからと繰り返す横柄な態度は、度が過ぎている。

 しかし、我慢にも限界がある。

 市民の皆さんは私が優男だから何にもできないと思いでしょうが、どっこい、私も18歳の時から昼夜を問わずトラックに木製品を満載して山道を走り関西や関東地方の市場に運送をしていた、根はやさしいが元々は粗野な人間。もし今後も議会を弄ぶ議員が私だけでなく他の議員や市職員に対し同じような行為を繰り返した場合、私は自分が包丁で刺されようが鉄砲で撃たれようがお構いなしで、とにかく正面から戦いを挑んでゆこうと決意している。

 かの議員に言ったように、後ろからでもいいから、どうぞ「ズド――――ン」と一発やって貰おうと思う。そんな度胸があればの話だが。

 他の議員諸氏のような自己保身の気持ちはさらさらない。私を室戸市議会で一番の邪魔者だと思ったら、いつでも殺してもらってよい。市民のための公正な政治を取り戻すために私が犠牲になろうじゃないか。さすれば室戸市政の健全化も室戸市議会の改革も進み、風通しはずっと良くなる。

 結果、室戸岬の「幕末の志士・中岡慎太郎像」の横に「地方議会の志士・谷口總一郎像」が建立されるやもしれん。(ここは笑うところですよ)

 さあ、9月議会閉会日の30日が楽しみだ。

 市民の皆さんもお時間があれば是非とも傍聴においでいただき、私が議場において凶弾に倒れる事件現場をその目でとくとご覧あそばせ。新聞各社もカメラ持参のうえ、議場にお集まり下さい。


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国保税引き上げ案への反対討論

2013-03-01 | 議会報告
 (この記事は、先に掲載した室戸市が2011年3月定例会において行おうとした国保税値上げについての記事3部作の最終編として書く)

 室戸市の国保税に関しては、同年の春に市長後援会が発行した後援会新聞において市長が同年11月に行われる市長選の公約として「国保税は値上げしません」と市民に宣言した。これがその「小松けんじ後援会だより」に掲載した記事です。

  

 それをだ。

 小松市長は11月の市長選で再選されると驚くことに、次の3月議会に「国保税値上げ」の議案を提出した。であるが、これは間違いなく公約違反。

 当然、室戸市議会においては会津の教えではないが「ダメなことは駄目なもの」、不正は絶対に許さない私ですから、私一人が小松市長のこの公約違反の不正を一般質問で追及。その議会最終日の採決を取る前に行われた討論にも登壇し、批判を行いました。

 その討論の全文をここに明らかにする。これが全国の改革派議員に、少しでも参考になればと思っています。


 ≪九番、谷口。市民を代表して、議案第9号・国民健康保険税の引き上げ案に、反対の立場で討論を行います。

 まずはじめに、先ごろの東日本大震災によって被災された多くの皆さんに対し、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。そして、国のご尽力と国民の支援を以って一日も早く復興されることを強く希望します。

 さて、議事に入ります。本議案については、提案までの市長の政治姿勢に疑問を持つため、市民を代表して反対致します。

 本市の国保事業特別会計は平成9年からずっと次年度より繰越充用を行っていて、次の年度から借金をせざるを得ない大赤字が続いているというのが現状です。これは会社でいえば借金もつれの会社が銀行から借金して年度末に赤字額を変えし、同時に銀行から同額を借金して事業を無理やり続けているようなもので、いわゆる自転車操業。これが十五年も続けられ、その組織の長と歴代の担当者が批判を浴びないというのは、自治体組織以外にはありえません。もし室戸市が会社なら歴代の赤字を増やした社長は就任四年を待たず更迭されています。

 勿論、国保会計の赤字が続くこの実態を生んだのは、これまでの長い間、監視と徹底批判を怠ってきた我々議会にも責任がありますが、現場にいてその問題を解消するための苦心が足らなかった、平成9年以降の市長と執行部に最も責任があると言えます。

 ただ私は知っていますが、現在の担当者は就任以来、この赤字解消に向け苦心していたし、改善策も聞いていました。しかし、執行部で綿密な協議の結果、最終的に出てきたのが市民に負担を負わせるこの国保税引き上げ案です。

 いま申しましたように、室戸市の国保会計が赤字が続いていることは行政関係者はみんな知っています。しかし、市民の中でこのことを知っている人は余程行政に関心が深い一部の人だけで、大半の人は知りません。市民が解っていることは「国保が高い」ということだけです。そこにこの「国保税を引き上げます」という話です。

 私は商売人の子ゆえ、何事も消費者の立場に立って物事を考えて答えを出します。この問題も「唐突な値上げ案を聞いた市民はいったいどう思うのか」と考えると、「みんな反対する」と答えを出しました。例えそれがこのように一年間に一世帯4、5千円の値上げであっても、普段は安い国保税なら納得もしましょうが、日頃から高いと思っている国保税では更に千円でも腹が立ちます。これが市民感情というものです。加えて、4月からは原油の高騰を受けて電気代やガソリン代の値上げも予定されているし、大地震災害で世の経済状況もどう動くか全く不明。そんな時期の値上げです。

 他方、国保税値上げもいたしかたないという事情も理解しています。元々国の制度設計が悪いから全国どこの自治体の国保会計も赤字傾向になるという理由はその通りで、私も重々、解っています。そして、本来、この国保会計は国保税で賄わなくてはなりませんが、本市の現状は17.35%しか支え切れていません。そのため、近年のこの会計は単年度では赤字が続き、現状として21年度決算においては五億円余りの累積赤字を生んでいます。それと、国や県からは「支援するが、室戸市もその赤字解消のために目に見える努力をしなさい」と長年、本市に求めていることも知っています。だから、国保税の値上げに踏み切らなくてはならない理由も理解できます。

 ですが、それらのことを認識していてもなお、どうしても納得できない理由があります。

 一点目は、国民健康保険税はどの医療保険よりも高く、それでいて加入者はどの医療保険より低所得者が多く、「払いたくても、高くて払えない」という実態があります。だから、保険税を引き下げることこそ求められています。なのに、国保会計経営の失敗の結果である巨額の赤字を市民につけ回しする今回のような引き上げ政策が行われること。

