幸せを育てる教育まんが

お子様から お年寄りまで読んでいただきたいものとして仏教書及び仏教まんがを刊行いたしております。

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お釈迦さまのご生涯

2011年06月20日 | 日記

(10)帰城・祇園精舎


お釈迦さまはわが身をさずけお育てした父王のために法を説かれることになり、
カピラ城にお帰りになられました。ブッダになってお帰りになったわが子の教えを
きく父王のよろこびはまた、ラーフラの出家という悲しみをともなうものでした。

この時カピラ城の多くの人々がお釈迦さまのお弟子になられました。その中でも
いとこにあたるアーナンダ(阿難)は出家してお釈迦さまの十弟子の中でもお釈迦
さまの教えをもっとも多く記憶していたことで有名です。

竹林精舎にお帰りになられたお釈迦さまの教えを聞いた舎衛城の長者スダッタ
(須達)が、黄金を敷きつめてまで買いとろうとしたジェータ(祇陀)太子の林苑
(祇樹給孤独園)に、立派なお寺、ジェタヴァハーラ(祇園精舎)を建ててお釈迦
さまにお捧げしました。祇園精舎とおよびするこの寺でお釈迦さまはもっとも多くの
お説法をなさっています。

お釈迦さまのお弟子はますますふえゆくばかりでございました。王族、貴族、富
豪はもとより当時のあらゆる階層の人々にもお釈迦さまのお弟子としての道は
わけへだてなく平等にひらかれていました。

お釈迦さまの教えは人類最初、最高の教えであったばかりでなく、もっとも民主
主義的な方法で教えられたことを忘れてはなりません。

次回は7月1日に掲載いたします。

                         青山書院 澤宗彦

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お釈迦さまのご生涯

2011年06月13日 | 日記

(9)竹林精舎


お釈迦さまはあの苦行の林に入られる前にかわしたビンバシャラ王との
約束をはたすためマガタ国の王都にむかわれました。その途中、多くの
弟子をもつ拝火教徒のカッサパ(迦葉)の三人兄弟がお弟子になりまし
たので、マガタ国王に教えを説かれに行く一行は大へんな数にのぼり
ました。

お説法をきいた王は生涯の念願がはたされたよろこびを記念してお釈迦
さまに竹林精舎を捧げました。

お釈迦さまがお説きになられた“あらゆるものは因縁から生ずる”との
教えを聞いてただちにお弟子になったサーリブッタ(舎利弗)とモッガ
ラーナ(目連)のお話もこの竹林精舎にお釈迦さまがとどまれたときの
ことでした。

まるでうちつづく日でりの大地をうるおすめぐみの雨のようにお釈迦
さまの教えは人々の心にしみ入りました。お弟子の数も日ましにふえて、
お釈迦さまお一人では出家得度なさることができず、ついにお弟子たち
にも三帰依の法によって出家させることをおゆるしなさいました。

これが教団のはじまりにもなるのですが、その三帰依とは、ブッダ
(仏)、ブッダの教え(法)、ブッダのお弟子(僧)の三宝におしたがい
して、さとりへの道をあゆむことです。

次回は6月20日に掲載いたします。

                         青山書院 澤宗彦

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お釈迦さまのご生涯

2011年06月01日 | 日記

(8)転法輪

もちろん、シッタルダさまがブッダになられた時の菩提樹は枯れました。
だが、そのあとにつぎつぎと植えつげられた菩提樹はダイヤモンドのように
堅固な場所という意味の金剛宝座とともに今も聖地ボードガヤーに残って
います。

───このさとり、ブッダの道をまず、あの五人の比丘(僧、修行者)に
教えよう。今はお釈迦さまとおよびしなければならないシッタルダさまは、
あの時スジャータのお供養をお受けするのを見て立ち去った五人の修行者が
いるベナレスへむかわれました。

ベナレスの鹿野園にいた彼等はお釈迦さまが来られるのを遠くから見て冷たく
あたることを申し合わせました。でも、まぢかに立たれたお釈迦さまのお姿に
はかってのあの王城でも苦行の林の中でも見受けられなかった静かで浄らかな
光がただよっていました。そして五人の比丘はおのずから衣をとり、お足を
洗い、座をととのえてお迎えしました。

『わたしは如来、ブッダである。比丘らよ、あなたたちに不死にいたる道を
とくであろう。・・・・』

このようなお言葉をもってブッダの教えは、はじめてこの世の人の耳にひび
きました。そしてまず、修行のため出家した人が避けなければならない
二つの偏(かたよ)った道を教えられました。

いやしい欲にふけるおろかな快楽のくらしと、いたずらにわが身をさいなむ
おろかな苦行の道がそれであるのです。そして、正見、正思、正語、正業、
正命、正精進、正念、正定、による正しい道、八正道を説かれました。
そして四聖諦を教え、まことの自我にめざめる道にいたれば、これより後には
他の生がない聖者になることを教えられました。

このようにして、お釈迦さまのはじめてのお説法は五人の比丘のよろこびの
うちにおこなわれました。これを、“転法輪”または“初転法輪”とおよびし
ています。


次回は6月10日に掲載いたします。

                         青山書院 澤宗彦

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