 二点目は、小松市長の後援会が一年前に発行した後援会新聞で市長は「もうこれ以上、国保税を上げることはできませんので、滞納金の徴収に集中して取り組みます」と態度表明し、公約していること。

 三点目は、昨年11月末の市長選でも国保税の値上げに関して室戸市民に話はしなかったのに、再選されて二カ月もたたない1月末にはこの国保税の値上げを執行部内で決めていたこと。

 四点目に、議会開会までに住民説明会を開いてこの国保税の値上げを市民に説明すべきと要請したにもかかわらず、市民の存在を無視して説明を行わずに値上げしようとしていること。これについて言うと、市長選の前には熱心に市政懇談会を行うのに、選挙が無事に終わるとこのように重大問題を前にしても市民に知らせようとしません。これでは、明らかに市長として持って得べき公正性に欠けます。

 以上、この問題に関し、市長は適正な行政業務を行うに当たり過去四年間、踏むべきステップを踏んでこなかったことや、市長選の前には「国保税は値上げしない」と市民に向けて態度表明していながら、市長選が済めば「値上げする」と180度、方針転換をしたことなどを考えると、市長の政治姿勢はまったく信用できません。

 故に、この値上げの話をいまだに聞いていないし納得もしていない市民の声を議会に反映することも大変重要なことであることから、私はここで明確に本議案に対し反対します。

 議会とは首長と議員とが対等な政治機関であり、議会の決定があって初めて首長に執行権が生まれます。これは、自治体の主要な決定は首長ではなくて、議決権を持った議会が執行権をも握っているということであり、議決した賛成と反対のその判断結果は首長ではなくて、市議選を前にした議員全員の判断だと市民の皆さんは認識します。

 又、付け加えますが、討論とは賛成者と反対者が交互に自分の意見を述べて、相手の意見に反駁し、批判し、攻撃することにより聞く人に対して論点を明らかにし、問題の判断をしやすくするために行うのが討論です。本議案についても、市民が反対する国保税値上げに異議を唱え賛成討論を行うこともそれはそれで討論の目的に合致し、論点を明確にするという点ではあってよいと考えますので、是非登壇して、市民に向かって堂々と国保税値上げ賛成論を述べ、反論していただきたいと思います。

 以上で、議案第9号についての反対討論を終わります。≫



 以上が、議席に座って議員(当時は定数16名だから、議席には14名がいた)に向かっての反対討論。

 この私の反対討論を受けて、公約違反の市長を支援するために賛成討論を行ったのが、市長選でも支援した町田又一議員と久保善則議員、鈴木彬夫議員の3氏。これに続いて上野祥司議員が反対討論を行いました。新人議員の上野議員が反対できるのに2期目以上の議員がなぜ市長の不誠実な公約違反に反対できないんでしょうね。

 討論とは本来、自分の賛成または反対の意見を議員に訴えかけ、その結果、自分の意見に同調させようとするもの。しかし、私はそうしませんでした。「それはなぜか」。それは、全員が当てにならないし、頼りにならないからです。何でもかんでも賛成しているようじゃ、地方議員として当てになるわけがない。「不正や不公平や不適正なことには反対し、健全で公正で妥当な議案には賛成する」、こうでなくちゃ。

 室戸市議会において議員の多くは「議会に提出された議案には全て賛成するもの」だと思っている方ばかりだから、私が市長の不正を追及するときでも「どうせ、議員全員が不正に賛成する、反対する勇気がない」ことを見越して、議員に対して議会や行政のあり方をお教えしたりしながら終わり、結果も「可決」と解った上で反対討論のために登壇していた。

 地方議員としての職務を全うするため議員になった私に、「どうせ可決するからみんなと一緒に賛成しておこうか」なんて情けないことは一度もしたことがない。そんな恥知らずなことは一切やらなかった。

 孔子の教えである会津の教え「ダメなことは駄目なものです」なんてものは敢えてどなたかに教えていただかなくても、もう若いころからそう生きてきて、身についているから、議場の誰も不正に口を出せなくても私だけは議会前2か月前から調査研究を重ね、理論武装をして、武井市長と小松市長を追い詰めて行った。

 以上、かつて私が市民の支持を得られず落選した、その1か月前にこういう出来事があったということです。

 室戸市民は、私がこうやって室戸市民の盾になって8年間、ずっと戦ってきたことを知っておられますか?

 市民はよく覚えておいてくださいね、私が死ぬまで。 

 ま、今となってはどうでもいいことですがね。(笑)

 それはそれとして、今日、小用があって室戸の街中に行ったときオシッコがしたくなり、室戸市役所に寄った。小用を済ませて1階ホールに出ると、議員だった時に親しくしていた職員がいたから「どうぜよ、元気にやりゆうかよ」と、しばし話した。

 ジオパーク拠点施設で揉めていた問題のその後の経過や、庁内の上司との状況など、議員時代のように調査活動を行いました。聞くと、思った通り、行政内も相変わらず市長と市職員との関係はよくないようだし、議会も相変わらず何か問題視するようなことがあっても一言二言意見を言ってもすぐに収まってしまい、私がいたころと比べたら拍子抜けするときがあるみたいだ。

 さもありなん、と思った。

 一つ朗報は、「為に為らん人が悪い」という話。聞いて、「為らぬ人は要らぬなりけり」と思った。


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国保税値上げについて市長に問い質す

2013-03-01 | 議会報告
(2011年(平成22年)の室戸市議会3月定例会において室戸市が国保料を値上げしようとした時に、まだ室戸市議だった私が2011年(平成22年)3月7日に書いた記事。小松市長のその公約違反の事業計画に対し、市議会においては私一人がそれを追及して論陣を張り、その当日、ネットを通じて全世界にその不正な行為を情報公開した。
 室戸市民の皆さんはこんなことがあったなんて全く知らなかったでしょうが、ご参考までに、そして「地方議員とはこうあるべきだ」と知っていただくために、再度掲載します)


 ≪さあ、今日3月7日(月)は私の今任期最後の一般質問を行う日です。

 ●質問の内容は、次の通り。

1、市長の政治姿勢について

  (1)子ども手当の自治体負担について
  (2)国の一括交付金について
  (3)国保会計の再建と、滞納対策について

    ①国保税の引き上げについて
    ②「滞納に対する特別措置に関する条例」の制定について

2、生活保護の現状と課題について

3、自動二輪ナンバーによる観光PRについて

 所要時間は、議員一人の質問持ち時間50分のうち、再質問を含めると、約43分の予定。10時に始まって、執行部の答弁も含めますと、11時15分ごろに終わると思っています。


 私の質問の中で一番注目される質問は、やはり市民が一番関心がある「国保税の引き上げ」についてでしょう。

 2月初めに私が市民課に要請して資料を作っていただいたのが、次の二つの表です。

  

 A表は年齢が40歳から65歳までの夫婦と40歳以下の子供のいる3人家族の世帯ですが、ご覧頂いてお分かりのように、150万円の低所得額の世帯も700万円の世帯も増加額は同じ6000円となっています。

 又、その増加率は、100万円の所得の家族の国保税増加率は2.03%、150万円が1.83%、200万円が1.54%、300万円が1.16%、そして700万円の高所得家族が0.86%と、所得が増えるに従い国保税の増加率は下がり負担が軽くなり、所得が減るに従い国保税の増加率は上がり負担が重くなっていることが分かります。

 又、下のB表は年齢が40歳から65歳までの2人家族の世帯ですが、これも150万円の低所得額の世帯も700万円の世帯も増加額は同じ5000円となっています。又、その増加率は、A表の例と同じように、100万円の所得の家族の国保税増加率は1.92%から徐々に下がり、700万円の高所得家族が0.72%と、所得が増えるに従い国保税の増加率は下がり負担が軽くなり、所得が減るに従い国保税の増加率は上がり負担が重くなっていることが分かります。

 これは室戸市だけこうなっているのではなく、国の国保制度がこうなっているからですが、大いに疑わしい制度だと言わなければなりません。

 「なぜ、高額所得者や高額所得のある家族に重い負担をかけないのか。負担率が高いといえども、6000円。その家族には屁とも思わない金額なのに」。「なぜ、低所得者や低所得家族の国保料は負担を軽くしないのか。それがたとえ3000円上がっても、苦しい生活の中では重い負担になるのに」。

 唯、室戸市において国保会計は平成8年を境に暗転、9年度決算以降、赤字会計が続いています。下が累積赤字の金額です。

平成9年度決算・・・・  △4763万円
  10年度決算・・・△2億1616万円
  11年度決算・・・△3億5696万円ーーー11年度当初で国保料引き上げ(前市長) 
  12年度決算・・・△2億5719万円
  13年度決算・・・△3億4007万円
  14年度決算・・・△3億6449万円
  15年度決算・・・△3億9236万円ーーー15年度当初に引き上げ(前市長)
  16年度決算・・・△4億2543万円
  17年度決算・・・△4億6720万円ーーー17年度当初に引き上げ(前市長)
  18年度決算・・・△4億6054万円
  19年度決算・・・△4億8518万円
  20年度決算・・・△4億7617万円
  21年度決算・・・△5億0424万円

 以上のように国保特別会計は赤字が増大して来て、国保税引き上げの対策は前市長が任期8年間に3度行ってきました。だから、引き上げ策は遅いとも言えますが、それでもなお今回の室戸市の国保税引き上げに反対するのは、理由があります。

●市長は昨年、「国保料は引き上げない」と市民に向けて公約していること。
●市長選の前や今議会前に、この国保税引き上げについて市民に対して説明しなかったこと。


 この二つは大きな問題だと思っています。

 「上げない」と約束していることを守らないことも、「上げたいから、協力して下さい」と市民に説明しなかったことも、問題だ。

 市民は「上げない」という約束を信じます。それを、「黙って上げれば、市民の皆さんはどう思うか」を市長が考えていないことが問題です。

 この論点で今日は質問を行いますので、国保税の引き上げに反対の市民の皆さんも、国保税を上げようとする市長の応援隊の皆さんも大勢おいでになって、久々に議場をにぎわせていただきたいと思います。それがまた、室戸市議会の活性化につながると考えますし、市議会議員選挙直前の議員諸氏の活躍ぶりなどもご覧になって参考にして頂けたらと思います。≫

(「2・『国保料は値上げしない』の公約に違反」の記事に続く)

「国保税は値上げしない」の公約に違反

2013-03-01 | 議会報告
 (1・「国保税値上げについて市長に問い質す」の記事のつづき)


 ≪3月7日(月)に行われた私の一般質問の中から、一つだけ、「国保税の引き上げについて」の質問原稿のすべてをご紹介しておきたいと思います。

(3)国保会計の再建と、滞納対策について

 ①国保税の引き上げについて

 本議会に国保税引き上げ案が提案されています。質問では便宜的に「国保料」とします。

 低所得者の加入が多い国保制度は、財政基盤が脆弱で、平成20年度の医療制度改革以降、都市部を中心に前期高齢者交付金が減少したことなどが影響しているとみられ、全国の市町村から国保制度の抜本的な見直しを求める声が相次いでいます。

 県市町村振興課が21年11月にHPで発表した「20年度決算に基づく県内市町村健全化判断比率」の確定値を見ますと、高知市と室戸市の二市が16.25%~20%の間が健全とされる連結実質赤字比率が赤字となっていて、本市の場合は19年度決算で8.25%、20年度決算でも6.09%と、悪化傾向にあります。そこには要因として、「国保事業特別会計4億7600万円の赤字の影響」と明確に示されています。

 これを見る限り、国と県が本市の国保会計の赤字解消を支援する条件として、この赤字を解消するために取り組む、目に見える形の本市独自の施策を行うことを求められたものと推察できます。これが一点。

 それと、担当課は市長就任から、当時は4億8000万円余り、現在は5億を越していますが、この累積及び単年度赤字の赤字削減の方策の一つとして国保料引き上げを提案してきたことも知っています。これが一点。

 そして又、高知市などでは少しずつ国保料を引き上げていることも承知しています。これが一点。

 これら三点から、国保料引き上げも致し方ないとは思います。

 しかし、理解できないのは、19年度、20年度、21年度、そしてこの22年度と、市長は18年末に就任以来、この巨額の赤字をよく認識し、途中、高知市などに倣い少しずつ国保料を引き上げる必要性も十分、認識しておりながら、4年間、引き上げをしてこなかったことです。

 過去の国保料引き上げ時期は11年、15年、17年、この年の3月議会に国保料値上げが提案され、決定しています。つまり、この三回は前市長が必要に駆られて任期八年の間に引き上げたもので、小松市長の任期4年間には国保会計の赤字が増大していく中、この手立てが行われませんでした。私はその理由を、次期市長選に影響するから選挙前に値上げしなかったものとみています。それが、市長選で勝利すると、再選から2カ月もたたない1月末頃にはこの値上げを協議し議会提案を決定しています。

 過去に上げるべき時に少しずつ上げてこなかったこともおかしいが、昨年の市長選においても、「5億円の赤字になってしまったので、市長選の後、新年度から国保料を値上げさせて頂きます」などという公約はなく、市民にその意思を全く示さなかったことを考えると、このように唐突に上げることも大いに疑問です。

 それに加え、担当課には「住民に説明しないまま議決すれば批判の声は高まる。だから、議会前に住民説明会を開いて市民に向け周知徹底した方がいい」とも、要請しました。しかし、行われませんでした。

 それに、年収100万円や150万円しかない市民の身になれば痛みはわかります。他人に重い荷を負わせる時には、その前にその荷を一度は自分が背負ってみれば、人の身の痛みがわかるものです。でも、高い給与をもらっている市長や執行部職員には年収150万円の実体験がないから、この所得が低い市民の身の痛みは皆さんの今の人生においては絶対に理解できないと思います。
 
 そこで、先の議会では4番議員が国保会計の5億400万円の赤字額を指摘しただけでなぜか市長に叱られてしまいましたが、私からは更に厳しく、全て市長にお伺いします。

 一点目・このように全国の自治体の国保会計が赤字傾向にあるのは国の社会保障制度が悪いのが原因です。その制度の欠陥と考える点を列挙し、どんな制度なら自治体の国保会計は健全に行えるとお考えかを聞く。
 
 二点目・①23年度に市民に負担して頂く今回の値上げによる増収予測額は約1038万円ですが、市政50年間の経過の中で、この新年度を除いて、これと同額程度を一般会計から国保会計に法定外繰入れの支援をしたことはありますか。あるならば、その年度と金額をお聞きします。

 ②そして、前市長が国保料引き上げを最後に提案したのは17年3月議会で、それから6年が経過し、市長就任からも4年が過ぎました。その間、この巨額の赤字を認識していながらなぜその4年間、この問題を放置してきたのか。対策として、赤字のこの国保事業特別会計を黒字の一般会計から緊急的に法定外の支援を行うアイデアがあることも知っていたはずなのになぜか行いませんでした。18年度以降、一般会計から国保会計に向け法定外の支援を行わなかった理由をお聞きします。

 三点目・このように、再選された後すぐに議会で値上げを決めようとするところをみると、昨年の市長選の前から当初予算の時に値上げしようと考えていたのですか。

 四点目・市長選の前には多忙な中、市長は市内各所で市政懇談会を開催しました。だから、この問題も議会開会一か月前の2月3日、担当課に、住民説明会を開催して市民に説明することを提案させて頂いた。しかし、説明会は行われませんでした。この値上げについては、なぜ一度も市民に情報公開しなかったのか。

 五点目・今回、執行部は国保料値上げに際して、この一般会計から緊急の法定外繰り入れを実施するが、これまでそれを行わずに来て、なぜ市民に痛みを強いる国保料値上げの方に舵を切ったのかをお聞きします。

 次に、国保料引き上げ率についてであります。(図参照)

    

 3人家族で医療分、支援金分、介護分を合わせた所得別の保険料をみると、年収100万円の家族の増加率は2.03%、150万、200万、300万、700万と所得が増えるごとにこの増加率は下がり、700万円の家族は0.86%の増加となっています。もう一つ、2人家族の場合の表をみると、100万円の家族の国保料値上げによる増加率は1.92%、そして年収が増えるごとに増加率は下がり、700万円の家族の場合、0.72%となっています。この資料から、低所得者ほど負担が重くなっていることが分かります。

 六点目・なぜ低額所得者の国保料の増加率が高くて、高額所得者になるほど増加率が低いのか。その理由をお聞きしたい。私たち一般庶民からみれば高額所得者といえる700万円の家族と150万円の低所得者を比較すれば、その負担率の格差は二倍以上です。国はなぜ、高額所得者の方の負荷を重く掛け国保料増加率を高くし、低所得者になるに従い国保料増加率を低くしないのか。その詳しい理由を聞く。

 七点目・又、この唐突な国保料引き上げが原因となって国保料の滞納が増加したら、市長はどのように責任を取られるのか。それとも、この引き上げによって国保料の滞納が増えることはないとお考えか。


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 一回目の質問には市長がすべて答弁しましたが、この国保料に値上げに関しては自分勝手な、まるで市政方針のように事業についての答弁を長々と説明をし、それでいて問いには答えなかったため、答弁が終わってから、議長に小休にしてもらい、議席で立って強く指摘した。

 「市長ね、国保会計が大赤字だということ、そのために国や県から市としての努力をしなさいとお叱りを受けていること、そのために国保税を上げざるを得ないことは市長が答弁しなくても私にはよくわかっているので、そのことはいいです。私はそんなことを問うていません。私の問いに対して正面からちゃんと答えて下さい」。

 この10日前の議会告示日に質問原稿を渡してあるので、私が市長と執行部に何を問うか知らないわけはない。それに、そんなに答えに窮するような無理難題の問いなんかじゃないので、市長が議員の問いに答弁しないのは答弁漏れではなくて、意識的に答弁をはずして答えないようにしているだけ。所謂、質の悪い作為があることがわかります。本当に素直じゃないです。

 続けて、市長に対し、意識的に答弁を行わなかった質問を再度、朗読した。

 「六点目と七点目を答弁して下さい。それは、六点目・なぜ低額所得者の国保料の増加率が高くて、高額所得者になるほど増加率が低いのか。その理由をお聞きしたい。私たち一般庶民からみれば高額所得者といえる700万円の家族と150万円の低所得者を比較すれば、その負担率の格差は二倍以上です。国はなぜ、高額所得者の方の負荷を重く掛け国保料増加率を高くし、低所得者になるに従い国保料増加率を低くしないのか。その詳しい理由をお聞きします。七点目・この国保料の引き上げによって国保料の滞納が増えることはないとお考えか、この2点についてちゃんと答弁してください」。

 結局、市長答弁はこの質問について知識不足と見え、しどろもどろになって、言い淀み、市長が二度、三度と登壇するも言いかけては止め、言いかけては止めして答弁できなくなったことから、私から助け船を出して議長に「市民課長でいいよ」と促し、ようやく市民課長が登壇。その答弁も中途半端な答弁だったが後で質問を行う議員のこともあるので、終わりにした。ホントに質問原稿を渡してからの10日間、皆さん、いったい何をやっていたんだか。

 これも、担当課長は間違いなくこれらの質問に関する答弁を作って、市長に渡しています。それを市長が「こんな質問に答える必要はない」とばかりにその答弁文章を破棄した上で、自分勝手な思いで以って国保会計に関する市政方針のような答弁を行います。これがいつもの市長答弁の実態。各課長が作成して市長に渡した答弁書をそのまま朗読すれば済むことを、それを悪意を以ってずたずたに切って質問の核心的な部分は取っ払ってしまったことによって、このように自らが墓穴を掘り、失敗をする。逃げるつもりがこうして最後まで追いかけられ、結局、こけてしまう。素直ではない。

 なぜ素直になれないんだろう。素直なのは、自分のことをすべて無条件で肯定してくれる人たちを前にした時だけ。でも、世の中そんなに甘くない。行政組織の長ともなれば、自分が間違ったことを行えば、当然、周りの正義が分かる人間から厳しく指摘され、その誤りを改めるように批判され、改めなければやがて「あー、こいつはダメな男だ」と見捨てられる。そんなことは18年に市長選に出たときからよくわかっているはずではないか。もしかしたら、みんな自分のすることをいつまでも諸手を挙げて賛成し、支え、支援し続けてくれるとでも思っていたのだろうか。

 なぜ、もっと素直になれないのか。肩の力を抜いて、誠実な心を以って、真摯に市民や議員に語りかけてはどうか。そして職員にも。それが身のためでもあるし、住民のためでもある。


 18年5月から市長の姿を見ているが、そんなことを思う。

 話を戻すと、何のために議員側から執行部に質問原稿を渡しているかワカリャしない。(私は戦の前に手の内をすべて見せるのは馬鹿げているし、八百長は嫌いだし、見せてしまうと執行部が勉強する部分がなくなるから、原稿の全部は渡さず、問いだけ渡している)

 思ったのは、こんなことなら、最初から課長の能力を信じて、日々、事業を専門的に実践し実態を詳細に知っている課長に答弁してもらった方がよかったんだと。

 人間の中にスーパーマンはいない。自分を過信してはいけない。市長以上の能力を持った議員もいれば、市職員もいる。市長以上の見識を持った人は行政関係者にいくらでもいる。勿論、市民の中にも小松市長以上の能力を持った市長にふさわしい人物がたくさんいることを私は知っている。唯、その人たちは日々の仕事に忙しいから市長にならないだけ。
 市長はそのことをよく認識し、議員や市職員の力を借りながら、市長職を全うするように考えるべきです。その認識がなければ、これからも失敗は続いていくことになる。


 続いて私の再質問の内容についてご報告します。

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(再質問)

 国保料の引き上げについてだけ、市長にお聞きします。(小松後援会新聞記事を手にしながら)

 ここに発行日も発行責任者の名も書かれていない小松けんじ後援会だより第5号があります。1ページ目に「市長就任3年目が経過した」とあるから、平成22年の1月ごろに発行されたものだと思います。その2ページ目の中段に国保会計と滞納金についての項目があり、「財政面ではどうですか」の問いに市長は市民に向かって、こう答えています。  

 「一般会計は黒字ですが、特別会計は赤字です。国保会計が5億円の借金、住貸会計が約3億円の借金です」と答え、最後の4行では「もうこれ以上、国保料を値上げすることはできませんので、徴収率を上げていくしかない」と明言。「皆さんのご理解、ご協力をお願いします」と結んでいます。

 この「値上げはできんから、滞納徴収に力を入れるしかない」の「・・しかない」とは、「手段は一つ」、「他に方法はない」という意味です。つまり、この文意は「国保料の値上げにご理解下さい」ではなくて、 「国保料の値上げはできん」と約束し、「滞納徴収に重点的に取り組むしか、他に方法はない」という態度表明です。そして、市長が書いて市内に配布されたことから、これは明らかに市民への公約です。

 このように、市長は市長選前の昨22年の春、市民に向かって「国保料は上げることはできない。国保料の滞納徴収に重点的に取り組む」と公約しています。これで新年度に国保料が上がったら、あなたを信じて昨年11月に投票した市民の中には、「市長に騙された」と思う市民もたくさんいるのではないか。

 2億、3億、4億と膨れ上がってきて、21年度に5億に乗ってしまったあの赤字経営を見れば、国保税の引き上げも止むを得ないとは思います。ですが、そうであっても尚、私は納得できません。数々の疑問がある。

 11年、15年、17年と武井前市長が引き上げた後、あなたが市長就任後の19年と21年か22年の当初になぜ引き上げを考えなかったのか。なぜ四年間、赤字が増大するのを十分知っていながらこの手立てを講じなかったのか。

 こうして国保料を値上げするなら、なぜ「国保料はこれ以上、値上げできん」と市長選の前に訴えたのか。

 又、市長選の前に行った市政懇談会で市民にこの値上げのことをなぜ説明しなかったのか。

 そして、市長選の時、なぜ国保料値上げのことを後援会新聞にも書かなかったのか、演説でも言わなかったのか。

 それに、議員にだけ話をして、なぜ市民に説明せずに料金を値上げしようとするのか。

 「高知市は市民に黙って値上げしている」という話も聞くが、私にそんな言い逃れは通用しません。ここは室戸市です。住んでいるのは室戸市民であって、高知市民ではない。高知市が黙って上げているから室戸市も黙って上げてよいということにはならない。市民には上げる前にちゃんと説明責任ぐらい果たすべきです。

 選挙の前には「国保料は値上げできん」と市民に公約し安心させておいて、選挙が済めば国保料を上げると言う。誰が信じますか、こんなでたらめな話を。

 18年の市長選の時も「市町村合併に取り組む」の公約で私や市民を信用させ、就任一年後の議員総会で「合併する考えはない」と表明、態度を翻しました。「やると約束しておりながら、やらない。やらないと約束しておりながら、やると言う」。約束しても、自分に都合が悪くなればすぐに変節して態度を翻す。あなたはいつもこうで、とにかく信用ならない。

 問・このままでは市長は市民を騙したことになります。ほんの一年前、「国保料の値上げはできん。滞納徴収に重点的に取り組むしか、他に方法はない」と市民に約束したことは嘘だったのかをお聞きします。市民の皆さんに向かってちゃんと説明責任を果たして頂きたい。それが市長に課せられた責務です。


 以上、一点だけお伺いして、私の今任期最後の質問を終わります。


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 この再質問に対する市長答弁も問いに答えず逃げ回りましたが、また私から議長に「問いに答えていませんと強く厳しく指摘したところ、市長が再度登壇して、「国保料の値上げに協力をお願いしたい」なんて、これもまた質問に答えられなくて、結局、後援会新聞に書いたことはウソだったという結論に至りました。

 つまり、残念ながら、昨年11月の市長選で投票総数の70%で市長を支持した市民の皆さんは、小松市長が書いたあの新聞記事「国保料の値上げはできん」の公約に騙されたということです。

 以前、「政治家は信用ならない」と書きましたが、全くその通りです。


(「国保税引き上げ案に反対討論」の記事に続く)

「室戸岬風景画美術館」開設の提案

2013-02-18 | 議会報告
 先日、記事の中で、「市議選に初出馬・初当選して最初の市議会となる平成15年6月議会において、私は室戸市の観光振興について一般質問を行いました。そこで「室戸岬風景画美術館」の設立を提案した。そのことを次回に紹介したい」と書いた。

 そこで今日は、いまから言うと十年近く前の、まだ室戸市が地質観光の事業など全く考えてもいない時の平成15年6月議会、私が室戸市議会議員になり初めての議会で行った一般質問の質問内容をご紹介し、その質問に対して市長等執行部がどのような答弁を行ったかをご披露したいと思います。

 では始めましょうか。

 行った質問項目をまずご紹介します。

1、観光振興について
 (1)「土佐捕鯨と遠洋漁業物語館」の開館について
 (2)「室戸市立室戸岬風景画美術館」の開館について
 (3)青空地質博物館構想としての取り組みについて
 
    (所謂、いま言うところの「室戸ジオパーク」事業の提案です)
   (イ)案内板の設置について
   (ロ)「海岸環境保全都市」について

2、文化振興について
 (1)「山頭火遍路日記大賞」公募事業について  
 (2)「室戸ルネッサンス構想」について

3、行政改革について
 (1)室戸市立図書館の改革について
   (イ)図書の貸し出しについて
   (ロ)図書館職員について

4、「むろとはまゆう園」への市道・河内学校線の拡張問題について

5、市町村合併について

6、いやしの里事業について

7、市長の最終判断「決済」のあり方について
 
  (これは議員になったばかりの私に脅しめいたことを言った威張る先輩議員に対する挑戦状のような面白い質問)

 以上の質問を持ち時間50分のすべてを使い、行った。

 さて、そこで、先日ご紹介すると書いた「観光振興について」の質問です。まず「1、観光振興について」のさわりの部分をご覧いただいた後、(2)の「室戸岬風景画美術館」設置の提案について書いた後、その質問のすぐ後に行いました(3)の質問「青空地質博物館構想」も併せご紹介しておきたい。


 ≪二番、谷口總一郎です。市民を代表して、通告に従い一般質問を行います。

1、観光振興について

 一番目に、観光振興についてお伺いします。

 まず、観光についての持論をお話しさせていただきますと、昨今の日本の経済事情を考えても、このように景気が悪くなってくるとどんどんすたってくる、どんどん衰退してくるのは、残念ながら人の生活のゆとりの中から生まれる楽しみ、娯楽の部分であり、それは「文化」であり、「観光」もその先にあるものです。

 その衰退する文化、観光を支え盛り上げ、地域振興につなげようと。私たちは地域づくりに長く関わってきました。

 そこで「観光」について少し考えてみますと、その有形、無形の文化を愛でたり楽しんだりするのが「観光」と言えます。

 一つに、地元を離れ、美しい海や山や平野を眺めるのも、「観光」です。

 一つに、神社仏閣にお参りし、その道中の人情に触れあうのも、「観光」です。

 一つに、古い街並みを見物し、ノスタルジックな雰囲気を味わい、ゆったりと時間が流れていた若かりしころを懐かしむのも、また「観光」です。

 更に、この観光で成功する要素を考えてみますと、

 一、その地に歴史があること、二、その地に物語の舞台があること、三、スポーツを見たりギャンブルができること、四、その地に美しい風景の場所があること、五、土産物を含め、買い物ができること、六、音楽と美しい料理があること、七、新しい発想があること、等々、数えればきりがないほど、考えられます。成功するには、この中の三つか、四つかがその観光振興事業に加味されておらば、まちの観光振興事業は成功すると思っています。

 以上のように、「観光」について考えてきますと、今はデフレの時代、不景気な時代であり、国や都道府県、市町村の財政は苦しいということがどうしても前提条件にあって、どの自治体も前向きな施策が打ち出しにくい状況にあります。しかし、だからと言って、内向きの行財政改革ばかりに力を注ぎ、外向きな振興策をなおざりにして良いということにはならないと思います。まちを元気にしようとすれば、活性化策も必要ではないでしょうか。


 (※「土佐捕鯨と遠洋漁業物語館の開館について」は割愛)

(2)「室戸市立 室戸岬風景画美術館」の開館について

 観光振興策の二番目に考えるのは、これは長年にわたり続いていることですが、室戸岬に観光客をとどめる施設がただの一つもないこと。

 その変わりをしているのは、喫茶店という、如何にもさみしい現実があります。行政の施策ではなくて個人の力で支えています。観光客の道案内も細やかな歴史解説もそこに勤めている店員が行っています。そして、「この室戸岬には土産物を売っているところはないんですか」と県内外からの観光客のたび重なる声を聞くと、その店員の方がわがことのように恥ずかしい思いをしています。

 今の室戸岬は、貴重で珍しい地質という売れる財産を持っているのにPR不足によって知られていない
(※私が平成3年から地質観光=ジオパーク=に力を注げと市役所に呼びかけてきてこの平成15年になってもまだ、市長や市会議員や市職員らにその価値と重要性を知ってもらえない、そんな時代でした)、空海修行の地があっても十分に生かされていない、「景色以外に見るべきところがない」という声も多い。組織にしても、事業取り組みの方向性に疑問点が多い。そんな観光地です。これが今の室戸の、観光分野の現状です。

 そんな室戸岬をもう一度、昭和2年の室戸岬観光元年のころの賑わいにしたいと強く思っており、その手立ての一つとして、「室戸市立 室戸岬風景画美術館」の開館を提案します。その想定する建物は以前喫茶店をやっていた建物です。

 この建物の内部も外観もすべて改装します。内部はトイレをのぞいてすべて作品の展示スペースとして改装して、美術館として活用します。そこに展示するのは「室戸岬」にこだわって、油彩、日本画、水彩画に限定した室戸岬の風景がのみを展示します。素人はすぐに見栄えが良いようにと風景写真を入れたがりますが、写真は飽くまでも機械が風景を写し取っただけの媒体。ほんの一部の作家の物以外は芸術の域には達していないものです。こだわりを捨てた総花的な展示施設ではやがて人は来なくなりますので、絵画に限定、それも室戸岬周辺の風景画に限定することできっと観光客の人気を集めると考えています。

 さてそこで、その展示作品をどうやって購入するかですが、全て作家から無料で寄贈してもらいます。

 まず一番目に、この室戸岬が大好きで題材として室戸岬を描き続けてきた作家がおられますので、その画家及び県展無監査作家等に無償提供、いわゆる寄贈を呼び掛け、収集します。その呼びかけと依頼の活動、所謂、営業活動は私が行います。ただ、野放図な収蔵にならないように、最終決定の前に一応の審査を行う必要はあります。なお、寄贈依頼の方法などについては又の機会にご紹介させていただきます。

 以上が「室戸岬風景画美術館」としての中心的事業ですが、付随した事業として考えたのは、室戸市教委主催で「室戸岬風景画コンクール」を行うこと。室戸岬周辺を描いた作品募集を行い、その優秀作品、3乃至5点を1年間貸与していただき、その美術館に展示したのち、作者に返還する。そして一年後には、また新たな入賞作品が展示されるという計画も面白いと思います。

 以上、風景画美術館について、2点ほど、お伺いします。≫


 この9分ほどの質問に対する、武井市長の答弁です。

 ≪市長:室戸岬にある以前喫茶店だった建物について「風景画美術館」を解説してはどうかというご提案ですが、国定公園の中心となるのが室戸岬一帯であることから、ご提案を頂いた点を含め、その周辺の利活用について観光振興につながるように検討を行ってまいります。≫

 そして教育長の答弁です。

 ≪教育長:「室戸岬風景画コンクール」の開催についてのご提案ですが、開催事項・開催場所・予算等をどのようにするか、また、当市の観光面への効果等についても考えて対応したいと思います。≫

 最後は商工観光課長の答弁です。

 ≪観光課長:室戸岬風景画美術館の開館については、議員さんがおっしゃる通り、室戸岬には観光客がとどまる施設は必要と考えており、議員さん指摘の建物を含めた場所について、既存の観光案内所等も含め、国・県での補助金調べについて県への打診を行っております。自然公園法及び財政的事情も考慮しつつ観光振興につながる取り組みを行っていきたいと考えております。≫

 以上が、私が先日明らかにしました「室戸岬に風景画美術館を開設したい」の思いです。執行部の答弁内容は聞いただけで上っ面だけ聞こえ良くして中身がないとわかり、その後も担当課にこの提案で動きはありませんでした。思った通りでした。

 例え長い行政勤務や議会勤務の経験があったとしても、政治的素養がなくて社会的な経験もない“政治家もどき”には何を提案しても、もともとその提案された政策の周辺事情や将来的発展予測が出来ないんだから、するだけ無駄。

 何事においても素養のない人は長年にかけて人目に付かないところで弛まず行うべき努力を怠ってきた結果と言え、そういう人は何をやらせてもダメだと覚えておいてほしい。


 室戸市議会議員を8年間やってきて特に思ったが、素養のない人間には何を教えてもどんなに地域振興につながる提案をしても理解して実行に移そうとするわけはなく、こんなもの。

  

 例を挙げると、在任中、ことあるごとに室戸の市会議員各位に「こんな違法な市政運営を許すようでは情けない。本来の議員職務のあるべき姿勢を学ぶため、議員のバイブルともいえる『議員必携』を読んだほうがいい」とお教えしたが、読んで、学んで、その本の教えに従い実践した議員は、唯の一人もいない。こんな程度だから町はいつまでたっても発展せず、衰退の一途をたどっているのです。

 ジオパーク事業にしても、私が平成3年から室戸市役所と市議会に呼びかけてきても全く関心を持たなかったものが、世界のユネスコがこの事業を開始した途端に室戸市もやり始めたもの。このように一市民が数百万円を投じて提唱していることには聞く耳を持たないが、世界の大きな組織から来た地質学者や国や県から「やりましょう」と声がかかれば、簡単にホイホイと動き出す。現金なものだ。

 街の中で長い間、活性化に尽力してきた住民は嫌いだが、有名人や学者は好き。予算が欲しいから、国・県など“上”の役人の言うこともよく聞く。その人たちからの提案ならば熱心に聴き、すぐに計画を立案し、予算を用意し、実施する。提案していることは同じなのに。これが田舎の悪いクセ。

 このことから、室戸市には室戸岬の風景にこだわった作品を集めた美術館開設の構想やその構想が室戸を救うことになるとの意思を持った人はいないことは解っているから、私は他人は当てにしない。自分自身が室戸岬周辺海岸にみられる特異な形をした地質をこれからもずっと描き続け、やがてできたそれら大作ばかり100点以上を展示する、そんな美術館「谷口總一郎美術館」を自分の力で開設出来ればと考えている。

 例えそれが夢で終わっても、意欲を持つことはいいこと。「これからもずっとたくさんの室戸岬海岸の作品を描き、やがてはそれらの作品を展示した自分の美術館を持ちたい」と思いながら生きてゆこうと思っている。


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理想的な首長像(4)自治対応能力

2011-11-14 | 議会報告
 (7)危機に敏感

 自治体において、危機を感じる人というのは地域のあるべき姿やこうありたいと考える状態をよく認識しイメージを持っている人で、それに加え、敏感な人だといえる。そんな人が地域の危機を感じる。

 地域のあるべき理想像を認識し危機に対して敏感な改革派議員が、行政における不正や不公平、不公正な問題に取り組み果敢にそれに向かい追及していく行動も、その一つの例といえる。

 逆にいうと、何事にも無関心で鈍感な人には切迫感もないし、危機もない。だから、危機を察知できる人がいない地域や組織(行政・議会)では、危機は急速に進み、危機は急速に深まる。室戸市においていえば、実質的に倒産したような状態のミク社に対し行った二回で約6000万円にものぼる条例違反の赤字補てんは、一年後の同社撤退を見ても市長の状況判断のミスだったことは動かし難く、市の財政的損失を別にしても、危機に対する判断ミスであり危機を察知できず市政に危機を招いたといえる。

 事態が大きく変化し流動した途端、その無能ぶりをさらけ出してしまう首長では、地域と住民にとっては不幸というほかない。このように、危機に対処する適正な指導力の発揮は、首長の条件となる。

(8)自治体対応能力

 自治体においては、日々、首長と執行部が一緒になって部課長会などの名で各種の会議を行っている。その会議の中で協議される問題については、役所を上げてどう取り組み、どう柔軟に対応できるかが問われるが、その時、首長の資質が問われる。

「前進しなくてはならない時に立ち止まり、立ち止まらなくてはならない時に前進する」。

「決断しなくてはならない時に決断しなかったり、決断すべき時ではないのに決断する」。

「右へ行くべき時に左へ行ったり、左に行くべき時に右へ行く」。

「前方へ行くべき時に後退したり、後退すべき時に前進する」。

「法律を守るべき時に、違法を認識しながら法律に違反する」。

「部下の意見に耳を傾けるべき時にそれに耳を貸さず独断専行したり、部下の反対意見を退けてでも積極的に決断すべき時に、部下や周りの人の意見を聞きすぎて組織を停滞させる」。

 このように、リーダーとは、まず組織の中における一つ一つの出来事への対応能力が問われる。

 ≪人の上に立ち、人を束ね、向かうべき方向を指し示し、人を動かす≫

 そんな立場にあるリーダーは常に他の人たちより一歩も二歩も先んじて危機を感じ取り、迅速に対応しなければならないのに、もし鈍感で、しかも目先の安全策(ミク社が撤退した時、室戸市が温浴施設の指定管理者を新たに公募せず、市の基金などを投資して新会社を立ち上げたことも、この一つの例)しかとれず汲々としていれば、組織全体が小さく縮こまることになるし、より深刻な危機に陥ってしまう。

 首長は、行政環境が変化し事業や計画の遂行に著しく困難が生じたときには、英断を以って、被害・損害を最小限にとどめるための対策を講じることが重要。それと併せ、撤退、廃止、中止を含む政策の変更を大胆に行うことができなければならない。

 室戸市では、不当な公金の支出であるミク社への赤字補てんの対応とともに、高速バスターミナル建設は地方自治法第244条の「公に施設」に関し違法で、これも不当な公金の支出だった。これら市長の誤った判断によって市民に約6000万円という大きな「被害・損害」を拡大させたといえ、市長の責任は重大である。

 自治体が政策変更した場合、それに関係する団体や企業、また議会や市職員内で抵抗や反発も起こる。それをためらったり対応が遅れたりして、より大きな損失や事業の将来に困難を生みだすその責任は首長にあるし、首長の指導力欠如といえる。「分別」「無分別」という観点から言うと、この場合は「無分別な首長」と断言でき、地域と住民の暮らしを劣化させ地域と自治体組織を衰退に追い込むことからいうと、「人災の首長」でもある。

 唯、そんな住民に災難をもたらす首長ほど自分が「人災」であることに気づかない。この場合、地域は悲劇を生む。


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